setsuen98
DONEバレンタイン🌊🔮。リクエストの「バレンタインにバラをあげるすーき」です。
当たり前のように同棲してます。
そして海外でも意味が一緒かどうかは考えないようにして、ふわっとお読みください。
起きて真っ先に視界に映ったのはいつも目にする眠る恋人の姿ではなく、彼がいるべき場所に座った大きめのテディベア。その子の首には真っ白なマフラーが巻かれていて、そこに差し込まれているのは読めと言わんばかりに主張するメッセージカード。寝起きの鈍った思考のまま誘いに乗ってカードを手に取りゆっくりと目を通す。
『おはよう、浮奇。ひとりにしてごめんね。
今日一日付き合ってくれるって約束だから、これを読んでからは私の指示に従ってもらいます!
ちゃんと最後まで付き合ってね。
先ずは出かける準備をして、いつものカフェに行って朝食を楽しんで!
その後も色んな所に行ってもらうから、今日は歩きやすい靴でね。
くまちゃんの首に巻いてあるマフラーは、私からのプレゼント。あったかくして出かけてね。
3974『おはよう、浮奇。ひとりにしてごめんね。
今日一日付き合ってくれるって約束だから、これを読んでからは私の指示に従ってもらいます!
ちゃんと最後まで付き合ってね。
先ずは出かける準備をして、いつものカフェに行って朝食を楽しんで!
その後も色んな所に行ってもらうから、今日は歩きやすい靴でね。
くまちゃんの首に巻いてあるマフラーは、私からのプレゼント。あったかくして出かけてね。
setsuen98
DOODLE一緒に寝る🌊🔮。🌊←🔮の片想い。
続きはない。
電気を全て落とした室内をぼんやりと照らすテレビ画面では、本日5本目となる映画がクライマックスへと差し掛かっていた。
世界に原因不明の感染症が蔓延し、罹患したものは先ず嗅覚を失い、その後五感をひとつひとつ失っていく。人々は怯え、苦しみ、パンデミックに荒廃していく世界の中で出逢った男女の恋愛模様。嗅覚、味覚、聴覚を失った彼らは、今まさに視覚をも奪われようとしている。そんな二人の行く末を見届けたのは、俺一人だった。
背もたれにしているベッドから聞こえる、規則正しい寝息。途中腰が痛いと言ってベッドに上がってしまったスハは、最初こそ寝転びながら大きな枕を抱え込み真剣に画面を見ていたものの、気づけば夢の中へと旅立っていた。そんなスハを置き去りにして進む彼らのストーリーはエンドロールを迎え、ついに画面がチャプターへと切り替わったのを期に腕を上へ向け大きく伸びをしてゆっくり息を吐く。
2592世界に原因不明の感染症が蔓延し、罹患したものは先ず嗅覚を失い、その後五感をひとつひとつ失っていく。人々は怯え、苦しみ、パンデミックに荒廃していく世界の中で出逢った男女の恋愛模様。嗅覚、味覚、聴覚を失った彼らは、今まさに視覚をも奪われようとしている。そんな二人の行く末を見届けたのは、俺一人だった。
背もたれにしているベッドから聞こえる、規則正しい寝息。途中腰が痛いと言ってベッドに上がってしまったスハは、最初こそ寝転びながら大きな枕を抱え込み真剣に画面を見ていたものの、気づけば夢の中へと旅立っていた。そんなスハを置き去りにして進む彼らのストーリーはエンドロールを迎え、ついに画面がチャプターへと切り替わったのを期に腕を上へ向け大きく伸びをしてゆっくり息を吐く。
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DONE🌊🔮♀。お弁当をもって花見に行く話。 小さな公園の片隅。テーブルセットが設置された東屋を借りて、浮奇特製の料理がぎっしりと詰められたランチボックスを次々と広げていく。春野菜のラペ、デビルドエッグス、シュリンプスキャンピ、ピーナッツバターとジェリーのサンド、カルビチム、ケランマリ、キンパなどなど、料理の国籍を問わず浮奇が作りたいもの、食べたいもの、またはスハに食べさせたいものが所狭しと並んでいて、視覚と嗅覚から食欲を刺激してくる。
スハの目の前にはごちそう。そして、隣には美人な恋人。しみじみと幸せを噛み締めていたが、今日の目的は“浮奇を癒すこと”だ。自分が癒されていてどうする、とふるふる首を振るスハを見て、怪訝そうに小さく首を傾げる姿すら可愛くて、ついデレ、と相貌を崩した。
5266スハの目の前にはごちそう。そして、隣には美人な恋人。しみじみと幸せを噛み締めていたが、今日の目的は“浮奇を癒すこと”だ。自分が癒されていてどうする、とふるふる首を振るスハを見て、怪訝そうに小さく首を傾げる姿すら可愛くて、ついデレ、と相貌を崩した。
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DONE🌊🔮。芸能人×メイクさんパロ。まだ付き合ってない二人です。
大きな鏡に写る自分の顔を見れば、あまりに不格好な表情に苦笑が溢れる。無意識に眉間に力が入り平素に比べ険しい目元に反して、口元はスタンプを押したようにわずかに口角が上がったまま。デビュー当時から、基本的にいつでも笑顔で、と口酸っぱく言われ続けた教えに忠実に従う自分の表情筋が今は恨めしい。
デビューしてから駆け抜けてきたこの数年、自分なりに努力を積み重ねてきたおかげか、歌だけではなくテレビ出演や演技など、様々な仕事をもらえるようになった。有難いことに熱心に推してくれるファンもつき、かつて夢見た姿に少しずつではあるが近づけている。それなのにどうにも自分は欲深いようで、同じ事務所の後輩たちがデビューするなり順調すぎるほどのスピードでテレビやステージなど華々しい活躍を見せる度、劣等感と羨望が溢れどうしようもない気持ちに苛まれ、手のひらに爪が食い込むほどに握りしめそうになるのを堪えてすごい!と手を打ち鳴らす。そんな自分の姿が滑稽で醜くて、後輩たちに合わせる顔もなくなって、思考が自己嫌悪で埋め尽くされる。そんな気鬱が続く時がたまにあり、今まさにそんな気持ちを抱えながら雑誌撮影のためにメイクルームに入れば鏡に映るのはこの様。思わず項垂れ、少しでも胸中がすっきりしないかと大きく長く息を吐く。
