Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    パンク

    nayutanl

    MOURNINGけだふれで出そうと思ってた本だか展示だかネップリだかのために書いてたけど手が回らず埋もれてたのをサルベージしてきました。
    診断メーカーのを書いたものです。

    以下結果↓
    今日のカインとアーサー
    ゲームセンターに行ってみる。ふかふかの食パンクッションふたつが1000円でとれた。ラッキー!帰ったら二人でサンドイッチになる。
    今日のカイアサ《フォ学 #1》 学校帰りにふらっと寄った複合商業施設内のゲームコーナーをみていると、気になるUFOキャッチャーの台を見つけた。
    「助けてください……発注ロットを間違えました?」
    「すごくたくさんあるってことだな」
     張り紙のされた台の前で、アーサーとカインは立ち止まり中を見ていた。よくあるタイプの台だが中にはカプセルが入っていて、落とすことができたら係の者に渡すと景品がもらえるらしい。しかし張り紙に書いてある通り担当の者がいわゆる発注ミスをして在庫過多になっているため、通常より取りやすい形で提供しているとのことだった。
    「景品は、食パンのクッションだそうだ」
    「面白いな! やってみるか」
     台を飾っているポップを興味深そうに見ているアーサーの横で、カインは丁度財布の中に入っていた500円玉を投入した。500円玉を入れると、100円で一回のところ6回遊べるのである。
    1209

    lychee_lulled

    DONEValkyrie版深夜の一本勝負
    第43回「スチームパンク」
    オートマタは喝采のステージの夢を見るか?



     おれ、あの人に組み立ててもらったオートマタなんよ。右の目と左の目にそれぞれアンバーとラピスラズリを入れてもらって、色違いの瞳で世界を見てる。人間のみんなは毎日いろんな難しいこと考えながら生きてて大変そうやんな。おれは、あの人に教わったことを教わった通りにやるだけ。失敗作やからそれしかできひんの。そういう訳やから、みんなおれのいう通りに着いてきたってな。万が一道に迷って秘密の部屋に辿り着いてしまったら、どうなってしまうか誰にもわからんからね。


     今日も博物館は盛況やった。朝昼二回の観覧ツアーは満員御礼。紳士淑女の皆様は展示物に興味津々、ついでにおれの精巧さにも驚いてはった。まじまじと目をみられたり、お触り厳禁や言うてるのに人間と変わりないねっていっておれに触ろうとするお客さまがいるのはちょっと嫌やけど、そうされるくらいにみんながおれという機械人形を、つまりはあの人の生み出した作品を賞賛しているということやから、それがおれには嬉しい。今日の観覧ツアーの最後で行ったちょっとしたショウ。あの人と一緒に、一曲だけ歌って踊った時、あの人だけでな 1906

    snhk2501

    MEMO大爽さんと无限で怪文書。
    ちょっとサイバーパンクかも。
    衆生之門の読解がいい加減なまんま書いてます。
    无限が過去に妻子いたよ設定を使用してる(まあいつものアレですが)のでご注意を。
    Flashback memory plug


     バイザーを付け、大爽は衆生之門のテストデータの海へと潜った。妖精界のネットを介し広がるその海は、本来なら制御された中で一定の安全性を保っているはずである。が、テストプレイ中に大規模なシステム異常が発生していた。大爽が衆生之門のデータに潜るのは霊渓の卡里館長に頼まれての調査バイトであった。

     覚えのある強い気配に、大爽はデータを確認する。
    「无限……?」
    ──あんたまで捕われてたのかよ。
     テストプレイ中のプレイヤーが何名か、ログアウトしないまま昏睡状態になっているのは情報として知っていたが、その中に无限が入っているとは知らなかった。大爽は、无限の見ている幻影のフィールドの中に入った。
     四合院の一角と思しき部屋の中、无限がやや不器用に赤子を抱いていた。傍らの寝台に横たわる、やや髪の乱れた女性がふたりを微笑ましげに眺めている。无限は涙ぐみながらも、腕の中に収まった赤子を愛おしげに見つめていた。
    ──それが、あんたのとらわれていたい、もどりたい、過去〈ゆめ〉か。
     感動的なシーンで何よりだが、このままにしておくわけにはいかない。
    「无限、 1945