魔道祖師
amaneazumaa
PROGRESS少年双傑話の続き。少年時代の二人は地元じゃ負け知らずの悪童だと滅茶滅茶思っている。
責任感もまだあんまり無くて結丹したばかりで毎日が楽しくてしゃあない、眩いばかりの黄金時代をこの話は夢見てます。
ともしびを手に 4安慶に向かうべく結託をした二人は、段取りを詰めながら機会を待った。そして二ヶ月が過ぎた頃、江楓眠が清談会で不在の間に夜狩に出ることになった。
夜狩を願い出たのは雲夢の西に存在する木蘭山、その麓にある荘からであった。
山に住まう妖怪が、麓の荘まで降りてきて悪さをするので退治に赴いて欲しいと訴え出る話を江澄は聞きつけると、魏無羨と共に虞紫鳶へと妖怪退治に名乗りを上げた。
腕を上げたいと願い出る二人に虞紫鳶は、二十人の門弟を付けるならばと許可を与えた。
そして江澄が門弟を引き連れる形で蓮花塢を出発した一行は、日がある内に木欄山に到着すると、その日のうちに妖怪は見事退治されたのである。
だがその日のうちと言っても、退治を終えたのは夜もすっかり更けた刻限だ。蓮花塢に戻るのは翌日となり、その日は木欄山の荘に宿を取ることになった。
3139夜狩を願い出たのは雲夢の西に存在する木蘭山、その麓にある荘からであった。
山に住まう妖怪が、麓の荘まで降りてきて悪さをするので退治に赴いて欲しいと訴え出る話を江澄は聞きつけると、魏無羨と共に虞紫鳶へと妖怪退治に名乗りを上げた。
腕を上げたいと願い出る二人に虞紫鳶は、二十人の門弟を付けるならばと許可を与えた。
そして江澄が門弟を引き連れる形で蓮花塢を出発した一行は、日がある内に木欄山に到着すると、その日のうちに妖怪は見事退治されたのである。
だがその日のうちと言っても、退治を終えたのは夜もすっかり更けた刻限だ。蓮花塢に戻るのは翌日となり、その日は木欄山の荘に宿を取ることになった。
紫雨(shigure)
MOURNING「明日は君の隣で」忘羨の現代AUで、2人とも大学生という設定です。
女装して街へ繰り出した魏嬰が、藍湛をナンパして男だという事を隠してデートするお話。
もとは前々回のワンライ(お題「誤解」)に合わせて書くつもりだったのに、まったく収まらず…!
明日は君の隣で 廃屋の朽ちた扉に手をかけて中に入ると、左奥の物陰からゆらりと歪な動きの人影が飛び出し、こちらへ近づいてくる。――――――彷屍だ。
魏無羨は、手にした銃の照準を彷屍の頭蓋に合わせると、数回トリガーを引く。彷屍はあえなく崩れ落ちるが、その後ろからも、二体の彷屍が続いて姿を現した。魏無羨は慌てる様子もなく次の彷屍に銃口を向ける。
「お兄さん! 次、右手前から飛び出してくるからお願い!」
「うん、わかった」
呼びかけに応えた藍忘機は、自身の持つ銃を右手前に向け、彷屍が下部から頭を出した瞬間にその頭を撃ち抜くと、そのまま魏無羨に加勢して、襲い来る彷屍にとどめを刺した。
「お兄さんさすが! かっこいい!」
ここでゲーム画面が切り替わる関係で、少しのインターバルがあることを知っている魏無羨は、ここぞとばかりにはしゃいで、藍忘機を持ち上げつつ―――――その内心では、おかしな事になったな、と愉快に思う気持ちと、困惑する気持ちとがせめぎ合っていた。
5459魏無羨は、手にした銃の照準を彷屍の頭蓋に合わせると、数回トリガーを引く。彷屍はあえなく崩れ落ちるが、その後ろからも、二体の彷屍が続いて姿を現した。魏無羨は慌てる様子もなく次の彷屍に銃口を向ける。
「お兄さん! 次、右手前から飛び出してくるからお願い!」
「うん、わかった」
呼びかけに応えた藍忘機は、自身の持つ銃を右手前に向け、彷屍が下部から頭を出した瞬間にその頭を撃ち抜くと、そのまま魏無羨に加勢して、襲い来る彷屍にとどめを刺した。
「お兄さんさすが! かっこいい!」
ここでゲーム画面が切り替わる関係で、少しのインターバルがあることを知っている魏無羨は、ここぞとばかりにはしゃいで、藍忘機を持ち上げつつ―――――その内心では、おかしな事になったな、と愉快に思う気持ちと、困惑する気持ちとがせめぎ合っていた。
羽神弓槻
PROGRESS魔道祖師の忘羨小説。何か夷陵老祖モードがうまくいかないなぁ。
ワンドロネタ用なのだが果たして最後まで書けて間に合うのか。
間に合わなかったら普通に支部に上げようとおもいます・・頑張ります。
「 銘心鏤骨 「 銘心鏤骨 」
気をつけていた、この体は以前の俺とはまるで別物のだから、もろすぎるから気をつけていた・・だが慣れとは
恐ろしいと今痛感した・・・油断はしていなかった。
『以前の俺なら簡単に両方守れると』