3791デビューしてから駆け抜けてきたこの数年、自分なりに努力を積み重ねてきたおかげか、歌だけではなくテレビ出演や演技など、様々な仕事をもらえるようになった。有難いことに熱心に推してくれるファンもつき、かつて夢見た姿に少しずつではあるが近づけている。それなのにどうにも自分は欲深いようで、同じ事務所の後輩たちがデビューするなり順調すぎるほどのスピードでテレビやステージなど華々しい活躍を見せる度、劣等感と羨望が溢れどうしようもない気持ちに苛まれ、手のひらに爪が食い込むほどに握りしめそうになるのを堪えてすごい!と手を打ち鳴らす。そんな自分の姿が滑稽で醜くて、後輩たちに合わせる顔もなくなって、思考が自己嫌悪で埋め尽くされる。そんな気鬱が続く時がたまにあり、今まさにそんな気持ちを抱えながら雑誌撮影のためにメイクルームに入れば鏡に映るのはこの様。思わず項垂れ、少しでも胸中がすっきりしないかと大きく長く息を吐く。
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DONE雪遊びをする🌊🔮。2人が何処にいるのかとかはふわっとして読んでください。
ささみさんからいただいたイラストが可愛くて書いた作品なので、ぜひそのイラストもご覧ください。
光を受け眩しい程に輝く窓の外の銀世界を眺めながら「雪遊び、したことないんだよね」と独り言のように呟く浮奇の声は迷子の子供のようなどこか頼りない声で、雪の向こうに何かを見るような彼の視線を取り戻そうとその手を引けば、目論見通りこちらを見上げる瞳を覗き込んで得意げに笑ってみせる。
「じゃあまた私が先生になっちゃおうかな」
怪訝そうな浮奇にコートとマフラーを手渡してしっかりと防寒対策をさせてから、自分も上着を羽織って観葉植物用の霧吹き片手に彼の手を取り外に飛び出すと、繋いだ手が急な寒暖差にふるりと揺れる。慌てて上着のポケットから愛用の手袋を取り出し差し出すけど、緩く首を横に振ってやんわりと断られてしまった。一部に革を使った手袋だから遠慮させてしまったのだろうかという懸念を先読みしたように「せっかくだから、感触も楽しみたい」と伝えてくれる声音が、先ほどの響きとは異なり僅かに弾んでいるように聞こえることに密かに安堵していた。
2695「じゃあまた私が先生になっちゃおうかな」
怪訝そうな浮奇にコートとマフラーを手渡してしっかりと防寒対策をさせてから、自分も上着を羽織って観葉植物用の霧吹き片手に彼の手を取り外に飛び出すと、繋いだ手が急な寒暖差にふるりと揺れる。慌てて上着のポケットから愛用の手袋を取り出し差し出すけど、緩く首を横に振ってやんわりと断られてしまった。一部に革を使った手袋だから遠慮させてしまったのだろうかという懸念を先読みしたように「せっかくだから、感触も楽しみたい」と伝えてくれる声音が、先ほどの響きとは異なり僅かに弾んでいるように聞こえることに密かに安堵していた。
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DONE短い🌊🔮。12月11日の🌊の歌枠での発言が刺さり過ぎて、勢いで書いた。
「ただいまー!お腹すいたぁ…。浮奇はもうごはん食べたよね?私もごはんにしよーっと」
がさがさと袋を鳴らしながら帰宅した恋人は、リビングに入るなりソファーに腰掛け紙袋から新作のバーガーとパイ、更にLサイズのポテトとコーラをいそいそと取り出し始めた。
朝から何も食べていなくて、と疲れの滲む少し掠れ気味の声で語りながらもバーガーの包み紙を手際良く剥く手は止まらず、大きく口を開いてがぶりとかぶりつくと頬を膨らませながら咀嚼する。うんうん、と満足気に頷きながら直ぐに口の中を空にすると、またひとくち、ひとくちと吸い込む様な早さで平らげ、コーラを一気に三分の一程飲んで大きくひと息。豪快ながら口周りを汚すこと無く食べ進める姿に、普段からバーガーをよく食べている事が伺える。
956がさがさと袋を鳴らしながら帰宅した恋人は、リビングに入るなりソファーに腰掛け紙袋から新作のバーガーとパイ、更にLサイズのポテトとコーラをいそいそと取り出し始めた。
朝から何も食べていなくて、と疲れの滲む少し掠れ気味の声で語りながらもバーガーの包み紙を手際良く剥く手は止まらず、大きく口を開いてがぶりとかぶりつくと頬を膨らませながら咀嚼する。うんうん、と満足気に頷きながら直ぐに口の中を空にすると、またひとくち、ひとくちと吸い込む様な早さで平らげ、コーラを一気に三分の一程飲んで大きくひと息。豪快ながら口周りを汚すこと無く食べ進める姿に、普段からバーガーをよく食べている事が伺える。
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DONE🌊🔮。前作の「酔っ払いの🌊を愛でる🌊🔮」の続きみたいなもの。単体でも読めます。
意識が浮上して一番に感じたのは、喉の渇きと眉間から頭の奥にかけて感じる鈍痛。重い瞼を無理やり押し上げて天井を見上げると、いつの間にか開け放たれたカーテンから差し込む朝日にきつく眉根が寄る。
「あー…やらかした…」
既にもぬけの殻になった隣の空間を横目に掠れ切って無様な声に呆れため息を溢すと、けほけほと力無い咳に鈍く響く頭痛まで続くのだから、これはもう完全に二日酔いだと認めるしかない。それは潔く諦めよう。ただ、何より一番認めたくないのは、恋人への昨晩一連の振る舞いだった。
昨日は勘違いによる嫉妬で一人暴走した末にヤケ酒をした上、無礼にもたった一言のメッセージで恋人を部屋へ呼び出し、へべれけのまま絡みまくった。出来ることなら忘れていたかったのに、それはもう何から何まではっきりと覚えている。
1668「あー…やらかした…」
既にもぬけの殻になった隣の空間を横目に掠れ切って無様な声に呆れため息を溢すと、けほけほと力無い咳に鈍く響く頭痛まで続くのだから、これはもう完全に二日酔いだと認めるしかない。それは潔く諦めよう。ただ、何より一番認めたくないのは、恋人への昨晩一連の振る舞いだった。
昨日は勘違いによる嫉妬で一人暴走した末にヤケ酒をした上、無礼にもたった一言のメッセージで恋人を部屋へ呼び出し、へべれけのまま絡みまくった。出来ることなら忘れていたかったのに、それはもう何から何まではっきりと覚えている。
setsuen98
