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    Mogmogsmaka

    ハマったものを軽率に書いていきたいです。現在は真Vのフィン主メイン。

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    Mogmogsmaka

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    Twitterに投稿していた、2/1〜2/14までの140文字お題、その他SSを纏めました。何でも許せる方向け。微グロは最後に。

    #フィン主
    finMaster

    140文字まとめ④★140文字で書くお題ったー様
    https://t.co/El50zqOBtg

    【どうでもいいよ、そんなこと】
    俺と彼の関係はどう云ったものか、と考える時がある。
    普段は主従。腕の中に閉じ込め愛を囁く時は伴侶であるし、俺もその時は彼を名で呼ぶ。今も腕の中で微睡む彼が俺を呼んだ。
    「俺とお前が共に在る。それだけあれば言葉の柵は必要ないだろ?」
    「…お前さんには敵わないな」
    彼は迷い無く全て包み込む。

    【なんて身勝手な願い】
    「俺を守るな」
    王が言う。
    強い金色の瞳が射抜くような鋭さで俺を見ている。しかし俺は王の従者。剣となり楯となる事を誓ったのだ。どうしてその様な事を、
    「…お前が傷つくのは見たくないんだ」
    …ああ、貴方はどこまでも優しいのだな。
    「だからお前の背中は俺に守らせてくれ」
    仰せのままに、我が王よ。

    【寂しいなんて言えない】
    《主人公》
    フィンが同郷の悪魔と談笑している。まぁ久方振りに会ったのだろうし?それでも、
    「少年、難しい顔をしているな」
    隣で俺の半身が言う。
    「邪魔しちゃ悪いし」
    俺と彼を眺めて半身は言う。
    「彼は焼餅を焼いて欲しいのだと推測するが」
    「まさか…」
    嘲笑する俺を翡翠の瞳が見つめているのに気付かなかった。
    《アオガミ》
    少年は私の半身だが何を考えているのか解らない時がある。
    今目前で情を交した幻魔が話しているのを不服そうに眺めているが、彼は明らかに少年に邪魔をしてほしいのだ。
    『恋、とは複雑なものだ』
    何故態々その様な事をするのか。二人を見ていれば理解できるのだろうか。
    只、今は助言を行う事を優先する。

    【照れ隠しの仕草】
    マントを掴まれ引き寄せられると唇に柔らかいものが触れる。目の前に金色の瞳があり、これは王の唇なのだと理解した瞬間、じっくりと堪能する。
    触れるだけの口吻を徐々に舌を絡める濃厚なものへ。
    唇を離すと王は左を向く。彼からの口吻の後のいつも仕草。
    火照った赤い顔を、長い横髪で隠しているのだ。

    【独り占め】
    華奢な体を腕の中に捕らえて、お前さんにだけ聴かせる声色で飽きることなく思い付く限りの愛を囁く。
    大人しく、時々擽ったそうに、そして愛しむ笑みを湛え聴いてくれる姿は唯一俺だけが知るもの。
    口吻と情を交わすこの瞬間のお前さんは仲魔が慕う王ではない。
    俺の、俺だけの、愛しい愛しい運命の番だ。

    【逃げるものは追うしかない】
    手を広げ疾駆する背が視界に収まっている。ただその距離は一向に縮まらない。脚力には自信があったが、彼が合一化するとこれ程まで速いとは。
    「おい!逃げるな!」
    背を追い駆けつつ叫ぶ。
    愛の告白から真っ赤な顔して逃げなくてもいいだろう?
    「捕えたら飽きる程囁いてやる…」
    お前さんを愛していると。


    ★この台詞で素敵な作品を 様
    https://t.co/XjoPedBH3R

    【一回だけだよ?】
    傅いて王の手を取り甲への口吻を。永世の忠誠と愛を紡ぐ事を誓う。滑らかな仕草で行う従者を見ていた王は、彼を立たせると同じ様に傅いて甲へと口吻をした。
    「王」
    「お前は俺の従者だけど、俺の愛するヒトでもある」
    唇を離し悪戯っ子の様に笑む。
    「よく噛み締めとけ。俺が傅くのはこれが最初で最後だ」

    【いつまで気付かないフリしてるんだ?】
    「いつまで気付かないふりをしている?それは何か意味があるのか?」
    主従の前で半身が言い放った言葉に空気が凍り付く。今し方王と従者は睦まじく話していた。他の仲魔とは違う距離で。前々から絶対に両片想いだと皆が密かに言っていた…
    今、半身が言うまでは。
    「早々に互いの気持ちを伝える事を推進」

    【お前の気持ち、全部受け止めてやるよ!】
    「フィ…んむ」
    ああ、やはり王の唇は見た目通り柔らかくてしっとりとしている。ほんのり甘い匂いがして…あ!?
    「も、申し訳無い!無礼をお赦し下さい王!」
    目の前に綺麗な、愛しい顔があったのでつい…口付けてしまった。
    しかし王は無礼を叱責せず、俺を見て笑む。
    「お前の気持ち、受け止めてやるよ」

