カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「特別」せっかくの一周年なのに、ふわ〜っとした芯のない話になりました🌫️
ルスマヴェよ、生涯幸せであれ!
君は特別、僕も特別『せっかく作ったから、もう一枚あげる』
いつもよりのんびりとした朝。ブラッドリーはフライ返しにのせたパンケーキを、もう十分に焼き立てが積み重なった僕の皿に追加した。柔らかいパンケーキに背徳感ある黄金色のシロップが流れ、真っ白な湯気は向こう側のマグカップの縁を曇らせた。
『マーヴには特別ね』
そう言って笑う彼は、パンケーキの甘い香りがした。
『マーヴ、次何飲む?』
任務後の久々の集まりでも、 ブラッドリーは僕の隣を陣取り、僕の肩に腕を回す。騒がしいバーの中でも一際賑やかなテーブルで、彼は静かに囁く。目の前のボトルのラベルを読み顔を上げると、彼は小さく頷きカウンターへと消えた。
2本のボトルを手に戻ったブラッドリーに、優秀で調子の良い若者たちが声をあげ始める。俺も私もと、一斉に彼に注文を始める光景の賑やかさが喜ばしい。
1771いつもよりのんびりとした朝。ブラッドリーはフライ返しにのせたパンケーキを、もう十分に焼き立てが積み重なった僕の皿に追加した。柔らかいパンケーキに背徳感ある黄金色のシロップが流れ、真っ白な湯気は向こう側のマグカップの縁を曇らせた。
『マーヴには特別ね』
そう言って笑う彼は、パンケーキの甘い香りがした。
『マーヴ、次何飲む?』
任務後の久々の集まりでも、 ブラッドリーは僕の隣を陣取り、僕の肩に腕を回す。騒がしいバーの中でも一際賑やかなテーブルで、彼は静かに囁く。目の前のボトルのラベルを読み顔を上げると、彼は小さく頷きカウンターへと消えた。
2本のボトルを手に戻ったブラッドリーに、優秀で調子の良い若者たちが声をあげ始める。俺も私もと、一斉に彼に注文を始める光景の賑やかさが喜ばしい。
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「傘」ルスマヴェが成立する話。いつも通りゆるいです。
一人で傘を差すと寂しい、そんなことに気づく二人の話☂️
Under My Umbrella その電話の声は躊躇いがちで、だけどそこには決意のようなものが滲んでいた、と今となっては思う。後からこんなこと言うのはずるいかな。
あからさまに名残惜しさを伝えるも、やはり彼は西海岸へと帰ってしまった。俺の「好きだ」という単純で真っ直ぐな告白の言葉と共に。返事を聞かないまま彼を見送るのはもちろん不本意だったが、彼にも仕事はあるし、ギリギリまで引き留めたって彼のためにならないことはわかっていた。もしかしたらあと一晩なら、という淡い期待を"もう帰るの?"の一言に込めてしまったのはほとんど無意識だったけれど。"今着いた"のメッセージを受け取るよりも先に彼に駆け寄った休暇の初日から、片時も彼のそばを離れなかった。東海岸で響く彼の声を、一秒でも長く記憶しておきたかったから。
2799あからさまに名残惜しさを伝えるも、やはり彼は西海岸へと帰ってしまった。俺の「好きだ」という単純で真っ直ぐな告白の言葉と共に。返事を聞かないまま彼を見送るのはもちろん不本意だったが、彼にも仕事はあるし、ギリギリまで引き留めたって彼のためにならないことはわかっていた。もしかしたらあと一晩なら、という淡い期待を"もう帰るの?"の一言に込めてしまったのはほとんど無意識だったけれど。"今着いた"のメッセージを受け取るよりも先に彼に駆け寄った休暇の初日から、片時も彼のそばを離れなかった。東海岸で響く彼の声を、一秒でも長く記憶しておきたかったから。
