サラリーマン
nattannandesuyo
Deep Desire2023年の煩悩第一弾。ピンクな過去を持つ🌙島と、凡庸サラリーマン🎏登の女装にまつわるエトセトラです。
雰囲気で読んでください。気が向いたら続きます。
パス:成人してますか?→y◯◯ 4
zeppei27
DONEpkmnSV アオキの日常SS年末に考えていた、寿司だと思ってシャリタツを確保するアオキのネタを昇華させました。疲労限界サラリーマンは、多分レジ袋を猫だと思うしシャリタツは寿司に見えると思うんだ……この後、ハッサクにカジッチュを送られて大いに困惑して欲しいです。
これは寿司です。「小生は猛烈に感゛動゛し゛て゛す゛!!」
「……違います」
昼時のポケモンリーグの休憩室で、アオキは猛烈な竜の息吹を浴びていた。良い歳をした男――泣く子も黙る四天王の頂点であるハッサク――が年甲斐もなく感動に打ち震えて泣く様は、何度見ても見慣れない。おまけにその対象が自分となれば尚更落ち着かないもので、普通と平穏をこよなく愛するアオキは現実逃避をすべく視線を逸らした。頼むからこのまま自分を見逃してほしい。壁の染みになってしまいたいと思うことも、ぼんやりと次に食べるものを考えることで嵐をやり過ごすこともままあるが、今回ばかりは逃げられそうにもなかった。
「アオキ!恥ずかしがることはありません、高みを目指すのはいつであっても遅くないのですよ!」
3765「……違います」
昼時のポケモンリーグの休憩室で、アオキは猛烈な竜の息吹を浴びていた。良い歳をした男――泣く子も黙る四天王の頂点であるハッサク――が年甲斐もなく感動に打ち震えて泣く様は、何度見ても見慣れない。おまけにその対象が自分となれば尚更落ち着かないもので、普通と平穏をこよなく愛するアオキは現実逃避をすべく視線を逸らした。頼むからこのまま自分を見逃してほしい。壁の染みになってしまいたいと思うことも、ぼんやりと次に食べるものを考えることで嵐をやり過ごすこともままあるが、今回ばかりは逃げられそうにもなかった。
「アオキ!恥ずかしがることはありません、高みを目指すのはいつであっても遅くないのですよ!」
芽ネギ
MEMOCoC『魔法少女×サラリーマン』2022年12月20日に参加させていただきました。CoC『魔法少女×サラリーマン』の感想、自分用メモです!シナリオのネタバレがありますので、現行未通過×です! 14
27knmg6
DONEリクエスト頂いたサラリーマンロゾです!小生意気な後輩口口ノアくんと、新人教育担当からそのままお世話係になってしまった🐯
🐯は濃い色のスーツ、⚔️はグレーのスーツが似合いそうだなって個人的な好みで色塗ってしまいました…。
コメントもありがとうございます!いつも落書きばかりですが、漫画もたくさん描ければいいなと思います😭
リクエストありがとうございました!
みそたぬき
DONE👟とモブ/サラリーマンAUSを接待した翌日のおはなし(モブ視点)
↓イラスト
https://twitter.com/miso_tanu/status/1595746149385863168?s=46&t=ImzKYzonigd2Ffpx0HdIGQ
※Sの名前を呼んだ人は、すきに想像してください
玉砕コーヒーブレイク 昨晩、あのオレンジ色の薄明かりが灯る居酒屋で見た闇ノさんはどこか朧気で、狐に化かされたのではと思うほどだった。俺も酒が回って大分あてられていたが、きゅっと薄い唇が作る表情はいつにも増して色っぽかった。
飲みはじめは仕事の付き合いのお酒だったからか、アルコールの入った闇ノさんは、いつも通り涼やかで見た目の変化はなかったのだが…共通の趣味が見つかり話題が弾むと、言葉の端々が少し浮ついていて、幼くケラケラ笑ったり、ガードが弛んで無防備な雰囲気もあって、極めつけ最後には「ちょっと飲みすぎちゃいました」なんて言って。とろりと溶けそうな紫色を目に宿しながら睡魔と戦っていた。
