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    カジノ

    ぱんつ二次元

    DONEED後時空でカジノでルーレットするモクマさんのモクチェズ。モブ視点です。 軽やかなピアノの音色に合わせて澄んだ歌声がホールに響く。カジノのBGMにしておくには勿体ない美しい声が、けれどきっと何処よりこの場に似合う挑発的な歌詞を歌い上げる。選曲はピアニスト任せらしいのでこれは彼女の趣味だろう。
     鼻歌に口ずさむには憚られるようなその歌が、どれほどこの場の人間に響いているかは分からないけれど。
     ルーレット台の前には、今日も無数のギャラリーがひしめいていた。ある人は、人生全てを賭けたみたいな必死の面持ちで、ある人は冷やかし半分の好奇の視線で、いずれもチップを握って回る円盤を見つめている。
     片手で回転を操りながら、もう一方の手で、乳白色のピンボールを弾く。うっとりするほどなめらかな軌道が、ホイールの中へとすとんと落ちる。かつん、と、硬質な音が始まりを告げる。赤と黒の溶けた回転のうちがわ、ピンに弾かれ跳ねまわるボールの軌道を少しでも読もうと、ギャラリーの視線がひりつくような熱を帯びる。
     もっとも、どれだけ間近に見たところでどのポケットが選ばれるかなんて分かるはずもないのだけれど。
     ルーレットは理不尽な勝負だ。
     ポーカーやバカラと違って、駆け引きの余地が極端 9552

    オルト

    TRAINING1244文字
    ガリカジのタイカケ
    付き合ってるかもしれないし、両片想いかもしれない
    「タイガきゅ~ん……お部屋戻っていいよ?」
    「だめ。今夜は俺がここで見張ってる」
    「う~ん……」
     虎の尻尾と耳を出したタイガが、カケルの部屋の前で仁王立ちをしている。もうすぐ日付が変わる。寮の消灯時間はとっくに過ぎていて、廊下は薄暗くしんとしている。カケルはもう一度小声で言った。
    「僕は大丈夫だから、もうお部屋に帰って寝なさい」
    「やだ」
     先程より真剣な声を上げる。寮長の威厳を……と思い意識していつもより低く落ち着いた声を出したが、タイガには効果が無いようだ。タイガは眉間にシワを寄せて、廊下の両端を交互に睨む。カケルはそんなタイガの様子を見て小さく溜息を吐いた。
     なぜタイガがこうしているのかというと、それは今日の昼までさかのぼる。
     昼休み、少し授業が延びてしまいタイガはカケルの元に行くのが遅くなった。タイガはいつも、時間が開けばカケルの所に飛んでいく。いつの頃からか、少しでもカケルの傍に居たいと言い、どれだけ短い時間でも、カケルの所に通うようになっていた。それがたまたま遅れた今日、この時を待っていましたと言わんばかりに他の寮生たちがカケルを取り囲んで猛アタックをした。普段、タイ 1281

    オルト

    TRAINING950文字
    ガリカジのタイカケ
    チャラチャラしているようで、真面目で責任感があってみんなに慕われている、しっかりものの俺たちの寮の長、カジオ・ウィ……ウィ……なんとか、略してカケルは、実はすごくかわいい所がある。でも、それは俺だけが知っていればいいこと。
    「カケル」
    「タイガ」
     部屋に二人きり。カケルが優しく俺の頭を撫でる。みんなの前でされると恥ずかしくて、ついカケルの手を払いのけてしまうけど、こうして二人の時にはその優しい手を堪能する。目を閉じると、カケルの手の感触に集中できる。飛び出してしまった虎の耳を、カケルが優しく揉んでくれる。これが気持ちよくてたまらない。
    「かわいいねぇ」
    「ふん」
     普段は可愛いと言われるのは嫌だけど、こういう事している間は、可愛いと言われることすら気持ちがいいから不思議だ。カケルが何か気持ちよくなる魔法使ってるんだろうか?
    「なぁカケル」
    「ん? なぁに?」
    「俺と二人の時、いつもなんて魔法使ってんだ?」
    「え?」
     カケルは、何のことだかわからないという顔をする。
    「だって、みんなの前ではされたら恥ずかしいことも、こうしてカケルと二人の時は、気持ちよくなる。なんかの魔法なんだろ?」 987

    ksrg08871604

    MAIKINGムルとカジノとにょたシャイロックにイカれた男と巻き込まれ弟子 書きかけ道化の滑稽なトッカータ
     悲喜交交の喧騒、立ち込める煙の匂い、高い天井とぶら下がる煌びやかなシャンデリア。私は師匠の付き添いで西の国有数のカジノに来ていた。師匠の腰掛けた椅子の後ろに立ち、ずっと駆け引きを見守っている。師匠にしては珍しい、見ているだけで具合の悪くなるような胃が引き攣るような負け戦だ。数時間前の自分を呪いたい。なんで師匠を止めなかったのかと。
    「世紀の知恵者も幸運の女神に見放されちゃ終いだな!約束通りその指輪は俺のものだ!」
     喧騒の中でも、その男の外卑た笑い声ははっきりと耳に届いた。太い親指と人差し指が摘んでいるレッドベリルの指輪は師匠の魔道具だ。
    「ふむ、宝石箱をもう一つ持ってくるべきだったな。この短時間で魔道具も賭けることになるとは」
     そんな絶体絶命の危機でもムル・ハート──我がお師匠さまだ──はカフェで一服しているような余裕のある笑みを滲ませている。その頭の中では光が目に届くより素早く思考が巡っているのだろう。一体どんな手で相手を負かす算段をしているのか私には計り知れないが。魔法もイカサマも約束によって封じられたこの状況で彼の手札はその優れた頭脳のみ。普段であれ 3543