Kodama_sen
DONEさわマル2305展示まんがでした!PW : 成人ですか?(y/n)+🐓🐺機体番号
大人のための粉ミルクって商品が本当にありまして…
去年見つけてからずっとルマで描きたくてね…
この後中将が巻き込まれる話しもあるんですが、また今度☺️
マに立派なすてきおっぱいがある事は存じ上げておりますが、哺乳瓶でしか得られない栄養素もまたあるわけです。お分かりいただけただろうか… 4
Kodama_sen
PAST2022年9月のMP41にて、ツイ友達のスペースに委託で出させていただいた突発突貫工事コピー本でした。コマからはみ出たペン入れに暴発具合がよくわかりますね…とにかくルマは婚約済みである事にしたかった!!この臨場感をお届けしたく、加筆修正無しでお送りいたします😆 6
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ前提のルス→マヴェ/お題「熱」マーヴに熱を上げるルスが書きたかったのに、ノープランで書き始めたらノープランのまま終わりました。5〜10分くらいの出来事。一応時系列は本編後間もないくらいです…✈︎
Well then, Pete 静かな廊下で鼻歌を歌えば、その音は自分が思うより鮮明に響き渡る。歌が上手くなった気分を味わいながら、数メートル先の曲がり角を見つめてその時を待つ。そろそろかな。
その人は重い靴音を鳴らして角を曲がり、目の前に現れた。
「ハイ、マーヴ」
人型の影に覆われたその人は読んでいた資料から顔を上げた。
「わっ、ブラッ…ルースターか」
はあ、と息を吐いて胸を押さえると、彼は眉を下げて笑いかけた。
マーヴェリック。いつか必ず俺の恋人になる人。
「読みながら歩くなんて危ないよ」
「ああ……そうだね、君は真似しちゃダメだよ」
「はいはい……」
資料を閉じて片手を空けたマーヴは坊やに優しく忠告した。そして彼はふと何かに思い至り首を傾げた。
3158その人は重い靴音を鳴らして角を曲がり、目の前に現れた。
「ハイ、マーヴ」
人型の影に覆われたその人は読んでいた資料から顔を上げた。
「わっ、ブラッ…ルースターか」
はあ、と息を吐いて胸を押さえると、彼は眉を下げて笑いかけた。
マーヴェリック。いつか必ず俺の恋人になる人。
「読みながら歩くなんて危ないよ」
「ああ……そうだね、君は真似しちゃダメだよ」
「はいはい……」
資料を閉じて片手を空けたマーヴは坊やに優しく忠告した。そして彼はふと何かに思い至り首を傾げた。
カリフラワー
DONEあぶ空2023/04/14-15 展示作品ルスマヴェ 短編集『Past Ties, Present Love』
書けたところまでの展示ですが、一日ごとの話を集めたものなので、中途半端にはなってないと思います。イベ後もちょくちょく更新出来ればいいな…
Past Ties, Present Love──マーヴとの生活は、言ってしまえばとりとめのないものだ。愛する人と生活しているからといって、毎日重大なことが起こるわけではない。ただ、何も起きない日にもマーヴはここにいて、何も始まらず何も終わらない日々にマーヴという唯一の奇跡が光るのだ。
──ブラッドリーとの生活は、シンプルだけれどかけがけのないものだ。彼は僕が目覚める前から隣にいて、眠りに落ちてもそこにいる。名前を呼べば振り返り、手を伸ばせば触れられる。大したことは起きないが、ブラッドリーがそばにいることより大切なことはないのだから、それも当然か。
20××年 ○月△日+曜日
外は気持ちの良い陽気。庭に出て伸びをすると、じんわりと身体の緊張が解れていく。
