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    Mogmogsmaka

    ハマったものを軽率に書いていきたいです。現在は真Vのフィン主メイン。

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    Mogmogsmaka

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    Twitterの140文字系お題、7月〜9月分をまとめました。現パロ、ヤンデレは最後に。

    #フィン主
    finMaster

    Twitterまとめ⑧☆お題ひねり出してみた 様
    https://shindanmaker.com/392860

    【笑い飛ばしてしまいたかったのに】
    「フィン、好きだよ」
    綺麗な笑みを浮かべ、透き通った声で王が告げた。瞳は真っ直ぐに俺を射貫き、その告白は本心なのだと知る。
    …俺も王を愛している。
    しかしこの想いを成就させてはならない。
    俺は、王の剣であり楯で在らねばならない。
    「…お戯れを」
    明るく笑ってしまえれば、いっそ楽だったろうか。

    【変化球は得意じゃないんだ】
    「好き」
    「愛してる」
    「一緒にいたい」
    「大切なんだ」
    「おっ、お前さん…」
    耳元で甘く囁かれる言葉の数々。思い得る限りの愛をぶつけられ、従者は参っていた。
    「…勘弁してくれないか」
    いつもならそれを告げるのは従者の方だ。
    恥ずかしげに逃げを打つ手を捕えて、王は笑む。
    「まだまだ伝え足りないよ」

    【世界中の幸せを二人じめして】
    「お前さん」
    名を呼ばれ、彼を振り返る前に顎を捕らえられキスをされる。
    「ん、なに?」
    「愛してるぜ」
    突然直球な想いをぶつけられて、王の頬は熱くなった。
    「お前さんは?俺の事をどう想ってくれてるんだ?」
    訊けば小さな唇を開いた。
    「愛してるよ」
    同じく想いを返す。王と従者は幸せに微笑みあった。

    【後ろ姿しか思い出せない】
    「…何でだろ」
    ある名称を見つけて頁を捲る指先が止まった。
    「見たこと、ある?」
    図書館で借りたケルト神話の本。その主人公の名を辿る指先が震える。
    「フィン・マックール…」
    名を呼べば胸を締め付ける痛みと、愛しさが溢れ出す。瞼の裏に揺れる三編みの金糸。
    誰かに「お前さん」と呼ばれた気がした。

    【君とだから、できる】
    俺には恋愛の経験なんてないし興味も無かったから、もしかしたらそういう気持ちを味わうことはないのかもしれない…と思っていた。
    「お前さん」
    愛しげに呼ばれ、手を繋ぎ、躰を寄せる。
    その度に胸が高鳴るこれが愛であると知れたのは、きっとフィンだから。
    「愛してるよ」
    今日も俺達は愛を交わし合う。

    【その口で何人の女を口説いたの?】
    彼は躊躇いもなく愛の言葉を口にする。少女漫画の様な気恥ずかしい言葉でも、見た目も声も麗しい彼が言うと様になっている。
    「…その言葉で何人落としてきたんだか」
    ちょっとしたからかいのつもりだった。彼は俺を組み敷くと真剣な表情で答える。
    「身も心も焦がしたのは、お前さんが初めてなんだがな」

    【なんでこの手を離してくれないの】
    お前など嫌いだと、仲魔にするんじゃなかったと、嫌悪の言葉を思いつく限りぶつける。しかし彼はそれでも俺の手を優しく握って離そうとはしなかった。
    「どうして」
    俺はこんなにも酷い奴なのに。
    小さな声に彼は答えた。
    「そりゃあそんな顔をされてたらな?」
    …そうだよ、本当はお前が愛しくて堪らない。

    【手放すつもりも、ないですけれど】
    麗しい唇が懸命に毒を吐く。まるで自分に言い聞かせるように、俺に警告するかのように。
    けれどお前さんは気付いてないだろう、言葉とは裏腹にその表情に愛しさが滲み隠しきれていないことに。
    「何と言われようとも、俺はお前さんを愛してるよ」
    愛しいお前さんを手放すつもりなど、毛頭有りもしないさ。