夜狩り中の些細な連携ミスで新人の一人がやられそうになり無意識に飛び出していた。
そう以前の魏 無羨なら余裕で新人も自分自身を守ってそして敵も倒していただろう。
だが今はそれが出来ない今は敵の動きを一時的に封じて「今だ、みんなのところまで下がれ」
慌てて新人が蒼い顔で下がっていく魏嬰は笛を敵に向けて動きを止めるが長くは持たない。
「ら・・含光君頼む」と言葉を発する前に敵が粉砕した。
流石藍湛助かる・・昔からここぞという処で助けてくれる、それを期待していた自分がいたことを再確認する。
1044気をつけていた、この体は以前の俺とはまるで別物のだから、もろすぎるから気をつけていた・・だが慣れとは
恐ろしいと今痛感した・・・油断はしていなかった。
『以前の俺なら簡単に両方守れると』
夜狩り中の些細な連携ミスで新人の一人がやられそうになり無意識に飛び出していた。
そう以前の魏 無羨なら余裕で新人も自分自身を守ってそして敵も倒していただろう。
だが今はそれが出来ない今は敵の動きを一時的に封じて「今だ、みんなのところまで下がれ」
慌てて新人が蒼い顔で下がっていく魏嬰は笛を敵に向けて動きを止めるが長くは持たない。
「ら・・含光君頼む」と言葉を発する前に敵が粉砕した。
流石藍湛助かる・・昔からここぞという処で助けてくれる、それを期待していた自分がいたことを再確認する。
amaneazumaa
PROGRESSちょっと出来たので上げ。まだ起なのと子ども双傑をわちゃわちゃさせてるのが楽しいのとで話は進まない。しかしこれは子ども双傑の話なのでヨシ。江おじさんも出てきますが、口調がいまいち分からないのでブレてる気がしてならない。
話題に出てくる少年神は哪吒。
ともしびを手に 2ならば早速ということで、昼餉で同じ卓についた江楓眠に江厭離が願い出ると、彼は鷹揚に頷いて宝物庫に入る許可を三人に与えた。
こうもすんなりと許可が与えられたのは、今日は朝からの用事があり、虞紫鳶が不在であった事がもっともの幸運だろう。
急ぎの仕事は無いからと江楓眠自身も三人に付き合い、四人は揃って宝物庫へと向かう。
江厭離が告げたとおり、外廷と内廷の境には宝物庫が一つあった。
法器を収める重要な倉なのになぜこんな場所にと魏無羨が問うと、怪異には法器が関わっていることが少なからずあり、この宝物庫はそうして押収した法器の中で、危険度が低い品の保管庫も兼ねていると江楓眠は応えた。
「最近は法器や呪符に随分と熱心だと聞いているから、ここの中の品なら持ち出してやれる物があるよ」
2933こうもすんなりと許可が与えられたのは、今日は朝からの用事があり、虞紫鳶が不在であった事がもっともの幸運だろう。
急ぎの仕事は無いからと江楓眠自身も三人に付き合い、四人は揃って宝物庫へと向かう。
江厭離が告げたとおり、外廷と内廷の境には宝物庫が一つあった。
法器を収める重要な倉なのになぜこんな場所にと魏無羨が問うと、怪異には法器が関わっていることが少なからずあり、この宝物庫はそうして押収した法器の中で、危険度が低い品の保管庫も兼ねていると江楓眠は応えた。
「最近は法器や呪符に随分と熱心だと聞いているから、ここの中の品なら持ち出してやれる物があるよ」
名塚@natsuka0331
DOODLE彼中衣を着たうえ藍湛さんに足チラする魏嬰くんです(このくらいのやんわりえち絵を上げるアカウント作ったのでもし気が向いたらフォロー…お待ちしてます…🙇⤵ こっちにも普通に上げるのでマジで気が向いたら…)(@natsuka0331mdzsです)amaneazumaa
PROGRESS双傑子ども時代のネタが降ってきたので書き始めたけども、プロットを最後まで書いたら結構満足してしまい、テンションを上げるべく進捗を上げ。まだ起承転結の起の途中という状況。わちゃくちゃしてる双傑が大好きだという感情がにじみ出て仕方ない。江澄と魏無羨がまだ無謀で無邪気で居られた頃の話。
ともしびを手に 1午前の最後にある座学の途中で、教育係が資料を探しに行くといって部屋から出て行った瞬間、魏無羨は目の前に広げられた教則本を机の脇に追いやると、懐から厚い紙束を取り出して座学とは全く関係の無い書き付けを始めた。
教育係が口を酸っぱくして姿勢を正しくしろと言っても、集中するとつい姿勢が前屈みになってしまう。高い位置で結ばれた一つ結びから髪が頬に落ち掛かるのを払うと、輪郭がまだ子ども特有のまろみを帯びた少年の横顔が現れる。魏無羨は大きな瞳を輝かせながら、紙束に猛然と書き付けていく。
「今度は何を作るつもりだ魏無羨」
