オルグ
wamanaua
DOODLEオルグエ。お題「記憶喪失になった恋人に、何も伝えず関係をリセットするべきか悩む話」
バチクソ人間不信でラウぴとかにすこぶる冷たく当たるグエぴがいます。
花霞 あなたはいったい誰なのですか? と真顔で聞かれるのはさすがにこたえる。
オルコットが負傷した。パーティー中、整備不良か恨みか何か、天井から照明が落ちてきて、それから俺を庇ったせいだった。普段ならケガをしようがピンシャンしている男だったが、あたりどころが悪かったらしい。俺に覆い被さって動かなくなったオルコットの背をさすりながら、彼の死んだ息子や妻に祈っていた。どうか彼を救ってください。そして彼を連れて行かないでください、と。
幸い命は助かった。ただ記憶が無事ではなかった。病院で目を覚ました彼を見て思わず流れた涙は、俺のことなんぞちっとも覚えていません、という態度にすぐ引っ込んでしまった。
まるでフィクションのような記憶喪失だ。自分のことは覚えていない。過去もよく分からない。ただ身に染み付いた動作がある。フォークは持てる。トイレには行ける。モビルスーツは知らない。ガンドは知らない。ジェタークも知らない。俺のことなんかさっぱり。地球も、テロも、亡くした家族のことも……。
9200オルコットが負傷した。パーティー中、整備不良か恨みか何か、天井から照明が落ちてきて、それから俺を庇ったせいだった。普段ならケガをしようがピンシャンしている男だったが、あたりどころが悪かったらしい。俺に覆い被さって動かなくなったオルコットの背をさすりながら、彼の死んだ息子や妻に祈っていた。どうか彼を救ってください。そして彼を連れて行かないでください、と。
幸い命は助かった。ただ記憶が無事ではなかった。病院で目を覚ました彼を見て思わず流れた涙は、俺のことなんぞちっとも覚えていません、という態度にすぐ引っ込んでしまった。
まるでフィクションのような記憶喪失だ。自分のことは覚えていない。過去もよく分からない。ただ身に染み付いた動作がある。フォークは持てる。トイレには行ける。モビルスーツは知らない。ガンドは知らない。ジェタークも知らない。俺のことなんかさっぱり。地球も、テロも、亡くした家族のことも……。
wamanaua
DOODLE骨を食べるグエぴのオルグエ 俺はオルコットを見つけ出し、口説き倒して、SPとして起用した。俺が信頼することで、弟ともなんとかうまくやれるようになっていた。ただ、彼が頑丈であるということを変に過信してしまっていた。彼が「自分で人間ドックに行く」という言葉、「大丈夫だった」という言葉を鵜呑みにし、彼がひとつも病院なんかにいっていないということに気がつかなかった。むしろ知りたくなかったのかもしれない。誰かの体が悪いという事に、ずっと苦しんでいたから。
彼は旧式のガンドを長年使っていた。メンテナンスもうまくやれておらず、劣悪な環境で生きることで順当に寿命を削っていた。今から最新型のガンドに交換しようが意味がない。オルコットは諦めて死ぬという。その先に息子達がいるという。
1499彼は旧式のガンドを長年使っていた。メンテナンスもうまくやれておらず、劣悪な環境で生きることで順当に寿命を削っていた。今から最新型のガンドに交換しようが意味がない。オルコットは諦めて死ぬという。その先に息子達がいるという。
5月GOGOmoon
PASTpixivに昔上げたもの。15話後の話。軌道エレベーターは私の想像による設定です。
オブリビオン そいつは簡単に火を起こした。
テントの設営を手際よくやるので、どこまでやれるのか見ていたが、火まで自分で起こした。ライターを持っていたので、手間取るならさっと点けてしまえばいいと思ったが、必要なかった。
かつて大都市だった街には、草が生え、コケが生え、蔓が廃墟に這う。崩れる可能性のある廃墟の中で寝るよりも、今までと変わらず、テントをはったほうがよいと判断した。
パチパチと安定して燃える炎を見ていて、そうか、金持ちだから、恵まれているから火が起こせるのだと思った。安全で親が見守っている場所に用意された「サバイバル」を知っている。死ぬことはない、いざとなれば助けてくれる人間がいるから、こんなに何でもできるのだ。こいつは生活手段として火の起こし方を知っているんじゃない、「教養」として知っているのだ。
2921テントの設営を手際よくやるので、どこまでやれるのか見ていたが、火まで自分で起こした。ライターを持っていたので、手間取るならさっと点けてしまえばいいと思ったが、必要なかった。
かつて大都市だった街には、草が生え、コケが生え、蔓が廃墟に這う。崩れる可能性のある廃墟の中で寝るよりも、今までと変わらず、テントをはったほうがよいと判断した。
パチパチと安定して燃える炎を見ていて、そうか、金持ちだから、恵まれているから火が起こせるのだと思った。安全で親が見守っている場所に用意された「サバイバル」を知っている。死ぬことはない、いざとなれば助けてくれる人間がいるから、こんなに何でもできるのだ。こいつは生活手段として火の起こし方を知っているんじゃない、「教養」として知っているのだ。
おもち
MOURNINGオルに会いに来るのはリスクしかないから来るなと言われていたのに、危険を冒して会いに来たグです
んで、オルはちょっと怒ってたから、「服を返しに来たんだ!」って嘘つくグに対するオルのこの態度。
力尽きた
sousemesemeriba
MOURNINGオルグエ没小説 舎弟頭×組長息子放送中に書きたいところを気ままに書いたやつでした!