    【構え!構え!構え!】
    「王よ、如何された」
    同郷の悪魔と話していると不意に王に抱きつかれた。
    背中に回る手に込めらる力…ああ、これは。
    「悪いな、話はまた今度」
    そう話を切り上げ、我が王の頭を撫でてやる。
    「悪かったな」
    「…ん」
    俺に構って貰たくて堪らないんだろう?顎を掬いキスをすれば、王は嬉しそうに笑んでいた。

    【なんて恥ずかしい人なんだろうか!】
    「フィン」
    戦闘後、不意に王に名を呼ばれた。振り返ると彼はすいと手を伸ばし俺の頭を混ぜっ返し始める。
    「フィン、いい子いい子。いつも有難うな、自慢の愛しい我が騎士」
    とびきりの笑顔と賞賛の言葉。
    仲魔達が「いいなー」と囁き此方を見ている。
    「わ、我が王」
    嬉しくて堪らないので止めてください!

    【内緒の話】
    仲魔達が寝静まった新月。従者と王は示し合わせてそっと二人で抜け出した。
    手を繋いで森を抜け、小高い丘に座り体を寄せる。密やかに愛を語り合って、指を絡ませて、口付けを送り抱き締め合う。
    「お前さんを独り占めするなんて贅沢だな」と従者は笑う。
    「フィンに独り占めされて嬉しい」と王も笑った。

    【言ってくれなきゃ分からない】
    背中から抱き締められ、耳の後ろに鼻を寄せてくる。少し荒い息遣いと唸る声が聴こえてきた。
    「何、フィン。言ってくれなきゃ分かんないよ?」
    後ろ手に彼の頬を撫でる。いつもよりほんのり熱い。
    「…お前さん、俺と…」
    密かな耳打ちで告げる懇願の言葉。
    「うん、よくできました」
    ちゃんと声で伝えてね?

    【恋人になりたいだけなんですけど、】
    「フィン!フィーン?」
    無邪気に俺を呼ぶ。何でしょうか我が王よ、と返せば王は眉間に皺を寄せて頭を振った。
    「【お前さん】って呼んでくれよ」
    「しかし」
    俺は貴方の従者なのだ。以前のように軽々しくは呼べない。
    「主従じゃなくて、俺はお前と恋人になりたいんだけど?」
    悪戯っ子の笑顔で告げられた。

    【あくまで僕が、あなたを愛していたいんです。】
    いつかこの旅路が終われば貴方は俺の手の届かない場所に行ってしまう。
    世界を見守る誇り高き王となる貴方に永世の忠誠と愛を誓う…たとえ永久を過ごす中で貴方の記憶から俺が薄れて消えたとしても。
    「貴方を愛していたいんだ」
    前を行く後ろ姿に呟く。
    貴方はとても愛しい笑みを浮かべて俺を振り返った。



    ☆140文字のSSお題 様
    https://shindanmaker.com/587150

    【ご馳走様でした。】
    ふと空腹感を覚えた。しかし手持ちに菓子なんてものもなく、遠い龍脈へ行き東京へ戻るのも面倒くさい。
    「フィン、ちょっと」
    従者を呼び付け、やってきた彼のマントを掴み強引に屈ませると無防備な首筋に噛み付く。
    「御馳走様」
    舌を舐め擦りそう言えば「…勘弁してくれ」と顔を赤くして外方を向かれた。

    【ずるいずるい、可愛い】
    とんとんと肩を叩かれる。振り返ると頬を柔く突かれ、悪戯っ子の笑みを浮かべると俺の頬を両手で包んで口付けを送ってくる。
    「油断大敵だな!」
    そう言って頬を赤くして満足気に笑うお前さんが堪らなく可愛い。
    「っ、ずるいぞ…!」
    我が愛しの王はどこまで可愛いのだろう。可愛すぎて寧ろずるいほどだ。



