nanamicojewel
DONE※R18部分カット版です※ R部分あり全編はこちらへ→https://poipiku.com/753133/11125026.html最近pixivに再録した千至本「往生際がワルすぎる」のモブが出てくるよ。だけど別に読んでなくてぜんぜんだいじょうぶ!ふんいきでどうぞ!
忘年会とコスプレえっち(コスプレえっちマイナス版)「卯木、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいか?」
「なんの件?」
「いや、なんのってわけでもないんだが、今ちょっと時間あるか?」
「何分ぐらい?」
「カフェスペ行って飲んで帰ってくるぐらい」
「なくはない」
また合コンの誘いか? と思いつつ、しかしそれならばここで言うだろう。微妙な歯切れの悪さを見るに、何かややこしいことにでもなっているのか? と腰を上げた。
「卯木はなんにする?」
「え? 自分で買うよ」
「いや、まあまあ」
「……じゃあコーヒー」
「ブラックだよな。ホット?」
「いや、アイス」
「お」
ボタンを押すやけに太い指先を見ながら、この様子では面倒そうだと千景は内心溜め息をついた。
ガコン、という音が二回あって、十二月の自販機に冷えたコーヒーが二つ落ちている。茅ヶ崎がここにいたら信じられないという顔をするだろう。
6284「なんの件?」
「いや、なんのってわけでもないんだが、今ちょっと時間あるか?」
「何分ぐらい?」
「カフェスペ行って飲んで帰ってくるぐらい」
「なくはない」
また合コンの誘いか? と思いつつ、しかしそれならばここで言うだろう。微妙な歯切れの悪さを見るに、何かややこしいことにでもなっているのか? と腰を上げた。
「卯木はなんにする?」
「え? 自分で買うよ」
「いや、まあまあ」
「……じゃあコーヒー」
「ブラックだよな。ホット?」
「いや、アイス」
「お」
ボタンを押すやけに太い指先を見ながら、この様子では面倒そうだと千景は内心溜め息をついた。
ガコン、という音が二回あって、十二月の自販機に冷えたコーヒーが二つ落ちている。茅ヶ崎がここにいたら信じられないという顔をするだろう。
zenshingaitai
DOODLEオオカワ先生のアドベントカレンダー企画の12/2分です!https://x.com/okawasani/status/1862871659893657697うっかり茅ヶ崎くん 12/2、まあ当然忙しくてバタバタした日になる予定だった、のだけど、突如社内システムがダウンして、アポとメール以外の仕事が止まったまま、フロアのみんなが困った困ったと言いつつ、少し浮かれているのがわかる。
今日中には無理だろうというシステムの復旧具合を共有しつつ、そこかしこで雑談が広がっていて、もう少ししたら予定の空いてるメンツで飲みに行くかという流れになるのを察して、午後休の準備を進めてしまう。
今年のクリスマスは、外部のイベントに駆り出される予定なので、少しでも脚本の読み込みをしておきたかった。
練習相手として先輩にも打診すると、とっくに仕事を整理して階下の飲食店でダラダラ作業してると言われて、相変わらずトラブルに強いな、と少し呆れてしまう。
2248今日中には無理だろうというシステムの復旧具合を共有しつつ、そこかしこで雑談が広がっていて、もう少ししたら予定の空いてるメンツで飲みに行くかという流れになるのを察して、午後休の準備を進めてしまう。
今年のクリスマスは、外部のイベントに駆り出される予定なので、少しでも脚本の読み込みをしておきたかった。
練習相手として先輩にも打診すると、とっくに仕事を整理して階下の飲食店でダラダラ作業してると言われて、相変わらずトラブルに強いな、と少し呆れてしまう。
たえこ
DONEちんたら描いてたら素敵絵とタイミング被っちゃったしこちらでこそこそアップ……マロで教えてくださった方ありがとうございました〜めちゃめちゃかわいいし超千至ですよね🌸(茅ヶ崎のジャージの塗り間違えてたのに一晩たってから気づいたので差替済み)
