にしな
MOURNINGジェイドと初代ちゃんと、名前のあるオリキャラ後輩と、レオナ・キングスカラー。ここは地獄の一丁目③ ビシャビシャの浴室を綺麗に魔法で片付けて、ジェイドは約束通り、バスタブから出て足を拭いた。これでいいですかと言わんばかりに、足ふきマットの上でお伺いを立てる。先に上がって髪を拭いていた後ろに立ち、ジェイドが魔法で乾かして差し上げますよと提案してきたが断った。相手が厄介な取り立て屋だと知っている。
洗濯物を籠に放り入れクローゼットから新しいシャツを取り出して羽織った。何度言っても持って帰らないから、ジェイドの私物がいくつか残されたままになっている。大き過ぎるシャツの裾には血がついていて、もう着れないのでと譲ってもらった一枚だ。
明日は特に予定がない。今日がこうなるとわかっているから、次の日はなんの予定も入れないことにしているのだ。頭を拭いていたタオルを首に掛けてソファーに移動する。後ろから付いてくる大きい金魚の糞が我が物顔ですぐ隣に腰を下ろし、それから「失礼」そう言って足首を掴んだ。めちゃくちゃ失礼極まりない。
7709洗濯物を籠に放り入れクローゼットから新しいシャツを取り出して羽織った。何度言っても持って帰らないから、ジェイドの私物がいくつか残されたままになっている。大き過ぎるシャツの裾には血がついていて、もう着れないのでと譲ってもらった一枚だ。
明日は特に予定がない。今日がこうなるとわかっているから、次の日はなんの予定も入れないことにしているのだ。頭を拭いていたタオルを首に掛けてソファーに移動する。後ろから付いてくる大きい金魚の糞が我が物顔ですぐ隣に腰を下ろし、それから「失礼」そう言って足首を掴んだ。めちゃくちゃ失礼極まりない。
紫藍レイ
PROGRESS我が家の特殊監督生と⚔️先輩のシル監⚔️→→(←←)監だったけど、監が⚔️を好きになったことを自覚するシーンというかなんというか…
とあるところから構図借りてます✌[ ’ω’ ]✌
midnight_ki_
PASTTwitterの企画参加で掲載したワンドロです。お題は「世界一の我儘」です。
夢中になって30分オーバーしてしまいました。
ハイエナの求愛行動が歌うことって知ってた? 「ユウくんへ約束のプレゼントッス」
ラギーがにっこりとユウの目の前に渡すのは黄色い百合のような花束。
「ラギー先輩、これは綺麗ですがただの黄色い花のようですね。私のお願いしたやつではありません」
愛想のない冷淡にそう言い放つユウは、自分が無理難題なことを言っているとわかっていた。しかし、ユウは向けられた好意に困惑していたのだ。自分の好きな人が自分を好きなのかもということがあれば昔話のような身分違いの恋ということでもない限りは現代では大抵、恋人同士になる。
しかしユウにとってはそれは許されない、そう思っていた。
自身が本来いる場所はここではない、いつ帰れるかもわからないのに誰かとお付き合いなんてしたらお互い辛い結末になる。そんなことにはなりたくないと彼女は心の中で境界線を引いているのだ。
1351ラギーがにっこりとユウの目の前に渡すのは黄色い百合のような花束。
「ラギー先輩、これは綺麗ですがただの黄色い花のようですね。私のお願いしたやつではありません」
愛想のない冷淡にそう言い放つユウは、自分が無理難題なことを言っているとわかっていた。しかし、ユウは向けられた好意に困惑していたのだ。自分の好きな人が自分を好きなのかもということがあれば昔話のような身分違いの恋ということでもない限りは現代では大抵、恋人同士になる。
しかしユウにとってはそれは許されない、そう思っていた。
