童話
kohiruno
TRAININGここ数日拝見した橙×日本文学に心揺さぶられたので、昭和初期の童話風に書いた、幼い勇者とその金色の友達の出会いと別れ。冒頭だけ新美南吉リスペクトした昭和の童話の文体パロディです。勢いで書いたので、何でも許せる方向け。
※原作ネタバレがあります。
金のしずく これは、私が小さいときに、城の大魔道士のおじいさんから聞いたお話です。
この国のちかくの海岸から船を出した、ずっとずっと南にいったところに魔物たちがすむ、小さな島があります。
むかし、ふしぎなしずくが空からその島にこぼれ落ちました。それは水でも石でもない、誰も見たことがない形のないすがたをしておりました。
それを草のしげみのなかから、はじめてみつけたのは、小さな男の子でした。
「ぼくと、ともだちになってよ」
その日から、ふしぎなしずくはぴかぴかと金いろにかがやき、体はやわらかなおもちのようなめずらしい金属となり、男の子と一緒にどこにでも行けるよううつくしい翼がはえました。
朝に夕に、しずくはぴぃぴぃと鳴き、男の子と野や山をあちらこちらと飛び回ります。
1089この国のちかくの海岸から船を出した、ずっとずっと南にいったところに魔物たちがすむ、小さな島があります。
むかし、ふしぎなしずくが空からその島にこぼれ落ちました。それは水でも石でもない、誰も見たことがない形のないすがたをしておりました。
それを草のしげみのなかから、はじめてみつけたのは、小さな男の子でした。
「ぼくと、ともだちになってよ」
その日から、ふしぎなしずくはぴかぴかと金いろにかがやき、体はやわらかなおもちのようなめずらしい金属となり、男の子と一緒にどこにでも行けるよううつくしい翼がはえました。
朝に夕に、しずくはぴぃぴぃと鳴き、男の子と野や山をあちらこちらと飛び回ります。
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DONEせやろか☆
せやったかも…❗
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DONEあんなあんなっ☆
どうしたのかな…❓
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DONE超吉やで!☆
おみくじはどうでしたか?✨
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えんがわ
MOURNINGオカ窓のツイちゃんでボツになったハゼ先輩による童話説明ボツになった説明ハゼ
補足!!
『灰かぶり姫』
何種類かパターンがあるんだけど監督生が言ってるのはその中の一つ
主人公に代わって王子と結婚しようとする姉たちが鳥にズルを暴かれるシーンのとこだね!
詳しくはグロ注意だよ!!
自分の足削いだり、目ん玉くり抜かれたりしてるからね!!
こっちにもだいぶマイルドな似た話があったっけ
ビビデバビデブーは起きないよ
『さるかに合戦』
サルとカニの戦いにみせかけて内容は子ガニが母親の仇を取るために集団リンチを仕掛ける話
木から悪さするくだりは子ガニの母親がサルに木から柿を投げつけられて殺されるところだね
子ガニの役に立たないであろう仲間たちを上手く使うところが見ものだよ!
俺は臼だけで済んだんじゃないかってずっと思ってる
1808補足!!
『灰かぶり姫』
何種類かパターンがあるんだけど監督生が言ってるのはその中の一つ
主人公に代わって王子と結婚しようとする姉たちが鳥にズルを暴かれるシーンのとこだね!
詳しくはグロ注意だよ!!
自分の足削いだり、目ん玉くり抜かれたりしてるからね!!
こっちにもだいぶマイルドな似た話があったっけ
ビビデバビデブーは起きないよ
『さるかに合戦』
サルとカニの戦いにみせかけて内容は子ガニが母親の仇を取るために集団リンチを仕掛ける話
木から悪さするくだりは子ガニの母親がサルに木から柿を投げつけられて殺されるところだね
子ガニの役に立たないであろう仲間たちを上手く使うところが見ものだよ!