9293──ブラッドリーとの生活は、シンプルだけれどかけがけのないものだ。彼は僕が目覚める前から隣にいて、眠りに落ちてもそこにいる。名前を呼べば振り返り、手を伸ばせば触れられる。大したことは起きないが、ブラッドリーがそばにいることより大切なことはないのだから、それも当然か。
20××年 ○月△日+曜日
外は気持ちの良い陽気。庭に出て伸びをすると、じんわりと身体の緊張が解れていく。
カリフラワー
DONEあぶ空2023/04/14-15 展示作品ルスマヴェ バカンス『Caustics (後編)』
2人がバカンスに行く話、後編です🏝️『18/36』に繋がりそうな話なので、よかったらそちらもご一緒にどうぞ…(過去作に並んでます)
※このホテルはオールインクルーシブです✌️
Caustics (後編) バーは三方を囲む全てのドアが開け放たれていた。頬を掠める海風は熱気が取り除かれ、その爽やかな空気に安堵する。バーの真ん中には四角形のこぢんまりしたバーカウンターがあり、数人の宿泊客が注文を待っている。バーの角の一つにはデキャンタがいくつか並んでいる。近づいてみると"チリ・ウォッカ"、"フェンネル・ウォッカ"や"シナモン・ウイスキー"などと書かれたタグがかけられていた。かなり興味をそそられる名前だ。後でマーヴに教えてあげよう。
「ご注文は?」
「モヒートを2つお願いします」
「かしこまりました」
絶えず吹き抜ける風は窓際にもたれかけた身体を後ろから優しく撫でていく。陽に晒された素足はビーチサンダルの形に焼けていて、脱いでもくっきりと跡が残り滑稽だ。この調子ならタンクトップやサングラスの跡も残っているだろう。振り返りマーヴがいるカバナへ目をやると、薄いカーテンの向こう側に寝そべっている姿がぼんやりと見えた。本を読みながら、時折周囲を眺めている。彼は声をかけても聞こえない場所にいて、カーテンの向こうの表情はぼやけている。それでもマーヴの匂いが、感触が、話し声が、遠くから見つめるだけで思い出せる。まるですぐ隣にいるみたいに。
8302「ご注文は?」
「モヒートを2つお願いします」
「かしこまりました」
絶えず吹き抜ける風は窓際にもたれかけた身体を後ろから優しく撫でていく。陽に晒された素足はビーチサンダルの形に焼けていて、脱いでもくっきりと跡が残り滑稽だ。この調子ならタンクトップやサングラスの跡も残っているだろう。振り返りマーヴがいるカバナへ目をやると、薄いカーテンの向こう側に寝そべっている姿がぼんやりと見えた。本を読みながら、時折周囲を眺めている。彼は声をかけても聞こえない場所にいて、カーテンの向こうの表情はぼやけている。それでもマーヴの匂いが、感触が、話し声が、遠くから見つめるだけで思い出せる。まるですぐ隣にいるみたいに。
カリフラワー
DONEあぶ空2033/04/14-15 展示作品ルスマヴェ バカンス『Caustics (前編)』
2人がバカンスに行くだけの話です🏝️
Caustics (前編) 地上の楽園。月並みな表現だが、この島以上に美しい場所を見たことがない。エメラルドの海では眩い集光模様が揺れ、ゼニスブルーの空では小さな雲が漂い去っていく。
飛行機を二本乗り継ぎスピードボートで数十分。無数の島が集まる赤道直下の国で、マーヴと二人だけの休暇を楽しんでいる。10分あれば一周できるほどの小さな島が2つ橋で繋がっていて、その先には水上ヴィラが並んでいる。島そのものがひとつのリゾートホテルになっているというわけだ。
ようやくお互いのタイミングを合わせ一週間の休暇をぶん取ったからには、めいいっぱい堪能して帰りたい。気合は十分だ。