DONE🌊🔮。酔っ払いの🌊を愛でる🌊🔮。
「いますぐきて」のメッセージに、何事かと合鍵を使って彼の部屋に訪れた俺の目に飛び込んできたのは、机の上に並んだ空になったソジュのボトル。その隣にはショットグラスの他にビールやアイスティーが並び、色々な飲み方を試してあっという間にボトルを開けてしまったのだろうと推察できた。その光景に目を瞬かせていると、キッチンから氷の入ったグラスを片手にご機嫌で現れたスハに視線を移し、予想以上に酔った様子に珍しいな、と内心訝しむ。
「浮奇〜!いらっしゃぁい、来てくれたの?うれしい〜」
ふわふわとした口調と少し覚束無い足取りにハラハラしながら咄嗟に手を伸ばせば、満面の笑みを浮かべたスハが覆い被さるように抱きついてきて、その勢いに思わず半歩下がると肩に回された腕の力が強くなり捕らえるように抱え込まれてしまう。
1916「浮奇〜!いらっしゃぁい、来てくれたの?うれしい〜」
ふわふわとした口調と少し覚束無い足取りにハラハラしながら咄嗟に手を伸ばせば、満面の笑みを浮かべたスハが覆い被さるように抱きついてきて、その勢いに思わず半歩下がると肩に回された腕の力が強くなり捕らえるように抱え込まれてしまう。
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DONEまだ付き合ってない🌊🔮♀。純情ビ/ッ/チなゥは可愛いと思ってます。
タ/イ/ナカ/サ/チさんのLipstickって曲が可愛くて好きで、スーーーーキにしました💄
良ければ是非聴いてみてください。
“初デート”の待ち合わせ40分前。待ち合わせ場所にこんなに早く来たことなんて、人生で一度もない。
車で迎えに来てくれるというスハを待つ間、つい何度も背後のショーウィンドウに映り込む自分の姿を覗き込んでしまう。
助手席に乗るならいつもより顔が近くなるから、まつ毛パーマもかけ直したし、念入りにスキンケアもした。そのおかげでメイクのノリもバッチリで、一軍コスメを駆使して念入りにメイクした顔は、どこからどう見ても隙のない過去一の仕上がりなんじゃないかと思う。
肌触りがお気に入りのニットに、綺麗なラインに惹かれてこの日のために買ったタイトスカート。コートを羽織って、奮発して買ったヒールが高めのショートブーツとバッグを合わせれば、もう完璧。…なのに、今更スカートの丈がちょっと短かったかも、なんて気にしていたりする。でもこれを着こなす私は誰よりもいい女だと、自信をつけて今日に挑むには必要なアイテムだった。
2320車で迎えに来てくれるというスハを待つ間、つい何度も背後のショーウィンドウに映り込む自分の姿を覗き込んでしまう。
助手席に乗るならいつもより顔が近くなるから、まつ毛パーマもかけ直したし、念入りにスキンケアもした。そのおかげでメイクのノリもバッチリで、一軍コスメを駆使して念入りにメイクした顔は、どこからどう見ても隙のない過去一の仕上がりなんじゃないかと思う。
肌触りがお気に入りのニットに、綺麗なラインに惹かれてこの日のために買ったタイトスカート。コートを羽織って、奮発して買ったヒールが高めのショートブーツとバッグを合わせれば、もう完璧。…なのに、今更スカートの丈がちょっと短かったかも、なんて気にしていたりする。でもこれを着こなす私は誰よりもいい女だと、自信をつけて今日に挑むには必要なアイテムだった。
setsuen98
DONE🌊🔮♀。大学生×社会人。過去あげた大学生×社会人のシリーズですが、これだけでも読めます。ですが良ければそちらも読んでみてください。
先週のデートの際スハがそわそわとしながら手渡してくれた箱の中に収まっていたのは、うっかり指を引っ掛けでもしたら千切れてしまいそうなほど華奢なシルバーチョーカー。
チャームも何も無いシンプルなデザインながら、フリルのような繊細な動きのあるチェーンはそれだけで上品に存在感を放ち、どんな服装にもマッチするセンスの良い品だが、箱を開けて真っ先に浮かんだ言葉は「誰と選んだの?」だった。ファッションやアクセサリーにそれほど興味がないスハが選ぶとしたら、シンプルなものだとしても何かしらの石やモチーフがついた無難とも言えるネックレスを選ぶはず。彼が一人で選ぶには、デザインが洗練されすぎていた。
流石にスハのセンスじゃないでしょ、なんてそのまま問うなんてことはせず、オブラートに包んで包んで、それはもう遠回しに訊けば大学の友人達と出かけた際ショップについて来てもらいアドバイスをもらったのだと言うが、「その時に教えてもらったんだけど、チョーカーって“傍にいてほしい”って意味があるんだって」と伏し目がちに照れながら口にしたスハに、そのメンバーの中に女がいたことを確信して問おうとした矢先に続けられた「あと、彼氏がいますって印になるって聞いて……着けてくれる…?」と、私よりも背が高いにも関わらず器用に上目遣いで見つめてくる年下彼氏の可愛さにやられて、もういいか、という気になってしまいイチャイチャタイムに突入した、というのがその時のハイライト。
3139チャームも何も無いシンプルなデザインながら、フリルのような繊細な動きのあるチェーンはそれだけで上品に存在感を放ち、どんな服装にもマッチするセンスの良い品だが、箱を開けて真っ先に浮かんだ言葉は「誰と選んだの?」だった。ファッションやアクセサリーにそれほど興味がないスハが選ぶとしたら、シンプルなものだとしても何かしらの石やモチーフがついた無難とも言えるネックレスを選ぶはず。彼が一人で選ぶには、デザインが洗練されすぎていた。
流石にスハのセンスじゃないでしょ、なんてそのまま問うなんてことはせず、オブラートに包んで包んで、それはもう遠回しに訊けば大学の友人達と出かけた際ショップについて来てもらいアドバイスをもらったのだと言うが、「その時に教えてもらったんだけど、チョーカーって“傍にいてほしい”って意味があるんだって」と伏し目がちに照れながら口にしたスハに、そのメンバーの中に女がいたことを確信して問おうとした矢先に続けられた「あと、彼氏がいますって印になるって聞いて……着けてくれる…?」と、私よりも背が高いにも関わらず器用に上目遣いで見つめてくる年下彼氏の可愛さにやられて、もういいか、という気になってしまいイチャイチャタイムに突入した、というのがその時のハイライト。
