オールマイト
lachenhund3173
DOODLE【勝オル】A組日本一周の栃木のやつ。内容はお誕生日関係ないけど
かっちゃんに良い思いをしていただこう!とは思って描いています。
かっちゃんはオールマイトとの秘密を一人占めしたかったのです。
初期かっちゃん「みみっちい」って言われてるからこういうことあっても良いよね。と思っています。
あと、特効役ちゃんとやってあげて一働きしたんだし、このくらい良い目みたっていいじゃないね。 2
ankounabeuktk
DOODLEなすさんのオールマイトの「消太」呼びネタに爆萌えした結果の、えろくない方習慣的で平穏な毎日に添えて【オル相】「なんで、呼んだんですか」
普段は呼ばないくせに。
そんな恨み節にも聞こえる呟きがシーツの上に溢れる。緩やかに愛し合って互いに高みに上り詰め、後始末も済ませてあとは本当に慈しみあって眠るだけの深夜。
布団を腰まで引き上げて立てた膝の上に頭を乗せて気怠く眠そうに消太は隣に横たわろうとしている私を見ている。天井の明かりは既に落ちて、ベッドサイドの年代物のランプだけが仄かに灯るだけの寝室で私は消太より先に枕に頭を沈めて、こちらを追い続ける視線に微笑みだけを返した。
「嫌だった?」
「……嫌じゃ、ないですけど」
「たまには呼ばせておくれよ」
「じゃあなんで人には名前で呼ばせるくせに、あんたは未だに人のこと名字で呼んでるんです」
1215普段は呼ばないくせに。
そんな恨み節にも聞こえる呟きがシーツの上に溢れる。緩やかに愛し合って互いに高みに上り詰め、後始末も済ませてあとは本当に慈しみあって眠るだけの深夜。
布団を腰まで引き上げて立てた膝の上に頭を乗せて気怠く眠そうに消太は隣に横たわろうとしている私を見ている。天井の明かりは既に落ちて、ベッドサイドの年代物のランプだけが仄かに灯るだけの寝室で私は消太より先に枕に頭を沈めて、こちらを追い続ける視線に微笑みだけを返した。
「嫌だった?」
「……嫌じゃ、ないですけど」
「たまには呼ばせておくれよ」
「じゃあなんで人には名前で呼ばせるくせに、あんたは未だに人のこと名字で呼んでるんです」
ankounabeuktk
DONEなすさんのオールマイトの「消太」呼びについてよ妄想に爆萌えした結果のえろい方。でも挿入はない。
イーブン【オル相】 しょうた、と名前を呼ばれて俺ははっと意識を戻した。
まだ薄暗がりの部屋の中、尻が痛い。
見慣れない風景に一瞬自分がどこにいるのかわからなくなり、身と息を潜めたまま本能的に周囲の気配を窺う。
徹夜からの夜警当番だった。オールマイトがうちに帰って来てよ、と甘えて言ったのを何時に終わるかわかりませんからとはぐらかした。終わった時には疲れと眠気はピークを超えているだろうし恋人としての義務を果たせる自信がなくて。そうかあ、と残念そうに言ったオールマイトはそれ以上食い下がることはなく、俺はすみませんと週末に一緒に過ごせない申し訳なさに頭を下げて寮を出たのだ。
そして明け方に平和に終わった帰り道、眠気に任せてぼんやり移動していたらオールマイトのマンションの前に立っていた。あんなことを言ったくせにここに帰るんだと刷り込まれていた意識が猛烈に恥ずかしかった。こんな時間にチャイムを鳴らして部屋に入るのは非常識だ。オールマイトは窓から来る俺のために寝室のベランダの窓の鍵をいつも開けている。今日も有難くそこから入ろうと捕縛布を使って真上に駆け上がった。カーテンはレースのものだけが閉じていたが、暗さで中を窺い知ることはできない。窓に手を掛けたら案の定からからと開いた。
2965まだ薄暗がりの部屋の中、尻が痛い。
見慣れない風景に一瞬自分がどこにいるのかわからなくなり、身と息を潜めたまま本能的に周囲の気配を窺う。
徹夜からの夜警当番だった。オールマイトがうちに帰って来てよ、と甘えて言ったのを何時に終わるかわかりませんからとはぐらかした。終わった時には疲れと眠気はピークを超えているだろうし恋人としての義務を果たせる自信がなくて。そうかあ、と残念そうに言ったオールマイトはそれ以上食い下がることはなく、俺はすみませんと週末に一緒に過ごせない申し訳なさに頭を下げて寮を出たのだ。