水上ヴィラは文字通り海の上に建っている。入ってすぐがベッドルームで、バスタブと大きなクローゼットがある部屋を通り抜けるとバスルームが並ぶ、横長の部屋だ。バルコニーからは直接海へ飛び込めるほか、大人が泳げるサイズのプライベートプールがあり、床の一部は眼下の海が覗ける大きなハンモックになっている。水上ヴィラは南の島の定番だが、定番こそマーヴと体験しておきたい。冒険するのはその後でいい。それにしても、こんなに美しい景色の中、マーヴと好きなことをして過ごすことが出来るなんて。夢でなくて心底良かった。
7015飛行機を二本乗り継ぎスピードボートで数十分。無数の島が集まる赤道直下の国で、マーヴと二人だけの休暇を楽しんでいる。10分あれば一周できるほどの小さな島が2つ橋で繋がっていて、その先には水上ヴィラが並んでいる。島そのものがひとつのリゾートホテルになっているというわけだ。
ようやくお互いのタイミングを合わせ一週間の休暇をぶん取ったからには、めいいっぱい堪能して帰りたい。気合は十分だ。
水上ヴィラは文字通り海の上に建っている。入ってすぐがベッドルームで、バスタブと大きなクローゼットがある部屋を通り抜けるとバスルームが並ぶ、横長の部屋だ。バルコニーからは直接海へ飛び込めるほか、大人が泳げるサイズのプライベートプールがあり、床の一部は眼下の海が覗ける大きなハンモックになっている。水上ヴィラは南の島の定番だが、定番こそマーヴと体験しておきたい。冒険するのはその後でいい。それにしても、こんなに美しい景色の中、マーヴと好きなことをして過ごすことが出来るなんて。夢でなくて心底良かった。
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ(ルス目線)/お題「満天の星空」天井に星空を映す2人です🌌記憶に残るのは、大好きな人と見上げた作り物の星空…的な…
(唐突ですがポイピクの小説投稿機能と文庫メーカーで画像化した投稿、どちらが読みやすいか迷っているのでお手隙の際リプ等でご意見くださると助かります…)
天井を見上げて 星空に縁のある人生を送ってきたと思う。
ミドルスクールの課外活動では、人工的な光から隔絶されたキャンプ場で流れ星を追いかけた。夜間飛行では何千フィート上空が深海へと変わり、星々と泳いだ。そこは平衡感覚が失われていく恐怖と向き合い続ける孤独な世界だった。
しかしどういうわけか最も鮮明に覚えているのは、そのふたつよりも前に見た、マーヴと通ったプラネタリウムと、マーヴがプレゼントしてくれた家庭用プロジェクターの星空だ。その後に見た流星群や真っ暗な空の美しさは、その星空には敵わなかった。プラネタリウムの学芸員の穏やかな声、隣で寝落ちしたマーヴの微かな寝息や、帰り道に食べたサンデーの真っ赤なイチゴシロップも、星々と共に輝いている。
2976ミドルスクールの課外活動では、人工的な光から隔絶されたキャンプ場で流れ星を追いかけた。夜間飛行では何千フィート上空が深海へと変わり、星々と泳いだ。そこは平衡感覚が失われていく恐怖と向き合い続ける孤独な世界だった。
しかしどういうわけか最も鮮明に覚えているのは、そのふたつよりも前に見た、マーヴと通ったプラネタリウムと、マーヴがプレゼントしてくれた家庭用プロジェクターの星空だ。その後に見た流星群や真っ暗な空の美しさは、その星空には敵わなかった。プラネタリウムの学芸員の穏やかな声、隣で寝落ちしたマーヴの微かな寝息や、帰り道に食べたサンデーの真っ赤なイチゴシロップも、星々と共に輝いている。
カリフラワー
DONEルスマヴェ/お題「やきもち」やきもちエピソードを書きたかったのですが話の展開がよくわからなくて、独り言みたいな話になりました…🫗
表層を掠めただけの話…😭
視線の先に 嫉妬したことがあるかって?
