Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    Rahen_0323

    DOODLEヒスイ入りしてヌルッと帰ってきたカキツバタその2です。別にシリーズ化するつもりは無かったけど書きたいので書いた。続きを出すかは分からないです。
    怪我や体調不良の表現があります。カキツバタが中々メンタルブレイクな目に遭ってたりします。なんでも許せる方向け。結局皆不憫だな……幸せになるんじゃなかったのかよってね……
    置き去った男 2俺達は号泣して騒ぐハルトとハッサクさんをなんとか宥めて、落ち着いた頃にオモダカさんが咳払いをした。
    「それで、カキツバタさん」
    「あ、このまま話す感じ?いいけど」
    落ち着いた、とは言うがハルトはぎゅうぎゅうカキツバタにしがみついている。しかしどの道暫くはこのままだろうと我らがトップは開口した。
    「後々チリやアオキが国際警察と共に聴取に伺いますが」
    「おーおーデカく出たねぃ。そんな大事になってんのか。まあ音信不通行方不明で七年だもんなあ」
    「大事、どころか」
    「カキツバタさん、えと、言いづらいけどもうとっくに死亡届け出されてて」
    「へえーオイラ死んだのか。ウケる」
    「「「かっる」」」
    「死んだっていうか死んだことになってただけですよ!!ツバっさん生きてるでしょ!!生きて!!!」
    5320

    パイプ

    PROGRESSお久しぶりです。
    久しぶりすぎてこの世界観に帰ってこれてないかもしれない...
    今回、一旦最終章となります。
    生きる時間の違う九尾と人の子は果たして同じ時間を同じ気持ちで生きていくことはできるのでしょうか?
    九尾の日和と人の子ジュン「燐音先輩。」
    「きゃはは!どうしたァ?ジュンジュンちゃんよお。そんなマジな顔しちまって。遂に俺っちにホレちまった?」
    「人の子って大人になっても変化していくもんですよね?」
    「は?」

    日和が会合とやらで出掛けていると風たちが噂しているのを聞き付けた燐音がジュンで遊んでやろうとこの家に遊びに来たのが凡そ一時間前。ところが今日のジュンはどこか浮かない顔をしていて、いつもならやれやれと言う顔をしながらも燐音の悪戯や遊びに付き合うジュンだが今日はそれさえもなく、やっと口を開いたかと思いきや先の一言だ。

    「ナニそんな当たり前のこと聞いてンだ?成長して老化して死んでいくっしょ?ニンゲンなんてモンはよォ?」
    その当たり前さえコイツは知らないままここに来たんだっけかと燐音が思い直しているとジュンは「そっすよね」と知っていたような口ぶりで返して視線を完全に窓の外へとやってしまった。
    3209