あげいん
⛰暮正⛰
DONE膝髭ワンドロワンライアゲイン/第63回「温泉」剥き身「うまそうだな」
やにわに右腕をすくい上げられても髭切は動じない。なにせ相手はざぶざぶ湯を蹴って近づいてきていたのだ。伏せていた目を開けば、白みがかった視界が焦点を結ぶ。節立つ男の腕が伸び、同じく筋ばった男の手に繋がるのを見る。
「……おまえまた、蟹とか海老のことを考えているね」
「ばれたか」
間抜けな中腰になって腕を検分していた膝丸は悪びれた様子もなく顔を上げた。髭切の腕は、水位の高さを境に、鮮やかな桜色に染まっている。
そこらに服を脱ぎ捨て湯に浸かった髭切と違い、膝丸はきれいな岩を探し、兄の衣類もろともかけてようやく入ってきた。服を放るのは許せず、裸を晒してうろつくのには頓着しない弟が髭切にはよく分からない。こんな奥地の秘湯で見る人も無し、興味本位で衣類を食むような獣の類もいないだろうから、まあどうでもいいかと髭切はまた目を閉じる。
1294やにわに右腕をすくい上げられても髭切は動じない。なにせ相手はざぶざぶ湯を蹴って近づいてきていたのだ。伏せていた目を開けば、白みがかった視界が焦点を結ぶ。節立つ男の腕が伸び、同じく筋ばった男の手に繋がるのを見る。
「……おまえまた、蟹とか海老のことを考えているね」
「ばれたか」
間抜けな中腰になって腕を検分していた膝丸は悪びれた様子もなく顔を上げた。髭切の腕は、水位の高さを境に、鮮やかな桜色に染まっている。
そこらに服を脱ぎ捨て湯に浸かった髭切と違い、膝丸はきれいな岩を探し、兄の衣類もろともかけてようやく入ってきた。服を放るのは許せず、裸を晒してうろつくのには頓着しない弟が髭切にはよく分からない。こんな奥地の秘湯で見る人も無し、興味本位で衣類を食むような獣の類もいないだろうから、まあどうでもいいかと髭切はまた目を閉じる。
sitaranaaaaaaaa
DOODLE⚠️月チャレンジネタバレ含むかもしれない!7月攻略とかではなく覚え書きです。
うちの粒揃いのイケメン達で勝ったので今回はミニキャラじゃないバージョンです!!!
アゲインもリガパニもほんと嫌だった〜
でもバルト君は大好きなのでステッカーは家宝に致します…1回だけでも勝って良かった…😢
ユキまるのなんでも置き場
PROGRESSBWアゲインのエアちゃん回後編が良かったので、エアちゃんを線画と差分セリフまで描きましたズイ(ง ˘ω˘ )วズイ♥うっかりライノックスさんをお父さんと呼んだエアちゃんだよゲス(´๏౪๏`)♥← 2
⛰暮正⛰
DONE膝髭ワンドロワンライアゲイン / 第5回「梨」果木の巡り 土手に並んだ木に、白い花がいっぱい咲いている。
淡雪のように微かな感嘆の溜息を髭切は聞き逃さなかった。「寄り道して行こうか」と声を掛けると、振り返った蛍丸が、笑みに丸まった目で合図をして、ひとり足早に木の下へ向かっていった。
今日髭切が率いた第三部隊は練度も十分、百戦錬磨のつわもの揃いだ。遠征を無事に終え、あとは落とし物や忘れ物がないように気をつけて帰るだけになった。
行きと同じではつまらないと川沿いを行き、花芽吹く木が植えられている土手に出た。こういう小さな発見が得意だと、髭切は本丸の仲間から褒められたことがある。髭切は自覚がない。そういうゆとりを持とうとはしているけれど、良い景色に出会えるのはいつも偶然だ。
2318淡雪のように微かな感嘆の溜息を髭切は聞き逃さなかった。「寄り道して行こうか」と声を掛けると、振り返った蛍丸が、笑みに丸まった目で合図をして、ひとり足早に木の下へ向かっていった。
今日髭切が率いた第三部隊は練度も十分、百戦錬磨のつわもの揃いだ。遠征を無事に終え、あとは落とし物や忘れ物がないように気をつけて帰るだけになった。
行きと同じではつまらないと川沿いを行き、花芽吹く木が植えられている土手に出た。こういう小さな発見が得意だと、髭切は本丸の仲間から褒められたことがある。髭切は自覚がない。そういうゆとりを持とうとはしているけれど、良い景色に出会えるのはいつも偶然だ。
ことこ
DONE【ゆるいパバステ2】①スマイルアゲインの練習する雨クリです。
1枚目はスマアゲの説明。
雨彦さんの京極耀司さんの台詞があまりにも
あれだったので相手を古論さんにしてほしい
という欲望によりうまれてしまいました。 9
で@Z977
