fuyukichi
TRAINING100日後にくっつくいちじろ23日目
「ったく、あのクソ野郎……」
走行中の原付バイクに足で追いついた男がいた。山田一郎その人である。
一郎は昼過ぎ、一件目の依頼を終わらせ、昼を食べに一度家に戻る途中であった。その道中、なんと目の前で原付に乗ったフルフェイスヘルメットの男が通行人の鞄を引ったくったではないか。何を白昼堂々、このイケブクロで、しかも山田一郎の前で。被害者は悲鳴を上げたが倒れたりはしていなかった。ので、一郎はそのまま原付を追いかけた。そして程なくして追いつき、ひっ捕えた。地面に押さえつけ警察に電話をしてアッという間に犯人は連行されて行った。警察官が被害者の女に後で近くの交番に来るよう告げ、バタバタと去って行く。残された一郎と彼女。
1588「ったく、あのクソ野郎……」
走行中の原付バイクに足で追いついた男がいた。山田一郎その人である。
一郎は昼過ぎ、一件目の依頼を終わらせ、昼を食べに一度家に戻る途中であった。その道中、なんと目の前で原付に乗ったフルフェイスヘルメットの男が通行人の鞄を引ったくったではないか。何を白昼堂々、このイケブクロで、しかも山田一郎の前で。被害者は悲鳴を上げたが倒れたりはしていなかった。ので、一郎はそのまま原付を追いかけた。そして程なくして追いつき、ひっ捕えた。地面に押さえつけ警察に電話をしてアッという間に犯人は連行されて行った。警察官が被害者の女に後で近くの交番に来るよう告げ、バタバタと去って行く。残された一郎と彼女。
しん・アナログ練習
TRAINING2024.11.15https://www.posemaniacs.com/ja/tools/viewer/poses/01GBVYHTAAXNPTVPDMNNFD4HQE 5
kikkawa
TRAINING望普の妄想1Pマンガ×3と練習らくがき〜相変わらず描くの難しいな〜!あと、なんか場面は浮かぶんだけどお話し(マンガ)にするほどの展開はほとんど思いつかない〜!
もう少し描き慣れたら今考えてるマンガ描いていきたいです…短いと思うけど…
投稿日:2024/11/15 4
fuyukichi
TRAINING100日後にくっつくいちじろ22日目
「兄ちゃん」
甘ったれた声で二郎が自分を呼ぶ。
もう冬も直前の秋だというのに、やけに蒸し暑い。一郎は額に汗をかいていた。気付けばそこは一郎の自室で、でも何故かベッドしかない。デスクもクローゼットも窓すらなくなっていて殺風景だ。ただいつも寝ているベッドがひとつあるだけで、その上に自分は横たわっている。
そういえば声がしたけれど二郎はどこにいるのだろう。ふと、天井に向けていた視線を腹の方に落とすと、一郎の腹の上にうつ伏せて乗り上げてる二郎がいた。重さは感じない。
「暑いね。今日」
目が合うと二郎はリラックスした表情で笑った。
ん、と鼻から抜けるような声で相槌を打ちながら一郎は弟の頭をゆったりと撫でる。ぴょんと跳ねる髪が指の間をくすぐった。
1377「兄ちゃん」
甘ったれた声で二郎が自分を呼ぶ。
もう冬も直前の秋だというのに、やけに蒸し暑い。一郎は額に汗をかいていた。気付けばそこは一郎の自室で、でも何故かベッドしかない。デスクもクローゼットも窓すらなくなっていて殺風景だ。ただいつも寝ているベッドがひとつあるだけで、その上に自分は横たわっている。
そういえば声がしたけれど二郎はどこにいるのだろう。ふと、天井に向けていた視線を腹の方に落とすと、一郎の腹の上にうつ伏せて乗り上げてる二郎がいた。重さは感じない。
「暑いね。今日」
目が合うと二郎はリラックスした表情で笑った。
ん、と鼻から抜けるような声で相槌を打ちながら一郎は弟の頭をゆったりと撫でる。ぴょんと跳ねる髪が指の間をくすぐった。