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    カジノ

    shiraseee

    DONEカジノを経営するオーナー兼ディーラーの茨が、ある日やってきたハイローラーに勝負をもちかけられるおはなし。プロローグのような、とにかくここから始めたいというものでした。
    ※舞台となるカジノのこと、ゲームのルール等調べてはいますが素人知識によるものです。なんでも大丈夫な方向けです。年齢操作(登場する人物は全員成人済み)。メインは凪茨ですが、コズプロ勢が多く出ます※
    富豪×ディーラー 1────────


    「……ゲームに勝つことが出来たら、このカジノと君を買いたい」

    界隈でNo. 1の売り上げを誇る豪華絢爛、国の地下に深く根付く煌びやかな当カジノ。
    今宵のお客様は、こちらの美しきハイローラー。
    その見る者全てを射抜きそうな鋭い琥珀色の眼差し。揺れる白銀の髪に誘われ、場にいる全員が目で追ってしまう凛々しい立ち姿。
    端正だが起伏が少なく読み取りにくい表情は、時折ふと浮かぶ妖艶な笑みに惹かれる。
    この人は間違いなく強者の部類だ、それも最上級の。
    ここへやってきた時から周囲をその端麗な見目でざわつかせ、そう感じさせる強いオーラを持つこの客は。しかし何を思い上がっているのか、カジノのオーナーであり最も勝率のあるディーラーの自分に対して強気な発言。
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    shiraseee

    DONE凪砂と茨の勝負、そして買われるまで?
    もうこれ以上書ける気がしないほどに、書きたいところを書き切りました。ルール説明で文字数結構使ってます…。
    なんでも大丈夫な方のみどうぞよろしくお願いします!
    ※調べて書いていますが、ゲームルール等色々が素人知識によるものです。年齢操作(登場する人物は全員成人済み)、誰しもがカジノを楽しんでいます。メインは凪茨ですが、コズプロ勢が多く出ます※
    富豪×ディーラー 3────────


    「『赤の16』…かなわんなぁ。まぁたそっちの勝ちや」

    その宣言に、ワッと一斉に声が上がる。
    人々が注目する先は、赤と黒交互に色が分けられ全38の数字で構成された円盤(ホイール)… アメリカンルーレットのテーブルだ。そしてその円盤のポケット、宣言された16の位置にボールが転がっていた。
    円盤と同じ色と数字で割り振られたテーブルのスポット、宣言された色と数字の箇所にのみ専用のチップが積まれている。
    それを囲む人々の集まりは、結果を見ながらあれやこれやと話し出す。
    そのざわつきを横目に、ディーラーが口を開く。

    「流石やね、日和はん。ルーレットは初めてのくせして、ストレートアップでここまで当てられると、ディーラーとしての自信を無くしてまうなぁ」
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    りざりか

    DONE自分とこのスモさんがカジノにやってくるまでのお話。
    ⚠️スモーキーの対人関係や過去など、多大なる捏造・ヘッドキャノンを含みます。
    ⚠️乱文のため読みにくいです。
    ⚠️リザリカが自分の中でひとまずの答えを出したかっただけの語りなので、人によっては解釈違いが起きる恐れがあります。閲覧は自己責任にてお願いいたします。異論は認めます。
    ミスター・スモーキーの過去 昔は義賊として生きる放浪者だった。
     幼い頃は旅を夢見る普通の少年だったが、魔術師であった両親とは折り合いが悪く、時には暴力を振るわれることもあった。最終的には見限られて捨てられてしまったが、行くあても無く彷徨う中である男に出会い、拾われて育つ。
     男は、金持ちなどを襲っては金品を奪い、貧困層の人々や身寄りの無い子供たちに物資を届けたり、孤児を自分のアジトに保護するなど、いわゆる義賊のような暮らしをしていた。そんな彼から、少年は荒っぽくも優しく愛されて育ち、義賊としてのノウハウや心構えをたくさん教わった。お陰で、それまで大人を信用できなかった少年は「世の中はいい大人も悪い大人もいる」と考えを改め、優しさを失うことなく成長した。ちなみに、タバコという嗜好品があることは、義賊の男から教わった。
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    りざりか

    DONE自分とこのチップくんがカジノにやってくるまでのお話。
    ⚠️チップくんの対人関係や過去など、多大なる捏造・ヘッドキャノンを含みます。
    ⚠️乱文のため読みにくいです。
    ⚠️リザリカが自分の中でひとまずの答えを出したかっただけの語りなので、人によっては解釈違いが起きる恐れがあります。閲覧は自己責任にてお願いいたします。異論は認めます。
    チップ・ベティガンの過去 昔は田舎で素朴な生活をする青年だった。
     親と早くに死に別れてしまい、カウボーイとして親から引き継いだ牧場を切り盛りする若者だったチップは、そののどかな生活に不満は無かった。土と草の匂いに囲まれて、季節が移ろうたびに変わる風に吹かれ、馬を駆り牛たちを世話する暮らしは、のびのびとしていて心地が良かった。
     しかし、一つだけ彼を思い煩わせる悩みがあった。そう、金銭の問題である。彼の切り盛りする牧場は小さく、僻地に存在していたため、牛を売りに行くのも一苦労。正直言って、儲けと必要経費の天秤は釣り合っているとはいえなかった。そのため、基本的には質素倹約な生活を余儀なくされ、時には食費を切り詰めることもあった。最終的には借金をしなければ生きていけなくなった。それでもチップは、持ち前の明るさと前向きさで逞しく生きていた。
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    りざりか

    DONE自分とこのビンカラトリオがカジノにやってくるまでのお話。
    ⚠️三人の対人関係や過去など、多大なる捏造・ヘッドキャノンを含みます。
    ⚠️一部アートブック掲載の情報を含みます(主に三人の名前)
    ⚠️乱文のため読みにくいです。
    ⚠️リザリカが自分の中でひとまずの答えを出したかっただけの語りなので、人によっては解釈違いが起きる恐れがあります。閲覧は自己責任にてお願いいたします。異論は認めます。
    ビンカラトリオの過去 昔は三人組のカクテルバー店員だった。そして昔は今と名前が違っていた。

     イーサン親父は若い頃から酒好きの変わり者として有名だったが、その知識や鋭敏な五感を駆使して、自分の住む街で小さなカクテルバーを営んでいた。
     そこには、二人の不良少年少女がよくやってきていた。一人は街の不良グループとの喧嘩に明け暮れるラムルス。一人は親との折り合いが悪く何事にも無気力なジネット。子供のいなかったイーサン親父は、そんな二人をとても可愛がり、悩みや本音をよく聞いてやっていた。二人も、はみ出し者の自分たちを受け入れてくれるイーサン親父を心から慕っていた。
     やがて二人は成人後、イーサン親父の店を手伝うようになった。イーサン親父や、親父からスキルを学んだジネットとラムルスの作る酒は美味いと評判で、小さいバーながらも日々盛況であった。
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