オルグエ没小説 舎弟頭×組長息子※途中まで
その日、グエルは塾の帰りで夜遅くに帰宅していた。
暗い夜道を自転車で駆けていたら、自宅である屋敷の前に何かがあった。黒い大きな塊で、塀の前に佇んでいる。
気になって自転車を停め、塊に近付いてみるとそれは人間のようだった。
ごくり。
ゆっくりと生唾を呑み込んでソレに一歩寄ってみる。
「あ……あの。大丈夫ですか?」
ぐぐ、と唸り声が響いてグエルは小さな肩を跳ね上げた。
恐ろしいが、勇敢な少年はさらに一歩塊に向かっていく。
「必要なら救急車か警察を呼びます」
「……いや、いい」
なんと、塊が喋った。声は低く、それなりに年上の男のようだ。
まともに会話ができる相手らしいと分かって少し安心する。グエルは今度は迷いなく彼に近付いていき、その肩を揺すった。
7253その日、グエルは塾の帰りで夜遅くに帰宅していた。
暗い夜道を自転車で駆けていたら、自宅である屋敷の前に何かがあった。黒い大きな塊で、塀の前に佇んでいる。
気になって自転車を停め、塊に近付いてみるとそれは人間のようだった。
ごくり。
ゆっくりと生唾を呑み込んでソレに一歩寄ってみる。
「あ……あの。大丈夫ですか?」
ぐぐ、と唸り声が響いてグエルは小さな肩を跳ね上げた。
恐ろしいが、勇敢な少年はさらに一歩塊に向かっていく。
「必要なら救急車か警察を呼びます」
「……いや、いい」
なんと、塊が喋った。声は低く、それなりに年上の男のようだ。
まともに会話ができる相手らしいと分かって少し安心する。グエルは今度は迷いなく彼に近付いていき、その肩を揺すった。
5月GOGOmoon
INFO無償ダウンロードはこちらから https://pictspace.net/items/detail/40590815話後、軌道エレベーターまでの話。
遠雷(無償DLサンプル)「こんなはずじゃなかったんですよ」
まだ人の息遣いが聞こえてきそうな生活感が残る街だった。資源の枯渇により産業が廃り、住民同士の争いが絶えず、ほとんどが出て行った。歩いていると気配を感じたが、後ろを向いても誰もいなかった。
まだ残っていた人間も、すぐに別の場所へ移らねばならなかった。
「今いろいろ探してるんですけど、なかなか見つからなくって。見つからないのは探す努力をしてないからだって怒られちゃうんですよ」
その男は力なく笑いながら、車の整備をしていた。
「過去に引っ張られるんですよ。ここで生まれて育ってきたから」
今まで乗ってきた車が故障して、この街に立ち寄ることになった。男は親切にも車を見てくれた。車の下から顔を出して、ダメですね、といった。
2078まだ人の息遣いが聞こえてきそうな生活感が残る街だった。資源の枯渇により産業が廃り、住民同士の争いが絶えず、ほとんどが出て行った。歩いていると気配を感じたが、後ろを向いても誰もいなかった。
まだ残っていた人間も、すぐに別の場所へ移らねばならなかった。
「今いろいろ探してるんですけど、なかなか見つからなくって。見つからないのは探す努力をしてないからだって怒られちゃうんですよ」
その男は力なく笑いながら、車の整備をしていた。
「過去に引っ張られるんですよ。ここで生まれて育ってきたから」
今まで乗ってきた車が故障して、この街に立ち寄ることになった。男は親切にも車を見てくれた。車の下から顔を出して、ダメですね、といった。
uqW8eivwoyuOR3W
PROGRESS現パロ痴漢オルグエモノ。R18です。ただし、今のところ、オルグエが出てきません笑
出てくるCP
シャディク➕グエル
ラウダ➕グエル
エラングエル(アカウント名ケレンはエランの事です)
モブグエ
オルグエ(グエルの観てるAVのかっこいい男優がオルコットです) 15254
u4q_t
DOODLEオルコットさんの身体の機械部分に気付いてるグエルくん。オルコットさん機械の部分が結構多くてビックリしました。
公式さんのGUNDの扱いがいまいち分かってないのですが、(すみません)なんかあまり気にせず普通に会話に出して生活に落とし込んでいってたらいいなあ。
不具合とか出ませんように。
不具合出るのもまあ、ありですが(ヘキ)
azk_800
MENUめるきゃんΔ展示物のオルグエ猫ちゃんです。Twitter加筆修正+イベント書き下ろしをネップリ登録しました。
一枚目にユーザー番号が記載されていますのでご確認ください。
ローソン、ファミマで12/10 13時頃まで印刷可能です。
二枚目以降は元の画像になりますので良かったら見てね〜。 5
yuritano_fuu
DONEオルグエ♀※グ先天性女体化成人済み時空これからお楽しみですか??