そして明け方に平和に終わった帰り道、眠気に任せてぼんやり移動していたらオールマイトのマンションの前に立っていた。あんなことを言ったくせにここに帰るんだと刷り込まれていた意識が猛烈に恥ずかしかった。こんな時間にチャイムを鳴らして部屋に入るのは非常識だ。オールマイトは窓から来る俺のために寝室のベランダの窓の鍵をいつも開けている。今日も有難くそこから入ろうと捕縛布を使って真上に駆け上がった。カーテンはレースのものだけが閉じていたが、暗さで中を窺い知ることはできない。窓に手を掛けたら案の定からからと開いた。
pantua_aaa_a
MEMO燈転のようなもの。平和。学生の転弧くんに言ってほしい台詞。燈矢くんはセ●クスしようとか言ったんじゃないですかね。(テキトー)実は転と燈は年齢差が3~4なので犯罪期間があるんですよね?多分。転弧くんは真面目な良い子だと思うのでこういう事を言っちゃいます。燈矢くんはナチュラルにクズっぽいのでそういう事を言います。転弧くんは優しいのでよく流されてそうで心配です。転ちゃんはオールマイトなんだ!!!!!
lachenhund3173
DOODLE【勝オル】未来捏造付き合いたてっぽいバレンタインの勝オルです。
かっちゃは中学時代とか、高校では他クラス・他校の女子からわんさかチョコレートもらってそうですが
もらってこんなんなるのはじめて!!っやつです。
オールマイトにしか出ない反応があるのです。 2
miya_i38
DONE全然関係ない4オールマイトがくしゃみしたとき相澤先生が心配するとかじゃなくて「夏風邪ですか?うつさないでくださいね」って言ってて相澤先生だッッッッ!!!!!!好きッッッッ!!!ってなりました。
ankounabeuktk
DONE現役オールマイトが若ざわに一目惚れする話、のリクでしたが、少し視点を変えて。ダブルスコア【オル相】「そういや、あんたって一体いつから俺のこと……好きだったんです?」
そう問い掛けてくる相澤の顔は赤い。質問のせいではなく、食事と共に胃袋に収まったワインのせいだろう。特に止めもしなかったら、いつの間にか手酌の瓶を逆さまにしても最後の一滴がグラスにぽとりと落ちるところまでになっている。
そこまで酔っても好きと簡単に口にはできない相澤の奥ゆかしさをオールマイトは愛していて、だけどそんな質問をしてくるくらいには今日の相澤は機嫌が良いらしい。もしくは甘えたがっているのか。
どちらにせよ嬉しいことだ。
「いつからだと思う?」
上機嫌で返したオールマイトを相澤はギュッと睨み付けた。
「質問に質問で返さんでください」
2378そう問い掛けてくる相澤の顔は赤い。質問のせいではなく、食事と共に胃袋に収まったワインのせいだろう。特に止めもしなかったら、いつの間にか手酌の瓶を逆さまにしても最後の一滴がグラスにぽとりと落ちるところまでになっている。
そこまで酔っても好きと簡単に口にはできない相澤の奥ゆかしさをオールマイトは愛していて、だけどそんな質問をしてくるくらいには今日の相澤は機嫌が良いらしい。もしくは甘えたがっているのか。
どちらにせよ嬉しいことだ。
「いつからだと思う?」
上機嫌で返したオールマイトを相澤はギュッと睨み付けた。
「質問に質問で返さんでください」
greynoneko
DOODLE使えそうな絵がこれしかなかったんですけどなんかちょっと…。そもそも公式のあんな笑顔を見た後こんな絵に何の意味があるのか。昨日の投稿の文章がジャンプ読んで動揺して半端なので追記したかったのですが、かっちゃん可愛いと同時にいじらしくてしんどかった。オールマイト大好きなんだな!進撃もヒロアカも言いたい事色々ある筈なんですけど、どっちも供給がめちゃくちゃで反復横跳びでそれを受け取るだけでいっぱい一杯
ankounabeuktk
DONEざわが自分に片想いしていると知ってしまったオールマイト、というリクにもとづき。情熱の【オル相】 困ったなあ、とオールマイトは独りごちた。
それは、困った気持ちをどうにか昇華しようとするための行為であったし、困っている自分を客観視して少しでも気持ちを落ち着けるためのおまじないのようなものでもあった。
