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    ろひ

    1405Barca

    MOURNING南無三🐟なお焚き上げロロヒカ
    書きかけです
    かわいい後輩の続き(未完)「マジで言ってんのか?」
    「ああ。」
    「いや駄目だ先に病院行け熱中症かプリオンかクールー病かわからねぇが取り敢えず治療してからでも遅くな」
    「黙れ。貴様が何を言おうとこれからやる事は変わらん。さっさと洗ってこい。」
    「....どこを。」
    「ケツをだ。途中でクソが出てこないよう念入りに洗え。」
    「ハァ〜〜〜〜?!正気かぁ!?」
    「俺は冗談は好かん。早く行け。」
    バン、と音を立てて浴室の扉は閉められた。一人残された弓ヶ浜の手には、家主のロロンに押し付けられた洗面器と、その中の俗物的色合いの液体、頭の悪いデザインの注射器型のプラスチックがある。なんでこんな事になってんだっけと、浴室の鏡に写る己に弓ヶ浜は問いかけた。
    最初は宴席だった。いつものメンツ(劉、飛、ニコラ)と酒を呷っている最中に、男がやってきてこう言った。「賭けをしよう、弓ヶ浜。」やってきた男、ロロン・ドネアは遠方を指差して、あのバーから最初に出てくる人間は男か女か、それを賭けようと言う。深く考える前に「勝ったら?」と弓ヶ浜は問うていた。その問いに、ふ、と双眸を緩めて、何でも言う事を聞こう、とあの堅物は言ってのけた。なんだコイツという嫌悪より、興味関心が勝った末に乗った賭けは弓ヶ浜の負けだった。弓ヶ浜は男に賭け、出てきたのはコンパニオンの女だったからだ。いざ黒星を取ってから、重大な過失に気づく。何でも言うことを聞くのは、己にも適応されるのだと言うことを。急ぎ振り返れば、満足気な顔の男が、ジョッキを差し出していた。「注いでこい。」それだけだった。そうして、あの晩程のいいパシリに使われてから、稀に賭けに誘われるようになった。なんでも言う事を聞く、という大層な権利は、水を買ってこいだの、荷物を持てだの、資料を持って行けだのといった下らない事に使われた。弓ヶ浜の勝利もそれなりにあったが、大抵飲み代をせびったり、交通費をせびる事に当てられた。ロロンは嫌な顔せず要求に応じたが、いつかの変顔をしろ、という注文に全力で返されてから、内容が変化して行った。この時点で気づくべきだったのだ。あからさまに距離感がおかしくなっていたことに。賭けはいつの間に二人きりの場所で執り行われ、外部の目が入らなくなっていたし、なんでもする券はサシ飲みの口実と化していた。いつもの達観し不動の姿勢とは違い、緩く口角を上げてこちらに耳を傾ける様に高揚を覚え
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    mame

    DONE恋愛デトネーション無料配布
    プロヒ爆轟(全年齢)
    「ベッドから出られない爆轟の話」
    足先を擦り合わすと肩までかけていた布団がずれ、肌寒さを感じる。轟はまだ重たい瞼を無理やり押し上げて、もぞりと顔を動かしヘッドボードの時計を見やった。はらりと落ちてきた横髪が鼻にかかってむず痒い。それを雑に払い除けて時刻を確認する。
     現在、朝の六時四十三分。昨夜きっちり閉めた遮光カーテンからは少しの光も漏れていない。カーテンなんてなんでもいいだろ、という轟に対し、寝室は絶対に一級の遮光カーテンじゃないとダメだと譲らなかった爆豪のお陰で、轟は案外夜になっても明るい住宅街で早い時間からでも安眠を貪ることができている。
     今日はプロヒーローとして活躍するふたりのオフが珍しく合った。特に何をするかは互いにここ数日忙しく話せていないが、どうせ手が回っていなかった家の中の掃除から始まるのだろう。それでも同じ時間を過ごせるならいいと思う。
     上体をむくりと起こしてから轟はまだ覚醒し切らない脳で隣で眠る爆豪に視線を落とす。眠っている時は比較的穏やかな顔をしている爆豪だが、いま轟の視界に入る爆豪の表情は少々険しい。
     寝苦しいのだろうかと暗いままの部屋の環境を確認してみた。キングサイズのベッドで寝室はほ 1746