X(Twitter)流行ったあれのトレスです
トレス元:https://twitter.com/emtfira/status/1715066975851032682
義手描くの大変だった。グ♀が着てるのはオのお下がりです
wamanaua
DOODLE「今日のお前は一段と可愛いな」とかいうお題のオルグエ。SP時空。アホ話「お前に言っておかなきゃいけないことがある」
あっ別れ話だ、と確信した。周囲の音が全て遠く感じる。俺はさっぱり動けなくなってしまった。
たまのたまにある休日、男二人で『そういうこと』をするために買った馬鹿でかいソファで、さぁヤろうか……と愛人を押し倒そうとしたその時、んなことを言われてしまった。
俺を軌道エレベーターのふもとまで送ってくれ、そのまま別れたオルコットをなんとか探し出してSPに無理やりしてからはや数年。これまたなんとかねじ伏せて(無理だ、俺のほうが制圧される)説き伏せて(無理だ、あっちの方が弁が立つ)暴れ倒して(これが正しい、俺が無茶苦茶を言った)肉体関係にもつれ込んで、次は心の関係まで……と思っていた矢先にこれ。もうダメかもしれない。弟よ、骨は拾ってほしい。
4320あっ別れ話だ、と確信した。周囲の音が全て遠く感じる。俺はさっぱり動けなくなってしまった。
たまのたまにある休日、男二人で『そういうこと』をするために買った馬鹿でかいソファで、さぁヤろうか……と愛人を押し倒そうとしたその時、んなことを言われてしまった。
俺を軌道エレベーターのふもとまで送ってくれ、そのまま別れたオルコットをなんとか探し出してSPに無理やりしてからはや数年。これまたなんとかねじ伏せて(無理だ、俺のほうが制圧される)説き伏せて(無理だ、あっちの方が弁が立つ)暴れ倒して(これが正しい、俺が無茶苦茶を言った)肉体関係にもつれ込んで、次は心の関係まで……と思っていた矢先にこれ。もうダメかもしれない。弟よ、骨は拾ってほしい。
お弁当箱
DONEオルグエ現パロ小説拙作『鮭おにぎりとコーヒーゼリー』の続編です。
ただ二人が飯作って食ってるだけの短いお話。
こんな感じの小さいお話しで、細々と連載していこうと思います。
あと前作よりもカップリング要素をがっつり入ります。
四畳一間のたたみごはん〜ペペロンチーノ〜 予想外に扉は開いた。
グエルは少し目を開いて驚く。
「てっきり鍵は変えてると思ったが……」
鍵穴に差し込んだ、五年前にもらった合鍵をまじまじと見つめる。用心深いあの男の性格ならば、もうとっくに鍵を変えていると思ったのだ。当時渡された鍵が今も使える、たったそれだけのことがグエルにじんわりとした懐かしさと安堵をもたらした。
音を軋ませながら、古いアパートのドアを開ける。
時刻は夜七時。薄暗いその部屋は殺風景で、ほとんど生活感を感じない。一つ隣の自分の部屋と全く同じ造りの部屋だ。しかしどことなくあの男の匂いを感じる。
グエルは遠慮なく靴を脱いで部屋に上がると、手に提げていたビニール袋を揺らしながら部屋の奥に入っていく。
3315グエルは少し目を開いて驚く。
「てっきり鍵は変えてると思ったが……」
鍵穴に差し込んだ、五年前にもらった合鍵をまじまじと見つめる。用心深いあの男の性格ならば、もうとっくに鍵を変えていると思ったのだ。当時渡された鍵が今も使える、たったそれだけのことがグエルにじんわりとした懐かしさと安堵をもたらした。
音を軋ませながら、古いアパートのドアを開ける。
時刻は夜七時。薄暗いその部屋は殺風景で、ほとんど生活感を感じない。一つ隣の自分の部屋と全く同じ造りの部屋だ。しかしどことなくあの男の匂いを感じる。