「かわいかったなぁ……」
寝起きの働かない頭で呟かれた独り言は、天井に吸い込まれ立ち消えた。
1996飲みはじめは仕事の付き合いのお酒だったからか、アルコールの入った闇ノさんは、いつも通り涼やかで見た目の変化はなかったのだが…共通の趣味が見つかり話題が弾むと、言葉の端々が少し浮ついていて、幼くケラケラ笑ったり、ガードが弛んで無防備な雰囲気もあって、極めつけ最後には「ちょっと飲みすぎちゃいました」なんて言って。とろりと溶けそうな紫色を目に宿しながら睡魔と戦っていた。
「かわいかったなぁ……」
寝起きの働かない頭で呟かれた独り言は、天井に吸い込まれ立ち消えた。
asebi_LarHyun
DONE7/30ラーヒュン1dr1wrお題「身長」お借りしました。現パロ。かっこいいラーやヒュンはいない。
二人ともごく普通のサラリーマン(何度でも繰り返し出会う転生の中にそんな平凡な一生があってもいいと思う)。
ヒュンは、原作軸では気を張り詰め続けていたので、現代でふわふわのゆるゆるになってもらった。
悔しがるヒュンが今となってはやや解釈違い…なるほど、と言うだけかなと思うが、そういう生ということで…
パジャマのズボン 「身長」***
「ただいま。今日は早く帰れた…ん…だな、ヒュンケル…」
「おっ…かえり、ラーハルト」
二泊の出張から帰宅してリビングに入ったオレの目に飛び込んできたのは、オレのパジャマの上下を着て佇む、愛しい男。切れ長の美しい目をほんの一回りだけ大きくして、黒目をつーと泳がせている。オレがいなくて寂しくてそんな趣向に走ったのか…?いや、この男は二泊程度で寂しがるほど女々しくはない。洗面所をちらりと見遣って、そんな格好の理由には目星がついたが、それはさておき、帰宅早々、オレの方が、視覚から受けたその刺激で俄に興奮してしまった…この程度で反応するとは。出張前からしばらく忙しくて触れ合ってなかったからな…。くそっ、かわいいな…。
2556「ただいま。今日は早く帰れた…ん…だな、ヒュンケル…」
「おっ…かえり、ラーハルト」
二泊の出張から帰宅してリビングに入ったオレの目に飛び込んできたのは、オレのパジャマの上下を着て佇む、愛しい男。切れ長の美しい目をほんの一回りだけ大きくして、黒目をつーと泳がせている。オレがいなくて寂しくてそんな趣向に走ったのか…?いや、この男は二泊程度で寂しがるほど女々しくはない。洗面所をちらりと見遣って、そんな格好の理由には目星がついたが、それはさておき、帰宅早々、オレの方が、視覚から受けたその刺激で俄に興奮してしまった…この程度で反応するとは。出張前からしばらく忙しくて触れ合ってなかったからな…。くそっ、かわいいな…。
NiA_NiArU
DONE『魔法少女×サラリーマン』寺沢 圭二の
娘 燈奈と娘の描いた魔法少女パイラ
なんか今までで一番可愛く描けた女の子かもしれない。
きっとそう。魔法少女の色合いって難しいね。
明るい色ってやっぱり苦手で……???
僕の娘!可愛い!って気持ち100%でしたまる。 2
egg_336
MAIKING鯉登さんがサラリーマンとの関係に悩み「これってパパ活なのか…!?」と杉元に相談する話の前半部分(杉元視点)です。後半部分(鯉登視点)は完成次第ピクシブにアップする予定です*現パロ
*杉元、谷垣(記憶あり)
*鯉登(記憶なし) 4376
カモノハシ系
PROGRESS[創作]一人の人間の死により狂わされる人間の、狂う前と後を描きたい。
これは死んだ子のお兄さん。そこらへんにいるごくごく普通のサラリーマンだった。
おかしくなるのはまだまだ先の話だが、彼はこれをきっかけに、確実に狂い始めていく。
miya
DONE総務と経理で合同で飲み会してその時にビンゴが始まります。最後の方でやっとビンゴになった善が当たった景品でひと悶着ある宇善です。
サラリーマンパロの宇善。R18です。
pixivでUPしたものの番外編です。↓
二回目って理由がないとシないんでしょ?