俺は臼だけで済んだんじゃないかってずっと思ってる
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INFO関西コミティア63、スペースいただきました。2022/1/23(日)
インテックス大阪 5号館Aゾーン
SweetItem(J-12)
詳細は順次Web等でお知らせしますね。
2022/01/20 追記
参加見送りとさせていただきます。
スペースへのお立ち寄りを予定されていた皆様、申し訳ありません。
白無地自由帳(なまえ:いずうら)
TRAINING20211221。積読していた北山猛邦の小説を読み耽っている。このファンタジー童話の中にミステリがあるような世界観めちゃくちゃ好きなのだー。※スタンプありがとうございます🙇
なまこ(ほたて)
DONE「マンうさ童話集」参加作品です。「幸福の王子」のパロディです
※王子とつばめの恋愛のような要素がありますが原作準拠のつもりです(セリフもだいたいそのままのため念のためコモンライセンス表記を入れました)原作がエモいので原作読んでください(?)
※突然状況を把握したりなにもないところからアイテムがでてきますが人が見る夢のような世界だと思って読んでください。
ジョーとチェリーと王子とつばめ その街には、みんなの自慢の王子さまがおりました。
体が鉛でできた王子さまは、二つの輝くサファイアの瞳を持ち、肌はピカピカの金に覆われ、大きなルビーのはまった立派な剣を携えていました。街の一番高い塔の上からみんなを見守る彼は「幸福の王子」と呼ばれて愛されていました。
王子さまは高いところからすべてを見ていました。人々の幸福も喜びも、そして苦しみも悲しみも。王子さまはある日、旅の途中で偶然に彼の元に立ち寄ったツバメにお願いをします。どうしてもこの場所から動くことができない自分の代わりに、貧しい人に自分の持つ宝石を届けてくれないかと。冬を越すため南を目指して旅をしていたツバメは、ここで立ち止まっている場合ではないと最初は立ち去ろうとしたのですが、王子さまの悲しい顔を見ると断れず、一晩の宿の代わりに宝石を届けるお使いを引き受けたのです。
3469体が鉛でできた王子さまは、二つの輝くサファイアの瞳を持ち、肌はピカピカの金に覆われ、大きなルビーのはまった立派な剣を携えていました。街の一番高い塔の上からみんなを見守る彼は「幸福の王子」と呼ばれて愛されていました。
王子さまは高いところからすべてを見ていました。人々の幸福も喜びも、そして苦しみも悲しみも。王子さまはある日、旅の途中で偶然に彼の元に立ち寄ったツバメにお願いをします。どうしてもこの場所から動くことができない自分の代わりに、貧しい人に自分の持つ宝石を届けてくれないかと。冬を越すため南を目指して旅をしていたツバメは、ここで立ち止まっている場合ではないと最初は立ち去ろうとしたのですが、王子さまの悲しい顔を見ると断れず、一晩の宿の代わりに宝石を届けるお使いを引き受けたのです。
なまこ(ほたて)
DONE「ジャックと豆の木」のマンうさパロディです※マンうさ童話企画をきっかけに書いたものですが参加作品ではありません
※ジョーと豆の木って出落ちタイトル思いついた後に原典を調べたら巨人と描写されているキャラが元々は「オーガ」だったと書いてあるのを見て思いついた話です。オーガの夫婦と、結構マングース気に入っちゃった妖狐(人妻♂)を書きたかったので書きました。
J(ジョー)と豆の木 あるところに、ノリだけで生きているマングースが住んでいました。名前をジョーといいます。ある日ジョーは旅のマッスルマジックジョーと名乗る魔法使いに出会いました。同じ名前の二人はたちまち意気投合し、マッスルマジックジョーはマングースのジョーに自慢のマッスルから取り出した、ジョーの手のひらくらい大きなそら豆の形をしたものをくれました。