    ☆140文字で書くお題ったー 様
    https://shindanmaker.com/375517

    【しゃらっぷ、きすみー!】
    俺は王の従者である。長く魔界を渡り歩き、自分の身と命を捧げ忠誠を誓うに値する王を見つけた。王は俺の思った通りの立派な方で、忠誠を誓い捧げ、我が剣により仕えることが至極の喜びである…
    「で、御託は終わったか?」
    唸る俺の唇を王が掠め盗る。
    「従者の前に恋人…だろ?」
    …お前さんは狡い人だ。

    【どこまでも行くよ】
    二人手を取り歩く。瓦礫の道も草の生い茂る荒地も高い廃墟ビルも雪の積もる丘も美しい神殿も。
    「どれも良い思い出だな」
    宇宙を模した王座で世界を見渡し呟いた。
    傍らの従者は俺の手を取り微笑む。
    「まだ俺との旅の途中だろ?」
    「そうだね」
    俺とお前の旅路は未来永劫続いていく。手を握り微笑み返した。

    【独り占め】
    寮の狭いベッドに二人眠る。
    寝息と時計の針の音しか聴こえない中、アラームが鳴った。寝惚けつつ手を這わすとスマホを取りアラームを止め時間を確認する。
    「がっこ…」
    甘い疲労から何とか体を起すが、伸びてきた腕が再びベッドの中へと引き摺り込む。
    「行くな」
    「…ん」
    甘い懇願に今日は休むと決めた。

    【未送信メール】
    好き、とか、愛してる、とか、何度も打ち込んでは消す不毛な動作を続けていた。従者である彼に愛を伝えたくとも上手い言葉が全く浮かばない。
    「そんな事を気にせずとも」
    考え倦ねて打ち明けた俺の唇を彼は自然な動作で奪う。
    「お前さんの気持ちはこうしているだけで十分伝わってるよ」
    …大好きだ畜生!

    【慰めてよ】
    「お前さんが気に病む事じゃないさ。俺は従者として当然の事をしたまでだ」
    龍脈で回復を施され、王の無事を確認した俺は申し訳無さそうに俯く王の頭を混ぜっ返した。全く我が王はとことん優しい人だ。
    「そうだな。お前さんが口付けてくれたらもっと頑張れるかもな?」
    ほら、不甲斐ない俺を慰めてくれ。

    【わかったか、あほ】
    俺はお前が大好きなんだって、何度言えば解るんだ?普段は従者として従順な癖にこれだけは認めようとしないのは何故なんだ!?…は?興味無い奴にキスするわけ無いだろ、俺の唇は安くない!いい加減…
    「俺はフィンが大好きだ!本気だって認めろ!」
    呆けた唇にキスしてやる!これでわかったか、阿呆め!



    ※転生現パロ
    【もう一度、恋をしよう】
    正に美丈夫という言葉が相応しい神話の英雄と同じ名の留学生は、群がる女子達には目もくれず俺の前にやってくると少し節の張った指が優しく俺の手を掬い上げた。「やっと逢えた、愛しい王」
    何て?と言いたかったが触れる手から記憶が溢れてくる。
    「…フィン」
    …そうだ、俺もずっとお前に逢いたかった。



    ※ヤンデレフィン注意
    【誰にも渡さない】
    美しいものがあれば手を伸ばすのは自然な事だ。
    先日彼の仲魔となった私はある日、そのあまりの美しさに堪えきれず靡く髪に触れようとした。
    しかし伸ばした手は触れるどころか、私の体から離れたのだ。
    「王に触れて良いのは俺だけだ」
    紅い眼光を宿し低く唸る騎士の持つ剣が、私の腕を斬り落としていた。

    【この花が枯れたとき、】
    貴方の為に手折られた美しい花はかつての鮮やかさを失い枯れた。
    けれど俺の手で手折った貴方は今も美しいままで、俺の腕の中で艶やかに色濃く綺麗に咲いている。
    「愛しています」
    俺の匂いを纏わせる蒼い髪の一束に口付ける。
    誰も知らない場所で王は密やかに咲き続ける。
    永世に枯れはしない俺だけの花。