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DONE🌊🔮♀。大学生×社会人 モブ目線。1つ前のスーーーーキ♀と同じ設定だけど、単体でも問題なく読めます。
周りに見せ付けて牽制する🔮が可愛い。
同じ大学内に、憧れてる人がいる。
明るく優しいその人の周りにはいつでも人がいて、少し離れた場所にいても、多くの人が見上げるほどの長身は目を引く。
誰に対しても気遣い上手な好青年と評される人柄に加え、スタイルも顔立ちも良い上に、ファッションセンスも申し分無い。シンプルながら良いものを身に付けていて、さりげないアクセサリー使いも抜群。入学した当初は垢抜けない感じがあったという話も聞いたことがあるけれど、少なくとも今の彼からは想像がつかない。
そんな彼の難点といえば、女性に弱いところくらいじゃないかと私は思う。弱いというのもデレデレするとかそんなんじゃなくて、どうも彼は女性に慣れていなようで、押しに弱すぎる。現に、今だって私の視線の先でメイクをバッチリ決めた女子二人に両サイドを挟まれ、さらにはさりげなくボディタッチまでされている。
3056明るく優しいその人の周りにはいつでも人がいて、少し離れた場所にいても、多くの人が見上げるほどの長身は目を引く。
誰に対しても気遣い上手な好青年と評される人柄に加え、スタイルも顔立ちも良い上に、ファッションセンスも申し分無い。シンプルながら良いものを身に付けていて、さりげないアクセサリー使いも抜群。入学した当初は垢抜けない感じがあったという話も聞いたことがあるけれど、少なくとも今の彼からは想像がつかない。
そんな彼の難点といえば、女性に弱いところくらいじゃないかと私は思う。弱いというのもデレデレするとかそんなんじゃなくて、どうも彼は女性に慣れていなようで、押しに弱すぎる。現に、今だって私の視線の先でメイクをバッチリ決めた女子二人に両サイドを挟まれ、さらにはさりげなくボディタッチまでされている。
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DONE🌊🔮♀。大学生×社会人 モブ目線。🔮♀が書きたかったのと、🌊のツイから浮かんだものを書き始めたけど途中で折れた。
駆け足、尻切れトンボ。
男性の身長×0.93が女性になった時の身長らしいですよ。
同じ部署に勤める浮奇・ヴィオレタという女性は、社内でもとても有名な人だった。
男の俺からみても上手だとわかる完璧なメイクが映える美しい顔は、正直許されるのなら何時間でも見ていられる。
150半ば程の比較的小柄な身長に、出るところは出ている抜群のスタイル。真っ白で滑らかな肌はどんな色合いの服を着ていても映えるし、ふんわりとした柔らかそうな髪は毎日アレンジされている。個人的には、アップスタイルにされていると細い首筋や鎖骨が見えていいと思っている。
閑話休題。
日々注目を集める彼女と、個人的にお近付きになりたいという者は男女問わず多く存在しているものの、未だお誘いに成功した人は少ないという。ただ付き合いが悪いということもなく、大人数での飲み会などにはすんなりと首を縦に振ってくれるので、その際は皆ここぞとばかりに話しかけチャンスを狙っている。
1203男の俺からみても上手だとわかる完璧なメイクが映える美しい顔は、正直許されるのなら何時間でも見ていられる。
150半ば程の比較的小柄な身長に、出るところは出ている抜群のスタイル。真っ白で滑らかな肌はどんな色合いの服を着ていても映えるし、ふんわりとした柔らかそうな髪は毎日アレンジされている。個人的には、アップスタイルにされていると細い首筋や鎖骨が見えていいと思っている。
閑話休題。
日々注目を集める彼女と、個人的にお近付きになりたいという者は男女問わず多く存在しているものの、未だお誘いに成功した人は少ないという。ただ付き合いが悪いということもなく、大人数での飲み会などにはすんなりと首を縦に振ってくれるので、その際は皆ここぞとばかりに話しかけチャンスを狙っている。
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DOODLE🌊🔮。🔮にお城に住みたいって言わせたかっただけの、大して中身のない短い話。
「ねぇ、二人で暮らそうか」
浮奇と恋人になって、もう数年経つ。
正確には色々有って一度別れてるから、そこでリセットするなら一年未満だけど…まあ直ぐ復縁したし、ノーカウントでいいでしょ。
それは置いといて。少し前から、二人で同じ家に帰りたいと思っていた。「いらっしゃい」でも「お邪魔します」でもなくて、「おかえり」と「ただいま」を言い合いたい。
何気ない感じを装って口にした言葉はいつもより小さくて、自分でも分かる程に緊張していた。格好もつかないし、何とも情けない。恥ずかしくなってつい俯いていく顔を、首を傾げる様にして下から浮奇の美しい顏が覗き込んできた。
「いいよ。どこに住もうか」
「……いい、の?…ほ、ほんとに?」
776浮奇と恋人になって、もう数年経つ。
正確には色々有って一度別れてるから、そこでリセットするなら一年未満だけど…まあ直ぐ復縁したし、ノーカウントでいいでしょ。
それは置いといて。少し前から、二人で同じ家に帰りたいと思っていた。「いらっしゃい」でも「お邪魔します」でもなくて、「おかえり」と「ただいま」を言い合いたい。
何気ない感じを装って口にした言葉はいつもより小さくて、自分でも分かる程に緊張していた。格好もつかないし、何とも情けない。恥ずかしくなってつい俯いていく顔を、首を傾げる様にして下から浮奇の美しい顏が覗き込んできた。
「いいよ。どこに住もうか」
「……いい、の?…ほ、ほんとに?」
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DONE🌊🔮と言っていいのか怪しい何か。🔮に告白された🌊の話。
🌊が割と最低というか、人としてどうかと思う感じです。
浮奇が私に告白してくれたのは、半年ほど前のこと。