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17843826
※PW:18↑? yes / no 15
riho_7777
PROGRESSweb再録本(7/24発行予定)に入れる予定の書き下ろし短編その1の冒頭になります。サラリーマン時代の七が五さんと再会する話。
再録本に収録予定のこの話の前日譚です。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=15665619
推敲前のため、誤字脱字等はご容赦を。
恋は思案の外 金曜日の夜、どうせ明日も出勤だからと仕事を切り上げ、まだパソコンとにらめっこしている同僚を残して七海はオフィスを後にした。
就職して半年、証券会社の仕事は思っていた以上にハードだった。来る日も来る日も他人の金のことばかりを考える日々。これまでは主に先輩社員のサポートについてきたが、つい先日、単独で顧客を持つことが決まったと、内々に上司から伝えられた。新入社員としては異例の早さらしい。これからますます忙しくなるだろう。
早めに会社を出たつもりだったが、オフィスビルの通用口から外へ出て腕時計を見ると時刻は十時を回っていた。空腹は感じるものの、外食して帰る気分にならず、疲れ切った身体を引きずるように、週末で賑わう繁華街を駅に向かって歩く。夏日超えの暑い日が続いていた今年の秋も、十月半ばを迎えようやく秋めいて過ごしやすくなった。きっちり締めていたネクタイを緩めながら歩いていた七海は、駅前の開けた空間に人集りができていることに気付いた。多くの人がちらりと視線を送るだけで通り過ぎていく中、十人ほどの人は立ち止まり、遠巻きに何かを見ている。七海は歩くスピードを上げて人だかりの側を通り過ぎようとして、思わず足を止めた。人だかりの中心にいたのは、七海がもっとも会いたくなくて、誰よりも会いたかった男だったからだ――逃げるように去った世界に置き去りにしてきた、青い春の残像。
3770就職して半年、証券会社の仕事は思っていた以上にハードだった。来る日も来る日も他人の金のことばかりを考える日々。これまでは主に先輩社員のサポートについてきたが、つい先日、単独で顧客を持つことが決まったと、内々に上司から伝えられた。新入社員としては異例の早さらしい。これからますます忙しくなるだろう。
早めに会社を出たつもりだったが、オフィスビルの通用口から外へ出て腕時計を見ると時刻は十時を回っていた。空腹は感じるものの、外食して帰る気分にならず、疲れ切った身体を引きずるように、週末で賑わう繁華街を駅に向かって歩く。夏日超えの暑い日が続いていた今年の秋も、十月半ばを迎えようやく秋めいて過ごしやすくなった。きっちり締めていたネクタイを緩めながら歩いていた七海は、駅前の開けた空間に人集りができていることに気付いた。多くの人がちらりと視線を送るだけで通り過ぎていく中、十人ほどの人は立ち止まり、遠巻きに何かを見ている。七海は歩くスピードを上げて人だかりの側を通り過ぎようとして、思わず足を止めた。人だかりの中心にいたのは、七海がもっとも会いたくなくて、誰よりも会いたかった男だったからだ――逃げるように去った世界に置き去りにしてきた、青い春の残像。
syo_chikubai_
DONE※灰原と七海の死亡に関する描写があります。※サラリーマン時代の七海に関する描写があります。
十月に開催された二代目灰七版ワンドロワンライの短編四本をまとめました。鬱々としたお話が半分、嬉々としたお話が半分です。
・二代目灰七版ワンドロワンライ(https://twitter.com/817_1hour)
神無月(二代目灰七版ワンドロワンライまとめ) ――神は存在しない。高二の秋にそう思った。
否、存在はするのだろう。現に、灰原を殺したのは強い産土神信仰だ。神は存在すると信じる人には存在して見える。それが高じて人をも殺す。
私には見えない。
――神は存在しない。仮に存在するのならあんなことにはならない。
一般的な隙や欲こそ持ち合わせていたが、善人の最高峰だったような灰原が人間を守るために十七やそこらで死ぬなんて、神が存在するのならありえない。まして、それで善人とは対極にある私が未だに生きているなど、なおさら信じられない。
灰原がいないなら、神もいない。
――神は存在しない。すくなくとも、私の身近には。