自身が本来いる場所はここではない、いつ帰れるかもわからないのに誰かとお付き合いなんてしたらお互い辛い結末になる。そんなことにはなりたくないと彼女は心の中で境界線を引いているのだ。
mana246911
PROGRESS鈴利さんへの小説が遅れに遅れているから一旦進捗として何故かすれ違っているけど、これはこれでありかなと
大好きな君でいて欲しいもう二度と会えないと思っていた初恋の人と再会して、衝動的に告白をして受け入れて貰えたその日、俺はユウを茨の谷に連れて帰った。最初は行き成り茨の谷に呼ぶのはと思っていたのだが、話の流れでユウは相も変わらずあの白い空間で生活していると聞いて駄目元で「茨の谷に来るか?」と誘ったらあっさりと二つ返事を貰えて俺の方が驚いてしまった。本人の気持ちが変わらない内にと茨の谷に戻る事にした。
母校に行ったはずの俺が女性を連れて帰ってきた事でマレウス様が治める城が一瞬騒がしくなったが、マレウス様のご配慮で人払いがされた。
「───マレフィシア?」
「それはおばあ様だ」
マレウス様を見たユウの一言目がそれだった為、親父殿は爆笑、セベクは怒るというカオス空間になったが、その張本人は特に気にしていないのか呑気に「あの子結婚できたのか」などと呟いていた。ここにきてユウの友好関係が少しだけ気になってしまった。
5157母校に行ったはずの俺が女性を連れて帰ってきた事でマレウス様が治める城が一瞬騒がしくなったが、マレウス様のご配慮で人払いがされた。
「───マレフィシア?」
「それはおばあ様だ」
マレウス様を見たユウの一言目がそれだった為、親父殿は爆笑、セベクは怒るというカオス空間になったが、その張本人は特に気にしていないのか呑気に「あの子結婚できたのか」などと呟いていた。ここにきてユウの友好関係が少しだけ気になってしまった。
にしな
MOURNING初代ちゃん、2年生になる。監督生たちが入学してきてます(原作軸)。ここは地獄の一丁目 中庭を抜けて校舎へ向かう人影を見下ろした。赤いベストがちらりと見え、彼らがハーツラビュルの寮生だと知れる。頬にハートのペイントを施した男子生徒とスペードを施した男子生徒が前を行き、後からもう一人と一匹が慌ただしく彼らの輪に混じる。監督生と呼ばれるその生徒は正式な入学式にはおらず、つい最近、どこからともなくこの学園に編入してきたのだと噂で聞いた。
ブレザーの内ポケットを探って長方形の箱を取り出す。パッケージは見たまま煙草の形を模してはいるが、中身は子供向けに作られたチョコレート菓子だ。細い筒状のそれを一本取り出して包み紙を剥き先端を齧る。パッケージこそ違えど、口の中に広がる甘ったるさは向こうの似たようなそれと同じ味がした。懐かしさを感じるより先、すぐ隣に寄せられた体が太陽を遮って影を落とす。
5743ブレザーの内ポケットを探って長方形の箱を取り出す。パッケージは見たまま煙草の形を模してはいるが、中身は子供向けに作られたチョコレート菓子だ。細い筒状のそれを一本取り出して包み紙を剥き先端を齧る。パッケージこそ違えど、口の中に広がる甘ったるさは向こうの似たようなそれと同じ味がした。懐かしさを感じるより先、すぐ隣に寄せられた体が太陽を遮って影を落とす。
にしな
MOURNING初代ちゃん(監督生が来る前に現代からすっ飛ばされてきたオリジナル男装夢主ちゃん)と、愉快な同級生たちとのハートフル学園物語。多分。ライオン出せずに終わっちゃった、ごめんね。地獄の門は閉じている④ お姫様抱っこをされてこんなにも嬉しくないものかと思う。常であれば、というか一般的な女子高生だったならば、赤面して意識を失っていたかもしれない。長身のイケメンにお姫様抱っこされようものならキャーキャー喚いて真っ赤な顔を両手で隠しただろう。残念ながら私は普通の女子高生ではないし、ここは異世界ツイステッドワンダーランドの、孤島に聳える全寮制男子校である。もう一度言おう、男子校だ。