    【大人しく降参して】
    お前さんの好きな声色で名を呼んでやる。
    口付けて、藻搔く腕を捕らえ首筋を噛む。
    柔い肌に犬歯が刺さって薄く血が滲んだ。
    懸命に睨む表情が堪らない。
    知ってるぞ、お前さんも俺が好きだと。
    こうされるのが望みだと。
    種族の垣根など俺はとうに捨てた。
    「大人しく降参しろ」
    愛し合おうじゃないか、なあ?
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    Mogmogsmaka

    MOURNING元ネタは🐜様の曲です。狩猟を行うおフィンと主ちゃんの雰囲気のみな小話。そんなに絡んでません。
    狩猟日誌小さい頃に生きるための術として狩りを教えられていた為、狩猟は得意だった。時折自分よりも体躯の大きな獲物に出会う事もあったがその知識と持ち前の腕で難なく狩る事が出来る。
    ダアトの荒廃した土地を疾駆する牡鹿を草むらに隠れながら追いかける。あれは脚が速いからと拵え携えた弓矢を構え、弦を引きその時を息を殺して待つ。耳元で弦が張るきりきりという音と草が風に揺れる音だけが響いている。顔を上げ辺りを警戒していた鹿が、僅かながらに残った青い草を食べようと首を下げる。その一瞬とも言える無防備な姿を逃さない。
    張りつめていた弦が弾け、空気を裂いて矢が飛んでいく。フィンの手から放たれたその矢は鹿の心臓を一息に貫いた。
    小さな鳴き声を上げて倒れた鹿は、少し藻掻いてそれから動かなくなった。隠れていた草むらから身を起こしたフィンは、新雪の残る土を踏みならして仕留めた獲物に近寄った。鮮血で地を濡らす鹿は確かに絶命しており、腰に下げた皮袋から手入れを施され研ぎ澄まされた狩猟用のナイフを取り出すと鞘を抜き刀身を鹿の喉へと突き立て、先程までその体を巡っていた血を抜く。次いで丸い腹に切り込みを入れて温かな腸を取り出す。手に伝う温かさに命を頂く尊さを感じてフィンは心の内で鹿に感謝を述べる。そうして軽い処理を行った鹿の両の手足を縛り上げ麻袋に放り込むと、肩に担いで王の待つ野営地へと戻ることにした。
    1811

    おんじゃ@ojachanco

    DONEどうも初投稿&初執筆でございます。
    以前投稿したのが完成しましたm(_ _)m
    フィンに一目惚れの初恋をしてしまった主人公による苛烈で理不尽なドタバタハートフルラブコメ少女漫画風フィン主です。

    ※主人公の名前は「青空ツグミ」元ネタは漫画「あそびあそばせ」のあの子。
    ※ネタバレ、捏造、シナリオ改変、キャラ崩壊、稚拙な文面等々様々な問題がございますがそれでも宜しければお願いします。
    路は短し、恋せよ少年 邂逅編ー感情の起伏が乏しい、無表情、お人形さんみたい
     散々他人から言われてきたが自覚はしている、それはダアトに飛ばされナホビノとして戦っている今でも変わらない。
     ーただ、成り行きで此処まで来た
     どんな苦境や鬼門だってその一言ですべて乗り越えて、くぐり抜けてきた。最初は恐れていた悪魔も逆に自分に恐怖を覚えるようになる程だ
     ー今日もやり過ごせるだろう、そう思っていたのに…

       あの瞳の、あの輝きを見た瞬間。

     芽生えた知らない感情に、心の臓を揺さぶられー



    樹島を攫ったラフムを追うためダアト品川区を進み続ける僕と磯野上はアオガミが探知した気配を便りにコウナン四丁目方面へ向かうべく御楯橋を渡っていた、この辺りに悪魔はいない事を確認し、彼女と慎重に歩を進めていた。
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