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    遊園地

    mizuka_i7

    MAIKING連休中に何を書こうかTwitterアンケした結果、「ちび唯ちゃんと常工お兄さん遊園地にいく」がトップだったので書いてみた。
    時間切れで途中だけど、書き上げるぞ〜。

    ファータの魔法で小さくなったコンミスと、常工二人のお話。
    ちび唯ちゃんは、刑部さんのことは「せいじさん」桐ケ谷先輩のことは「あきら」と呼びます。
    (口が回らず、おちゃかべさん、きいがやさんになる為)
    ちび唯ちゃんと常工お兄さん、遊園地に行く「遊園地! ついたー」
    「待ちなさい。逃げないから」
     遊園地の建物が見えた瞬間、刑部は駆けだそうとした唯の小さな手を取り、飛び出していかないように制する。
     はやく行こう、はやくはやく、と刑部の大きな手をぐいぐい引っ張り、それでも埒があかないと桐ケ谷の手も取って、入り口に引っ張っていく。
    「慌てるなって。お、賑わってな」
    「あれ あのくるくる回るの乗りたい〜」
    「メリーゴーランドだね。馬の他に……馬車の席もあるようだよ」
     外から見えるアトラクションの数々、唯が指さしながらはしゃいでいるのは煌びやかなメリーコーランド。
     楽しげな音楽に合わせ、着飾った馬や馬車が回転している。装飾も華やかで、この年頃の子供は好きそうだ。
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    ナンナル

    DOODLEメイテイ小話:餌付け

    本当は無配の1つの予定だったのですが、終わらなくて諦めたやつ。どうせなら、と書き切ろうと思って書いてたら、いつの間にか長くなっていました( 'ㅅ')おかしいな?

    多分お見舞いの後、遊園地デートより前の時間軸です〜。
    本文に繋がっているかは分かりません(ヾノ ˙¯˙)
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 小話(司side)

    バイト先に週一回来るお客様は、若手人気俳優の神代類だった。
    そんな神代さんと、偶然仲良くなってしまったオレの、ある日の話。

    ―――

    「天馬くん、こんにちは」
    「いらっしゃいませ、神代さん」

    扉を開ける鐘の音を店内に響かせて、見慣れたその人が入ってきた。帽子を目深に被って、ガラスの厚い眼鏡をしたその人は、カウンターの前まで来るとふわりと笑ってくれる。
    人気俳優の神代類さん、その人である。

    「今日も元気だね」
    「ありがとうございます!」
    「ふふ、店員らしくていいね」

    お互いに名前を呼び合う仲だ。それに、連絡先も交換した。文化祭で劇をやるのだと言った時、快く指導も引き受けてくれた。そんな優しいお客さんだ。この週一回バイト先で神代さんに会うのが、オレの楽しみの一つでもある。
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    ナンナル

    DOODLEお弁当屋のバイトさんは俳優さんと勉強する。

    遊園地デートはもう一回書いたので、次の話は終わった後から書くべきなのではないだろうか…( 'ㅅ')
    とんとんとんと終わりまで書きたいのに、次から次に間にイレギュラーな展開入ってきて終わらない。お前ら一回落ち着けっ!っていつも言ってるのになんでわちゃちゃーってするのだろう…? お願いだから早く卒業して付き合って下さい、いつまで経っても終わらん。
    メインディッシュは俳優さん以外テイクアウト不可能です!× 26(司side)

    「えむ、すまなかったっ!」
    「大丈夫!お客さん少なくて、あたし一人でも全然平気だったよ!」
    「本当にすまん」

    ぱちん、と手を合わせて頭を下げると、えむはいつものようににこにこと笑ってくれた。神代さんが熱を出したと聞いて、家を飛び出したのが金曜日。翌日の土曜日はバイトが入っていたのだが、神代さんを放っておけず休みの連絡をさせてもらった。えむにしっかり事情を伝えたら、えむから二人に話をつけてくれたらしい。当日の連絡にも関わらず、快く休ませてくれた。そのお陰で、神代さんの傍にいられたのだが…。

    「それより、司くんの特別のお客さん、大丈夫?」
    「あぁ、昨日には熱もしっかり下がっていたからな」
    「そっか!それなら良かったね!」
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    michiru_wr110

    PASTanzr
    初出2022.8.28.
    イベストバレ有(遊園地の怪人+ハイサマーロマンス)
    どうかしている。君も俺も(夏メイ) 夏井流星はけたたましい音を立てながらスマホを伏せた。
     液晶ディスプレイに表示された画像の正体に気づいたからである。

    (…………何なの)

     いつもより比較的静けさ漂う特対内。スマホを叩きつけた勢いで右手が僅かに痺れたまま、夏井は自席のデスクに勢いよく突っ伏す。一連の動作に、休日出勤中の他数名の課員たちは遠巻きに夏井の様子を伺うばかりだ。

     瞼の裏に過ぎるのは、後輩である秋元からFINEに送信された1枚の画像。青い空と透き通るほど眩しい海を背景に寛ぐ七篠メイの写真である。
     海の家らしいチープなつくりのテーブルの上には鮮やかな色味のスムージーが入ったグラスがいくつも乗っており、七篠はそのうちのひとつを口にしながら僅かに目を見開いていた。秋元は「個人的な用件」で春野と行動を共にしていたはずだったが、何がどうしてこうなったのか現時点では予想もつかない。それに、不意打ちの如く無防備な姿を撮られている七篠も七篠だ。身にまとう眩しい色味のチューブトップは七篠の肌の白さを殊更に強調している。しかもわき腹の辺りにはうっすらと不自然な翳りがあり、見方によっては影のようにも古傷や火傷の跡のようにも受け取れる。羽織るものを何も身につけていない点も相まって、夏井の平常心はすっかり隅に追いやられてしまっている最中だった。
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