当たり前だが裏口入学で、しかも魔法のマの字もないやつが、間違っても女が、うっかりミスで入学していい学校ではない。そうでなくとも後ろ盾は神父様とちょっと大きい病院の熱血医師で、未知の病を治療中だなんてとんでもない設定がくっついているのに。
5086当たり前だが裏口入学で、しかも魔法のマの字もないやつが、間違っても女が、うっかりミスで入学していい学校ではない。そうでなくとも後ろ盾は神父様とちょっと大きい病院の熱血医師で、未知の病を治療中だなんてとんでもない設定がくっついているのに。
にしな
MOURNING初代ちゃん(監督生が来る前に現代からすっ飛ばされてきたオリジナル男装夢主ちゃん)と、愉快な同級生たちとのハートフル学園物語。多分。ウツボとライオンが出てくるはず。地獄の門は閉じている③ にこやかに微笑まれても、どんなに丁寧な物腰で声を掛けられても、その手を取ってはいけない。後から対価として何を要求されるか知れないから。それが例え死を目前にした危機的状況であっても、まずはよく考えることだ。
その相手が、人魚であるなら尚更、警戒を解いてはいけない。
◆ ◆ ◆
用心なさいと誰かは言った。誰だったか知らないが、確かにそう聞いた。
慈悲の心だなんてそんなものを掲げるくせ、弱肉強食を素で行く彼らであるから、決して取引してはいけないと。同じ学年のたかが学生を相手に対し、なんて恐ろしげな肩書が出回っているものだと思った。それもまだ、入学間もない一年生を相手にだ。
無法地帯にも等しいNRCだが各寮には一応その寮ごとの取り決めがあり、その寮ごとに掲げる座右の銘的な、指針的なものがある。その特性に見合った生徒が鏡に選ばれ、なるべくしてなるのだったか、つまりはそういうことだと暗に諭された。通常の入学とは違う手順を辿り、例外としてポムフィオーレに名を置く一人は別であるのだけど。
4331その相手が、人魚であるなら尚更、警戒を解いてはいけない。
◆ ◆ ◆
用心なさいと誰かは言った。誰だったか知らないが、確かにそう聞いた。
慈悲の心だなんてそんなものを掲げるくせ、弱肉強食を素で行く彼らであるから、決して取引してはいけないと。同じ学年のたかが学生を相手に対し、なんて恐ろしげな肩書が出回っているものだと思った。それもまだ、入学間もない一年生を相手にだ。
無法地帯にも等しいNRCだが各寮には一応その寮ごとの取り決めがあり、その寮ごとに掲げる座右の銘的な、指針的なものがある。その特性に見合った生徒が鏡に選ばれ、なるべくしてなるのだったか、つまりはそういうことだと暗に諭された。通常の入学とは違う手順を辿り、例外としてポムフィオーレに名を置く一人は別であるのだけど。
にしな
MOURNING監督生が来る前に現代からすっ飛ばされてきたオリジナル男装夢主ちゃんと、愉快な同級生たちとのハートフル学園物語の序章。その2。ウツボとライオンが出てくるはず。地獄の門は閉じている②「いいニュースと悪いニュースがある、どっちから聞きたい?」
二本指を立てた金髪碧眼の美男子が言った。人好きのする屈託のない笑顔でこっちを見つめ、甘く細めた瞳を一つ二つ瞬かせる。テーブルに置いたコップには暖かいミルク、皿の上には美味しそうなホットサンド。パンの間から具材が零れるくらい分厚いそれを片手に取って、画面の中で彼は笑った。
「じゃあ、悪いニュースから」