人助けにはパニックとなった被害者の個性暴走がつきものだ。こればかりは制御できるものではないから仕方ないと理解しているし、慣れっこでもある。大体の人は泣きそうな顔で謝罪をし、自分の個性と解除方法を詳らかにしてくれるのであまり長期化や大事になることはない。オールマイトが今回被った個性事故は解除方法が時間経過しかないのが難点だがやはり周囲に対し実害はないのが救いだった。
個性名は大きさと向きを持つ量、つまりベクトルと言う。そしてそこに乗るのは感情であり色である。
1446それは、困った気持ちをどうにか昇華しようとするための行為であったし、困っている自分を客観視して少しでも気持ちを落ち着けるためのおまじないのようなものでもあった。
人助けにはパニックとなった被害者の個性暴走がつきものだ。こればかりは制御できるものではないから仕方ないと理解しているし、慣れっこでもある。大体の人は泣きそうな顔で謝罪をし、自分の個性と解除方法を詳らかにしてくれるのであまり長期化や大事になることはない。オールマイトが今回被った個性事故は解除方法が時間経過しかないのが難点だがやはり周囲に対し実害はないのが救いだった。
個性名は大きさと向きを持つ量、つまりベクトルと言う。そしてそこに乗るのは感情であり色である。
nagare_0610
DONEオルマイのイメソンがアンパン〇ンマーチだったのでタイトルに歌詞を使わせていただいた漫画の再録です。2017年!まさか5年以上経って公式からアンパン〇ンがお出しされるなんて…!!
神野のすぐ後、仮免の前くらいのお話。
原作の最終回に、オールマイトと緑谷少年が並んで笑っていてくれますように! 19
ankounabeuktk
DONE自慰をしないと出られない部屋に閉じ込められたオールマイトと相澤消太のいくつかの話。
この話は下記の通り読み進めてください。
1.【はじめに】ナイトミーティングはすべからくトゥルーエンド
この部分が導入部です
2.プルプラあんこうなべサークルページよりweb拍手へ
web拍手(1日10回まで)押すとパスワードが掲示されます
パス入力でポイピク内の番号に対応した話が読めます
全4パターン全R18
【はじめに】ナイトミーティングはすべからくトゥルーエンド【オル相】 雄英バリアなる言葉がある。
つまり、学校の敷地内はセキュリティが万全で(盲信はよろしくないが)この中に仕掛けて来ることのできる敵は手練れも手練れ、そんな事態になろうものなら四月の比ではない被害が出る。
だから、まさかその堅牢なセキュリティに守られた敷地に建つ職員寮のミーティングルームのドアの向こうにぶっ飛んだトラップが待ち受けているなんてことは想像もせずドアノブを握ったオールマイトは疑うこともなく部屋の中へ一歩踏み出し、打ち合わせ前にコーヒーを淹れて来るべきだったかと若干の迷いを持ちながら相澤もその後に続いた。
「オールマイトさん、俺やっぱりコーヒー淹れて来ていいで」
すか、という言葉だけ、急に立ち止まったオールマイトの背にぶつかってもごもごという音になる。
1004つまり、学校の敷地内はセキュリティが万全で(盲信はよろしくないが)この中に仕掛けて来ることのできる敵は手練れも手練れ、そんな事態になろうものなら四月の比ではない被害が出る。
だから、まさかその堅牢なセキュリティに守られた敷地に建つ職員寮のミーティングルームのドアの向こうにぶっ飛んだトラップが待ち受けているなんてことは想像もせずドアノブを握ったオールマイトは疑うこともなく部屋の中へ一歩踏み出し、打ち合わせ前にコーヒーを淹れて来るべきだったかと若干の迷いを持ちながら相澤もその後に続いた。
「オールマイトさん、俺やっぱりコーヒー淹れて来ていいで」
すか、という言葉だけ、急に立ち止まったオールマイトの背にぶつかってもごもごという音になる。
lachenhund3173
DOODLEマイク先生お誕生日おめでとう~~~https://www.pixiv.net/artworks/98943567
の続きです。
去年の7/7
さ!仕事行くぞ!って朝に降ってきてこっからどうにかなるかえ!!
