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    愛し

    auuauumu

    DONE暗くて重い、全員不幸になる話です。捏造たっぷり特盛。キスの話の続き。
    【あらすじ】精神魔法の事故で奥様の幻覚を見たグリュック様が、マハトに妻の愛し方(溺愛系)を見せてしまう。自分だけの大切な宝物にしていた思い出をマハトが無遠慮に暴き立て、それにグリュック様が本気で怒り、マハトとの決裂を宣言する。
    つもりが~!!一緒に堕ちるつもり満々の!無自覚依存話です!
    愛しい影【決裂に向かうバッドエンドマハグリュです。暗い話好きな人どうぞ】

    それは事故だった。
     視察中、精神解析の魔法が誤作動を起こしグリュックに直撃した。解除自体は外部の精神魔法の専門家がほどなく対応できるとのことだったが、人類に伝播する可能性があるため、到着まではグリュックを安全のため隔離することになった。

    「私は魔族です。精神の在り方が違いますので影響は受けないでしょう。」
    マハトは見守り役を買って出た。領主に忠実な僕で、魔力も力も強いマハトはまさに適任、領主と2人きりになることすら、誰からも警戒されない。

     静まり返った部屋の中で、グリュックの独り言や空笑の声だけが響いている。
    (確かに異様だ。)
     どうやらグリュックは、その短い人生を追体験させられているようだ。幸せそうに微笑んだかとおもえば、両手で顔を覆い涙をこぼし、静かに怒り、その表情はくるくると変化する。
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    うきご

    DONEあつ。(@atu_pkpkn)様の素敵ネタをお借りした短編小説です。
    甘🍎と虐🎸の邂逅。

    甘🍎は甘🍎なので甘🎸のことめっちゃ好きだし、同じ虐🎸のことも愛し〜って感じです

    快くネタをお貸しいただいたあつさん、本当にありがとうございました!😭
    邂逅 朝の気配に目を覚ます。靄のかかった頭がまだ眠っていたいと瞼をおろすが、今日は朝食にパンケーキを焼いてやる約束だ。約束を破ると拗ねた小鳥のご機嫌取りに丸一日を費やす必要があるし、何より私自身が恋人を──アダムをがっかりさせるようなことはしたくなかった。
     大きなあくびをひとつして起き上がると、隣ではアダムが寝息を立てている。しかし、いつもより顔色が悪い。体調が悪いのだろうか?その場合、パンケーキを食べさせるのは避けた方がいいだろう。起きるには少し早いが、確認のためにアダムの肩を揺すって起こしてやる。
    「おはよう、アダム」
    「……?」
     いつもなら何回か瞬きをしたあと、笑っておはようと返してくれるアダムだが、今日は何故か混乱したようにあたりを見回して、何度も私の顔を確認しては言葉にもならない音を零していた。不審に思って声をかけようとすると、それを遮るようにヒステリックな声が飛び出す。
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