#冴羽獠

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ささめ

できた細雪んとこの獠香ちゃんさんは『浮気性』をお題に、140字でSSを書いてください。
#shindanmaker


原作以上の獠香ちゃん
「香ちゃんってば、浮気性だったのね」
 あたしが持つスマホを覗き見した後、獠ちゃん悲しい……と、泣き真似をする獠に冷たい視線を向ける。
「何言ってんの?」
「おまぁこの前、新宿駅でナンパされてついて行こうとしてだろ?」
「あれはナンパじゃなくて、ただ道を聞かれただけよ!」
 はぁ、と獠は息を溢して「とにかく今後男に道案内するな」と言われた。
「あのね獠、あたしが浮気性なら今頃ここに居ないわよ!」
「はぁ? それどう言う意味だよ?」
「あたしが獠以外の人に興味がないから今でもここに居るんでしょ!」
 もう少しあたしを大事にしろ! と獠に向かって手元にあったクッションを投げたけど、簡単に受け止められた。
「言ったな、じゃあお望み通りに」
 にやり、と獠が笑う。
「えっ?」と声が出ると同時に獠の腕の中に閉じ込められた。
「今からたぁぷり分からせてやるよ」と今度は肩に担がれ向かった先は獠の部屋。
「ちょっ! 離してよ! 獠!!」
「だぁめ! 香が浮気しようなんて考えないようにしないとな!」
 必死の抵抗も虚しく、翌朝、獠のベッドの上で「10%しかなかったのに……」と呟くと獠はそれさえも駄目だと言う。
 腰の痛みを抱えてあたしは、今後一切『浮気性診断』なんかするものじゃないと心に誓った。

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