sui___yy
MAIKINGこのツイート(https://x.com/sui___yy/status/1768581640719351865?s=20)の影弓キャス現代です📦エッチなところまで到達できてません 3496
Rahen_0323
MAIKINGカキツバタが居なくなる話です。めっちゃ暗くて皆かわいそう。続きは書けたら書きます。
※死ネタを期待されるとアレなのでネタバレするとちゃんと生きてます。ハッピーかは分かんないけど前向きな結末の予定。
アレは死んだ「カキツバタ、ほら書類!」
いつものブルーベリー学園。いつものリーグ部。いつもの日常。
ドサドサと置かれた書類に、彼はあからさまに嫌な顔をした。
「うげ〜多くね?誰かなんかやらかしたの?」
「始末書じゃないです!部長が当たり前に処理する物です!これでも私達が減らしたんですよ?」
「ええ〜。でもよぉ、全然どーでもいいの混ざってるじゃん絶対。ほらコレとか。テラリウムドームの天気がどうたらとかさぁ、そんなのドーム部の専門だろぃ」
「リーグ部の四天王は各エリアを任されてるんです!当たり前でしょ!?文句言ってないで、黙ってやる!」
「かったりぃよお」
「チョコレート食べない!書類が汚れる!」
「……へぇい」
交換留学生や特別講師に触発されたのか、これでも彼はマトモになった方だ。
5407いつものブルーベリー学園。いつものリーグ部。いつもの日常。
ドサドサと置かれた書類に、彼はあからさまに嫌な顔をした。
「うげ〜多くね?誰かなんかやらかしたの?」
「始末書じゃないです!部長が当たり前に処理する物です!これでも私達が減らしたんですよ?」
「ええ〜。でもよぉ、全然どーでもいいの混ざってるじゃん絶対。ほらコレとか。テラリウムドームの天気がどうたらとかさぁ、そんなのドーム部の専門だろぃ」
「リーグ部の四天王は各エリアを任されてるんです!当たり前でしょ!?文句言ってないで、黙ってやる!」
「かったりぃよお」
「チョコレート食べない!書類が汚れる!」
「……へぇい」
交換留学生や特別講師に触発されたのか、これでも彼はマトモになった方だ。
Dictator_kana
MAIKINGヴィドール×オッドタクシー(勝手に)コンピレーション小説「オカルト・タクシー」
2曲目(1曲目はPixivにあります)はRuvieでDaisyです。良かったら。
黒猫 Daisy(三矢ユキ×山本冬樹)「へぇ、珍しいね山本さん。下向いて歩いてるなんて。」
「ん?あ、あぁちょっとな。三矢はもう終わりか?」
「うん。これから二階堂さんと市村さんとカフェで打ち合わせ。」
「そうか。少ないけどこれ、カフェ代の足しにしてくれ。」
そう言いながら俺は財布から5000円を出して三矢に渡した。
「わ!いいの!?ありがとう!じゃあね!」
向こうではかしまし娘たちがキャッキャ騒いでいる。俺はイヤホンを耳に挿し、次の企画を練り始めた。
ー昔から騒音は好きじゃ無い。友人がいなかったわけでは無いが、笑い声とかのいわゆる金切り声は嫌いだった。
カタカタとパソコンを打っていると、いきなり首筋に冷気が刺さった。
「うわっ!?」
「驚きすぎだよ笑。さっきはありがとう。ささやかなお礼だよ。」
2817「ん?あ、あぁちょっとな。三矢はもう終わりか?」
「うん。これから二階堂さんと市村さんとカフェで打ち合わせ。」
「そうか。少ないけどこれ、カフェ代の足しにしてくれ。」
そう言いながら俺は財布から5000円を出して三矢に渡した。
「わ!いいの!?ありがとう!じゃあね!」
向こうではかしまし娘たちがキャッキャ騒いでいる。俺はイヤホンを耳に挿し、次の企画を練り始めた。
ー昔から騒音は好きじゃ無い。友人がいなかったわけでは無いが、笑い声とかのいわゆる金切り声は嫌いだった。
カタカタとパソコンを打っていると、いきなり首筋に冷気が刺さった。
「うわっ!?」
「驚きすぎだよ笑。さっきはありがとう。ささやかなお礼だよ。」
111strokes111
MAIKINGクロロレ。ェュ前提なのでご注意ください。紅花ルート
有情たちの夜.16「枠の外へ4_5」 タルティーンの野で敵がかつての再現を狙う様にヒューベルトは失笑してしまった。教会はネメシスを破り、王国は帝国軍を破っている。そんな夢に縋るくらい追い詰められた時点で負けなのだ。
「復興は道半ばですな。王が冷静であればああなっていないでしょう」
紫の瞳がヒューベルトをじっと見つめている。病的なまでに冷静だったクロードとディミトリを比べているのだろうか。ディミトリはタルティーンに出てくる必要などなかった。進軍するふり、だけに留めておけば王都フェルディアを守れただろう。
「僕は魔道学院にいたことがある。情勢が悪化して入学早々、帰国せざるを得なかったが」
「ローレンツには焼け落ちる前のフェルディアの記憶があるのだな。我々と違って」
1704「復興は道半ばですな。王が冷静であればああなっていないでしょう」
紫の瞳がヒューベルトをじっと見つめている。病的なまでに冷静だったクロードとディミトリを比べているのだろうか。ディミトリはタルティーンに出てくる必要などなかった。進軍するふり、だけに留めておけば王都フェルディアを守れただろう。
「僕は魔道学院にいたことがある。情勢が悪化して入学早々、帰国せざるを得なかったが」
「ローレンツには焼け落ちる前のフェルディアの記憶があるのだな。我々と違って」
yorunoshigureni
MAIKING・一枚目……線画・二枚目……塗り。気に食わない……。
・三枚目……一応これでゆくか?
