【吹染】染岡くんのスケベサポーターの話 怪我の療養中だった。染岡が吹雪の家を訪れたのは。チャージ中、もつれ合って相手もろとも倒れ込み、相手選手の肘が胸部にめり込んで肋骨にヒビが入ったのだ。3週間療養して、その後リハビリに移行する予定で。療養期間の3週目、北海道のパートナー宅で過ごすことになった。諸手を挙げて喜ぶわけにはいかないものの、吹雪は内心、楽しみにしていたのだ。しかし。
「染岡くん、着替え……え!? そ、それ……」
「おお、サンキュ……? なんだ?」
ノックをしてから脱衣所の扉を開けると、染岡は上半身のシャツを脱いだところだった。それはいい。問題はバストの部分だ。あばらを負傷しているから、おそらくサポーターに間違いはないのだが。肋骨部分にきつく巻かれた黒いバンドは乳首がギリギリ見える位置で、筋肉質の胸部を下からぐっと押し上げている。さらに肩から伸びるベルトが胸の両脇をおしつけて、より胸部が強調される結果に陥っていた。
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