どっちも聞きたくないんだけどなって言葉は、画面の向こうには届かない。そりゃそうだ、彼が語りかけているのは向かいの席に座る女優にだし、私は画面越しにそれを眺めるただの観客。オーディエンス。背中に花でも背負ってるんじゃないのかってくらい爽やかに、彼は口元をゆっくり撓ませている。さっき食べたホットサンドのパンくずさえ美しい。
5655二本指を立てた金髪碧眼の美男子が言った。人好きのする屈託のない笑顔でこっちを見つめ、甘く細めた瞳を一つ二つ瞬かせる。テーブルに置いたコップには暖かいミルク、皿の上には美味しそうなホットサンド。パンの間から具材が零れるくらい分厚いそれを片手に取って、画面の中で彼は笑った。
「じゃあ、悪いニュースから」
どっちも聞きたくないんだけどなって言葉は、画面の向こうには届かない。そりゃそうだ、彼が語りかけているのは向かいの席に座る女優にだし、私は画面越しにそれを眺めるただの観客。オーディエンス。背中に花でも背負ってるんじゃないのかってくらい爽やかに、彼は口元をゆっくり撓ませている。さっき食べたホットサンドのパンくずさえ美しい。
にしな
MOURNING監督生が来る前に現代からすっ飛ばされてきたオリジナル男装夢主ちゃんと、愉快な同級生たちとのハートフル学園物語の序章。多分。ウツボとライオンが出てくるはず。地獄の門は閉じている➀ 最寄り駅のトイレでコンタクトレンズを直していて、あまりにも汚い鏡のせいで手こずっていたとする。小さい駅だ。路線は上下の二本、改札は流石に自動化されているし、かろうじて駅員も数名いるけれど、どちらかと言うと田舎寄り。交通の便はお世辞にもいいとは言えないような、そんな場所。
で、そんな駅の最終電車が過ぎ去ったくらいの時間。家に帰るのが何だか億劫で、友達と遊んで帰って、もう少しくらい夜更かししてやろうって思ってた。あんまり遅いと怒られるんで、ギリギリを責めてやろうって。帰り際に寄った駅のトイレで用を済ませて、親から連絡が来る前に帰ろうって、正にそんなタイミング。
やたら汚いトイレの鏡は壁に埋め込まれている嵌め込み型だった。珍しくもない、縦長サイズのそれは、今日に限ってめちゃくちゃ汚く見える。と言うか汚い。掃除くらいしろよって悪態を呟いて、それで、鏡は怒ったんだと思う。多分。
5629で、そんな駅の最終電車が過ぎ去ったくらいの時間。家に帰るのが何だか億劫で、友達と遊んで帰って、もう少しくらい夜更かししてやろうって思ってた。あんまり遅いと怒られるんで、ギリギリを責めてやろうって。帰り際に寄った駅のトイレで用を済ませて、親から連絡が来る前に帰ろうって、正にそんなタイミング。
やたら汚いトイレの鏡は壁に埋め込まれている嵌め込み型だった。珍しくもない、縦長サイズのそれは、今日に限ってめちゃくちゃ汚く見える。と言うか汚い。掃除くらいしろよって悪態を呟いて、それで、鏡は怒ったんだと思う。多分。
紫藍レイ
MEMO個人的twst夢の監督生くゃんかなり特殊だし、好きな設定もりもりにしたから属性過多どころの話じゃない。
イメソンは
ビター/チョコ/デコレーショん:25%
スー/サイド/パレエド:25%
ラスト/ダンス:30%
片翼/の/鳥:15%
いつか/夢/で:5%
くらいの割合 3
エミリオ_二次創作置き場
DONE【ツイステ】弊監督生♀がどんな経緯でNRCに来たのかなという妄想の産物。ゲーム未プレイでも読めると思います。⚠️ユウ呼び。監の過去は全て捏造です
⚠️元の世界に絶望している設定です
⚠️世界情勢への言及がありますが、特定の国を指すものではありません
「もし、監がNRCに留まりたいor元の世界に帰りたい理由が無いとしたなら」という仮定のもと、書いてみました。
2023/04/04
