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    Mogmogsmaka

    ハマったものを軽率に書いていきたいです。現在は真Vのフィン主メイン。

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    Mogmogsmaka

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    Twitterに投稿していた2/15〜2/28までの140文字SSまとめです。なんでも許せる方向け。ほんのりとバッドエンド、微グロも含みます。

    #フィン主
    finMaster

    Twitterまとめ⑤★この台詞から妄想するなら様
    https://t.co/XjoPedBH3R

    【こんなに好きになるつもりはなかったのになぁ】
    綺麗な金糸に、額に、長い睫を揺らす瞼に、高い鼻に、頬に、唇にキスをする。
    太い首に腕を回せばエメラルドの瞳を輝かせ、艶のある声で俺の名前を呼ぶ。漏れる吐息すら愛しい。大きな掌と筋張った腕で背中を支えてくれる。
    逞しく厚い躰に躰を預けながらいつも思う。
    『俺はフィンの全てが好きすぎる』


    【お前、妖精…?】
    《主人公》
    はしゃぐ仲魔達の声が聴こえる。集落で休息を行い、微睡んでいた王は可愛らしいその声で目を覚ました。一つ背伸びして声の元へと足を運ぶ。
    「あっ主!見てみて!」
    ピクシーが示す先、そこには白詰草の花冠を着けた従者の姿がある。
    「おはようございます、我が王」
    そう言って微笑む彼。
    「…妖精かな?」
    《フィン》
    狩りに行き、集落へ帰ってきたフィンは目の前の光景に驚き肩に背負っていた獲物を地面に落とした。
    「フィン見て!アドラメレクが作ったの、可愛いでしょ!」
    胸を張るピクシーとアドラメレク。その奥に純白のヴェールを被り、恥ずかしげに頬を染め顔を背ける王が居る。
    「…女神だ」
    神々しい程に美しい。

    【この人は俺が貰う】
    王はあまりにも純粋で染まりやすい。だから守らねばならない。俺の手で。想いを交わしすっかり俺の色に染まってくれた貴方を。
    剣を奮い眼前の敵を斬り伏せる。
    力ある神だったもの。
    彼の魂を狙っていたもの。
    止めの一撃を贈り、禍つ霊となり舞い散るのを見送って呟いた。
    「悪いが、このヒトは俺が貰う」

    【君にハニートラップはまだまだ早い】
    長い睫が揺れ蜂蜜色の瞳を熱に潤ませる。
    「フィン」
    形の良い唇に笑みを、甘い声で名前を呼ぶ。細い指で頬を撫でる。官能的な誘い。
    けれどフィンは王の手を取ると緩く頭を振った。
    「お前さんにはまだ早い」
    勿論嬉しくない訳ではない。ただ
    『手酷くしてしまいそうで恐いんだ』
    そうしてそっと唇を塞いだ。

    【ほら、あったかいだろう?】
    「寒…」
    銀世界に降り立った王が呟いた。余程寒いのか自分の体を抱き締めている。吐く息は白い。
    「王、こちらへ」
    マントを広げて懐に入るように促せば、寒さに耐え兼ねた王は素直に俺の腕の中に収まる。寄り添う体をマントで包み込む。
    「温かいでしょう?」
    訊けば王は外方を向く。
    「…熱くなってきた」

    【いつも甘やかしてくれるから、今日はうんと甘やかせてあげる】
    「王、こちらへ」
    青い草の上に座る従者が手招きで俺を呼ぶ。呼ばれるがまま近寄り隣に腰を降ろすと、肩を掴まれて寝かされた。
    頬に当たるのは彼の逞しい太腿のようだ。所謂膝枕の状態で、彼は俺の髪を梳く。
    「え、何」
    「いつも俺を甘やかして下さるので、お返しに」
    彼の硬い膝枕が温かく心地良かった。

    【貴方の愛を下さい】
    宝石の瞳は何処を見つめているのだろう。その靭やかな指先は何に触れるのだろう。
    王の一挙一動を追い掛けるのはその一つ一つが俺へと繋がっていないかと期待してしまうから。
    「フィン」
    艷やかな唇が俺の名を刻む。瞳が俺を捕らえ伸びる指先が頬に触れる。
    ああ、俺はこんなにもお前さんに焦がれている。


    ★140文字SSのお題様
    https://t.co/fMeyI60BA0

    【酔っ払いの戯言】
    顔が林檎になり不気味な笑いをし体は左右に揺れている。手元には酒の入った菓子の包み紙。近寄れば酒臭い。
    「お前さん、酔ったのか」
    兎に角休ませようと王の体を姫抱きにすると首に腕を回して囁いた。
    「ず〜っとず〜っとあいしてるぞーふぃーん」
    「…それは素面で聴きたい台詞だな」
    額に口吻を送った。