って思って一年寝かせました。
オールマイトからの少年・少女呼びは
みのさんから「お嬢さん」※例えが古いよ泣泣泣
って言われる感じのテンションブチ上げ効果があると思っています。 2
ankounabeuktk
DONEハッピーバースデーオールマイト2023お付き合い済。
シンデレラ、魔法が解けるよ【オル相】「誕生日プレゼント?そうだなあ……君からのキスが欲しいな。とびきりロマンチックなやつがいい」
恋人に誕生日プレゼントの希望を尋ねたら、欲しいものは大体手に入る男は少し考えた後そんなことを口にした。
相澤は想定外のおねだりに、それはナシですと後出しジャンケンのような真似もできず、抵抗を飲み込むようにしばし沈黙してから、わかりましたと答えるしかない。
まさか相澤が了承すると思っていなかったように一瞬だけオールマイトは目を丸くしたが、次の瞬間には嬉しそうに笑って、楽しみにしてるね、などと言うものだから、相澤はますますどういう表情をすればいいかわからないでいた。
それが、二週間ほど前のこと。
本日はオールマイトの誕生日。世界各地でバースデーに便乗したお祭り騒ぎが行われていた。しかしここ雄英の敷地内は違う意味で騒がしくなっていた。
3733恋人に誕生日プレゼントの希望を尋ねたら、欲しいものは大体手に入る男は少し考えた後そんなことを口にした。
相澤は想定外のおねだりに、それはナシですと後出しジャンケンのような真似もできず、抵抗を飲み込むようにしばし沈黙してから、わかりましたと答えるしかない。
まさか相澤が了承すると思っていなかったように一瞬だけオールマイトは目を丸くしたが、次の瞬間には嬉しそうに笑って、楽しみにしてるね、などと言うものだから、相澤はますますどういう表情をすればいいかわからないでいた。
それが、二週間ほど前のこと。
本日はオールマイトの誕生日。世界各地でバースデーに便乗したお祭り騒ぎが行われていた。しかしここ雄英の敷地内は違う意味で騒がしくなっていた。
ankounabeuktk
DONEオールマイトがフライデーされる話、というリクにもとづき。お付き合い済み
フライデーからサタデーナイト【オル相】 オールマイトのゴシップというものは、すっぱ抜く方も社運を賭けていると言っても過言ではないかもしれない。何しろ相手は品行方正の代名詞、敵には容赦ないが市民には優しくファンサービスも忘れない紳士たる平和の象徴なのである。
ベット先を間違えると世間から非難を喰らうことになるハイリスクリターンゼロにも思える賭けは、やはり可能性はゼロではないという言葉を信じて穴の開いた船で嵐の海に漕ぎ出す命知らずを失わせるにも至らない。
そんなオールマイトという唯一無二の存在の想い人は確かに世界中の関心ごとであるし、あわよくばなどと立候補したり実力行使に出ようとするものも多い中、オールマイトはパパラッチの波を上手く躱していた。
7366ベット先を間違えると世間から非難を喰らうことになるハイリスクリターンゼロにも思える賭けは、やはり可能性はゼロではないという言葉を信じて穴の開いた船で嵐の海に漕ぎ出す命知らずを失わせるにも至らない。
そんなオールマイトという唯一無二の存在の想い人は確かに世界中の関心ごとであるし、あわよくばなどと立候補したり実力行使に出ようとするものも多い中、オールマイトはパパラッチの波を上手く躱していた。
ankounabeuktk
DONEティラミス食べるざわと見守るオールマイトというリクにもとづき。謎時空、強いて言うならヴィジですかね。
マッチメイカー【オル相】 ティラミスとコーヒーゼリーパフェ。くれぐれも私服で。
それが符牒だった。
女性客が多いがビジネスマンを敬遠しているわけでもない喫茶店の奥まった席で相澤は行儀悪く足を組み、テーブルの上に運ばれたケーキには目もくれず黙ってコーヒーカップに口をつけた。
平日の昼下がりだというのに席は店内の半分程埋まっている。話に興じる若い女性と、イヤホンをつけて机いっぱいにノートと本を広げる学生が主なターゲット層らしい。男性客はと言えば、相澤のひとつ隣の席で小型のノートパソコンを肩を縮めながら一生懸命タイピングしているスーツ姿のビジネスマンが一人。注文したはいいが飲まれる気配のないカフェオレからはもう湯気が消えて久しい。
2295それが符牒だった。