「このマッスル豆をすみかの近くに埋めてみろ、次の日にはきっといいことが起きるから」
ジョーは早速すみかの近くに穴を掘り、マッスル豆を埋めるとその日はわくわくしながら眠りにつきました。
翌朝目覚めると、すみかの中はまっくらでした。ジョーが外へ様子を見にいくと、昨晩うめたマッスル豆が森で一番の古木よりも太く、高く育っていました。
5626「このマッスル豆をすみかの近くに埋めてみろ、次の日にはきっといいことが起きるから」
ジョーは早速すみかの近くに穴を掘り、マッスル豆を埋めるとその日はわくわくしながら眠りにつきました。
翌朝目覚めると、すみかの中はまっくらでした。ジョーが外へ様子を見にいくと、昨晩うめたマッスル豆が森で一番の古木よりも太く、高く育っていました。
(*ΦωΦ*)
DOODLE月食なので秋の夜長に月食を見る人狼と王子の充光ですね(遅刻)。さらっと充の名前知らない光。童話絵本っぽさ的にオオカミさんって呼ばせたい性癖。心情的に友達以上恋人未満と言い張る(無理み) 8八度見ソウト
TRAINING小話お試し投稿前に書いた謎童話パロ的なやつ
#ジークフリートさんが力業で全て解決するジクパー童話【人魚姫】むかしむかし。
遠い海のそこに人魚のお城がありました。
お城には美しい王女さまとその家族である三人の人魚姫が住んでいました。人魚姫たちは上から青いうろこを持つアグロヴァル、緑のうろこを持つラモラック、赤いうろこを持つパーシヴァルといいました。姫じゃない?細かいことは気にしてはいけません。
人魚姫は15歳になると海から出て、人間の世界に行くことができるようになります。
15歳になった二人の兄たちは陸で見聞きしたことを、お城に戻って末のパーシヴァルによく話して聞かせてくれます。
「マルモッコ…あれはよいものだったな」
「すんごい可愛かったよね〜もちろんパーシィちゃんの方が可愛いけど!」
(マルモッコは可愛い…なるほど…)
2943遠い海のそこに人魚のお城がありました。
お城には美しい王女さまとその家族である三人の人魚姫が住んでいました。人魚姫たちは上から青いうろこを持つアグロヴァル、緑のうろこを持つラモラック、赤いうろこを持つパーシヴァルといいました。姫じゃない?細かいことは気にしてはいけません。
人魚姫は15歳になると海から出て、人間の世界に行くことができるようになります。
15歳になった二人の兄たちは陸で見聞きしたことを、お城に戻って末のパーシヴァルによく話して聞かせてくれます。
「マルモッコ…あれはよいものだったな」
「すんごい可愛かったよね〜もちろんパーシィちゃんの方が可愛いけど!」
(マルモッコは可愛い…なるほど…)
sasa98617179
PROGRESS一旦上げておきたいおにショタもどき炭善その1書くにあたり星の銀貨のあらすじを確認して、女の子を素っ裸にするとんでもない童話だなって思いました。
寝る前のお話 よし、ちゃんと肩までお布団に入ったな。それじゃあ寝る前のお話をはじめるよ。――むかーしむかし、あるところに、善逸という男の子がいました。
「おれだ!」
そうだよ。――善逸はやさしい子でしたが、とても貧乏でした。
「おれ、ビンボーなの? ねえ、たんじろはどこにいるの?」
お話の中に俺はいないよ。
「やだ! たんじろいないのやだあ!」
善逸、これはお話だから……。
「おはなしでもいやなの!」
わかった、わかったよ。それじゃあ、善逸はお話の中でも俺といっしょにいることにしような。
「ん……」
よし、続けるぞ。――善逸と炭治郎は毎日一生懸命働きましたが、なかなかお金を稼ぐことができません。ついに一文なしになってしまい、住んでいたおうちを追い出されてしまいました。
3028「おれだ!」