もちろんある、聞くまでもない。俺の恋人が誰かを思い出せばわかるだろう。
例えばバーやレストランで、何かのきっかけでマーヴが一人になったとき。彼のもとに一人また一人と、良い顔をして近づく老若男女がいる。目の前にいることが間違いであると相手に思わせるようなマーヴの小さな棘は、彼が年を重ねた末に、相手の興味を鷲掴む謎めいた色気へと変貌を遂げた。彼がカウンターに一人小さく座り、伏目で頬杖をつき3分の1ほど残ったビールを時折ちびちびと口にすれば、ほらまた一人、精一杯緊張を隠しながら声をかけに来るのだ。
あるいは2人で行ったバイクショップで。店主と話し込み盛り上がるマーヴ。話が通じる嬉しさに、マーヴの声は徐々に大きくなっていく。店の奥の壁には家族旅行の写真が飾ってあり、店主は妻と3人の子どもたちを溺愛している。この2人には趣味以外の繋がりはない。それでも俺は、2人の熱を帯びた専門用語の流れる速さに振り落とされ、結局は一人でただ店内をゆっくりと歩いて回る。
2749もちろんある、聞くまでもない。俺の恋人が誰かを思い出せばわかるだろう。
例えばバーやレストランで、何かのきっかけでマーヴが一人になったとき。彼のもとに一人また一人と、良い顔をして近づく老若男女がいる。目の前にいることが間違いであると相手に思わせるようなマーヴの小さな棘は、彼が年を重ねた末に、相手の興味を鷲掴む謎めいた色気へと変貌を遂げた。彼がカウンターに一人小さく座り、伏目で頬杖をつき3分の1ほど残ったビールを時折ちびちびと口にすれば、ほらまた一人、精一杯緊張を隠しながら声をかけに来るのだ。
あるいは2人で行ったバイクショップで。店主と話し込み盛り上がるマーヴ。話が通じる嬉しさに、マーヴの声は徐々に大きくなっていく。店の奥の壁には家族旅行の写真が飾ってあり、店主は妻と3人の子どもたちを溺愛している。この2人には趣味以外の繋がりはない。それでも俺は、2人の熱を帯びた専門用語の流れる速さに振り落とされ、結局は一人でただ店内をゆっくりと歩いて回る。
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「写真」どこかで読んだような話だったらすみません(たぶんありそう)(それ以前に拙すぎて内容すら理解できないレベルかもしれませんが…)
またまた離れて暮らす2人🐓🐺ルスもマーヴに負けじと独り言の音量が大きいといいな。
そして俺だけを見て なんてことはない、一人の休日。カレンダーは空白で、冷蔵庫の中身も殺風景で、次の休みにやろうと決め放置していた用事と顔を突き合わせ数時間経っていた。
「よし、やるかぁ」
一人の生活に慣れるにつれ、独り言の音量は日々大きくなっていく。
外食続きで蔑ろにしていた冷蔵庫の中身を充実させるため、そしてその他諸々の用事を済ませるため車を走らせた。郵便局へ寄り、私書箱から郵便物を受け取りスーパーへ。一週間分の食料と日用品で両手をいっぱいにして帰宅した。
買い物後の片付けを終え郵便物に目を通していると、一際重い封筒が床に落ちた。
「うお、なんだこれ」
拾い上げ読み上げた差出人の名前には、自分でも驚くほどの甘い感情が乗っていた。
5173「よし、やるかぁ」
一人の生活に慣れるにつれ、独り言の音量は日々大きくなっていく。
外食続きで蔑ろにしていた冷蔵庫の中身を充実させるため、そしてその他諸々の用事を済ませるため車を走らせた。郵便局へ寄り、私書箱から郵便物を受け取りスーパーへ。一週間分の食料と日用品で両手をいっぱいにして帰宅した。
買い物後の片付けを終え郵便物に目を通していると、一際重い封筒が床に落ちた。
「うお、なんだこれ」
拾い上げ読み上げた差出人の名前には、自分でも驚くほどの甘い感情が乗っていた。
Kodama_sen
DONEちる@ch00087さんとの合作イラストです!「うちのマを抱いて欲しい」「熊ヒゲで‼︎」とのリクエストで抱かせていただきました🙏😇ポーズ指定とスタートのラフ:ちるさん、ルス画:谺、マヴェ画:ちるさん、ざっくり陰影塗り:谺グラデーションマップ選択:谺、仕上げ微修正:ちる&谺
秋@StorytellingAkさんに見守られながらのヘ"ット"インでございます…ありがとうございました光栄です…💖
カリフラワー
DONEマ右ワンライ企画のルスマヴェです🐓🐺お題は「バレンタイン」
イメージは平日のバレンタインです。イベント事の話が苦手な自分なりに、自分らしく書けたかなと思います。
サンスベリアの和名に由来する花言葉「永久」「不滅」をタイトルらしくなるようにもじってつけました🪴
永遠に続けば 今日は何の日か知ってるか?
