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    Umekopyon

    DONE☀🐉ハリポタパロ3弾を和訳してみた!

    結構長いから2つに分けて、とりあえず前半上げようっと~

    またまた書き慣れてないキャラが…

    ※77期生=5年生の時点

    続きは後日に!
    ハッフルパフ寮生に恋するべき理由(1/2)「守護霊をうまく作り出せる魔法使いは、ほとんどいないと分かっているのだろう」

     またしても弱々しい銀の糸が無に帰すのを見ながら、ムナカタ・キョウスケは思慮深く杖を叩いた。

    「そのスリザリン寮生らしい粘り強さには感心するが、もっと別のところに応用できないのか?数ヶ月後にはO・W・L試験も控えている。なぜ、この呪文にこだわるのか理解できない」

     ハジメは無視して、姿勢を正した。それでいいんだ。ムナカタは理解する必要はない。

     深呼吸して、イライラを押し殺し、明るい感情に集中するよう努めた。

    「エクスペクト・パトローナム!」

    ―――――

     2月のホグズミード訪問の朝は、ふわふわとした白い新雪の絨毯が敷き詰められ、敷地内を見渡す限り穏やかな景色が広がっていた。しかし、その静けさは欺瞞に満ちていた。雪で隠れていた歩道は氷で覆われ、その上、足元は圧雪された。絵に描いたような景色とはいえ、村へ向かう生徒たちにとっては危険な道となった。
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    Umekopyon

    DONE自己満の☀🐉ハリポタパロ(1弾)を和訳してみた!!

    77期生=ホグワーツ三年の時点になります

    ⚠日本語版ハリポタは詳しくありません(一応kindleで全巻を借りてみたけどちゃんと読む余裕がありません…)
    ⚠マホウトコロという学校の名前が好きじゃないからホグワーツにしました
    ⚠日本ではないため基本はみんな名前呼びになります
    ⚠(日系)イギリス人の設定なので名前は全部カタカナにしました
    名付けようのない時間の場所に「必要の部屋」は、かつては極秘にされた秘密だった。たしかに、魔法省やホグワーツの教職員は、今でもそのように保とうとしている。最も詳しい歴史書でさえ、ダンブルドア軍団が「とある秘密の場所」で会合を開くことや、レイブンクローの髪飾りが「ホグワーツにうまく隠されていた」としか書いていない。しかし、口コミというのは強力なもので、特に10代の若者の間ではそうなのだ。ホグワーツの戦いから10年以上経った時点で、「必要の部屋」の存在はホグワーツの生徒たちにとって、「暴れ柳」と同じくらい有名になるほどに伝えられている。

     つまり、ハジメが利用しようとすると、ほとんど常に使用中の状態なのだ。最初は、あまりに軽薄な理由で使おうとしているのかと思った。監督生たちは、本当に精神が崩壊しそうな時以外は、授業をサボろうとする生徒には見せないと注意していたし、ハジメはずる休みしようとは思っていなかったが、特に悪い精神状態でもなかった。少しストレスが溜まっていただけなんだ。
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    seiu_oysm

    DONE⚠️同棲、生理ネタ
    元ツイ→ https://twitter.com/seiu_oysm/status/1620381165306929154?s=46&t=Cg77aTA055xNKCE-khX_Yg
    やらかしたなぁって思ってたら萩原さんが優しくしてくれた話研二と同棲を始めて少し経った頃、腹痛で目を覚ませば下腹部に感じる違和感に嫌な予感を感じつつ、隣で眠る彼を起こさないようにそっとベッドを抜け出した。お手洗いで下着を見ると嫌な予感は的中。べっとりと広がった赤いシミにため息が出る。もうすぐだとは思っていたが油断していた。幸いシミは下着だけで収まっていて、ベッドにまでは至っていないだろう。
    とりあえず着替えて、汚れた下着を洗わねばと洗面所で水を流す。朝早く汚れた下着を洗うというのは心が不安定になる時期でもあるせいかなんともいえない悲しみを感じる。しかも、今は一人暮らしではなく家には彼もいる。
    「おはよ」
    「ひっ、あ、お、おはよう」
    早く片付けてしまおうと思った矢先、彼の声にびくりと肩が跳ねた。咄嗟に振り返り、後ろ手に下着を隠すと彼はどうした?と不思議そうに首を傾げる。なんでもないと答えれば彼の視線は私よりも後ろへと向いた。そう、洗面所には鏡があることを失念していた。見られたと思うとどうしたらいいのか分からなくて、じわりと瞳が濡れる。すると彼は優しく笑ってそっと私の頭を撫でた。
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    DONEブラアキ。ワンライお題77回:鍵(@brak_60min )
    3年後研修チームが解散してから数ヶ月後の話。
    捏造配属設定ありです。
     時計を見れば、約束の時間は三十分も過ぎている。ブラッドは、ストリート・ベンダーを視界に捉えると、二ドルを渡して珈琲とベーグルを受け取った。足早に向かいながらベーグルを齧れば少し冷めていて、もったりとしたクリームチーズとパサついたトマトに眉を顰めたが、味わうための食事ではないと妥協し、珈琲で無理矢理流し込む。時間に追われながら摂る食事は久しぶりだった。懐かしい感覚に、そういえば先日までは同室者のプロテインバーを拝借していたのだったと思い出す。
     辿り着いたミリオンパークは早朝ともあって人気は少ない。朝陽の昇りきっていない空。雲のせいでぼやけた視界をブラッドは見回して、探している人物がいないことを確認すると肩を落とした。彼にとって、今日の時間は有限だ。何故、こんな日に限ってアラームが鳴らなかったのか。いや、悪いのは深夜まで仕事をしていた自分である。次に会った時、どう詫びを入れるか考えていると、突然視界が暗くなった。覚えのある手のひらの感触に、すぐ誰か理解して振り返る。反応が面白かったのか、赤い髪を揺らしながらアキラは笑った。
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