DOODLEハロー・アゲイン(グスマヴェ懐古編)⚠ルスマヴェメインのお話。ベースはグス(→)←マヴェ。
ハロー・アゲイン(グスマヴェ懐古編)「マーヴは寂しがり屋だから、俺がずっと隣にいるよ」
それはまるで白昼夢だった。朝の光を背にして浮かぶシルエットが、耳に馴染んでいるそれよりも幾分低い声が、やわらかい記憶をくすぐる。
グース、とこぼれた掠れた声は、誰にも届かずに消えていく。
取り落としそうになったレンチを握り直し、軽く手を挙げて応える。声をかけたのはルースターだった。
「……ブラッド、起きたのか」
おはよう、と返した声は震えていなかったか。気取られないように近づき、動揺に覚束無い手を隠すようにタオルで拭う。
「で、なんだって?」
鼓動が焦燥を告げる。胸のあたりがじくじくと落ち着かない。
「親父の夢を見たんだ」
「グースの?」
それで、どうしてあの言葉なんだ、と思わずルースターを見つめる。頬を掻くルースターは少しの逡巡を見せたが、元々話すつもりだったのだろう。ぽつりぽつりと探るように語り始めた。ルースターがまだ子供の頃の、可愛いブラッドリー坊やと子煩悩なグースのあたたかい思い出。
4904それはまるで白昼夢だった。朝の光を背にして浮かぶシルエットが、耳に馴染んでいるそれよりも幾分低い声が、やわらかい記憶をくすぐる。
グース、とこぼれた掠れた声は、誰にも届かずに消えていく。
取り落としそうになったレンチを握り直し、軽く手を挙げて応える。声をかけたのはルースターだった。
「……ブラッド、起きたのか」
おはよう、と返した声は震えていなかったか。気取られないように近づき、動揺に覚束無い手を隠すようにタオルで拭う。
「で、なんだって?」
鼓動が焦燥を告げる。胸のあたりがじくじくと落ち着かない。
「親父の夢を見たんだ」
「グースの?」
それで、どうしてあの言葉なんだ、と思わずルースターを見つめる。頬を掻くルースターは少しの逡巡を見せたが、元々話すつもりだったのだろう。ぽつりぽつりと探るように語り始めた。ルースターがまだ子供の頃の、可愛いブラッドリー坊やと子煩悩なグースのあたたかい思い出。
で@Z977
DOODLEハロー・アゲイン⚠ルスマヴェ。続きにちょっとグスマヴェがあるのでUPしとこーかと……
ハロー・アゲイン「マーヴは寂しがり屋だから、俺がずっと隣にいるよ」
もうすっかり馴染んでしまった砂漠の真ん中にある格納庫で、P-51マスタングの整備をしているところに後ろから思いがけない言葉が聞こえ、マーヴェリックは振り向いた。逆光で表情の読めないルースターの姿が白昼夢のように佇んでいる。
「……ブラッド、起きたのか」
おはよう、と手にしたままのレンチを軽くあげると、マーヴェリックは格納庫の入り口に背を向けて声をかけたルースターに近寄る。
先のミッションからマーヴェリックとルースターのわだかまりは雪解けを始め、その距離は少しずつ以前のように近くなっていた。長期休暇が合えば互いの居住地を訪れることも珍しくなくなり、まさに昨夜からルースターはマーヴェリックの元へ身を寄せている。東海岸と西海岸という決して気軽に行き来できるものではない物理的距離が二人を阻んでいたが、それすらもこれまでの高い壁に比べれば大した問題ではなかった。
3909もうすっかり馴染んでしまった砂漠の真ん中にある格納庫で、P-51マスタングの整備をしているところに後ろから思いがけない言葉が聞こえ、マーヴェリックは振り向いた。逆光で表情の読めないルースターの姿が白昼夢のように佇んでいる。
「……ブラッド、起きたのか」
おはよう、と手にしたままのレンチを軽くあげると、マーヴェリックは格納庫の入り口に背を向けて声をかけたルースターに近寄る。
先のミッションからマーヴェリックとルースターのわだかまりは雪解けを始め、その距離は少しずつ以前のように近くなっていた。長期休暇が合えば互いの居住地を訪れることも珍しくなくなり、まさに昨夜からルースターはマーヴェリックの元へ身を寄せている。東海岸と西海岸という決して気軽に行き来できるものではない物理的距離が二人を阻んでいたが、それすらもこれまでの高い壁に比べれば大した問題ではなかった。
のーらん
DOODLE🔮🐑、🐑🔮のどちらとも取れる学パロ。Psyborgの2人がこの夏、青春に溺れる話。
からあげいんさんのイラストから書かせて頂きました。素敵なイラストをありがとうございます!
