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    miNa1423

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    miNa1423

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    カブユウ 温泉でしっぽり予定の話。
    本当に続くのか微妙。

    #カブユウ

    温泉「温泉に行かない?」
    突然の言葉に理解できず振り返るだけだった私に、彼は誤魔化すように笑った。
    「ごめん、急だったね」
    「い、いえ」
    そう答えながらも、頭の中ではぐるぐると彼の言葉が回っていた。
    おんせん?オンセン?
    「知り合いの経営している旅館がね、シーズンオフでゆっくり過ごせるそうなんだ、いい部屋を用意してくれると言ってくれている」
    温泉?
    「ゆっくり二人で過ごせたらいいと思ったんだけど、どうかな?」

    エンジンシティジムリーダーのカブさんと付き合い始めて半年になる。私が好きだと言い続けて、折れる形で彼は頷いてくれた。
    同世代とは違う穏やかな付き合いだ。ゆっくりと話をしたり、ただ一緒に過ごすだけ。
    あとは、触れるだけのキスをした。
    「私で、良ければ」
    それ以上進展しない関係に、私たちらしいと思いもするが、それと諦めのようなものが混じり始めていた。子供のようにしか、ただの庇護対象にしか見てくれないのかと。
    もし、彼が、私を大人として、女性として、そう見てくれるのであれば、応えたい。
    高鳴る胸はきっと隠し切れていないだろう。
    「いいのかい」
    その声色が、いつもと違う。
    気のせいかもしれない、何かをはらむような銀色の瞳にただただ頷いた。
    私はずっと、彼の手や目線がいつ私に向くのか、待ち続けていた。

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