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    #ディルガイ

    luckae枭羽枭羽

    @ay8mk5dg

    PROGRESS兎割烹ディルガイ 南国出張帰り進捗

    出張帰りの旦那様を迎えてくれる女将と赤毛兎のお話し進捗
    兎割烹ディルガイ 南国出張帰り進捗「おかえりディルック‼︎今回はどこに行ってきたんだ?」
    「今回は南国の方なんだけど……正直本土の方が涼しい気がするよ……」

     はい、お土産、とばかりに紫芋のクッキーとミミガーと豚の角煮の真空パックに島豆腐のセットを渡してくるディルックに美味しそう‼︎ありがとう‼︎とにこやかに慣れた様子で受け取る女将。側の赤毛の兎は最早また貢物をしている……最早下手な兎よりもお気に入りの雌に貢いでいるのではないか。と呆れつつも、この男がくる日はガイアがさっさと本日閉店の看板を下げて、酒を取り出し、ディルックだけの定食を作りだすのだから全く……こちらも兎よりもわかりやすいと聞き耳を立てて、今日このタイミングで訪問する可哀想な客がいないか玄関の方を見張っているしかできないのである。外食ばかりだったという男に、栄養バランスのあるものがいいな‼︎何がいいかなと冷蔵庫を見てウキウキしているガイアが幸せそうならいいのだろうかと呆れ返り、自分は美味しい夏野菜でももらわないと割りに合わないとばかりにお野菜‼︎とY字の鼻をフンスフンス‼︎とガイアの足元にくっつけるのである。
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    @ay8mk5dg

    PROGRESSメイドの日ディルガイ。主にワイナリーメイド長のエピソードからわかる幼少期の二人のお話(イベストネタバレ有り注意)
    メイドの日ディルガイ進捗「ふふっ、ガイア、僕に隠れて何してるの?」
    「義兄さん……!」

     アカツキワイナリーが見える小高い丘の上で子どもが一人楽譜を眺めているかと思えばそれは小さな頭がもう一つ増えた。青い触覚は慌てて赤に目線を合わせたつもりだったが、背中から覗き込もうとしていた赤い毛玉は気にすることなくぴょこ!と義弟であるガイアの隣に座るのだ。

    「はい、お水とサンドイッチ。多分ここだろうと思ったからね。適度にお休み入れないと疲れちゃうよ」
    「ええと僕……」
    「ガイア、最近僕から離れて一人でいること多いんだもの。なにしてるか気になるでしょ?」

     晴れた日に小高い丘の上で小さな子供が紙と睨めっこをしながら一人でいる姿など、最近のラグヴィンド家の様子を知っている者ならば何をしているか一目瞭然なのだが、この活発な跡取りは中々納得がいかずに本人に突撃してくるのだから、性格がは対称的と言われる所以である。それでも大人たちに何か言われたのか子供でも持てるサイズのバスケットを持参してきたのだから、出会った頃あたり構わず連れ回していた頃よりは成長したのだろう。メイド特製のレモネードをコクコクと飲みながらガイアは練習疲れを癒すため。ディルックは冷えたままがいいだろうとばかりに走ってきたので熱冷ましに。結果2人とも喉が渇いていたので一気にコクコクと飲み干してしまったのだ。
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    @ay8mk5dg

    PROGRESS騎士団で雪かきをするガイアにくっついてお手伝いのおうるくと🐰がぬ。はしゃいでいる二匹を見て感慨深くなるディルックとガイアは昔のことを思い出して……(作業進捗)
    おうるくと🐰がぬのクリスマス(+ディルガイ)「おーい!こっちは片付いたからアンバーは向こうのほうに回ってくれ!」
    「わかりました……あ!先輩!サボらないでください!うさがぬちゃんもおうるくちゃんも一生懸命なのに!」
    「コーヒー飲んでただけじゃないか」
    「お昼休みはもうちょっと後です!」

     モンドが一面銀世界に包まれた翌日のこと。騎士団本部ではあまりのドカ雪にこれでは生活もままならないと救援が届き、自分たちの本部の前の道も視野に入れつつ町中の雪かきを手伝うこととなったのである。

    「ふん!」
    「ぬ!ぬ!」
    「よしよし。お前たちは団員にタオルとカイロを配りに行ってくれ。それが終わったら休憩に入っていいぞ。転ばないようにな」
    「ぬ!?」
    「ふん……!」

     ガイアが話しかけているのは小さな兎と手のひらサイズのフクロウ。名前はうさがぬとおうるく。兎の方は嵐がひどい日にディルックが保護し、回復するうちにアカツキワイナリーの従業員になった経緯がある。そして葡萄畑を出入りしていた兎に一目惚れしたフクロウは『なんて可愛い子だ!』と羽をプレゼントしようとしたところ、ディルックの『うちの子に手を出すな』という固いセコムに打ちのめされたところをガイアが可哀想だと騎士団本部で拾ってアドバイスしたところから懐かれてよく仕事を手伝うようになった経緯がある。今ではなんだかんだあって一緒にいられるようになった二匹は家はワイナリーの敷地内に一緒に住んでいるのだが、偶にガイアの仕事の手伝いという名目で城下に遊びに来ることがあるのだ。そして今日はそのお手伝いというわけで……
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    @ay8mk5dg

    DONE逃げてしまった人魚に落ち込むディルック。一方今後のことを考えていた人魚は人魚で気が滅入っており、周りから考え直すよう言われていた。
    自分から逃げたのに諦めきれない人魚はいつもの入江へ向かうとそこには見覚えのある赤髪があって……

    人魚ディルガイパロプロポーズ編
    「やっと見つけた私の蒼」
    (※まだまだ続きます。この後は新婚旅行編を予定してます)
    やっと見つけた私の蒼「まさかそんな先輩が失敗するなんて」
    「シッッ!」

     街のとある酒場にて。最近春が来たと言われており、季節外れではと何も事情を知らない部外者が突っ込みを入れればラグヴィンドに春が来たんだよ!と言われる始末。酒場のオーナーも否定せずにカウンターに立つのだからこれは秒読みだとお祝いムードが流れていた……はずだったとジンは記憶している。少なくとも数日前は。しかし、今日酒場に来れば何やらお通夜ムード満載であり、いつもは元気な先輩のピョロ毛も全く元気は無く萎れてしまっているのである。せっかくだから気が早いが祝辞でも思えば何事か?と思ってこっそり周りに聞けばまさかの展開であったのだ。

    「もしかして例の青髪セクシー美人というやつか。三つ編みが可愛らしい異国の」
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