今夏、あなたの名前を。 窓を突きぬけてくる日差しだとか、ただただ五月蝿いだけの蝉だとか、
そんなもの達のせいで浮き出た汗がつう、と顎の端まで伝って落ちた。
夏休み中に学校の夏期講習という名目で朝から呼び出されたせいで、冷房が効いているのにも関わらず多くのクラスメイトはだるさを全身から滲ませていた。
自分も例外なくこの時間のやるせないだるさに身体を溶かされていたので、頬杖をついて目線だけ前に向ける。
目の前の綺麗なアイリス色の癖がかった髪が日光を透かして、ちらちらと明滅した。
浮奇・ヴィオレタ。
きっと、俺以外を思っている、
俺のすきだったひと。
恋とか愛とか、自覚する瞬間なんかは小説でも漫画でもいくらでも見てきた。
読者という立場ながら『今更かよ』と思い続けてきたが、いざ自分がなってみると本当に分からないものだなぁ、とファルガーは薄ら思っていた。
4505そんなもの達のせいで浮き出た汗がつう、と顎の端まで伝って落ちた。
夏休み中に学校の夏期講習という名目で朝から呼び出されたせいで、冷房が効いているのにも関わらず多くのクラスメイトはだるさを全身から滲ませていた。
自分も例外なくこの時間のやるせないだるさに身体を溶かされていたので、頬杖をついて目線だけ前に向ける。
目の前の綺麗なアイリス色の癖がかった髪が日光を透かして、ちらちらと明滅した。
浮奇・ヴィオレタ。
きっと、俺以外を思っている、
俺のすきだったひと。
恋とか愛とか、自覚する瞬間なんかは小説でも漫画でもいくらでも見てきた。
読者という立場ながら『今更かよ』と思い続けてきたが、いざ自分がなってみると本当に分からないものだなぁ、とファルガーは薄ら思っていた。
Shsyamo🐟
MOURNING❤💜⚠寿命あり⚠
からあげいん様のネタツイを頂きました。
ししゃもの作品はこちらで終了となります。
最後までありがとうございました。
また逢う日までシュウとヴォックスは、交際を始めてから大きな喧嘩というものをしたことがなかった。
お互い感情的というよりかは理論的に話し合うタイプであったため、それぞれの思ったことを伝え、理解しあってきた。
しかし、そんな二人にも決定的に理解できないものが一つあった。
それは『自分の命に対する価値観』であった。
鬼と人間では、生きる時間が違いすぎる。
ヴォックスからすればヒトの命なんて瞬きの間に消えてしまうような、そんなもの。
シュウはそんなヴォックスの感覚を想像くらいはできるが、理解をするのは難しかった。
鬼と暮らすと決めたものの、人間としての誇りを捨てて鬼として生きるわけではない。
それはただ人間として、自分の一生をかけて彼と寄り添うこと。
3374お互い感情的というよりかは理論的に話し合うタイプであったため、それぞれの思ったことを伝え、理解しあってきた。
しかし、そんな二人にも決定的に理解できないものが一つあった。
それは『自分の命に対する価値観』であった。
鬼と人間では、生きる時間が違いすぎる。
ヴォックスからすればヒトの命なんて瞬きの間に消えてしまうような、そんなもの。
シュウはそんなヴォックスの感覚を想像くらいはできるが、理解をするのは難しかった。
鬼と暮らすと決めたものの、人間としての誇りを捨てて鬼として生きるわけではない。
それはただ人間として、自分の一生をかけて彼と寄り添うこと。
Shsyamo🐟
MOURNING❤💜💚恥ずかしがり屋で素直になれない💚が💜のフリをして甘やかしてもらう話
素敵なお題主<からあげいん 様>
僕だけに「光ノも素直になればいいのに。」
『・・・恥ずかしいです。』
シュウは部屋でベッドに転がりながら、精神と会話をしていた。
「ヴォックスは君のこともちゃんと好きだよ?」
『それは、わかっている、つもりです。』
「光ノから甘えてくれたら嬉しがると思うけどなぁ」
『私は、闇ノのように、上手く話せないですし・・・、貴方に向けられる彼の声を此処で聞いているだけで幸せなのです。』
自分の内側の人格、光ノシュウはシャイが過ぎる。