「すき。スハが、すき…俺の唯一になってほしい…、…スハの、恋人になりたい…」
空気に溶けてしまうような、か細く震える声。
いつもの妖しく蠱惑的な様子は一片も無く、ただ懇願するだけの、拙い告白。細い指がお腹の前で絡むように硬く握られるのは、まるで祈るようで、浮奇の心の内を表しているようだ、なんて。
だけどあの時の私は思いもよらぬ告白に困惑するばかりで、何か答えなきゃ、という思いだけで口にした言葉は、最低最悪のものだったと今ならわかる。
「本気?浮奇と私は、そういうのじゃないでしょう?」
今までのやりとりは浮奇なりのお遊びで、私もそれに乗って二人で楽しんでいただけ。そこには、恋愛感情なんてものはないと思っていたのに。ただ、突然の事に驚いただけで、疑っていたり嫌悪している訳ではないと浮奇に伝わるには言葉数が全く足りていないことに気付く余裕が、この時の私には無かった。
2131「すき。スハが、すき…俺の唯一になってほしい…、…スハの、恋人になりたい…」
空気に溶けてしまうような、か細く震える声。
いつもの妖しく蠱惑的な様子は一片も無く、ただ懇願するだけの、拙い告白。細い指がお腹の前で絡むように硬く握られるのは、まるで祈るようで、浮奇の心の内を表しているようだ、なんて。
だけどあの時の私は思いもよらぬ告白に困惑するばかりで、何か答えなきゃ、という思いだけで口にした言葉は、最低最悪のものだったと今ならわかる。
「本気?浮奇と私は、そういうのじゃないでしょう?」
今までのやりとりは浮奇なりのお遊びで、私もそれに乗って二人で楽しんでいただけ。そこには、恋愛感情なんてものはないと思っていたのに。ただ、突然の事に驚いただけで、疑っていたり嫌悪している訳ではないと浮奇に伝わるには言葉数が全く足りていないことに気付く余裕が、この時の私には無かった。
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DONE🌊🔮で初心で可愛い🌊が見たくて書いた。書きたい所だけ書いたから、全体的にとても駆け足。
何度肌を重ねても、スハはいつまでも初々しい。…あえて直接的に言えば、全く童貞感が抜けないのも彼の良さだと浮奇は思っている。ただ、最近ひとつ不満に思っていることがあった。
夜のお誘いをするのは浮奇からばかりで、スハから誘ってもらったことがない、ということ。
浮奇がベッドへ誘う度耳まで赤く染め、戸惑いも顕に視線を前後左右に彷徨わせた後、こくん、と恥ずかしそうに首肯するのが何度見ても可愛くて愛おしくて、今日はどんな方法で翻弄しようかと思考する時間は楽しい…が、たまには向こうから求めて欲しいと願うのも当然だと思う。
スハはいつだって浮奇のことを一番に考えてくれて、大切に愛されている実感もある中で、セックスが全てというつもりは毛頭ない。だが、求められることに愛を感じる浮奇が、せめて一度だけでもお誘いを受けてみたいと願うのは自然なことだった。
2633夜のお誘いをするのは浮奇からばかりで、スハから誘ってもらったことがない、ということ。
浮奇がベッドへ誘う度耳まで赤く染め、戸惑いも顕に視線を前後左右に彷徨わせた後、こくん、と恥ずかしそうに首肯するのが何度見ても可愛くて愛おしくて、今日はどんな方法で翻弄しようかと思考する時間は楽しい…が、たまには向こうから求めて欲しいと願うのも当然だと思う。
スハはいつだって浮奇のことを一番に考えてくれて、大切に愛されている実感もある中で、セックスが全てというつもりは毛頭ない。だが、求められることに愛を感じる浮奇が、せめて一度だけでもお誘いを受けてみたいと願うのは自然なことだった。
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DOODLEおねだりする🌊🔮のSS。何をおねがいしたのかはお好きに。
「ねぇ、浮奇?私のおねがい、聞いてくれる?」
ベッドに腰掛ける浮奇の足下に膝をつくと、細くても柔らかい太腿へ主人に甘える犬の様に顎を乗せ、上目に美しいオッドアイを見つつ可愛こぶった声音で問う。内心僅かに顔を覗かせる羞恥心からは、それはもう首がもげるんじゃないかという勢いで全力で顔を背けて見ないふりをした。
「スハ、可愛い…おねがいってなぁに?」とにこにこ頭を撫でてくれる浮奇の腰に両腕を回し、僅かに身を乗り出す事で薄い腹部に顔を埋める。そして深い呼吸をひとつ。
「……何言っても怒らない?」
「怒られる様なこと言うつもりなの?」
面白がっていることが窺える声音にそろりと顔を上げ目元だけを覗かせ見上げると、髪を梳いてくれていた指先が額から目元へと下りてくる。その心地好さを甘受しながらも湧き上がる欲求のまま埋めた口を大きく開き、シルクのパジャマに覆い隠された腹部に噛み付けばぴくりと震える身体を押さえ込むように抱きつく腕に力を込め、覚悟を決めて願いを口にした。
444ベッドに腰掛ける浮奇の足下に膝をつくと、細くても柔らかい太腿へ主人に甘える犬の様に顎を乗せ、上目に美しいオッドアイを見つつ可愛こぶった声音で問う。内心僅かに顔を覗かせる羞恥心からは、それはもう首がもげるんじゃないかという勢いで全力で顔を背けて見ないふりをした。
「スハ、可愛い…おねがいってなぁに?」とにこにこ頭を撫でてくれる浮奇の腰に両腕を回し、僅かに身を乗り出す事で薄い腹部に顔を埋める。そして深い呼吸をひとつ。
「……何言っても怒らない?」
「怒られる様なこと言うつもりなの?」
面白がっていることが窺える声音にそろりと顔を上げ目元だけを覗かせ見上げると、髪を梳いてくれていた指先が額から目元へと下りてくる。その心地好さを甘受しながらも湧き上がる欲求のまま埋めた口を大きく開き、シルクのパジャマに覆い隠された腹部に噛み付けばぴくりと震える身体を押さえ込むように抱きつく腕に力を込め、覚悟を決めて願いを口にした。
setsuen98
DONE🌊🔮ふとした時に出る🌊のちょっと口の悪い感じが好きっていうのから書き始めたsuukiだけど、あまり要素を盛り込めなかった自主練供養の作品。
「いらっしゃいませ! ご注文はお決まりですか?」
浮奇行きつけのカフェで、二人が初めて会った日。突如店員として勤め始めたスハは、この店のオーナーの親戚だという。