目が合った途端、二言目にはこの質問をされた。ただし、質問をしたのは恋人ではなくただの同僚。答え甲斐など何もない。
「…知ってる。けど言いたくない」
力の無い答えになんだよそれ、と同僚が笑う。もし目の前にいるのがマーヴだったなら、これ以上ないほどの甘い声できちんと一言答えられるのに。今日はバレンタインだね、と。
どれだけ瞬きしようが目を擦ろうが目の前の同僚がマーヴに変わることはないし、残業のためPCや書類と向き合った時間を後から取り戻せたりもしない。
俺はバレンタインに、残業に勤しみ恋人を一人で待たせているのだ。そうか、こんなバレンタインの過ごし方もあったわけか。…当然これは嫌味だが、勤務態度の良い俺は決して口には出さなかった。その分一刻も早く仕事を終わらせ、残業仲間の同僚と別れ駐車場へと向かった。
5321目が合った途端、二言目にはこの質問をされた。ただし、質問をしたのは恋人ではなくただの同僚。答え甲斐など何もない。
「…知ってる。けど言いたくない」
力の無い答えになんだよそれ、と同僚が笑う。もし目の前にいるのがマーヴだったなら、これ以上ないほどの甘い声できちんと一言答えられるのに。今日はバレンタインだね、と。
どれだけ瞬きしようが目を擦ろうが目の前の同僚がマーヴに変わることはないし、残業のためPCや書類と向き合った時間を後から取り戻せたりもしない。
俺はバレンタインに、残業に勤しみ恋人を一人で待たせているのだ。そうか、こんなバレンタインの過ごし方もあったわけか。…当然これは嫌味だが、勤務態度の良い俺は決して口には出さなかった。その分一刻も早く仕事を終わらせ、残業仲間の同僚と別れ駐車場へと向かった。
カリフラワー
DONEルスマヴェ/お題「長い夜」離れて暮らす2人。ルスが電話越しにマーヴと夜を過ごそうとする薄い話です🐓📱🐺
いつものこととはいえ、回を重ねるごとに薄くなっている気がします…🥲
(やはり段落字下げができず読みづらいです、すみません…)
早寝と夜更かし「マーヴ?今何してる?」
『今?そろそろ着替えて寝ようと思って、立ち上がったところだよ』
スピーカーから聞こえる声はいつ聞いても甘い。夜はまだ始まったばかりのはずだが、マーヴはすでにその一日を終えようとしていた。
「早くない?」
『え、そう?』
一方の俺は、さて今夜は何をして過ごそうかなどと考え目が冴えていた。こちらの時刻は日付が変わって1時間ほど。マーヴの時計の針はまだ12のいくつか手前を指していて、日付も変わっていないはずだ。
「マーヴ、明日休み?」
『休みだよ』
この一言でさえ機械越しでなく直接聞きたい。手のひらに収まる小さな機械で、マーヴの甘い声を正確に再生できるとは思えない。
「ならもうちょっと話そうよ、ね?」
3834『今?そろそろ着替えて寝ようと思って、立ち上がったところだよ』
スピーカーから聞こえる声はいつ聞いても甘い。夜はまだ始まったばかりのはずだが、マーヴはすでにその一日を終えようとしていた。
「早くない?」
『え、そう?』
一方の俺は、さて今夜は何をして過ごそうかなどと考え目が冴えていた。こちらの時刻は日付が変わって1時間ほど。マーヴの時計の針はまだ12のいくつか手前を指していて、日付も変わっていないはずだ。
「マーヴ、明日休み?」
『休みだよ』
この一言でさえ機械越しでなく直接聞きたい。手のひらに収まる小さな機械で、マーヴの甘い声を正確に再生できるとは思えない。
「ならもうちょっと話そうよ、ね?」
toumo2
PROGRESS★☆TGM中心、冒頭から★☆トランスフォーマー(映画)⇔トップガンマーヴェリック
2010年あたりTF世界⇔2020年辺りTGM世界
で時空を超えたクロスオーバーです