信じる人がいるかぎり、どこにでも神は存在するのだろう。たとえ出雲以外の十月であろうとも、その人の周りには神というものが存在して、その人の人生を見守ってくれるのだろう。それはありがたいことだ、良かったじゃないか。だが、私が信じていた存在は、私のたった一人のかけがえない人間を殺し、私が死にたいと思ったときには死なせてくれなかった。だから、神は存在しない。そう思った。
9285否、存在はするのだろう。現に、灰原を殺したのは強い産土神信仰だ。神は存在すると信じる人には存在して見える。それが高じて人をも殺す。
私には見えない。
――神は存在しない。仮に存在するのならあんなことにはならない。
一般的な隙や欲こそ持ち合わせていたが、善人の最高峰だったような灰原が人間を守るために十七やそこらで死ぬなんて、神が存在するのならありえない。まして、それで善人とは対極にある私が未だに生きているなど、なおさら信じられない。
灰原がいないなら、神もいない。
――神は存在しない。すくなくとも、私の身近には。
信じる人がいるかぎり、どこにでも神は存在するのだろう。たとえ出雲以外の十月であろうとも、その人の周りには神というものが存在して、その人の人生を見守ってくれるのだろう。それはありがたいことだ、良かったじゃないか。だが、私が信じていた存在は、私のたった一人のかけがえない人間を殺し、私が死にたいと思ったときには死なせてくれなかった。だから、神は存在しない。そう思った。
miyasan_712
PROGRESS社長マイ×サラリーマンミチによるマイ武NE〇S様の『チャ〇カ〇ーナ』を聴いていた時に感化されたものです。
まだまだ終わる気がしない、
(まだ未定)佐野万次郎は無敵を体現したような男だ。中学の頃には大きな暴走族の総長に、そして現在では日本を代表とする企業『東京卍會
』の社長。たった1代で大企業まで登り詰めるという偉業を成し遂げ日本だけに留まらず世界的にも注目される様な存在になった。
そんな佐野も逃げ出したくなる日も来るのだ。
その日、佐野は何もかも投げ捨て1人遠くの地へ足を運ばせたくなる衝動に駆られた。
そうして残りの業務を投げ1人単身で夜行バスへ向かった。
大企業の社長なのに何故夜行バスなのか、誰もが疑問に思うだろう。世界的にも有名な社長ならば愛車の1つや2つぐらい持っていても不思議ではない。
ただの気まぐれである。佐野万次郎という男はそういう人間であった。
2672』の社長。たった1代で大企業まで登り詰めるという偉業を成し遂げ日本だけに留まらず世界的にも注目される様な存在になった。
そんな佐野も逃げ出したくなる日も来るのだ。
その日、佐野は何もかも投げ捨て1人遠くの地へ足を運ばせたくなる衝動に駆られた。
そうして残りの業務を投げ1人単身で夜行バスへ向かった。
大企業の社長なのに何故夜行バスなのか、誰もが疑問に思うだろう。世界的にも有名な社長ならば愛車の1つや2つぐらい持っていても不思議ではない。
ただの気まぐれである。佐野万次郎という男はそういう人間であった。
レトロ
MEMO人物紹介サラリーマン。27才。会社員。
星座は魚座。血液型はB型。
※私本人が過去に描いたイラストです
普通のサラリーマンの人。誰とも関係性は無いが縁があるのか、白馬が骨折するところに偶然居合わせたり硝子之がダンスで敵を蹴散らすところに巻き込まれたり絵夢が何かに憑依されてしまう場面をドアのすきまから見てしまったりする。不運というか変な事に巻き込まれるタイプの人。
asagi_di7
DONE前から書いているサラリーマンパロ環壮世界軸。二人は金曜日の夜から月曜日の朝まで一緒に過ごすっていう設定です。付き合ってるのはみんなには内緒。環くんは「金曜日に恋人と過ごす」とだけ公言しているので普段飲み会に誘われません。
どうしようもなく君が好き 明日から三連休だし、大きな仕事もひと段落したし、飲み会をしましょう、と言ったのは一人の部下だった。
つい最近まで僕たちは取引先に大型の案件を任されていてようやくそれが終わったのだ。
「逢坂主任」
「ん? なに?」
「逢坂主任も行きますよね」
「え」
今日は金曜日。金曜日は、というか、休みの前の日から僕は恋人と過ごすことにしている。
だから僕はその恋人ーーを見ると残念ながら席を外しているところだった。
「今日は仕事も落ち着いてますし。ね!」