箱の中で眠れるのなら薄暗い闇の中、目を覚ました。
どうやら眠っていたらしい。
そう気づいたのは、爆撃音が鳴り響き瓦礫の崩れる音がしてからだった。
空襲警報、救助隊のサイレン、そしてこの世の憎悪の全てが破裂したかのように凄まじく轟く音。
日常的にこの音を聞くようになってからどれくらい経ったのだろうか。
自分の手足があることを確認しながら、ユウはぼんやりと考えた。
我ながらこんな中でよく眠れたものだと嘲笑しつつも、寝不足の頭と身体は、多少でも休みにつけたことを密やかに喜んでいるようだった。
今回は少し遠くから音が響いてきた。西の橋のあたりが狙われたのかもしれない。あの辺には、いつもお世話になっていた市場があった。
*
私の生まれた国は、それなりに広い領地を持っていた。過去には幾度もの侵略戦争が起き、それが終結するごとに領土が広がったり縮んだりしたのだと、祖母から聞いた記憶がある。
2367どうやら眠っていたらしい。
そう気づいたのは、爆撃音が鳴り響き瓦礫の崩れる音がしてからだった。
空襲警報、救助隊のサイレン、そしてこの世の憎悪の全てが破裂したかのように凄まじく轟く音。
日常的にこの音を聞くようになってからどれくらい経ったのだろうか。
自分の手足があることを確認しながら、ユウはぼんやりと考えた。
我ながらこんな中でよく眠れたものだと嘲笑しつつも、寝不足の頭と身体は、多少でも休みにつけたことを密やかに喜んでいるようだった。
今回は少し遠くから音が響いてきた。西の橋のあたりが狙われたのかもしれない。あの辺には、いつもお世話になっていた市場があった。
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私の生まれた国は、それなりに広い領地を持っていた。過去には幾度もの侵略戦争が起き、それが終結するごとに領土が広がったり縮んだりしたのだと、祖母から聞いた記憶がある。
sena_1007A
DONE🐬not監♂️🐬に体が一回り小さい人魚の番と人間の体で人間の交ii尾を楽しむ話の4話目です。
名前有。
pixivで掲載していたものの再掲です。
数年前に書いていたので当時明らかになっていない設定は直さずご都合で進みます。 20
麻邑(まゆう)
DONE○ある休日のオンボロ寮住人たちの話です。恋愛要素はありません。○監督生の一人称は「自分」です。
○独自設定があります→庭に洗濯物干し場がある
ずっと一緒に 今日は課題も宿題もなく学園長からの呼び出しもない、完璧な休日だ。この日、監督生とグリムとゴースト三人たちは、オンボロ寮住人水入らずでボードゲーム大会を開くことになっていた。ボードゲームはシュラウド兄弟のオススメをいくつか借りてきたから、楽しい大会になること間違いなしだ。
監督生とグリムは起床してうきうきしながら朝ごはんをすませた。その後すぐに監督生は洗濯に取り掛かり、グリムは食器を洗った後に談話室に急いで、ゴーストにまじってボードゲーム大会の用意を始める。
グリムたちは、たくさんのボードゲーム、イス、テーブル、お菓子や飲み物などを揃えて、外に洗濯物を干しに行った監督生をソワソワしながら待っていた。しかし、もう戻ってきてもいいくらいの時間が経ったのに監督生は姿を見せない。しびれを切らしたグリムは、「子分を連れてくる!」と言って玄関を飛び出していった。
2575監督生とグリムは起床してうきうきしながら朝ごはんをすませた。その後すぐに監督生は洗濯に取り掛かり、グリムは食器を洗った後に談話室に急いで、ゴーストにまじってボードゲーム大会の用意を始める。