女性客が多いがビジネスマンを敬遠しているわけでもない喫茶店の奥まった席で相澤は行儀悪く足を組み、テーブルの上に運ばれたケーキには目もくれず黙ってコーヒーカップに口をつけた。
平日の昼下がりだというのに席は店内の半分程埋まっている。話に興じる若い女性と、イヤホンをつけて机いっぱいにノートと本を広げる学生が主なターゲット層らしい。男性客はと言えば、相澤のひとつ隣の席で小型のノートパソコンを肩を縮めながら一生懸命タイピングしているスーツ姿のビジネスマンが一人。注文したはいいが飲まれる気配のないカフェオレからはもう湯気が消えて久しい。
はねた
TRAININGリハビリをする相澤先生と心配するオールマイトを書きました。恋と熱 外は暗い。
ガラス窓に映るのは自分の姿、その向こうに木々の輪郭がうっすらと浮かぶ。昼ともなれば庭の景色が患者の目を楽しませる、そこはいま闇に塗りこめられていた。
あまい人工的な匂いがあたりには満ちている。リハビリ器具や薬剤、床のワックスがいりまじった、そうしてどこかに饐えたひとの熱がある。
掃き清められたフローリングの床に、蛍光灯のあかりがまるく滲んでいた。
平行棒はリハビリテーションルームの隅にあった。
オレンジ色に塗られた棒をつたい、相澤はゆっくりと歩く。静かなあたりに義足の金具と床の触れ合うかしゃかしゃという音がする。
病衣の裾が足にまとわりつく。皮膚と金属の境目がどこなのか、痛みと薬のせいかいまだによくわからない。右足を踏みこめば、喉元に圧迫感のようなものがせりあがる。
2424ガラス窓に映るのは自分の姿、その向こうに木々の輪郭がうっすらと浮かぶ。昼ともなれば庭の景色が患者の目を楽しませる、そこはいま闇に塗りこめられていた。
あまい人工的な匂いがあたりには満ちている。リハビリ器具や薬剤、床のワックスがいりまじった、そうしてどこかに饐えたひとの熱がある。
掃き清められたフローリングの床に、蛍光灯のあかりがまるく滲んでいた。
平行棒はリハビリテーションルームの隅にあった。
オレンジ色に塗られた棒をつたい、相澤はゆっくりと歩く。静かなあたりに義足の金具と床の触れ合うかしゃかしゃという音がする。
病衣の裾が足にまとわりつく。皮膚と金属の境目がどこなのか、痛みと薬のせいかいまだによくわからない。右足を踏みこめば、喉元に圧迫感のようなものがせりあがる。
はねた
TRAINING両片思いからのオル相を書きました。はつ恋の 風が吹いて、空は青い。
なかば開いた窓から夏の匂いが忍びこむ。校舎に沿い生えた木々が、陽を透かして床に薄い光を溜める。
相澤は窓辺に背を預けている。
仮眠室でのことだった。雑然とした室内、中央に据えられたソファにはいま男がひとり腰かけている。ときおりずずとコーヒーを啜る音がした。おなじインスタントコーヒーでもナンバーワンヒーローが飲んでると様になるもんだと、それは口にしないで相澤もマグカップをかたむける。
テーブルの上には何通も、色とりどりの手紙が置かれている。一番上にある菫色の封筒の、筆跡が綺麗だなとそんなことをとりとめなく思った。ナンバーワンヒーローへのファンレターなら気合も入ろうというものかと、おそらくは年齢も住むところもそれぞれだろう差出人たちのことを考えた。
3968なかば開いた窓から夏の匂いが忍びこむ。校舎に沿い生えた木々が、陽を透かして床に薄い光を溜める。
相澤は窓辺に背を預けている。
仮眠室でのことだった。雑然とした室内、中央に据えられたソファにはいま男がひとり腰かけている。ときおりずずとコーヒーを啜る音がした。おなじインスタントコーヒーでもナンバーワンヒーローが飲んでると様になるもんだと、それは口にしないで相澤もマグカップをかたむける。
テーブルの上には何通も、色とりどりの手紙が置かれている。一番上にある菫色の封筒の、筆跡が綺麗だなとそんなことをとりとめなく思った。ナンバーワンヒーローへのファンレターなら気合も入ろうというものかと、おそらくは年齢も住むところもそれぞれだろう差出人たちのことを考えた。
ankounabeuktk
PROGRESSプルプラ内、私の黒猫くん1105で展示予定の個性事故で記憶を無くすオールマイトと嘘をつく相澤くんの長編シリアスのサンプル的なものです。
本編は約10万字、R18、ぺったーにてイベ当日より10日程度公開します。来年の6月のオンリーにサークル参加するので、小部数は紙で刷ろうと思ってます。俺のV字回復ハピエンをくらえ!!
