slow006
DONE第14回 菅受けワンドロワンライ、「とろける」及菅で参加させていただきます。第14回 菅受けワンドロワンライ「とろける」夏が終わり涼しい秋へ、と思いきや異常気象により一気に真冬の寒さとなった。つい先日まで真夏日を観測していたのだ。当然寒さへの備えなどなく、寝具は夏使用のまま。どうにかこうにか引っ張り出した毛布のみが頼みの綱である。次の休日、防寒に向けて環境を整えようと及川と菅原は約束……したものの、それまでは寒いもんは寒い。ましてや菅原はバレーを辞めてから随分経ち、筋肉がないわけではないけれど現役の頃よりは確実に基礎体温が落ちている。そんなこんなでここ数日は及川にひっついて眠る。夏の間は暑いからくっつくなと及川を冷たくあしらっていたくせに、とんだ手のひら返しである。
とはいえ、及川とて満更でもなく、この状況を享受していた。腹に回る手、足は少しでも温度を得ようと及川の足に絡んでいる。背中側は見えないけれど、顔から腰まで沿うようにぴったりくっついているのがわかる。これでもまだ寒いのか、埋まるのではないかというくらいに擦り寄ってくるものだから、及川は一度菅原からの拘束をほどき、寝返りを打って菅原を腕の中に収めた。
1239とはいえ、及川とて満更でもなく、この状況を享受していた。腹に回る手、足は少しでも温度を得ようと及川の足に絡んでいる。背中側は見えないけれど、顔から腰まで沿うようにぴったりくっついているのがわかる。これでもまだ寒いのか、埋まるのではないかというくらいに擦り寄ってくるものだから、及川は一度菅原からの拘束をほどき、寝返りを打って菅原を腕の中に収めた。
Melanie_MEIII
SPOILERThe Meeting of every sunshineOIKAWA TOORU x SUGAWARA KOUSHI
HAIKYUU!! UNOFFICIAL FANBOOK
Size : A5 / R-15 | 54p | 170 BAHT
Comicavenue 8 / 4 Nov 2023 / @ central westgate
PASSWORD : are u 15up ? 8
slow006
DONE第13回 菅受けワンドロワンライ、「バカンス」及菅で参加させていただきます。第13回 菅受けワンドロワンライ「バカンス」及川のオフに合わせ、どうにかこうにかもぎ取った有給休暇。幸いにも理解ある職場だったためあっさりと許可は出た。しかし、自分の代わりに授業に入ってくれる同僚への引き継ぎ、不在中の教材の用意、子どもたちへの周知などなど、ギリギリまで奔走しての結果である。
地球の反対側に恋人がいると知っている同僚は「お土産買ってきてくださいね」とにこやかに送り出してくれた。
さまざまな人の協力により獲得したバカンス。楽しまなければ損だ。菅原は日頃の疲れを押し出すように、ぐっと伸びをした。
果てまで続くスカイブルー、くっきりとした輪郭の白い雲。そして、目の前に広がるのはエメラルドグリーンの海だ。菅原の周辺には人っ子一人おらず、いわゆるプライベートビーチというやつである。入江のようになった場所で、完全に断絶されている。
1407地球の反対側に恋人がいると知っている同僚は「お土産買ってきてくださいね」とにこやかに送り出してくれた。
さまざまな人の協力により獲得したバカンス。楽しまなければ損だ。菅原は日頃の疲れを押し出すように、ぐっと伸びをした。
果てまで続くスカイブルー、くっきりとした輪郭の白い雲。そして、目の前に広がるのはエメラルドグリーンの海だ。菅原の周辺には人っ子一人おらず、いわゆるプライベートビーチというやつである。入江のようになった場所で、完全に断絶されている。
slow006
DOODLE及菅でDom/Subユニバース。よく見るハードなやつじゃなくて、Dom菅原とSub及川の優しい関係が見たいんじゃよ……。ここからハードな感じを試してみる二人も良いけどさ……。「Look(こっちを見て)」
菅原と及川のPlayは、いつも決まったCommandから始まる。Subである及川は、Domである菅原のCommandに従い、すぐさま視線を合わせる。すると菅原がニコリと笑う。それだけで充足感があり、そして、これから始まることに期待で胸が膨らんだ。