ついでにヤバチャの色違いが通常カラーと合わせて千至やんけ!とさいきん捕まえて興奮したのでいっしょに描きました。
行方不明
DOODLE千景さんへの気持ちを消すために寮を出た至さんの話 エピローグ「…………で、なんで先輩と一緒に布団に入ってるんでしょうか」
「恋人同士だから、じゃだめかな」
「だめかな……じゃないんですよ…………」
至の借りているマンションの寝室で、千景と至は同じ布団にくるまっていた。至を抱きしめるように回された千景の手に、ぎゅっと力が入った。
「せっかく恋人になれたんだし、いいだろ? ……俺も少し、浮かれてるってことで」
「…………は!?」
「はは」
なんて恥ずかしいことを簡単に言ってしまうのだろうかと至の方が羞恥を感じていたが、楽しそうに笑う千景の顔を見ていたら、なんだかそんなことはどうでもよくなってきてしまった。
そっと至も手を伸ばし、千景の背中に回した。布団に温められたせいかもしれないが、あたたかい。そのままそっと千景の胸に擦り寄った。
1091「恋人同士だから、じゃだめかな」
「だめかな……じゃないんですよ…………」
至の借りているマンションの寝室で、千景と至は同じ布団にくるまっていた。至を抱きしめるように回された千景の手に、ぎゅっと力が入った。
「せっかく恋人になれたんだし、いいだろ? ……俺も少し、浮かれてるってことで」
「…………は!?」
「はは」
なんて恥ずかしいことを簡単に言ってしまうのだろうかと至の方が羞恥を感じていたが、楽しそうに笑う千景の顔を見ていたら、なんだかそんなことはどうでもよくなってきてしまった。
そっと至も手を伸ばし、千景の背中に回した。布団に温められたせいかもしれないが、あたたかい。そのままそっと千景の胸に擦り寄った。
行方不明
DOODLE千景さんへの気持ちを消すために寮を出た至さんの話 ㊦「お疲れ様です、お先に失礼します」
千景が酔った至を部屋に送り届けたあの日以降、至は千景の顔を見ていない。正確には、姿が見えそうになったら全力で顔を背けていた。そんな至の態度にも、千景が何かを言ってくることは無かった。今週末には春組の稽古がある。平日の稽古は申し訳ないが仕事が忙しいなどと言い訳をして参加を極力減らしていたが、週末となれば話は別だった。それにできる限り稽古には参加したい、一人だけ置いていかれる訳にはいかないというプライドもある。
食事だってあの日千景に言われたことを気にしてもっと体に良さそうなものも選ぶようにした。そのせいで増した食費のためにゲームに費やす金額を減らしているので、日々ストレスが溜まっていく。しかしどんなにイラついても当たる先はゲームしかない。
8118千景が酔った至を部屋に送り届けたあの日以降、至は千景の顔を見ていない。正確には、姿が見えそうになったら全力で顔を背けていた。そんな至の態度にも、千景が何かを言ってくることは無かった。今週末には春組の稽古がある。平日の稽古は申し訳ないが仕事が忙しいなどと言い訳をして参加を極力減らしていたが、週末となれば話は別だった。それにできる限り稽古には参加したい、一人だけ置いていかれる訳にはいかないというプライドもある。
食事だってあの日千景に言われたことを気にしてもっと体に良さそうなものも選ぶようにした。そのせいで増した食費のためにゲームに費やす金額を減らしているので、日々ストレスが溜まっていく。しかしどんなにイラついても当たる先はゲームしかない。
行方不明
DOODLE千景さんへの気持ちを消すために寮を出た至さんの話 ㊤「いろいろ考えたんだけどさ……俺、寮を出るよ」
とは言え、察しが良くて、頭の切れる、家族に激甘なおじいちゃんに本心を隠し通せる気がしないからさ……協力してくれないかな、監督さん。
心残りが無いわけではなかったが、後悔もなかった。そうしなければ、大切なものを壊してしまうから。この場所が大切で、この家族が大好きだから。それらを守りたいと思うから。
至は、寮を出ることを、決意した。
「よし、これで荷物は全部か?」
「あーうん、めっちゃ運ばせてごめん。助かったよ、ありがとう」