R18↑? 21997
g7_sratsneves
DONE「オクラ畑(通称)」(1)オルサー前提の大妄想です。
オールマイトが完全にヒーロー活動から引退して静かに余生を送っているという設定です。THE BOOMの「ひゃくまんつぶの涙」の歌詞を基に妄想したものになります。原曲のイメージを損なう恐れがあるので原曲が大好きな方は絶対に見ないでください。確実にあなたの気分を害します。
あとちょっと趣味の悪い妄想だと感じる人も多いかもしれない。 17
ankounabeuktk
TRAININGハッピーバーースデーーーーーオールマイトーーーーー推しカプ幸せになれ~~~~~!!!!
本日を記念日とする【オル相】 多分今日は日本中、いや世界中でハッピーバースデーの文字や言葉が飛び交っていることだろう。
相澤の席から本体が見えることはないが、机に置きっぱなしになっているオールマイトのスマートフォンは壊れたのではないかと思うほどひっきりなしにブーブーブーブー着信がメールかわからない通知バイブが鳴り響いていてそのたびに机がブルブル震えるし空気を揺らすその振動がどうしても気になって、集中してパソコンに向かいたい気持ちをブツ切りにする。
そんな時に限ってスマートフォンの持ち主は職員室にはいないし、戻ってくるであろう時間なのに姿を見せる気配もない。
(またどこかで誰かに捕まってるな)
仕方のないことだ、今日はオールマイトの誕生日である。
7663相澤の席から本体が見えることはないが、机に置きっぱなしになっているオールマイトのスマートフォンは壊れたのではないかと思うほどひっきりなしにブーブーブーブー着信がメールかわからない通知バイブが鳴り響いていてそのたびに机がブルブル震えるし空気を揺らすその振動がどうしても気になって、集中してパソコンに向かいたい気持ちをブツ切りにする。
そんな時に限ってスマートフォンの持ち主は職員室にはいないし、戻ってくるであろう時間なのに姿を見せる気配もない。
(またどこかで誰かに捕まってるな)
仕方のないことだ、今日はオールマイトの誕生日である。
満ツ雪
REHABILI相出を目撃するオールマイトさんの話外出届「失礼します」
職員室に澄んだ声が響く。
よく知った声に顔を上げれば、キラキラの大きな目でこちらに向かってくる緑谷少年の姿があった。ヒラヒラと手を振ると小さく手を振り返してくれる。可愛い。
けれど緑谷少年の足は私のところへ向いているわけではなくて、大抵いつもその手前で止まる。
そこには彼の担任である相澤くんがいた。緑谷少年は相澤くんに懐いている。
懐いている、というかそれ以上というか。
私の口からは上手く説明できないが絶大な信頼を寄せているように見える。教師と生徒として良き関係を築いているのだろう。
うんうん、とてもナイスなことだ。
小テストの採点をしていた相澤くんが手を止めて緑谷少年を見上げた。
「どうした」
んー、素っ気ない。
1983職員室に澄んだ声が響く。
よく知った声に顔を上げれば、キラキラの大きな目でこちらに向かってくる緑谷少年の姿があった。ヒラヒラと手を振ると小さく手を振り返してくれる。可愛い。
けれど緑谷少年の足は私のところへ向いているわけではなくて、大抵いつもその手前で止まる。
そこには彼の担任である相澤くんがいた。緑谷少年は相澤くんに懐いている。
懐いている、というかそれ以上というか。
私の口からは上手く説明できないが絶大な信頼を寄せているように見える。教師と生徒として良き関係を築いているのだろう。
うんうん、とてもナイスなことだ。
小テストの採点をしていた相澤くんが手を止めて緑谷少年を見上げた。
「どうした」
んー、素っ気ない。