    【ね、可愛いでしょう?】
    肩に手を回し、耳元に唇を寄せ王の好む声色で名を一つ呼び髪を撫で、顎を掬い取って焦らすようにゆっくりと口吻を落とす。
    触れ合わせた後に濃厚なものへ変えて色っぽい吐息と声色を楽しんで唇を離してやると、金色の瞳が快感の熱で蜂蜜の色になる。
    俺の王の変化が堪らなく愛しくて、そして可愛いんだ。

    【君に呪いをかけてあげましょう】
    「フィン」
    突然両手で頬を挟まれ、次いで柔らかく温かいものが唇に触れる。
    目の前に煌めく金色の瞳があり、王に口付けられているのだと理解した。
    「俺の事を好きになるように、呪いをかけたから」
    そう告げて踵を返す王。
    「…その呪いなら、とうの昔にかかってるんだがな」
    去る背中に小さく投げかけた。

    【来世は他人がいい】※ほんのりとバッドエンド注意
    「お前が悪魔でなかったら、俺達の道は違ったんだろうか」
    躰を繋ぎ手を重ね、嬌声の中で王が溢した。悲痛に歪む顔を見たくなくて、俺は王の唇を塞ぐ。
    繋がる温もりも契る愛も、確かにあるのに。生まれによる隔たりはあまりにも高い。
    「生まれ変わったら、今度こそ一緒に老いよう」
    必ず迎えに行くから。


    【おフィン、手が男らしいなと】
    「手、貸して」
    フィンの掌を取る。節張り肉刺が出来た大きな掌にハンドクリームを付け丁寧に伸ばしマッサージする。
    「荒れてるな」
    ひび割れた部分は念入りに。
    「…お嫌いですか?」
    彼の言葉に頭を振る、その顔は赤い。
    「寧ろ好きだから触りたかったって言ったら…笑うか?」
    今度はフィンが赤くなった。

    【いい夫婦の日】
    細工の施されたカップを二つ。フィンはソファに座る王の隣に腰掛けると、一つを王に差し出した。
    「今日は茶を飲み語らう日なのだと聞いた。お前さんの口に合うか分からんが」
    湯気の立つ朱いお茶を一口。芳醇な茶葉の薫りが鼻を擽る。
    「美味しい…これなら話も弾みそうだ」
    お茶をおかわりして語らった。

    【髪って濡れると色味が少し変わりますよね】
    濡れた髪が琥珀色に艷やかに光っている。
    普段の金糸と違う彼の髪に見惚れながら優しく丁寧に洗う。
    「どうした?溜息なんて吐いて」
    濡れた一房を手に取れば光を反射し魔法の様に煌めく。
    「フィンの髪、綺麗だなと思って」
    彼の髪が琥珀色になるのを知っているのは自分だけと思えば、堪らず溜息が漏れた。

    【主ちゃんの匂いに誘われるおフィン】
    「とても良い匂いがするな」
    と、王を背中から抱き締め髪に鼻を埋めて彼が言った。
    落ち着くカミツレの様な甘い香りだ。腕の中に大人しく収まっていた王は、腹部に回る彼の腕を優しく撫でて言ってやった。
    「それ、間違っても俺以外にするなよ?最悪殴られるから」
    「心配せずともお前さんにしかしないさ」

    【声すら誰にも聴かせたくないという独占欲】※微グロ注意
    剣先が柔らかな喉笛を斬る。
    さくりとした軽い感触の後に血が吹き出し、驚いた表情を浮かべた従者が傷口を押えて地面に跪き、溢れる血で噎せている。
    剣先に付いた血を勿体無くて舐めれば甘い蜜の味がした。
    「これでお前の声は俺だけのものだ」
    お前の綺麗な綺麗な声は、未来永劫俺だけの中に仕舞い込む。

    【愛しいから捌きたいと思うおフィン】※微グロ注意
    獲物の皮を剥ぎ、腹を切って内蔵を取り出し、首を落として血を抜く。
    そうして有り難く命を戴く。
    その瞬間、肉片と化したこれが先程まで確かに生きていたのだと感じられるのが好きだった。
    「…」
    お前さんのその綺麗な躰を捌けば、きっと柔らかく温かく良い匂いがして、俺は愉悦に顔を歪めるのだろうな。