グエルは遠慮なく靴を脱いで部屋に上がると、手に提げていたビニール袋を揺らしながら部屋の奥に入っていく。
にぃなん
DONEカビ臭くて暗い部屋に閉じ込められたCEOの話。拘束されたC E O カビ臭い。目を覚ます前に、意識の中に入ってきたのは顔を顰める類の不快な臭いだった。
(朝……?いや、まだ暗いな)
目を開けてもまだ薄暗い室内に、まだ夜だと判断する。目覚めと同時に、特に意識をしなくても身体はいつもの通りに動こうとする。こんな時、グエルはいつも思う。まるでプログラムされているA Iのようだと。
たぶん真夜中であるはずの時間を確認するために、ベッドサイドにある端末へ手を伸ばそうとした。だが、グエルの動きはガチッという音と共に阻まれる。
「あ……?」
まだ半分寝ぼけたまま、グエルはもう一度右手を動かそうとした。だが、やはりガチリと硬い音が鳴って動きは制限されてしまう。そうなってやっとグエルは両手が思うように動かないことに気づいた。
5911(朝……?いや、まだ暗いな)
目を開けてもまだ薄暗い室内に、まだ夜だと判断する。目覚めと同時に、特に意識をしなくても身体はいつもの通りに動こうとする。こんな時、グエルはいつも思う。まるでプログラムされているA Iのようだと。
たぶん真夜中であるはずの時間を確認するために、ベッドサイドにある端末へ手を伸ばそうとした。だが、グエルの動きはガチッという音と共に阻まれる。
「あ……?」
まだ半分寝ぼけたまま、グエルはもう一度右手を動かそうとした。だが、やはりガチリと硬い音が鳴って動きは制限されてしまう。そうなってやっとグエルは両手が思うように動かないことに気づいた。
亜乃🌈
INFO仲良しのぼんずさんが誕生日プレゼントにオルグエ描いてくれましたー🎁しかもわたしの本のLeoLeoLandのレオグエくんで😍もう表情が甘ったるくて可愛くてえっち…無防備なポーズ(たまらん!)
オルさん…この子好きにできるの?え?ずるい!!
ぼんずさんは私が知ってる限り最も可愛くてえっちな身体を描かれる天才さんです👏✨️ありがとう🥰
にぃなん
DONE眠れないCEO オルグエ編眠れないCEO 眠れない。
そんな夜が何日続いたのか、グエルはもう覚えていない。
知らなかったこととはいえ、自ら手にかけてしまった父の後を継ぎ、グエルはジェターク社のCEOとなった。就任当初、ワンマン経営で慣らしていた会社は、その大黒柱を失ったことで倒産しかけていたが、グエルはそれを3年でどうにか建て直した。
ジェターク社はヴィムが残してくれた唯一無二の遺産だ。正直なところ、立て直しに何年かかったとしても、たとえその見通しがまるで立たなくてもグエルは諦めるつもりはなかったが、3年という月日は一旦の区切りでもあった。ここまでやってだめならきっともうなにをしてもだめだろう。そのリミットがグエルにとっては3年だった。
5299そんな夜が何日続いたのか、グエルはもう覚えていない。
知らなかったこととはいえ、自ら手にかけてしまった父の後を継ぎ、グエルはジェターク社のCEOとなった。就任当初、ワンマン経営で慣らしていた会社は、その大黒柱を失ったことで倒産しかけていたが、グエルはそれを3年でどうにか建て直した。
ジェターク社はヴィムが残してくれた唯一無二の遺産だ。正直なところ、立て直しに何年かかったとしても、たとえその見通しがまるで立たなくてもグエルは諦めるつもりはなかったが、3年という月日は一旦の区切りでもあった。ここまでやってだめならきっともうなにをしてもだめだろう。そのリミットがグエルにとっては3年だった。