「おいで」
トントンと菅原が座っているソファーを叩く。菅原は二人掛けのソファーの片側に寄って座っているから、隣に座れということだ。視線はそのまま、テーブルを挟んで向かいに立っていた及川はすぐに隣へと腰掛けた。すると、隣に座っていた菅原は甘えるように
及川の膝に乗る。そうして、わしゃりと及川の髪を撫ぜた。頭を抱えるようにして、両手で頭を撫でられる。「良い子、良い子」と上から降ってくる声に及川は上機嫌だ。Commandを出す菅原も同じようで、ふふふと声を漏らして頭を撫で回し続けている。
910菅原と及川のPlayは、いつも決まったCommandから始まる。Subである及川は、Domである菅原のCommandに従い、すぐさま視線を合わせる。すると菅原がニコリと笑う。それだけで充足感があり、そして、これから始まることに期待で胸が膨らんだ。
「おいで」
トントンと菅原が座っているソファーを叩く。菅原は二人掛けのソファーの片側に寄って座っているから、隣に座れということだ。視線はそのまま、テーブルを挟んで向かいに立っていた及川はすぐに隣へと腰掛けた。すると、隣に座っていた菅原は甘えるように
及川の膝に乗る。そうして、わしゃりと及川の髪を撫ぜた。頭を抱えるようにして、両手で頭を撫でられる。「良い子、良い子」と上から降ってくる声に及川は上機嫌だ。Commandを出す菅原も同じようで、ふふふと声を漏らして頭を撫で回し続けている。
t0nn0nn1_07
DOODLE【及菅】以前Twitterに載せていた過去作です。
某社のイメージキャラクターのブ🫐ブルくんってとびおに似てない……?と思ったことから生まれた漫画。(深く考えずに読んでください)
オイカワクンは地雷カプの気配を察するのが得意。(私は影菅も好きだよ!!!!)
slow006
DONE第12回 菅受けワンドロワンライ、「宝物」及菅で参加させていただきます。同居・謎時空の二人です。
前回のギリギリ参加は流石に酷すぎると反省したので、今回はせめて1週間以内に……。
第12回 菅受けワンドロワンライ、「宝物」朝の気配に自然と目が覚めた。隣からすうすうと寝息が聞こえて、菅原は寝転んだまま視線を隣に向けた。そこには、気持ちよさそうに眠る及川の姿があった。珍しいこともあるもんだ、と布団から腕を引き抜いて無造作に流れる及川の前髪をそっと撫ぜた。普段は菅原よりも及川のほうが早く起きるのだ。曰く「あんまりかっこ悪いとこ見られたくない〜」とのことで、だから菅原にとって及川の寝顔はまあまあ貴重である。普段はきっちりセットされた髪もぐしゃぐしゃ。睫毛長えなあと顔を眺めていると薄らだが髭も生えていることに気づく。菅原はいつも十分程度で身支度を終えるが、及川はその倍の二十分、ときに三十分に及ぶこともある。隙なんて感じさせない普段の姿を思うと、この気の抜け切った今の様子のなんと可愛らしいことか。自然の口の端が緩み、菅原はもう一度及川の前髪を撫ぜる。
1161slow006
DONE第11回 菅受ワンドロワンライ、「待ち合わせ」及菅で参加させてもらいました。高校卒業後くらいの二人です。次回開催まではセーフというお優しい言葉をいただいたので、滑り込みで……。
第11回 菅受ワンドロワンライ「待ち合わせ」「じゃあ、また放課後」
コートもマフラーもお役御免。朝の空気もすっかり和らいで、春の訪れを感じた。賑やかな昇降口を抜け、人もまばらな廊下でハイタッチ。教室は二つほど離れているので、ここでお別れだ。じゃあ、と菅原が自分の教室のほうへ歩き出し、名残惜しくて振り返ると及川はまだ教室に入らず、へらりと笑ってドアの前で手を振っていた。
一限、二限、三限、四限と終わり、昼休みも各々クラスメイトたちと食べる。曜日によっては五限の選択授業で一緒になったりならなかったり。他人からするとそっけないようにも感じるようだが、それはそれ。顔を合わせない間、互いのことが気にならないと言えば嘘になるが、二人で話し合って決めたことなので、特別苦でもなかった。