    オルト

    TRAININGガリカジのタイカケ
    行ってきますの儀式が習慣化するといいな。
    「やだ! 俺も一緒に行く!」
    「だから~。ダメなんだって」
     ドアの前に立ち、通せんぼのポーズをするタイガくん。フーッと唸って、虎の耳と尻尾の毛を立たせている。
     今日から研修旅行で一週間、人間界に行くことになっている。俺たちの学年だけの行事だから、タイガくんを連れていくわけにはいかない。
    「ね、行かせてよ」
    「俺も一緒に連れてってくれんなら通す」
    「ダメだって。今度改めてタイガくんとは旅行してあげるから」
    「そう言う問題じゃねぇ!」
     なだめようと思った頭を撫でながら言うと、タイガはぐるぐると唸りながら怒った。
    「人間って、危ないんだろ?」
    「え? そんなことないと思うけど……俺たちみたいに魔法も使えないし」
    「でも、カガクっていう変な技使うって聞いた」
    「あー、科学……。魔法の方が強いから大丈夫だよ」
    「それに、昔魔女狩りしてたって……」
     不安そうな顔をしている。そういう部分だけは、ちゃんと授業聞いてるんだ、なんて当たり前のことに感心してしまった。
    「大丈夫。そう言う歴史もあったけど、あれはその……長くなるからまた今度ちゃんと説明するけど、今はもうそんなことないし、向こうで魔法使 1152

    オルト

    TRAININGガリカジのタイカケ「タイガ~。どこ行っちゃったの~?」
     ざっ、ざっ、と茂みをかきわけて、カケルは森の中を進む。
    「はぁ……。やっぱり箒を取りに戻って空から探したほうが早いかな?」
     後ろを振り返り、自分の進んできた道を振り返ったカケルは大きく溜息を吐いた。タイガを探してもう三十分は歩いている。最初の段階で引き返すべきだったと後悔した。
    「それにしても、ホント、タイガきゅんてば野生児なんだなぁ」
     軽い散歩のつもりで、タイガと森に入った。が、森に入って早々、タイガは目に留まった魔獣を追いかけて森の中へと駆け出してしまった。木の影で魔法の煌めきが見えたと思ったら、ちらりと尻尾だけを覗かせて、タイガは森の奥へと消えてしまった。
     どうもここ最近、タイガの野生化が気になって、カケルはタイガの状態を確認するために森に連れ出したのだが、想像以上だった。まさか、様子を観察する間もなく森の中に消えてしまうとは思っていなかった。
    「も~。どうしよう」
     寮長として、寮生の監督は必須。こんな森の中にタイガを一人残しておくわけにはいかない。虎に化けたタイガは生身の人間の状態より幾分丈夫だが、この森には危険な魔獣もいる。
    1172

    オルト

    TRAININGガリカジのタイカケ。昨日のタイガ編みたいな感じです。月に一回くらい、カケルがやけに俺を甘やかしてくれる期間がある。そんな時のカケルはすごく可愛くて、なんていうか、エロい。いつも以上にいい匂いがするし。これは、ホントにカケルの匂いが濃くなるのか、俺の鼻が良くなるのかはわからない。けど、確かに月に一回カケルは凄く可愛くなる。
    「かけるぅ」
     そんなカケルを見ていると、なんだかいつも以上に素直になれる。甘えたくなる。カケルが甘やかしたくなってくれてるのに漬け込んで、俺は欲望のままに甘えちまう。
    「タイガきゅん、おいで」
    「ん、カケル、好き……」
    「んっ……」
     俺が素直に気持ちを伝えると、カケルは凄く嬉しそうにする。目をウルウルさせて、頬を真っ赤にして。すごく、可愛い。そして、エロい。こんなの、勃っちまうだろ……。俺がカケルの身体に自分を擦り付けると、カケルのソコも反応した。嬉しい。カケルも同じ気持ちになってる。
    「カケル」
     カケルの顔をじっと見つめると、カケルはどんどんエロい表情になっていく。あぁ、早くひん剥いて俺の腕の中に閉じ込めたい。
    「ベッド行こう」
     カケルの方から、俺を求めてくれてる。カケル、カケル、俺のカケル。他の奴にも、こん 815

    オルト

    TRAINING試しにここでアップしてみます。
    ガリカジのタイカケ。エロではないけど、ちょっとアレかも。
    「月一の周期」
    「カケルぅ」
    「ん~、よしよし」
     ぎゅうと抱き着いて離れないタイガの頭を、そっと撫でる。
     俺にとっても懐いてくれているタイガだけど、その懐き具合がマシマシになる期間が月に一回ほどある。俺にめちゃくちゃに甘えてくれて、夜もちょっと激しくなっちゃう。月の満ち欠けに伴う、タイガの魔力の変化かと予測はしているんだけど、原因ははっきりしていない。
    「なぁ、今日もカケルのベッドで寝ていいか?」
    「もちろん、いいよ~」
     この期間のタイガは、いつも以上に素直になる。普段なら照れちゃうような行為もセリフも、この期間なら全然なんともないみたい。俺はこの期間を毎月楽しみにしている。
    「へへっ」
    「んっ!」
     嬉しそうに笑うタイガきゅんに、顔がニヤけちゃう。
    「なぁ、カケル、好き」
    「おれっちも、タイガきゅんのこと大好きよん」
    「俺、おれっ、ホントに、カケルのこと好きでっ、それでっ、うぅ、かけるぅ……」
     必死に俺の名前を呼ぶタイガに、心臓を鷲掴みにされた気分。あぁ、もう、愛おしくって仕方ない。
     タイガが俺を抱きしめる腕に力を込めた。身体がより密着して、あぁ、これ、当たってる。タイガの硬いの……。
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