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    Mogmogsmaka

    ハマったものを軽率に書いていきたいです。現在は真Vのフィン主メイン。

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    Mogmogsmaka

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    Twitterにてツイートしてました140文字まとめです。1/11〜1/18までのもの。全てフィン主です。微エロやヤンデレも含まれるので何でも許せる方向け。

    #フィン主
    finMaster

    140文字まとめ★140文字で書くお題ったー様
    https://shindanmaker.com/375517s=09

    【無自覚バカップル】
    度重なる連戦にマガツヒが枯渇するのが分かる。最後の一匹を斬り伏せて溜息を細く吐いた。回復しようにも龍穴まで遠い。
    「王、どうぞ」
    従者である騎士が知恵の親指を自らの剣で斬った。血とマガツヒがどろりと溢れる指を躊躇いもなく差し出す。
    「頂きます」
    王はその手を取ると躊躇いもなく口に含んだ。


    【いつかの夢の続き】
    細い指が首筋を這う。鎖骨を撫で、長い睫毛を揺らして形の良い小さな唇から熱を吐く。
    「フィン」
    仕えるべき王が愛しむ声色で名を呼ぶ。熱が滾る。目眩がする。触れてくる彼の熱さにこれは夢ではないのだと気付く。自分だけ理解できぬまま、淫靡に振る舞う王は唇を歪めて笑う。
    「夢の続きを楽しもうか」


    【きっとたぶん】
    視線が痛い…まるで貫通スキルで射抜かれたように突き刺さる、熱を孕み艶やかさすら感じる翡翠の眼に居心地悪く身を捩る。あの視線を知らない訳ではない。ただの学徒であった頃、遠巻きに送られていた…彼の物はそれより強い。
    けれどその意味を汲み認めてしまっては、きっとこの先へ進めなくなるのだ。


    【捨てられないガラクタ】
    王がその掌にある小秘石を大切そうに撫でるのを見て、フィンは小首を傾げた。
    「王よ、それは」
    どう見ても何の変哲も無い小秘石に見える。
    「覚えてるか、これ。お前が最初にくれた物だ」
    「…もっと良い物を贈ります」
    その言葉に王は綺麗な笑みを浮かべて言った。
    「お前からの贈り物なら何でも宝物だよ」


    【結論はとうに出ている】
    滑らかな指が鎖骨を撫で、首筋をなぞり、頬を辿る。
    「フィン」
    王が痺れる様な甘い声色で名を呼ぶ。俺はその手を取り、甲へ忠誠の口吻を送る。愛しいその手に縋りたい。彼を俺だけの王に出来たらどれ程いいだろう。
    ああそうだ…最初から解っていた。
    俺は王に焦がれている。愛慾を籠めて見ているのだ。


    ★想像して…ほらかわいい…様
    https://shindanmaker.com/769002s=09

    【あんまりお歌の上手じゃないフィン主】
    完全無欠の王にも欠点があるのだと初めて知ったフィンは、それを垣間見た戦闘後笑いが止まらなかった。
    「…笑うな」
    むすりとした王が言う。彼の【子守唄】は寧ろ覚醒しそうな出来であった。
    「いや、悪い。っくく」
    睨む王が可愛らしくて、思わず昔の口調でフィンは言った。
    「今度俺が歌を教えてやろう」


    ★キスしたあとの反応ったー様
    https://shindanmaker.com/433468s=09

    【フィンが主にキスをすると「おねがい、もう一回だけ、もーいっかいだけ、しよ?」とウルウルしながら熱いほっぺたをすりよせてきました】
    甘く蕩けるとは上手い表現だ。
    重ねられた唇から伸びる彼の熱い舌に口内を蹂躙され、甘露の様な唾液を送られ喉を潤す。耳障りな水音と互いの荒い呼吸に聴覚を犯されて、それから離れる唇の間に銀糸が紡がれ途切れる。
    『もう一回だけ』
    紅潮した頬を寄せれば、従者は優しく笑み再び少年の顎を掬い取った。