書きかけを晒すけれど、以前に載せていたものになんだか余計な情報が入っていたらしく、あれやこれや……。
それにしても外でも見直しできるから、ポイピクは楽だね。 3
Awai_kii
MAIKING洋三ファンタジーパロです。推敲段階。書けた分随時追加していきます。
中世和風ぽい雰囲気ですが、架空の国が舞台。バスケも出てこないし、設定たっぷり作り変えています。※勾/玉/三/部/作のオマージュあり。
大丈夫でしたら…
光の先の少年 【第一話】
水戸洋平の一番幼い記憶は、夜の森だった。家と家族を戦で失い、戦禍から逃れるうちにたった一人になってしまった彼は、木々の間をよろよろと進んでいた。星も月も夜の生き物たちも、ひっそりと姿を隠していた。宵闇は幼い子供を恐ろしいものから隠してはくれたが、もう限界だった。空腹と疲れと心細さで動けなくなった彼は、ついに膝をついた。
その時、ぼんやりと見えた光が何なのか、確かめる前に意識を失った。
四歳だったその日のことについて洋平が覚えているのはそれだけだった。それまで住んでいた場所も親の顔も名前も覚えていない。
気を失っていた小さな子供は通りかかった村人に助けられ、里に連れ帰られた。長年に渡る近辺での戦によって増え続ける孤児たち。その日から洋平も彼らと共に生活することになった。
26830水戸洋平の一番幼い記憶は、夜の森だった。家と家族を戦で失い、戦禍から逃れるうちにたった一人になってしまった彼は、木々の間をよろよろと進んでいた。星も月も夜の生き物たちも、ひっそりと姿を隠していた。宵闇は幼い子供を恐ろしいものから隠してはくれたが、もう限界だった。空腹と疲れと心細さで動けなくなった彼は、ついに膝をついた。
その時、ぼんやりと見えた光が何なのか、確かめる前に意識を失った。
四歳だったその日のことについて洋平が覚えているのはそれだけだった。それまで住んでいた場所も親の顔も名前も覚えていない。
気を失っていた小さな子供は通りかかった村人に助けられ、里に連れ帰られた。長年に渡る近辺での戦によって増え続ける孤児たち。その日から洋平も彼らと共に生活することになった。
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MAIKINGクロロレ。ェュ前提なのでご注意ください。紅花ルート。
有情たちの夜.15「枠の外へ3_5」 クロードの腹立たしい点はいくつもある。まず、ヒューベルトたちと考えが重なる点があったことが腹立たしい。英雄の遺産に頼らずやってのけようとしたこと、全力を尽くさなかったこと、そのどちらも神経に触る。
「クロードは人の手だけで何とかしようとしたのだ……。知識は間違っていることがあるし、信頼も儚い。未来は観察できないからな」
親友の淹れた紅茶を口にして気が緩んだのか、ローレンツはそう呟いた。領主は即決する力と判断を保留する力、矛盾する二つの力をどちらも求められる。
「ローレンツ、これは私見でしかない。だが私が思うに……最後に残るのは感情や想像力なのだ」
当事者である自分なしに全てが決まっていくことへの憤り、そして悲しみがヒューベルトの主君エーデルガルトの原動力だ。ローレンツは彼自身が傷つかぬよう、得するようにクロードからお膳立てされたがそれでもひどく馬鹿にされた気分だろう。
1727「クロードは人の手だけで何とかしようとしたのだ……。知識は間違っていることがあるし、信頼も儚い。未来は観察できないからな」
親友の淹れた紅茶を口にして気が緩んだのか、ローレンツはそう呟いた。領主は即決する力と判断を保留する力、矛盾する二つの力をどちらも求められる。
「ローレンツ、これは私見でしかない。だが私が思うに……最後に残るのは感情や想像力なのだ」
当事者である自分なしに全てが決まっていくことへの憤り、そして悲しみがヒューベルトの主君エーデルガルトの原動力だ。ローレンツは彼自身が傷つかぬよう、得するようにクロードからお膳立てされたがそれでもひどく馬鹿にされた気分だろう。
Missofish
MAIKING👁が💧とともに村に行かなかったif最序盤、ここから肉付けして行きたい
あの男と、出会わなかったら大きな音を立てて列車が動き出す。
思えば、人間の乗り物に乗るのは水分と久しぶりである。だが、今回のように大きな列車に乗るのは初めてである。最後に列車に乗ったのは、東京の街中を駆け巡っていた市電に妻と乗ったときだろう。あのときは、これ程までに大きな鉄の塊を、たった一人の人間が操っていると聞いて、目を白黒させた記憶はある。そんな儂の事を、妻は随分と楽しそうに笑ったのも覚えている。
そんな回想をしつつ、また思い出すのは妻のことであると、思わず苦笑する。長いこと人里離れた場所に住み、人を恨み、一人で平気だと言っていた頃のことが、嘘のようである。あの頃は、自分自身のことで精一杯で、他を想う事など出来なかった。
4825思えば、人間の乗り物に乗るのは水分と久しぶりである。だが、今回のように大きな列車に乗るのは初めてである。最後に列車に乗ったのは、東京の街中を駆け巡っていた市電に妻と乗ったときだろう。あのときは、これ程までに大きな鉄の塊を、たった一人の人間が操っていると聞いて、目を白黒させた記憶はある。そんな儂の事を、妻は随分と楽しそうに笑ったのも覚えている。
そんな回想をしつつ、また思い出すのは妻のことであると、思わず苦笑する。長いこと人里離れた場所に住み、人を恨み、一人で平気だと言っていた頃のことが、嘘のようである。あの頃は、自分自身のことで精一杯で、他を想う事など出来なかった。