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    Mogmogsmaka

    MOURNING元ネタは🐜様の曲です。狩猟を行うおフィンと主ちゃんの雰囲気のみな小話。そんなに絡んでません。
    狩猟日誌小さい頃に生きるための術として狩りを教えられていた為、狩猟は得意だった。時折自分よりも体躯の大きな獲物に出会う事もあったがその知識と持ち前の腕で難なく狩る事が出来る。
    ダアトの荒廃した土地を疾駆する牡鹿を草むらに隠れながら追いかける。あれは脚が速いからと拵え携えた弓矢を構え、弦を引きその時を息を殺して待つ。耳元で弦が張るきりきりという音と草が風に揺れる音だけが響いている。顔を上げ辺りを警戒していた鹿が、僅かながらに残った青い草を食べようと首を下げる。その一瞬とも言える無防備な姿を逃さない。
    張りつめていた弦が弾け、空気を裂いて矢が飛んでいく。フィンの手から放たれたその矢は鹿の心臓を一息に貫いた。
    小さな鳴き声を上げて倒れた鹿は、少し藻掻いてそれから動かなくなった。隠れていた草むらから身を起こしたフィンは、新雪の残る土を踏みならして仕留めた獲物に近寄った。鮮血で地を濡らす鹿は確かに絶命しており、腰に下げた皮袋から手入れを施され研ぎ澄まされた狩猟用のナイフを取り出すと鞘を抜き刀身を鹿の喉へと突き立て、先程までその体を巡っていた血を抜く。次いで丸い腹に切り込みを入れて温かな腸を取り出す。手に伝う温かさに命を頂く尊さを感じてフィンは心の内で鹿に感謝を述べる。そうして軽い処理を行った鹿の両の手足を縛り上げ麻袋に放り込むと、肩に担いで王の待つ野営地へと戻ることにした。
    1811

    おんじゃ@ojachanco

    DONEどうも初投稿&初執筆でございます。
    以前投稿したのが完成しましたm(_ _)m
    フィンに一目惚れの初恋をしてしまった主人公による苛烈で理不尽なドタバタハートフルラブコメ少女漫画風フィン主です。

    ※主人公の名前は「青空ツグミ」元ネタは漫画「あそびあそばせ」のあの子。
    ※ネタバレ、捏造、シナリオ改変、キャラ崩壊、稚拙な文面等々様々な問題がございますがそれでも宜しければお願いします。
    路は短し、恋せよ少年 邂逅編ー感情の起伏が乏しい、無表情、お人形さんみたい
     散々他人から言われてきたが自覚はしている、それはダアトに飛ばされナホビノとして戦っている今でも変わらない。
     ーただ、成り行きで此処まで来た
     どんな苦境や鬼門だってその一言ですべて乗り越えて、くぐり抜けてきた。最初は恐れていた悪魔も逆に自分に恐怖を覚えるようになる程だ
     ー今日もやり過ごせるだろう、そう思っていたのに…

       あの瞳の、あの輝きを見た瞬間。

     芽生えた知らない感情に、心の臓を揺さぶられー



    樹島を攫ったラフムを追うためダアト品川区を進み続ける僕と磯野上はアオガミが探知した気配を便りにコウナン四丁目方面へ向かうべく御楯橋を渡っていた、この辺りに悪魔はいない事を確認し、彼女と慎重に歩を進めていた。
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    おんじゃ@ojachanco

    PROGRESS今月中に完成させたかったのに途中までしかかけなかった再開編です。

    来月には仕上げるようにします。m(_ _)m
    路は短し、恋せよ少年 再開編 フィンさぁーーーん!!
     ダアト千代田区。薄暗い曇天の景色に不釣り合いの朗らかな声が自らの名を呼び響き渡った。
     磯野上タオ。霊感がある少女で学生の身でありながらベテルを手伝い“聖女”と呼ばれているらしい。以前品川区で出会いサホリという友人を含め悪魔に攫われた生徒達を救出していた勇敢な娘だ。しかし彼女には悪魔と戦闘出来る力は無く戦力として“ナホビノ”という少年と行動を共にしていた。
     勘違いだが彼が聖女を捕虜として一緒に移動していると見ていた俺は瓦礫に身を潜めタイミングを見極め素早く斬りかかったが彼は手から放出した光の刃でこれを凌いだのである。その後は再び接近して間合いを詰めたら突如の絶叫と同時に俺を突き飛ばし遠くのビルにぶつけられたり、話をしようとしたら何故か逃げ出し追いかけて捕まえたらまた大声で叫んでどういう訳か召喚していた仲魔のキングフロストを持ち上げたまま明後日の方向へ疾走したりとその不可解な行動で散々な目に遭ったが“ナホビノ”としてそれ程の力を持っている事を思い知ったのだ。しかし…
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