2151コートもマフラーもお役御免。朝の空気もすっかり和らいで、春の訪れを感じた。賑やかな昇降口を抜け、人もまばらな廊下でハイタッチ。教室は二つほど離れているので、ここでお別れだ。じゃあ、と菅原が自分の教室のほうへ歩き出し、名残惜しくて振り返ると及川はまだ教室に入らず、へらりと笑ってドアの前で手を振っていた。
一限、二限、三限、四限と終わり、昼休みも各々クラスメイトたちと食べる。曜日によっては五限の選択授業で一緒になったりならなかったり。他人からするとそっけないようにも感じるようだが、それはそれ。顔を合わせない間、互いのことが気にならないと言えば嘘になるが、二人で話し合って決めたことなので、特別苦でもなかった。
slow006
DONE第8回 菅受ワンドロワンライ、「アイドル」及菅で参加させてもらいました。 全年齢、18歳及菅です。大遅刻です。運営さんいつもすみません……。性的ではないですが不躾な視線の描写があるので、苦手な方は読むのを避けてください。
第8回 菅受ワンドロワンライ「アイドル/デートなんだ、邪魔すんな」じわり、首筋に汗が伝う。ギラギラと刺すような陽射しとうだるよう暑さに辟易しながらも、菅原はどうにか待ち合わせ場所に辿り着いた。及川と合流したら、喫茶店にでも入ってちょっと休憩させてもらおうと考えながら周囲を見渡す。待ち合わせ場所はショッピングモールの中庭。夏休みというだけあって、平日でも人が多い。こりゃお互い見つけるの大変かな、と一瞬不安になったが杞憂に終わる。
中庭の隅にあるベンチ。日陰になったその場所に数人の女の子がたむろしている。どうやらベンチに座った誰かを囲んでいるようで、その人物を中心にキャイキャイとお喋りに花を咲かせている。
もしや、と思い菅原がベンチに近くと、女の子たちの隙間から見覚えのある鳶色の髪が見えた。及川である。
1963中庭の隅にあるベンチ。日陰になったその場所に数人の女の子がたむろしている。どうやらベンチに座った誰かを囲んでいるようで、その人物を中心にキャイキャイとお喋りに花を咲かせている。
もしや、と思い菅原がベンチに近くと、女の子たちの隙間から見覚えのある鳶色の髪が見えた。及川である。
etsuko_lixiling
MEMO及菅 做一些爱做的事……“老师再见~”
“嗯嗯,再见~”
送走最后一个学生,转身后菅原卸下全身的“伪装”,耷拉着脑袋驼着背慢步挪回办公室收拾东西。
“啊啊,本来想今天去吃新开的,呃,开了好几天的那家中国料理,好累,明天去吧。”菅原心想。
他现在连开口和同事吐槽的力气都没有了。
从早上开大会开始,算了算他今天大概站了四个小时。听上去不是很多的样子,但实打实连轴转了一天,坚持了五天的嗓子也开始每周一度地哑掉了。
去便利店买上寿司和关东煮,准备回公寓边看比赛录像边吃。
直播是没有精力看的,只能日常祈祷及川他们队的比赛安排在周末。
“我回来了。”知道家里没人但还是说了。
“欢迎回来~~”及川穿着围裙从厨房冲到门口,接过他手里的东西。
菅原反应了两秒,然后双手揽上他的脖子整个人趴到他身上:“你也是,欢迎回来。好想你。”
2300“嗯嗯,再见~”
送走最后一个学生,转身后菅原卸下全身的“伪装”,耷拉着脑袋驼着背慢步挪回办公室收拾东西。
“啊啊,本来想今天去吃新开的,呃,开了好几天的那家中国料理,好累,明天去吧。”菅原心想。
他现在连开口和同事吐槽的力气都没有了。
从早上开大会开始,算了算他今天大概站了四个小时。听上去不是很多的样子,但实打实连轴转了一天,坚持了五天的嗓子也开始每周一度地哑掉了。
去便利店买上寿司和关东煮,准备回公寓边看比赛录像边吃。
直播是没有精力看的,只能日常祈祷及川他们队的比赛安排在周末。
“我回来了。”知道家里没人但还是说了。
“欢迎回来~~”及川穿着围裙从厨房冲到门口,接过他手里的东西。
菅原反应了两秒,然后双手揽上他的脖子整个人趴到他身上:“你也是,欢迎回来。好想你。”
slow006
DONE第10回 菅受ワンドロワンライ「きらきら/歌/ごちそう」及菅で参加させてもらいました。 全年齢、20歳overの及菅です。