「別にそれくらい気にするな。それにしてもまさか──────ゲーム配信にもっと力を入れたいから一人暮らしするなんて言うなんて驚いたぞ」
「そ? 俺はいつだってゲーム最優先だけど」
3668とは言え、察しが良くて、頭の切れる、家族に激甘なおじいちゃんに本心を隠し通せる気がしないからさ……協力してくれないかな、監督さん。
心残りが無いわけではなかったが、後悔もなかった。そうしなければ、大切なものを壊してしまうから。この場所が大切で、この家族が大好きだから。それらを守りたいと思うから。
至は、寮を出ることを、決意した。
「よし、これで荷物は全部か?」
「あーうん、めっちゃ運ばせてごめん。助かったよ、ありがとう」
「別にそれくらい気にするな。それにしてもまさか──────ゲーム配信にもっと力を入れたいから一人暮らしするなんて言うなんて驚いたぞ」
「そ? 俺はいつだってゲーム最優先だけど」
行方不明
TRAINING短いの書こうと思った+
別れましょうから始まる話を書きたくなった
+
メンタルよわよわじゃない千景さんが書きたかった
Ⅱ
至さんのメンタルがよわよわになった
結局別れない「先輩。やっぱり俺たち、別れませんか」
それを告げた時の先輩は、珍しく驚いた顔をしていた。
華の金曜日。プレミアムフライデー。色んな呼び方があるけれど、とりあえず明日が土曜日で、仕事が休みなことは変わりない。先輩に誘われるがままにやってきたいつものホテル。先日からどうしても頭の中でぐるぐる渦巻いているモヤモヤしたものがあって、とうとうそれが抑えきれそうになかった。だから先輩がシャワーを浴びている間に、別れを告げる決心をした。
「……こんなところに来てまで、どういうこと?」
「それは……その、すみません。ここは俺が払います」
「そうじゃなくて。嫌なら来る前に言えばよかっただろ?」
「気持ちが、整理できてなかったので……」
2599それを告げた時の先輩は、珍しく驚いた顔をしていた。
華の金曜日。プレミアムフライデー。色んな呼び方があるけれど、とりあえず明日が土曜日で、仕事が休みなことは変わりない。先輩に誘われるがままにやってきたいつものホテル。先日からどうしても頭の中でぐるぐる渦巻いているモヤモヤしたものがあって、とうとうそれが抑えきれそうになかった。だから先輩がシャワーを浴びている間に、別れを告げる決心をした。
「……こんなところに来てまで、どういうこと?」
「それは……その、すみません。ここは俺が払います」
「そうじゃなくて。嫌なら来る前に言えばよかっただろ?」
「気持ちが、整理できてなかったので……」
no_kazuha_no
PAST夜叉夕姫本のboostのお礼で書いたもの。本の内容とは関係ありません。ありがとうございました。
しくじった、そう思ったのは、会社の飲み会も佳境に入り、そろそろ次の店へ向かうかと部長が声を上げた頃だった。
会社の飲み会なんてかったるいことこの上ない。外面を貼り付けたまま、周りの人間に気を遣いながらお酌をして、勧められたものを断ることはできないから自分のペースはゆっくり。会社の王子様が酔っ払った、なんてことになったらなんとも面倒くさい。ワンナイトを狙う人間、弱みを握ろうとする人間。純粋に心配してくれる人もいるだろうが、そういった悪意をもって近づいてくる人間を躱すには、酔わないことしか方法がない。茅ヶ崎は特別酒に強いわけではないが、かといって弱いわけでもない。一人で好きに飲んでいれば少し思考がふわふわとしてくるぐらいで、ひどく酩酊したりその場で眠ってしまったりすることはない。いや、なかった。
1549会社の飲み会なんてかったるいことこの上ない。外面を貼り付けたまま、周りの人間に気を遣いながらお酌をして、勧められたものを断ることはできないから自分のペースはゆっくり。会社の王子様が酔っ払った、なんてことになったらなんとも面倒くさい。ワンナイトを狙う人間、弱みを握ろうとする人間。純粋に心配してくれる人もいるだろうが、そういった悪意をもって近づいてくる人間を躱すには、酔わないことしか方法がない。茅ヶ崎は特別酒に強いわけではないが、かといって弱いわけでもない。一人で好きに飲んでいれば少し思考がふわふわとしてくるぐらいで、ひどく酩酊したりその場で眠ってしまったりすることはない。いや、なかった。