一応は真面目に授業を受けていたが、内容は退屈極まりない教則本だったので、隣に座っていた江澄は好奇心のまま、書き付けを覗き込みながら魏無羨に訊ねかけた。
3689教育係が口を酸っぱくして姿勢を正しくしろと言っても、集中するとつい姿勢が前屈みになってしまう。高い位置で結ばれた一つ結びから髪が頬に落ち掛かるのを払うと、輪郭がまだ子ども特有のまろみを帯びた少年の横顔が現れる。魏無羨は大きな瞳を輝かせながら、紙束に猛然と書き付けていく。
「今度は何を作るつもりだ魏無羨」
一応は真面目に授業を受けていたが、内容は退屈極まりない教則本だったので、隣に座っていた江澄は好奇心のまま、書き付けを覗き込みながら魏無羨に訊ねかけた。
紫雨(shigure)
DONE本編終了後、しばらく経ってからの甥(金凌)と叔父(江澄)の話です。恋の前に、愛がある二人。一部ネタバレがあるためご注意ください。
その先の二人の話「叔父上!」
金鱗台での清談会が終わり、暇乞いを告げにきた江澄の姿を認めた金凌は、屈託のない笑みで叔父に手を振った。
いつの間にか江澄の背丈に追いついた金凌は、かつての美少女めいた容貌を脱ぎ去り、すっきりとした目鼻立ちの好青年となっていた。我が儘な小暴君らしさはすっかり鳴りを潜め、まるで人懐こい大型犬のようだ。
金氏らしく華やかな、しかし相応の威厳を感じさせる衣装を身に纏った甥の幼い仕草に、江澄は深く眉間に皺を寄せた。
(怒られる!)
雷を落とす予兆を見せた江澄に、金凌はギクリと身を固くした。
しかし、いつもであれば即座に落とされる叱声が続けられることはなく、代わりに江澄は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた後に、恭しく金凌に対して拱手した。
1869金鱗台での清談会が終わり、暇乞いを告げにきた江澄の姿を認めた金凌は、屈託のない笑みで叔父に手を振った。
いつの間にか江澄の背丈に追いついた金凌は、かつての美少女めいた容貌を脱ぎ去り、すっきりとした目鼻立ちの好青年となっていた。我が儘な小暴君らしさはすっかり鳴りを潜め、まるで人懐こい大型犬のようだ。
金氏らしく華やかな、しかし相応の威厳を感じさせる衣装を身に纏った甥の幼い仕草に、江澄は深く眉間に皺を寄せた。
(怒られる!)
雷を落とす予兆を見せた江澄に、金凌はギクリと身を固くした。
しかし、いつもであれば即座に落とされる叱声が続けられることはなく、代わりに江澄は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた後に、恭しく金凌に対して拱手した。
ひかる*mdzs垢
DONE結婚ネタです同性婚は特別じゃない世界線、と思って頂けたら🙏💦
水無月の夜「藍湛…!早くしないと仕事遅れるぞー!」
「うん」
カーテンが開いた窓からは朝の日差しが溢れ部屋の中を照らしていた。
パタパタと忙しなく動き回りながら支度を進める1人の青年。
藍湛と呼ばれた青年は対照的に落ち着いた面持ちで支度をしていた。
忙しなく動いていた青年は、自分だけ慌てているのが気に入らなくて小言を漏らしてみる。
「お前が早く寝かせてくれればこんなにバタバタしなくて済んでるんだぞ」
「うん」
「うん。じゃないって!少しは悪いと思ってるのか?」
「…魏嬰こそ、乗り気だった」
その一言で昨夜のことを思い出した魏嬰の顔は、かぁーっと赤くなる。
「っ…!うるさい…!!」
目の前にあったティッシュの箱を藍湛に向かって投げるも涼しい顔でするりと交わされやり場のない気持ちが更に膨らんだだけだった。
5551「うん」
カーテンが開いた窓からは朝の日差しが溢れ部屋の中を照らしていた。
パタパタと忙しなく動き回りながら支度を進める1人の青年。
藍湛と呼ばれた青年は対照的に落ち着いた面持ちで支度をしていた。
忙しなく動いていた青年は、自分だけ慌てているのが気に入らなくて小言を漏らしてみる。
「お前が早く寝かせてくれればこんなにバタバタしなくて済んでるんだぞ」
「うん」
「うん。じゃないって!少しは悪いと思ってるのか?」
「…魏嬰こそ、乗り気だった」
その一言で昨夜のことを思い出した魏嬰の顔は、かぁーっと赤くなる。
「っ…!うるさい…!!」
目の前にあったティッシュの箱を藍湛に向かって投げるも涼しい顔でするりと交わされやり場のない気持ちが更に膨らんだだけだった。
ニノ式 啓水
DOODLEお題「結婚」 #忘羨ワンドロワンライ忘羨ワンドロに初トライでう。これだけでも結構時間オーバーしちゃったけど_(┐「ε:)_
時間ある時にちょっとずつちゃんと塗ってくので許してください(