とんでもない長さになりそう&これだいじょうぶなのかとチキンハートは震えながら混沌とした書き散らしのまま
ええい!と投げた‥
※修正しました
pass:取扱い作品の略称2つ続けて(全部小文字で5文字) 15013
88hari03
DOODLEルスマヴェ🐓🐺。レカぺ3展示。風邪を引いてダウンしたルスの元を訪れたマヴ。看病するために買い物に行ったり料理を作ったりしているうちに、いつもと違ったルスの雰囲気にあてられて…
🔑はぷらいべったーの展示物一覧。 8213
カリフラワー
DONEルスマヴェ/お題「早朝」なんとまあ、薄い話でしょう…。毎日投稿している同棲ルマ妄想ツイート群の一つがちょうど「早朝に目が覚めた2人」の話だったので、それを限界まで薄〜く引き伸ばして書きました🐓🐺
段落字下げが出来ず読みづらいです、すみません…
ふたりの庭で 外はまだほんの少し暗く、夜とも朝とも呼べない時間。何か物音を聞いたわけでもなく、ただ自然と目が覚めた。昨夜は恋人と向かい合って眠りについたはずが、今は反対方向を向いている。そっと隣を振り返ると、恋人は本を読んでいた。ベッドサイドランプの柔らかな光が恋人とその手元を優しく照らす。
「マーヴ…起きてたの」
「ん?ああ、なんだか急に目が覚めてしまって。すまない、起こしちゃったかな」
「ううん、俺もなんか勝手に目が覚めちゃった」
答えるとマーヴは小さく笑った。読んでいたのは俺が勧めた小説。結構気に入ってくれているみたいだ。マーヴは本を閉じて話し始めた。
「考えたんだけど…」
「なに?」
「このまままた寝るのもなぁって」
4099「マーヴ…起きてたの」
「ん?ああ、なんだか急に目が覚めてしまって。すまない、起こしちゃったかな」
「ううん、俺もなんか勝手に目が覚めちゃった」
答えるとマーヴは小さく笑った。読んでいたのは俺が勧めた小説。結構気に入ってくれているみたいだ。マーヴは本を閉じて話し始めた。
「考えたんだけど…」
「なに?」
「このまままた寝るのもなぁって」
yokirero_20
DOODLE #いいねした人に後悔するほど適当なイラスト描くで描かせていただいたもの詰め合わせです
※GIFは載っけましたが動きませんので良ければTwitterへ見に来てください💦※ 17
カリフラワー
DONEルスマヴェ/お題「帰り道」『Caustics』で書いたバカンスの帰り道。
海外旅行の帰りの空港の、非日常と現実が境目なく存在する不思議な空間が好きで、その場所を2人に過ごしてほしくて書きました🏝️
18/36 冷房の効きすぎたターミナルでは、思い出と共に自国へ帰る人々や非日常への旅に胸を躍らせる地元の人々の話し声が混ざり合い、一つの大きな音を作り上げている。ベンチの右隣にはプリンセスのイラストがプリントされた小さなリュックとうさぎのぬいぐるみが、左隣では冷房の容赦ない風を避けるためにマーヴがフライトジャケットをブランケットのように被っている。
島は暑かった。それはもうとてつもなく暑かった。ごく小さな島々で構成される赤道直下の国はマーヴが住んでいた砂漠より暑かった。海はどこで見たよりも青く澄み、水平線には同じようにリゾートホテルがそのまま浮かんだような構成の島がいくつかぼんやりと見えるだけで、世界には俺とマーヴ………とホテルスタッフと他の宿泊客しかいないような感覚がした。
4592島は暑かった。それはもうとてつもなく暑かった。ごく小さな島々で構成される赤道直下の国はマーヴが住んでいた砂漠より暑かった。海はどこで見たよりも青く澄み、水平線には同じようにリゾートホテルがそのまま浮かんだような構成の島がいくつかぼんやりと見えるだけで、世界には俺とマーヴ………とホテルスタッフと他の宿泊客しかいないような感覚がした。