にこにこと人好きする笑顔と共に投げられた問いに、数度瞬きをした後、少し言葉に詰まりながらコーヒーをオーダーする浮奇の声には、微かに動揺が滲んでいた。
行きつけということもあり何度も顔を合わせお互い気さくに話せるようになる頃には、あの時の動揺は思わぬ出会いに一瞬にして心を奪われていた所為だと浮奇は自覚していた。
悲しいかな、男運の悪い(趣味が悪いとも言う)浮奇の歴代の彼氏達とは比べものにならない好青年なスハは、見ているだけで心が潤うような、言わば浮奇の日々に彩りを添えるアイドルのような存在になっている。来店した浮奇を見るなり、会えて嬉しいとばかりにぱっと満面の笑みを浮かべる姿に癒しを得るばかりか、時折コーヒーと共にスイーツのおまけをトレーに乗せて「私と浮奇だけの秘密だからね?ないしょ」と囁く優しい声にときめかされる日々。そんな出逢いに感謝する心穏やかな日々に不穏な影が差したのは、スハの一言からだった。
2619浮奇行きつけのカフェで、二人が初めて会った日。突如店員として勤め始めたスハは、この店のオーナーの親戚だという。
にこにこと人好きする笑顔と共に投げられた問いに、数度瞬きをした後、少し言葉に詰まりながらコーヒーをオーダーする浮奇の声には、微かに動揺が滲んでいた。
行きつけということもあり何度も顔を合わせお互い気さくに話せるようになる頃には、あの時の動揺は思わぬ出会いに一瞬にして心を奪われていた所為だと浮奇は自覚していた。
悲しいかな、男運の悪い(趣味が悪いとも言う)浮奇の歴代の彼氏達とは比べものにならない好青年なスハは、見ているだけで心が潤うような、言わば浮奇の日々に彩りを添えるアイドルのような存在になっている。来店した浮奇を見るなり、会えて嬉しいとばかりにぱっと満面の笑みを浮かべる姿に癒しを得るばかりか、時折コーヒーと共にスイーツのおまけをトレーに乗せて「私と浮奇だけの秘密だからね?ないしょ」と囁く優しい声にときめかされる日々。そんな出逢いに感謝する心穏やかな日々に不穏な影が差したのは、スハの一言からだった。
monroe_sigr
MOURNING設定大学生🌊xバンドマン兼バーテンダーの🔮
緩く書いていきたい少女漫画みたいな速度のsuukiパロです
*まだ全然くっつきません
*キャラ掴みきれてないです
*甘くしたい(願望)
*ノクがバンドやってます 2798
mjkk_tarou
CAN’T MAKE学パロ🌊🔮通学電車内の2人(※モブ→🔮要素あり)
⚠️場所を利用した、見る人を選ぶ描写が含まれております⚠️
最終的に解決しますが、無理だと感じたらブラウザタブを閉じてください
🗝→🌊height + 🔮heigh (3) 5507
おもち
TRAININGsuuki。学パロ。教室へ向かう階段を上っているところに後ろから「浮奇!」と声をかけられ、俺はちょうど踊り場で立ち止まってくるりと振り返った。長い足で階段を一段飛ばしに上がってきたスハはあっという間に俺に追いつき晴れやかな笑顔を見せる。
「おはよう! 浮奇の後ろ姿見つけて走ってきちゃった」
「……おはよ、スハ。今日も朝から元気だね」
「あ、ごめん、うるさかったよね。浮奇と朝一番に会えるの嬉しくて」
「うるさくなんてないよ。俺も、スハに一番に会えて嬉しい。走ってきてくれてありがとう」
「……えへへ」
へにゃっと表情を緩めたスハと隣に並んで階段を上り、教室に向かおうとした彼の手を掴んで引き留める。だってクラスが違うから、このままじゃ教室の前でバイバイでしょ?
2075「おはよう! 浮奇の後ろ姿見つけて走ってきちゃった」
「……おはよ、スハ。今日も朝から元気だね」
「あ、ごめん、うるさかったよね。浮奇と朝一番に会えるの嬉しくて」
「うるさくなんてないよ。俺も、スハに一番に会えて嬉しい。走ってきてくれてありがとう」
「……えへへ」
へにゃっと表情を緩めたスハと隣に並んで階段を上り、教室に向かおうとした彼の手を掴んで引き留める。だってクラスが違うから、このままじゃ教室の前でバイバイでしょ?
おもち
TRAININGsuuki。水族館デート。 水族館の空気はひんやりとして気持ちいい。大きな水槽の中で泳ぎ回る色鮮やかな魚たちを眺めていれば時間が経つのはあっという間だった。
「浮奇、そろそろ次のところも見に行く?」
俺は聞こえた声にハッとして顔を左に向け、いつのまにか俺の手を握っていたスハと目を合わせた。水槽の照明がこちらを向くスハの顔の半分を照らしている。
スハの優しい笑顔が俺の心をふわりと温めて、美しい水の中に入り込んでいた意識は彼のおかげで現実に戻ってきた。
「……スハ、手あったかい」
「うん。だから浮奇の手もあったかくなるまで握ってて。ちょっと寒いよね、上着貸そうか?」
「ううん、スハと手を繋いでいたら大丈夫だよ」
俺はスハの温かい手をぎゅっと握り返し、その手を引いて水槽から一歩離れた。俺たちが立っていた場所にはすぐに小さな子どもが駆けてきて、ぺたっと顔をくっつけるようにして水槽の中に夢中になり始める。
2841「浮奇、そろそろ次のところも見に行く?」
俺は聞こえた声にハッとして顔を左に向け、いつのまにか俺の手を握っていたスハと目を合わせた。水槽の照明がこちらを向くスハの顔の半分を照らしている。
スハの優しい笑顔が俺の心をふわりと温めて、美しい水の中に入り込んでいた意識は彼のおかげで現実に戻ってきた。
「……スハ、手あったかい」
「うん。だから浮奇の手もあったかくなるまで握ってて。ちょっと寒いよね、上着貸そうか?」
「ううん、スハと手を繋いでいたら大丈夫だよ」
俺はスハの温かい手をぎゅっと握り返し、その手を引いて水槽から一歩離れた。俺たちが立っていた場所にはすぐに小さな子どもが駆けてきて、ぺたっと顔をくっつけるようにして水槽の中に夢中になり始める。
らっとあるて
PAST※若干の不健全を含むため、ふせったーでリスト公開で上げていたネタの殴り書きの再録です。ふせったーがリスト公開ができなくなったため、こちらに格納しました。当時ひたすら思いつくまま殴り書いたものなので、めっちゃ語り口調で絵文字で人物を示しております。 1319
おもち