第10回 菅受ワンドロワンライ「きらきら/歌/ごちそう」冷たい空気に肺と気管がチクチクした。仕事で体育の授業があるので、まったく運動をしないというわけではないが、やはり部活動をこなしていた時代には及ばない。少しでも負担を減らそうとスーッと鼻から息を吸い、息を吐く時は口から。ハーッと吐いた息は白く、機関車にでもなった気分だった。
今日、及川がアルゼンチンから日本に帰ってきていた。前の帰国はいつだったか、電話やメールはよく寄越してくれるのでいまいち覚えていない。とはいえ、生身の及川に会えるのは久しぶりだ。知らせを聞いて菅原は歓喜したのだが、平日なので当然仕事がある。それに『先生』という立場から、なるべく休みたくなかった。そんなこんなで「じゃあ家で待ってるね」という及川の言葉に甘え、大人しく出勤したのだが。
2567今日、及川がアルゼンチンから日本に帰ってきていた。前の帰国はいつだったか、電話やメールはよく寄越してくれるのでいまいち覚えていない。とはいえ、生身の及川に会えるのは久しぶりだ。知らせを聞いて菅原は歓喜したのだが、平日なので当然仕事がある。それに『先生』という立場から、なるべく休みたくなかった。そんなこんなで「じゃあ家で待ってるね」という及川の言葉に甘え、大人しく出勤したのだが。
ジャンル雑多らき
DONE【及川vs影山×菅原】勝負のゆくえ(2021年4月20日)スガさんを巡る、及川vs.影山。どっちともくっついてない。
及川さんは飛雄も可愛い(性的な意味ではなく)。スガさんは影山に少しだけ気持ちがある。
相互さんへの誕プレ。お題:及と菅で影を甘やかして欲しい 6
ジャンル雑多らき
TRAINING【及菅】1rtごとに書く予定のない小説の一部分を書く(2018年)これが及菅初書きだったかと。
「孝支くんは、はいしか言っちゃ駄目ね」
「孝支くんとかキモいし、何」
及川が烏野の正門まで毎度出向いてくるから、今日は俺が青葉城西の正門で先に待ち伏せをしていた。
えっ嬉しいとか言われても、だってお前がこっち来ると女子が騒いで煩いし、その女子に笑顔振り撒いてるの見てるとウザいし、待たせてた相手が菅原!? とかみんなの注目浴びちゃうし、モテる彼氏を自慢しなよとか言うけど無理ったら無理。慣れない。
「孝支くん、迎えに来てくれて嬉しいけど、もっとヘラヘラして待ってて」
「はあ?」
「男前過ぎると女子が寄って来ちゃうでしょ」
「それはお前――」
と言い掛けて、言ったら及川を男前だと認めてしまうようなもんだからムググと口を噤む。
681「孝支くんとかキモいし、何」
及川が烏野の正門まで毎度出向いてくるから、今日は俺が青葉城西の正門で先に待ち伏せをしていた。
えっ嬉しいとか言われても、だってお前がこっち来ると女子が騒いで煩いし、その女子に笑顔振り撒いてるの見てるとウザいし、待たせてた相手が菅原!? とかみんなの注目浴びちゃうし、モテる彼氏を自慢しなよとか言うけど無理ったら無理。慣れない。
「孝支くん、迎えに来てくれて嬉しいけど、もっとヘラヘラして待ってて」
「はあ?」
「男前過ぎると女子が寄って来ちゃうでしょ」
「それはお前――」
と言い掛けて、言ったら及川を男前だと認めてしまうようなもんだからムググと口を噤む。
slow006
DONE第9回 菅受ワンドロワンライ「秋の夜長/秘密」及菅で参加させてもらいました。 全年齢、18歳及菅です。
第9回 菅受ワンドロワンライ「秋の夜長/秘密」とっぷり、外を出ると街はすっかり夜に浸かっていた。秋の夜長とはよく言ったもので、陽が落ちるのが早い。昼間の暖かさは何処へやら、肌に触れる空気は冷たく思わず首を竦めた。横目でちらりと隣に並ぶ菅原を盗み見ると、同じように首を竦めているところで、「おんなじだな」とじんわり嬉しくなる。思わず声を漏らして笑うと視線に気づいたようで、「なんだよ」と笑いながら体当たりをされた。細まった目は、これまでと違う意味を含む。付き合い始めのむず痒さと温度に浮かれて、「ぐえっ」とわざとらしく声を上げると、今度は前を歩く花巻が「いちゃついてんなよー!」と野次を飛ばしてくる。それを見て、松川と澤村、東峰が笑い、岩泉は振り返り視線を投げただけだった。
1052