行方不明
DONE前にべったーにアップしたやつに加筆しました真夜中、眠りを妨げる声。「ねぇ、茅ヶ崎。お前、夜中にゲームをやるのはいいけど、もう少し静かに出来ないの?」
会社に遅刻するぞと頭をパシリと叩かれて起こされて朝食を無理矢理口に突っ込んでコーヒで流して眠気を覚ました至は、忙しなく動くワイパーの向こうの赤信号を見つめているときに助手席から苦情を頂いた。
ちらりと視線を向けると、怒っているわけではないが些か不機嫌な表情の千景の鋭い眼光が至を捉えていた。
「あ〜……すみません、ちょっと熱が入っちゃって。静かに叫んだと思ったんですけどね、当社比」
「そんな会社辞めた方がいいよ」
「あは、これからはもう少し厳しく審査します」
はぁ、とわざとらしいため息が車内に広がる。雨が車体を叩く音、アスファルトを叩く音、雨に濡れた道路を車が走り去る音だけをしばらく聞いたあと、信号が変わった。
5810会社に遅刻するぞと頭をパシリと叩かれて起こされて朝食を無理矢理口に突っ込んでコーヒで流して眠気を覚ました至は、忙しなく動くワイパーの向こうの赤信号を見つめているときに助手席から苦情を頂いた。
ちらりと視線を向けると、怒っているわけではないが些か不機嫌な表情の千景の鋭い眼光が至を捉えていた。
「あ〜……すみません、ちょっと熱が入っちゃって。静かに叫んだと思ったんですけどね、当社比」
「そんな会社辞めた方がいいよ」
「あは、これからはもう少し厳しく審査します」
はぁ、とわざとらしいため息が車内に広がる。雨が車体を叩く音、アスファルトを叩く音、雨に濡れた道路を車が走り去る音だけをしばらく聞いたあと、信号が変わった。
行方不明
PROGRESSアイスバースちかいた完成まで行きたい〜……
この気持ちは溶かせない(仮タイトル)「好きだよ、茅ヶ崎」
優しい声色で、柔らかな表情で、穏やかな雰囲気で紡がれるその言葉は、俺の人生にとって一番甘美なもので、一番の凶器だった。
❀
「茅ヶ崎、そろそろ起きないと遅刻するぞ」
パシンと頭を叩かれて、そろそろタイムリミットが近いことを知る。もっと惰眠を貪りたい気持ちはあるのだが、それで会社に遅刻しては元も子もない。
「……まだ眠い」
「早く起きないと、その鳥の巣みたいな頭で出勤することになるよ」
「鳥の巣って……失礼すぎでは?」
ボソボソと文句を言いながら起き上がれば、やれやれと言いたげな表情をして俺を見上げる千景さんの姿が目に入る。既に支度を終えているようで、きっちり着込んだスーツに整えられた髪は今の俺とは正反対だった。
3742優しい声色で、柔らかな表情で、穏やかな雰囲気で紡がれるその言葉は、俺の人生にとって一番甘美なもので、一番の凶器だった。
❀
「茅ヶ崎、そろそろ起きないと遅刻するぞ」
パシンと頭を叩かれて、そろそろタイムリミットが近いことを知る。もっと惰眠を貪りたい気持ちはあるのだが、それで会社に遅刻しては元も子もない。
「……まだ眠い」
「早く起きないと、その鳥の巣みたいな頭で出勤することになるよ」
「鳥の巣って……失礼すぎでは?」
ボソボソと文句を言いながら起き上がれば、やれやれと言いたげな表情をして俺を見上げる千景さんの姿が目に入る。既に支度を終えているようで、きっちり着込んだスーツに整えられた髪は今の俺とは正反対だった。
chobinko4x4
DOODLE以前にチラッとつぶやいた、受けちゃんと攻めちゃんで「こし止まらない」って言うセリフの解釈が変わってくるよね…!!っていうのを千至ちゃんで描いてみたシリーズです…! 今回は攻めの千景さんver.。Rつくほどでは無いかもしれません…笑riira_mg
DOODLE仕立て屋千景(情報屋)×二見先生重要な情報を教えてもらう時の条件として体を差し出す二見先生。
おせっせしながら情報伝えるのよくないですか!?
二見先生は聞いた情報しっかり覚えてるけど情報思い出す際行為のことも思い出しちゃって欲しい() 6