そうだよ。――善逸はやさしい子でしたが、とても貧乏でした。
「おれ、ビンボーなの? ねえ、たんじろはどこにいるの?」
お話の中に俺はいないよ。
「やだ! たんじろいないのやだあ!」
善逸、これはお話だから……。
「おはなしでもいやなの!」
わかった、わかったよ。それじゃあ、善逸はお話の中でも俺といっしょにいることにしような。
「ん……」
よし、続けるぞ。――善逸と炭治郎は毎日一生懸命働きましたが、なかなかお金を稼ぐことができません。ついに一文なしになってしまい、住んでいたおうちを追い出されてしまいました。
ゆりお
DONEワンライ。お題「童話」ココイヌ/東リ 金さえあれば全て元に戻ると思っていた。
思い込んでいたんだ。ただ必死になって金を稼げば、いつかまたあの綺麗な顔で笑いかけて、あの可愛い声でオレの名前を呼んで、また昔みたいに一緒にいられるって。
まるで王子のキスで目を覚ますお姫様みたいに。
そう信じなければ生きていけなかった。
……なら、どうしてオレはまだ生きているんだろう。
*
図書館が好きな人だった。学校帰り、誘われるたびについていった。
「本が好きなんだ」
鼻がつんと上を向いて、得意げに言う。でも本当は違うことを知っている。自分も本が好きだったからじゃない。子供でもわかるような嘘をつく、彼女のそんな可愛らしいところが好きだったから。少しでも一緒にいたかったから。
2302思い込んでいたんだ。ただ必死になって金を稼げば、いつかまたあの綺麗な顔で笑いかけて、あの可愛い声でオレの名前を呼んで、また昔みたいに一緒にいられるって。
まるで王子のキスで目を覚ますお姫様みたいに。
そう信じなければ生きていけなかった。
……なら、どうしてオレはまだ生きているんだろう。
*
図書館が好きな人だった。学校帰り、誘われるたびについていった。
「本が好きなんだ」
鼻がつんと上を向いて、得意げに言う。でも本当は違うことを知っている。自分も本が好きだったからじゃない。子供でもわかるような嘘をつく、彼女のそんな可愛らしいところが好きだったから。少しでも一緒にいたかったから。
fs_raku
DONE童話パロ②(一二三とゆー)夢主からキャラへの暴力があります
「じゃあ、俺は行ってくるからな。しっかりと戸締まりするんだぞ」
「あ〜〜い、りりり〜〜! 独歩ちんが帰ってくるまで、絶対に扉は開けませ〜ん!」
りっぱな白いれんがのおうちに、狼の元気いっぱいな声が響きます。さんざめく金色の髪と、ととのった顔立ちをした、うつくしい狼でした。対して、通勤かばんを片手にさげた猟師は、陰気で、暗く、この世のおわりにいるような面持ちです。
「本当にわかってるんだろうな……俺以外のやつが来ても、絶対に扉を開けるなよ」
「わあってるって〜、独歩は心配性だなあ! ほらほら、いってらっしゃ~い!」
狼は、今日も猟師の出勤をけなげに見送ります。狼と猟師は、昔から仲むつまじく、あざやかな花畑の近くに、二人で住んでおりました。たのしいことやくるしいことを二人で分かち合いつつ、ここまで生きてきたのです。
6071「あ〜〜い、りりり〜〜! 独歩ちんが帰ってくるまで、絶対に扉は開けませ〜ん!」
りっぱな白いれんがのおうちに、狼の元気いっぱいな声が響きます。さんざめく金色の髪と、ととのった顔立ちをした、うつくしい狼でした。対して、通勤かばんを片手にさげた猟師は、陰気で、暗く、この世のおわりにいるような面持ちです。
「本当にわかってるんだろうな……俺以外のやつが来ても、絶対に扉を開けるなよ」
「わあってるって〜、独歩は心配性だなあ! ほらほら、いってらっしゃ~い!」
狼は、今日も猟師の出勤をけなげに見送ります。狼と猟師は、昔から仲むつまじく、あざやかな花畑の近くに、二人で住んでおりました。たのしいことやくるしいことを二人で分かち合いつつ、ここまで生きてきたのです。