お互いの恋人であるヴォックスに甘えるときはいつも光ノはナカに隠れてしまう。
たまには甘えてくれていいんだぞ、としょんぼりするヴォックスの顔をみても、表に出でくることはない。
しかし、彼への愛情は内側から漏れきっていた。
1318『・・・恥ずかしいです。』
シュウは部屋でベッドに転がりながら、精神と会話をしていた。
「ヴォックスは君のこともちゃんと好きだよ?」
『それは、わかっている、つもりです。』
「光ノから甘えてくれたら嬉しがると思うけどなぁ」
『私は、闇ノのように、上手く話せないですし・・・、貴方に向けられる彼の声を此処で聞いているだけで幸せなのです。』
自分の内側の人格、光ノシュウはシャイが過ぎる。
お互いの恋人であるヴォックスに甘えるときはいつも光ノはナカに隠れてしまう。
たまには甘えてくれていいんだぞ、としょんぼりするヴォックスの顔をみても、表に出でくることはない。
しかし、彼への愛情は内側から漏れきっていた。
のーらん
DONE👹→🐑←📦👹🐑+📦🐑
兄弟👹🐑と従兄弟の📦さん
📦さんにからかわれる👹🐑の話。
誰も付き合ってないけど🐑受け
設定はからあげいん(@karaageinn1125)様のをお借りしました。
かわいい子達に祝福を足の開く限りの大股で階段をかけ上る。
服は上手く着られていないから、ところどころシャツがズボンからはみ出ているがそれどころではない。
普段身体をよく動かす方でもないのに、その時のファルガーは走れメロスもかくやという姿で駅構内をかけて行った。
もっとも、その即席で作られたメロスは目の前で電車を見送るという寂しすぎる別れを遂げたわけだが。
「あぁクソ!!ほんっとうにクソだ!!」
勇者は、ひどく罵った。
ファルガーのバイト先は自宅から電車で1本、30分弱の駅構内にある書店。
高校へと向かう電車の乗り換え地点でもあるために帰りに寄りやすいだろうとそこに決めた。
つまりバイト先から家に帰るためには電車しか移動手段はない。
4171服は上手く着られていないから、ところどころシャツがズボンからはみ出ているがそれどころではない。
普段身体をよく動かす方でもないのに、その時のファルガーは走れメロスもかくやという姿で駅構内をかけて行った。
もっとも、その即席で作られたメロスは目の前で電車を見送るという寂しすぎる別れを遂げたわけだが。
「あぁクソ!!ほんっとうにクソだ!!」
勇者は、ひどく罵った。
ファルガーのバイト先は自宅から電車で1本、30分弱の駅構内にある書店。
高校へと向かう電車の乗り換え地点でもあるために帰りに寄りやすいだろうとそこに決めた。
つまりバイト先から家に帰るためには電車しか移動手段はない。
sktm1311
MEMOしんおみ臣ってちゃんと泣けたのか、お別れできたのかずっと気になってる、それ所じゃなかった時は真がいなくなるはずないと知らずのうちにどこかに隠して、この頃っていう曖昧さが出たのかなあ……00年〜、03年、08年(ミチがきてる軸)くらいのふわっとしたメモ、全てが妄想と願望、字きたないです、真は臣が離れていくの寂しかったかな……18↑?
🎧
惑星、モラトリアム
ハローアゲイン 13
天津水
TRAINING服の講座終わったのでとりあえず課題、センスがなくてかわいそうなのと見切り発車で身体かいたから骨折アゲイン。でも前よりは人体だし生首しか描けてなかったの考えたらめちゃめちゃ進歩(ポジティブ)
Dochi_Kochi28
DONEXI JUMBO アクイちゃん(青くん)RTAinJapan ファンアート。
「あーーーーーー アゲイン。」
あのボイスを何度聞いたことか。
冒険モードはもうトラウマ。
2枚目はカービィとチリ―。 4
58916
PROGRESS行き当たりばったりで絵を描くからこっからどうしたらいいかわからない なんも考えてないまま線画をやってしまった 助けてのコーナーアゲインに…(この絵はもう頭がおかしくなっちゃったから描かない 100年後とかにつづきやる