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    らいか⛩

    @raikasandesuyo

    25↑腐のもの大好き
    今はK暁の二次創作ばかりの書いてますが新人(?)……。
    2022年に書き始めたばかりなので至らない所が沢山ありますがご了承下さい…。

    リアクションや応援絵文字ありがとうございます。いつも励みにさせて頂いております

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    POIPOI 24

    らいか⛩

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    お狐パロK暁の暁人目線です

    これにて序章は終わりです
    まだ序章…
    今後この2人に一体何が起きるのでしょう…?
    そしてKKの記憶は戻るのでしょうか…?
    乞うご期待!(言ってみたかっただけですすみません)

    #K暁

    大掛かりな浄化をして暫く経った頃暁人は目を覚ました。

    「…うっ…こ、こは…」
    「お兄ちゃん!」

    小さく呻き身を起こすと麻里が手助けしてくれた。
    そしてあたりを見渡すと見慣れている本殿で暁人は自分が運ばれたのだと理解した。

    「もう!心配したんだから!」
    「ごめん…」

    布団の傍らに狐の面があるのに気付くと暁人はそれを取り右目を隠す様面をつけ、麻里から御神水の入った水筒を受け取ると中身を飲み干した。

    「ふぅ…やっぱりここの御神水が1番だな」
    「あははっそうだね」

    御神水を飲んだ後暁人の体に光の粒子が集まり少しだけだが体力が回復したのを感じる。

    「少し、外の空気が吸いたいな」

    それを聞いた麻里は頷き支え無しで立ち上がれる様になった暁人の後を追った。
    2人が辿り着いた場所は拝殿の階段前。暁人は麻里と向き合う。

    「お兄ちゃん…本当にもう大丈夫…?」
    「あぁ、心配かけてごめん…僕が気を失った後事教えてくれる?」

    そう言うと2人は両手を絡め目を閉じて額同士を重ねた。すると暁人が気を失ってから目覚めるまでの麻里の記憶が暁人の脳に流れ込んできた。
    ……KK…パスケース…家族…
    2人は暫く情報の共有をしそれが終わったと同時に2人は目を開いた。

    「そう…KKに…」
    「うん…どうするの…?」
    「それは……そうだね…もう、潮時なのかもしれないな…」

    暁人は悲しそうな顔で笑い麻里の頭を撫でると2人して本殿に戻った。
    KKがいたなんて気付くことなく…。
    本殿に戻ると麻里と別れ自分の部屋へ入り扉を背にズルズルと蹲った。

    「KK…あの約束は…嘘だったの…?それとも…子供だったから…?」

    暁人は自分の勾玉を握り締め朝を迎えるまで涙を流し続ける。
    翌朝神主が暁人の扉を数回ノックし「お二人がお帰りになるそうです」と伝えるも暁人は「やる事があるから行けません」と返し神主が立ち去るまで動かなかった。
    神主が立ち去ると部屋の扉を開き御神木のある場所に行こうとしたら麻里が後ろをついて来ながら声を掛けてきた。

    「おはようお兄ちゃん」
    「おはよう麻里」

    暁人の目元が泣き腫らして赤くなっているのを見ても何も言わずに麻里はいつも通りに接してくれた。それをありがたいと思いながら共に御神木の前に着くと太い枝に飛び乗った。

    「本当に諦めちゃうの?」
    「KKには家族がいる、もう、彼にとって僕は必要ない…」
    「そう…なら私もお兄ちゃんに着いて行くよ、ずっと、私達は兄妹なんだから」
    「麻里……ありがとう」

    KKと絵梨佳が立ち去る姿を見ながら何かを決意した2人を遠くから何かが見ていたのに気付くことも無く…。














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    らいか⛩

    DONE25日はK暁デーのお題「犬or猫」です

    素敵なお題ありがとうございました!
    とても楽しかったです
    「お、いたいた、俺の話聞いてくれるか?」

    煙草を吸いながら隣に来た中年男は自分に目もくれず話し始めた。
    聞いてくれるか?と言っているが実際返事を聞く前に語り始めているのを見ると聞かないという選択肢はないようで男をジッと見つめる。

    「俺の恋人兼相棒がそこにいるんだが、あいつはやたらと犬や猫に好かれやがる。あの日も…おっと、あの日って言ってもわからんだろうが、簡単に言えば命懸けの共同作業をしたんだよ。で、あの日もあいつは犬を見たらドッグフードを与え猫を見たら撫でたり声をかけたりと俺が引くぐらいさ。つまり恋人さまは根が優しくてなぁ…そこにマレビトも妖怪も寄っちまう程で俺ぁ心配でたまんねぇ。今もマレビトに怯えて逃げてた犬やら猫がマレビトを祓ったお陰なのか戻って来て恋人さまを奪いやがる。正直面白くねぇな。あいつの良さと言えば聞こえはいいが、俺だって…あ、いや、なんでもねぇ。……話を戻すが、俺は犬や猫に好かれねぇ質でな、こっちには来やがらねぇ。俺にとっちゃ良いことだがな。おい、今苦手なんだろとか思っただろ?苦手じゃねぇよ、あいつらが俺を苦手なんだ。そんなに好きなら自分家で飼えばいいだろって言ってみたがたまに触るから良いんだとよ。本当に人並みの好きなのか?まぁ、そこはいい。別に議論するつもりもねぇしな。っと、俺は餌なんて持ってねぇよあっちいけ」
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    DOODLE #毎月25日はK暁デー 
    お題【初デート】
    参加させて頂きました。宜しくお願いします。お題が可愛すぎて悩みました…
     渋谷駅前、かの有名な交差点は深夜になっても人も車も途切れることはない。煌々と輝くモニター画面には雑多な情報が流され続け、色鮮やかなLEDに彩られた看板は星の光をかき消すように輝いている。夜の闇さえ寄せ付けない光の奔流は、月の存在までも薄く儚いものに変えてしまったようだ。
     信号が青に変わると一斉に人の流れが動き始め、それぞれの進行方向へと、人々が双方向に入り交じりながら滔々と流れていく。その人混みから少し離れて道路を眺めていた青年が、隣に立つ男に話しかけた。
    「ここだったよね、KK」
    「ああ、そうだったな」
    あの夜、二人が『運命的』に出会った場所がここだった。

     
    「ねぇ、夜の散歩に行かない?」
    暁人がそう声をかけてきた。正直なところ面倒だな、とKKは思った。もう飯も食って風呂もはいって、後は寝るだけ、という状態だ。出来ることならこのまま暁人を寝室まで引っ張って行って、さっさと押し倒したいところだが。まるで飼い主に散歩をねだる犬のような目で見つめられては、異を唱えることなど出来ようはずがない。甘いな、俺も。そう思いながら答える。
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