TRAININGsuuki。朝のいちゃいちゃが大好きなので😌朝ごはんの用意をするためにキッチンに立っていると、おはよぉ、とまだ眠そうな声が後ろから聞こえた。振り向こうとした私に、ぽすんとぶつかるようにくっついてきた浮奇がスルッとおなかに手を回す。私は笑いながらその手に触れ、首を後ろに傾けてふわふわの髪を撫でるように頭をくっつけた。
「ふふ、おはよう浮奇」
「んん……」
「まだ眠たい? コーヒー入れよっか」
「んぅ……ありがと……」
「このままくっついてる? それとも顔洗ってくる?」
「かおあらう……」
うにゃうにゃとそう言った浮奇は、だけど私に抱きついたままここから動きそうになかった。浮奇は頭の回転が早くていつも楽しそうに私のことを翻弄するけれど、寝起きだと全然脳が動かなくて難しいこと考えられないんだよねと言っていた。それなのに起きてすぐ私のところまで来ておはようと言って抱きついてくるんだから可愛くて仕方ない。
1115「ふふ、おはよう浮奇」
「んん……」
「まだ眠たい? コーヒー入れよっか」
「んぅ……ありがと……」
「このままくっついてる? それとも顔洗ってくる?」
「かおあらう……」
うにゃうにゃとそう言った浮奇は、だけど私に抱きついたままここから動きそうになかった。浮奇は頭の回転が早くていつも楽しそうに私のことを翻弄するけれど、寝起きだと全然脳が動かなくて難しいこと考えられないんだよねと言っていた。それなのに起きてすぐ私のところまで来ておはようと言って抱きついてくるんだから可愛くて仕方ない。
おもち
TRAININGsuuki。ワードパレットの「春分」香り・あくび・横顔、がお題でした。二人ですやすやしてるだけ。とんっと肩に温もりが触れる。映画を流しているテレビ画面から顔だけを右側に向けて見れば柔らかな紫色が私の肩に乗っかっていた。咄嗟に「浮奇?」と声をかけてから、もし眠ってしまったならそのまま寝かせてあげた方が良いかと気がついて空いている左手で自分の口を覆う。
「ん……ごめん、眠くなっちゃった」
「……寝ていいよ? 映画はいつでも見られるし」
「んー。でも、せっかくスハとデートなのに……」
「私のそばで浮奇がのんびりリラックスしてくれるなら、私も幸せだよ。それに浮奇の寝顔は可愛いから好きなだけ見られるのは嬉しいし」
「……恥ずかしいから見ないでよ」
囁くような小さな声は照れているように聞こえたから、私は浮奇の頭を落としてしまわないように気をつけながら顔を覗き込んだ。私の動きで察して上目遣いでこちらを見遣る浮奇と視線が絡み、ゆっくり瞼を閉じた浮奇に誘われるまま唇を重ねた。
1439「ん……ごめん、眠くなっちゃった」
「……寝ていいよ? 映画はいつでも見られるし」
「んー。でも、せっかくスハとデートなのに……」
「私のそばで浮奇がのんびりリラックスしてくれるなら、私も幸せだよ。それに浮奇の寝顔は可愛いから好きなだけ見られるのは嬉しいし」
「……恥ずかしいから見ないでよ」
囁くような小さな声は照れているように聞こえたから、私は浮奇の頭を落としてしまわないように気をつけながら顔を覗き込んだ。私の動きで察して上目遣いでこちらを見遣る浮奇と視線が絡み、ゆっくり瞼を閉じた浮奇に誘われるまま唇を重ねた。
ゆめめ
DONEsuuki(🌊→🔮)🌊が🔮への想いを自覚するおはなし。
Someone special like you 初めは小さな違和感だった。気付かないふりが出来るほど、小さな小さな綿ぼこり。だから、そのまま気付かないふりをして、部屋の隅に「それ」を追いやった。私には今、必要のないものだから。
「はぁ………」
今夜何度目か分からないため息を吐く。枕元に置いたスマートフォンを手の感触だけで手繰り寄せ、電源を入れる。暗闇にぼんやりと浮かび上がる画面には、午前3時5分の文字があった。
(なんでこんなに眠れないんだろ)
今日だけではない。スハはもう、何日もうまく眠れていなかった。暗闇の中目を閉じると、頭の中で誰かが囁くのだ。しかも、何を言っているのかよく聞こうとしても、言葉は端から霧散するようで掴み取ることが出来ない。
1055「はぁ………」
今夜何度目か分からないため息を吐く。枕元に置いたスマートフォンを手の感触だけで手繰り寄せ、電源を入れる。暗闇にぼんやりと浮かび上がる画面には、午前3時5分の文字があった。
(なんでこんなに眠れないんだろ)
今日だけではない。スハはもう、何日もうまく眠れていなかった。暗闇の中目を閉じると、頭の中で誰かが囁くのだ。しかも、何を言っているのかよく聞こうとしても、言葉は端から霧散するようで掴み取ることが出来ない。
おまめさん
DOODLEハッピーバレンタイン!🍫⚠️ハッピーラブラブではありません。
⚠️名前の出る🌊の元カノモブがいます。
🌊🔮バレンタイン 断る隙もなく手渡されたそれは、紛れもなくバレンタインのプレゼントで、丁寧なラッピングを見ると、恐らく手作りの何かだった。何か、というのは、バイトの時間が迫っていて開けられなかったから、の何か、なのだけれどまあそれは今はどうでもよくて。小走りで家に帰り、とりあえず浮奇に見つかるのは良くないという考えでそれをベッドに押し込んで、急いでバイトに向かった。
バレンタインだから混むというような店ではないので、いつも通り働いて、いつも通り家路につく。いつも通りすぎて、すっかりそのプレゼントと、今日がバレンタインであることは忘れてしまっていたくらいだ。
鼻歌まじりで鍵穴に鍵を差し込み、ぐるりと回す。解錠音。後ろ手に扉を閉めて、部屋の電気をつけた。
1845バレンタインだから混むというような店ではないので、いつも通り働いて、いつも通り家路につく。いつも通りすぎて、すっかりそのプレゼントと、今日がバレンタインであることは忘れてしまっていたくらいだ。
鼻歌まじりで鍵穴に鍵を差し込み、ぐるりと回す。解錠音。後ろ手に扉を閉めて、部屋の電気をつけた。
おもち
TRAININGsuuki。いちゃいちゃバレンタイン🍫チョコレートが好きだと知ってる人にチョコレートをあげるのってちょっと緊張する。好みのチョコじゃないなぁなんて思われたら悔しいし、嘘で喜ばれたって嬉しくない。本当に喜んでほしくてたくさん悩んで買ったけれど、彼の家に着いた今もこれで良かったのかなって少し不安だった。