    ★おばかなことをする2人が見たい様
    https://shindanmaker.com/687454s=09

    【片方がカッコつけてコーヒーのブラックを頼むも一口目で挫折し、結局相手に押し付け合うフィン主】
    「んッふ」
    凄い声出したな、と従者を見れば端正な顔を歪めて咽込んでいる。手にしたマグには東京から持ち込んでみた珈琲が入っている。
    「あ、ごめん、苦かったか」
    まさかそこまで咽るとは。
    「少し甘くしようか?」
    「…頼む」
    ブラックのまま珈琲を飲む俺を、甘い珈琲を飲む彼が悔しそうに見ていた。


    ★CP向け140字・SSお題様
    https://shindanmaker.com/570790s=09

    【とぎれとぎれ】
    指が、肢体が、金と蒼の長髪が絡む。
    「ふぃ、ん、フィン…」
    簡素な布の上に組み敷かれたまま、甘い鳴声の合間に必死で愛しい騎士の名を呼ぶ。その姿が堪らなく愛しくて、騎士は優しく彼を揺さぶりながらあやす様に彼の髪を梳く。
    「大丈夫だ。俺はお前さんの目の前にいるよ」
    少年がうっとりと微笑んだ。


    【二人を包む朝】
    簡素なベッドの上で素肌を寄せ合い、重ねて温め合えば例えどんな場所でも平気だ。
    隣で眠る彼の頬にかかる金糸を指で払い、目の下の紋様を辿る。触れた指先から温かな体温と愛しさが溢れてくる。確かに彼は此処に存在している。
    たとえこの世界が荒廃し滅びたとしても、二人で朝を迎えられるなら本望だ。


    ★この台詞で素敵な作品を様
    https://shindanmaker.com/681121s=09

    【幸せにするのは、俺だと信じていたのに】
    甘い熱を抱く宝玉の瞳が彼奴を映しているのが赦せない。王の隣で連れ添い歩く彼奴は何だ、貴様は王の何を知っている?彼は俺の、俺だけの王だ。触れるな話すな見るな!
    「…フィン」
    血溜まりの中に立つ王に手を差し出す。
    「王よ、手を」
    貴方の隣で永世の忠誠を誓うのは俺でなくてはならない。
    そうだろ?


    【言い訳でもあるのか?言ってみろ。聞くだけ聞いてやる】
    突然重ねられた唇に驚く事等なく他人事の様に思ったのは、彼の視線の熱に気が付いていたから。
    「っ、申し訳無い」
    無意識の行いだったのだろう、慌てて顔を背ける姿に腹が立つ。長い髪を引っ張り、呆けた唇を舐めて笑う。
    「で?このキスに言い訳でもあるか?告白なら聞いてやる」
    彼は目を丸くしていた。

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    Mogmogsmaka

    MOURNING元ネタは🐜様の曲です。狩猟を行うおフィンと主ちゃんの雰囲気のみな小話。そんなに絡んでません。
    狩猟日誌小さい頃に生きるための術として狩りを教えられていた為、狩猟は得意だった。時折自分よりも体躯の大きな獲物に出会う事もあったがその知識と持ち前の腕で難なく狩る事が出来る。
    ダアトの荒廃した土地を疾駆する牡鹿を草むらに隠れながら追いかける。あれは脚が速いからと拵え携えた弓矢を構え、弦を引きその時を息を殺して待つ。耳元で弦が張るきりきりという音と草が風に揺れる音だけが響いている。顔を上げ辺りを警戒していた鹿が、僅かながらに残った青い草を食べようと首を下げる。その一瞬とも言える無防備な姿を逃さない。
    張りつめていた弦が弾け、空気を裂いて矢が飛んでいく。フィンの手から放たれたその矢は鹿の心臓を一息に貫いた。
    小さな鳴き声を上げて倒れた鹿は、少し藻掻いてそれから動かなくなった。隠れていた草むらから身を起こしたフィンは、新雪の残る土を踏みならして仕留めた獲物に近寄った。鮮血で地を濡らす鹿は確かに絶命しており、腰に下げた皮袋から手入れを施され研ぎ澄まされた狩猟用のナイフを取り出すと鞘を抜き刀身を鹿の喉へと突き立て、先程までその体を巡っていた血を抜く。次いで丸い腹に切り込みを入れて温かな腸を取り出す。手に伝う温かさに命を頂く尊さを感じてフィンは心の内で鹿に感謝を述べる。そうして軽い処理を行った鹿の両の手足を縛り上げ麻袋に放り込むと、肩に担いで王の待つ野営地へと戻ることにした。
    1811