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    gorogoro_giri

    @gorogoro_giri

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    gorogoro_giri

    DOODLE酔っ払いなイ神と苦行を強いられているジュオのジュオイン ※イ神が相当にだめ(方向性はわがままプリンセス)
    うるうるでとろとろ「アルジュナ……♡」
    旋毛に顎を乗せて、うっとりと抱きしめて。かと思えば頭に頬擦りして、顔を撫でて、耳元でかわいいなと囁いて。――絶対に後で苦行だったと言う。アルジュナ・オルタは心に決めた。酔ったインドラが自分にどんな苦行を強いたのか、必ず伝えてみせるのだ。
    アルジュナ・オルタの自室にインドラが訪ねて来るのは実は珍しい。普段はアルジュナ・オルタの方からインドラを訪ねているし、穏やかに過ごす事も無くは無いが、自然ベッドに向かう事も多い。そうなるとやはりインドラが自分のために誂えた大きなベッドの方が無理が無く、ならばと逢瀬にはインドラの自室を使う事が殆どだった。
    インドラは自分から甘える事が苦手なのかもしれないとアルジュナ・オルタは考えていて、己の立場だとか、そもそも父である事だとか、アルジュナ・「オルタ」の複雑な背景だとか、後は性格だとか。構って欲しい時も口にする事はせずにこちらを目だけで伺っているだけで終わるような。察するに遊び上手の癖に恋をするのが下手なのだ。自分だってそんな記憶は遠すぎて作法のひとつも思い出すのには苦労するが、インドラのそれとは桁が違う。
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    gorogoro_giri

    DOODLE心身子供化イ神と保護者抜擢ゴッフ、自主謹慎中のジュナとジュオ
    山羊のうたマリーンのひとりが――その日によってまちまちではあるが、誰かしらマリーンが――、アルジュナの元に一冊のノートを届けてくれる。連絡帳、と表紙に書かれたそれは、そろそろ半分程のページが埋まろうとしていた。
    「もう一人の私」
    「ええ、……見てみましょうか」
    近頃、アルジュナの部屋にはアルジュナ・オルタが共に過ごしている。どちらも自主的な謹慎状態で、そこまでしなくても、と藤丸にすら言われているが、どうしても外に出る事が恐ろしいのだ。
    「今日は、なんと?」
    「――本日の報告。朝食にフレンチトーストを食す。今朝はカリカリのベーコンと目玉焼きをつけたら大層気に入った様子で、昼もこれがいい、と言われた。食に関しての要望を口にしたのは初めての事だったので、一先ず前進とする。先日からの習慣でナーサリー・ライム達と本を読んで昼食までを過ごす。昼食時には一人で管制室に戻って来るので、何処で食べるかを選ばせてみる。理由は明確には判別つかないが、今日は私と二人で食す事を選択出来た。昼食はフレンチトーストでベーコンエッグを挟んだサンドイッチにした所これも気に入ったようで、夕飯にも強請られた。夕飯は既に別の料理を仕込んでいると伝えると、楽しみにしているとの発言あり。先の事、先の楽しみの事等を当たり前に自分にあるとして動き始めている。これはサンソンも経過良好としている。食後は小休憩の後にサンソンの診察を受け、その後はマリーンとボードゲームやバレーボールに興じていた模様。背が高い事を褒められましたと、自身の事を嬉しそうに語っていた事が印象に残る。夕食のカレーはほうれん草のカレーにしてみたのだが、どうやらあまり好みでは無かったらしい。いつも通りの反応と完食はしていたが、やや引き攣ったように見えたので尋ねてみるとどうやら匂いが嫌だった模様。こうして聞き出せるまで信頼関係は築けたとする。口直しにデザートのレモンソルベをミニサンデーにして出したら喜んでいた。寝る前に本を読んでやり、明日の朝食にほうれん草のソテーが出ても残さずに食べるから今夜のようにデザートが欲しい、と言われる。要望を受け入れるが、明日からはあまりほうれん草は出さない事にした。無論朝食にもデザートは付ける事とする。提案、そろそろ君等の話をしてみようと思うがどうする?」
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