グリムたちは、たくさんのボードゲーム、イス、テーブル、お菓子や飲み物などを揃えて、外に洗濯物を干しに行った監督生をソワソワしながら待っていた。しかし、もう戻ってきてもいいくらいの時間が経ったのに監督生は姿を見せない。しびれを切らしたグリムは、「子分を連れてくる!」と言って玄関を飛び出していった。
ymmsr_lk
DONE弊社のレオ監🦁🌸は こう。(※ストプラのトレスです。)
🌸に合わせてIQが下がる🦁。
🌸に振り回されて段々と恒くん化していきそう。
#twstファンアート
#twstプラス
#twst夢 2
麻邑(まゆう)
DONE○恋心はあるけれどまだそれに気付かないリド監です。○監督生とエース・デュース・グリムがリドルに勉強を教えてもらう話です。
○監督生の一人称は「自分」です。
まだ恋だと気付かない 試験が近いある休日の午後、監督生とグリムはエースとデュースに誘われて、ハーツラビュル寮の談話室で勉強会を行っていた。
前日にエースから、監督生も呼んで談話室で勉強会を開くときいたリドルは「それはいい心がけだね。ならばボクも談話室にいることにしよう。わからないことがあればボクに質問するといい」と提案し、いまは監督生たちの向かいのテーブルで読書をしながら、大きいソファに横ならびに座って勉強に励む三人と一匹を見守っている。
ところが、初めこそ笑みすらたたえていたリドルの顔がしだいに険しくなっていった。それは、エースとデュースがしきりに監督生に話しかけるからだ。
例えば、魔法史の復習をしているときにはーー。
4119前日にエースから、監督生も呼んで談話室で勉強会を開くときいたリドルは「それはいい心がけだね。ならばボクも談話室にいることにしよう。わからないことがあればボクに質問するといい」と提案し、いまは監督生たちの向かいのテーブルで読書をしながら、大きいソファに横ならびに座って勉強に励む三人と一匹を見守っている。
ところが、初めこそ笑みすらたたえていたリドルの顔がしだいに険しくなっていった。それは、エースとデュースがしきりに監督生に話しかけるからだ。
例えば、魔法史の復習をしているときにはーー。
kinoko12069
MAIKING好きな子のためなら数年単位で待てちゃう♣が見たかったのです。その魔法は、砂糖とスパイスと甘やかしからできている体重計を前にして、憂鬱にならなかったことがない。さすがに女子中学生ほど神経質とはいかなくても、自分の重さはそれなりに気になるものなのだ。
なかでも今夜の測定結果は、これまで以上に私の心に重く衝撃を与えたのだった。
「……太った」
誰にともなく呟いてみる。私以外だれもいない脱衣場で、その言葉は自分の耳に戻って来ただけだった。
私が打ちひしがれていた時に、とつぜん脱衣所の扉が開かれた。そちらを向くと、廊下には同居人が立っていた。
「オメー、いつまで風呂に入って……どうしたんだゾ、子分?」
「グリム」
同居人は青く丸い瞳で不思議そうにこちらを見ている。一緒に住んでいるのは学園時代からの相棒・グリムだ。私があまりに長く風呂場を使っているので、文句を言いに来たらしい。
4809なかでも今夜の測定結果は、これまで以上に私の心に重く衝撃を与えたのだった。
「……太った」
誰にともなく呟いてみる。私以外だれもいない脱衣場で、その言葉は自分の耳に戻って来ただけだった。
私が打ちひしがれていた時に、とつぜん脱衣所の扉が開かれた。そちらを向くと、廊下には同居人が立っていた。
「オメー、いつまで風呂に入って……どうしたんだゾ、子分?」
「グリム」
同居人は青く丸い瞳で不思議そうにこちらを見ている。一緒に住んでいるのは学園時代からの相棒・グリムだ。私があまりに長く風呂場を使っているので、文句を言いに来たらしい。