「浮奇、コーヒーでいいんだよね?」
「あ、うん。ありがと」
「いいえー。見たい映画見つかった?」
「んー、まだ、探してる……。スハはどういうのが良い?」
「浮奇と一緒ならなんでもいいよ」
「……、俺もそうだもん」
「ふ、おそろいだ。はい、コーヒーどうぞ」
「……ありがと」
「可愛い顔してる。いつも可愛いけど、もっと可愛いね。どうかした?」
「スハのせいじゃん……」
2357「浮奇、コーヒーでいいんだよね?」
「あ、うん。ありがと」
「いいえー。見たい映画見つかった?」
「んー、まだ、探してる……。スハはどういうのが良い?」
「浮奇と一緒ならなんでもいいよ」
「……、俺もそうだもん」
「ふ、おそろいだ。はい、コーヒーどうぞ」
「……ありがと」
「可愛い顔してる。いつも可愛いけど、もっと可愛いね。どうかした?」
「スハのせいじゃん……」
しろ🐾
DONE🌊→🔮 「なまえ」「はい!?」「せん、ぱい?名前、なに」・大学生パロ
・🔮は出てくるけどまだ名前が出てこない
・できれば続きは考えたい
三度目の春にて サークルの飲み会に参加していたその子は、自分と同じ棟での授業を取り始めたのか、今年から何度か見かけるようになった子だった。
今時、髪色が明るくてもグラデーションが入っていても驚かないが、それにしても見惚れるような色味のふわふわとしたショートヘアで、ウェーブがかかった前髪でやや隠れていても、端整な顔立ちが目立つ青年だった。いわゆる美形に分類される顔だ、とスハは思った。普段顔立ちが美しく立体的な人物に対しては、やや圧を感じるのに、彼に関しては、雰囲気のある子だなと思ったのを、良く覚えている。
そんな感想を持っていた人物が、まさか自分のサークルにやってくるとは思っていなくて、正直驚いた。
――だってここって皆で集まって飲んだり遊んだりしようってところだし。いや、他所に比べたら酷いことなんて起こらないけど、出会い目的の人もいないわけじゃないし。っていうか、自分も最初はそんな友人に引っ張られて参加しているし。
2574今時、髪色が明るくてもグラデーションが入っていても驚かないが、それにしても見惚れるような色味のふわふわとしたショートヘアで、ウェーブがかかった前髪でやや隠れていても、端整な顔立ちが目立つ青年だった。いわゆる美形に分類される顔だ、とスハは思った。普段顔立ちが美しく立体的な人物に対しては、やや圧を感じるのに、彼に関しては、雰囲気のある子だなと思ったのを、良く覚えている。
そんな感想を持っていた人物が、まさか自分のサークルにやってくるとは思っていなくて、正直驚いた。
――だってここって皆で集まって飲んだり遊んだりしようってところだし。いや、他所に比べたら酷いことなんて起こらないけど、出会い目的の人もいないわけじゃないし。っていうか、自分も最初はそんな友人に引っ張られて参加しているし。
らいか
DONE🌊🔮🔞です。夏の頃の配信の話ですみません。関係する特定のライバーさんへの批判は一切ありません。エロはそんにエロくないです。DADARAYの「僕らのマイノリティ」と秋山黄色の「SKETCH」いう曲がモチーフになっています。
国際VALO配信やアンアーカイブの歌枠あたりが元ネタになっています。
Pass:18↑? yes/no 8648
おまめさん
DOODLE🌊🔮♀🌊の片想いです…たぶん…
(これは言うべきか迷いましたが、彼は勃起しています)
猫みたいな子だと思った。
不意に現れて、膝に乗ってきたかと思うとどこかへ消えて、私の気がないときには寄ってくるのに、手を差し伸べようとすると逃げてしまって。それなのに私のテリトリーには容赦無く入ってきて、私のジャージを履いて、私のベッドで寝息を立てていて。
「………浮奇」
顔にかかった髪を除けると、整えられた眉と、長い睫毛が覗く。眉はいつもより下がっていて、大人びた顔が少し幼く見える。
毛穴のひとつもないつるんとした肌は、頬が少しピンク色に染まっていて、艶めく魅惑的なくちびるは、僅かに開いて小さな歯を見せていた。
首元に華奢なネックレスと、いくつか外されたシャツのボタン。その奥には、服の上からでもわかる豊満なそれが少しだけ見えていて、彼女の呼吸に合わせて上下した。
624不意に現れて、膝に乗ってきたかと思うとどこかへ消えて、私の気がないときには寄ってくるのに、手を差し伸べようとすると逃げてしまって。それなのに私のテリトリーには容赦無く入ってきて、私のジャージを履いて、私のベッドで寝息を立てていて。
「………浮奇」
顔にかかった髪を除けると、整えられた眉と、長い睫毛が覗く。眉はいつもより下がっていて、大人びた顔が少し幼く見える。
毛穴のひとつもないつるんとした肌は、頬が少しピンク色に染まっていて、艶めく魅惑的なくちびるは、僅かに開いて小さな歯を見せていた。
首元に華奢なネックレスと、いくつか外されたシャツのボタン。その奥には、服の上からでもわかる豊満なそれが少しだけ見えていて、彼女の呼吸に合わせて上下した。
おもち
TRAININGsuuki。学パロ、同い年設定。上下ともにジャージを着て、ジッパーを一番上まで上げて口元を埋め、袖を伸ばして手をジャージの中にしまいこんだって、冬の体育の授業は耐えられるものではない。女子は体育館でバスケなのに、なんで男子はグラウンドでサッカーなわけ? 男女差別って良くないと思うんだけど。友人とともにグラウンドの隅っこに座って授業が始まるまでの時間を耐えていれば、「あれ、浮奇だ」と俺の名前を呼ぶ声が聞こえて後ろを振り返った。
「……あれ、スハだ……」
「今日の体育浮奇のクラスと一緒だったんだねぇ」
「……スハぁ」
「うん? あはは、浮奇、すっごい寒そう。大丈夫?」
「無理、寒くて死んじゃう。スハなんでそんな平気そうなの?」
「私もちゃんと寒いけど、浮奇ほどではないかも」
2008「……あれ、スハだ……」
「今日の体育浮奇のクラスと一緒だったんだねぇ」
「……スハぁ」
「うん? あはは、浮奇、すっごい寒そう。大丈夫?」
「無理、寒くて死んじゃう。スハなんでそんな平気そうなの?」
「私もちゃんと寒いけど、浮奇ほどではないかも」