    【良いカラダしてるね】
    彼が鎧を外し衣装を脱ぐ。
    結われた長い金髪が緩く解けているのが色っぽい。
    月明かりに照らされる姿をベッドの上で眺め溜息を吐く。
    柔い光ですら彼の鍛え上げられ隆起した筋肉の陰影を色濃く刻み、長旅で付けたのであろう傷ですら美しくもある。
    「綺麗な体」
    俺が呟いた言葉に、彼が照れくさそうに笑む。



    【二人旅で片方が異常状態になったら、支えるのはもう片方しか居ないよね】
    ぐるぐると視界が回っている。景色は朧気にしか見えないし、目の前の影が敵か俺の従者か区別がつかない。
    「王!」
    耳鳴りの中で微かに声が聴こえる。
    …フィン?悪い、意識が云うことを聞かないんだ。
    「しっかりして下さい!」
    癒しの光が身を包み朦朧とした意識が戻る。
    彼に抱えられたまま敵を見据えた。

    【仲魔に祝福されてほしい】
    「ヴェールでも仕立てましょうか」
    妖精の集落、木漏れ陽の下でフィンに膝を貸している王にアドラメレクが言った。
    「どうした急に」
    「いえ、お似合いですのに契を結ばないなんて不思議でして。ヒトは式とやらをするのでしょう?」
    二人を見やる双眸は楽しそうだ。
    「いずれ頼むよ」
    今はまだ、このままで。

    【白詰草の指輪と主従】
    「はい、あげるね」
    ピクシーに貰ったのは白詰草の指輪だった。それも2個。
    「有難う」
    折角貰ったしと2個指に嵌めようとしたら彼女に強く拒否された。
    「ダメ!1人1つ!」
    じゃあ何で2個渡したんだ?
    「だってヒトは指輪の交換で契を結ぶんでしょ?だから1つはフィンの!」
    彼女は声高に俺のフィンを呼んだ。

    【フィン主←アオガミさん】
    合一化を解いた王が廃屋の草臥れた閨の上で眠っている。普段は凛々しい眼が閉じていれば年相応な少年の顔だ。
    「…」
    「少年の休息を妨げる事は許可できない」
    頬に手を伸ばそうとした瞬間、現れた半身にその手を阻止される。
    「我が王を労う事も赦さないのか?随分身勝手な神造魔人様だな」
    火花が散った。

    【唇の描写も随分と違うので】
    自分の唇と違い、王のそれは柔く潤っている。
    「…どうした」
    口吻を終え自分の唇を触っている従者に問うた。
    「いえ、痛くはないですか」
    薄くて少し荒れた唇。王の柔い唇を傷付けるのではないかと危惧する。
    しかし王は溜息を吐くと再び唇を寄せ、従者の唇を舐めてやった。
    「俺が何度でも潤わせてやるよ」

    【隣にいる安心感】
    柔い月の光が射し込み頬を照らす。少し身動ぎ隣を見れば、昨夜も躰を繋げた愛しい従者の姿があった。
    安らかな寝息を立てて、切れ長の瞳が閉じられた精悍な顔は何時もより幼く見える。彼の三編みが解かれ癖を作っている髪を指で梳かし、頭を撫でる。
    触れる感触に、確かに彼が隣りにいるのだと安堵する。

    【"フィン"という名前】
    「髪、梳いてあげようか」
    持ち込んだ私物の柘植の櫛を手に言った。金の髪留めを外し、三編みを解いて房を手に取りゆっくりと労るように梳く。緩く癖のついた毛先を何度も梳いて絡まりを解す。
    煌めく金糸は上等な宝飾品のようで、彼の白い肌に良く似合う。
    「…フィン、か」
    全く上手いこと喩えたものだ。

    【名前一回しか呼んでくれないので…】
    「少年」、「君」、「貴方」、「先輩」、「お前」…様々な呼び方があるし、そう呼ばれ続けてきた。別に嫌ではない。慣れてしまったから。
    「王」
    俺だけをそう呼ぶ従者が一人居る。別に嫌ではない…けれど少し物悲しい。
    「フィン、聞いて。俺の名前は…」
    愛しいお前だけは、せめて俺の名前を呼んでくれ。

    【時折見せる狩猟者の顔】
    廃屋のベッドの上に紅緋色の布が敷かれ、その上に組み敷かれている。見上げれば快楽の汗で頬を濡らし休むことなく俺に愛撫を続ける従者の顔があり、俺はそれを余裕無く見ているしかない。
    「…いいか?」
    切れ長の瞳を一層細め、懇願をしながら舌舐め擦りをする彼の顔が猟奇的でもあり、堪らなく好きだ。




    【カニバリズムを仄めかせるフィン】
    ※微グロ※
    肉を喰む。
    薄い皮膚に犬歯を突き立てて破り溢れる血と禍つ霊を啜り甘い甘い美味なる味に舌鼓を打つ。
    「異様だな」
    そう言いつつも手を差出して下さる我が王に畏敬すら抱いてしまう。
    「本当は骨まで喰みたいよ」
    それは最後の最後のお楽しみだ。
    「お前さんの全てを愛しているからな」
    それが俺の愛情表現。
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