行かないとも言えず、僕は頷いた。
「回覧するので行く人は印鑑を押してください」
回ってきた回覧に僕の恋人、四葉環くんの名前も入っていた。じとりと僕のことを見ている環くんにどう謝ろうかと考えているうちに定時になってしまった。
2544つい最近まで僕たちは取引先に大型の案件を任されていてようやくそれが終わったのだ。
「逢坂主任」
「ん? なに?」
「逢坂主任も行きますよね」
「え」
今日は金曜日。金曜日は、というか、休みの前の日から僕は恋人と過ごすことにしている。
だから僕はその恋人ーーを見ると残念ながら席を外しているところだった。
「今日は仕事も落ち着いてますし。ね!」
行かないとも言えず、僕は頷いた。
「回覧するので行く人は印鑑を押してください」
回ってきた回覧に僕の恋人、四葉環くんの名前も入っていた。じとりと僕のことを見ている環くんにどう謝ろうかと考えているうちに定時になってしまった。
shi_ho_do_
REHABILI・マイ武前提モブ武・捏造に次ぐ捏造
・名前付きのモブ(サラリーマン)が武と出会い、恋愛対象として興味のなかった武に恋心を抱くまでのお話
・今後モブ武での性描写の予定あり
・別ジャンル(HQ)のことに少し触れてますが、知らなくても問題なく読めます
フラッグシップの恋だった③side:七海
遅いな、と思った時には大抵何かに巻き込まれている。それをここ最近でいいだけ知った。
今日は仕事を早く切り上げられそうだったので武道と会う約束になっていた。
例の懇親会の時に知ったのだが、意外と映画に詳しい彼と話が盛り上がり、現在上映中の話題作を一緒に観に行くはずだったのだ。
なぜ会合に誘ったのかは正直自分でもわからない。父が件の銘柄を相当数所持しているため、招待状は毎年父宛てに送られる。しかし当人は面倒なのか、まぁ当然のように行かず、決まってこちらに回されるためいつも余分に一枚あった。
七海の元にも同じ理由から届いており、そんな二枚にほんの場当たり的な考えだった。
4714遅いな、と思った時には大抵何かに巻き込まれている。それをここ最近でいいだけ知った。
今日は仕事を早く切り上げられそうだったので武道と会う約束になっていた。
例の懇親会の時に知ったのだが、意外と映画に詳しい彼と話が盛り上がり、現在上映中の話題作を一緒に観に行くはずだったのだ。
なぜ会合に誘ったのかは正直自分でもわからない。父が件の銘柄を相当数所持しているため、招待状は毎年父宛てに送られる。しかし当人は面倒なのか、まぁ当然のように行かず、決まってこちらに回されるためいつも余分に一枚あった。
七海の元にも同じ理由から届いており、そんな二枚にほんの場当たり的な考えだった。
shi_ho_do_
REHABILI・マイ武前提モブ武・名前付きのモブ(サラリーマン)が武と出会い、恋愛対象として興味のなかった武に恋心を抱くまでのお話
・今後モブ武での性描写の予定あり
・別ジャンル(HQ)のことに少し触れてますが、知らなくても問題なく読めます
フラッグシップの恋だった②side:武道
初めて七海を目にした時、腹に一物を抱えているタイプだと強く信じて疑わなかった。少し長めの柔らかな髪は一見分かりにくいがツーブロックで、軽く波打つ髪をビル風になびかせる姿は、それは優美だった。
好奇心が強いのだろう、ポケットに手を入れたグレーのチェスターコートを翻しながら物珍しげにこちらへ闊歩する様は、ここがランウェイかと錯覚するほどだ。
鳩尾への重い一撃に、毛虫のように地面で蠢く武道に周りが無関心を装う中、甘いマスクの男をより完璧に仕上げる立役者の長いコンパスには思わず下敷きにしている材木を突っ込んでやりたい衝動に駆られた。
女性に事欠かない人生であり、これからもそうなのであろう男にやっかみからの悪戯心が沸き立つが、話してみるとこれが意外と愉快な人間だった。
4989初めて七海を目にした時、腹に一物を抱えているタイプだと強く信じて疑わなかった。少し長めの柔らかな髪は一見分かりにくいがツーブロックで、軽く波打つ髪をビル風になびかせる姿は、それは優美だった。
好奇心が強いのだろう、ポケットに手を入れたグレーのチェスターコートを翻しながら物珍しげにこちらへ闊歩する様は、ここがランウェイかと錯覚するほどだ。
鳩尾への重い一撃に、毛虫のように地面で蠢く武道に周りが無関心を装う中、甘いマスクの男をより完璧に仕上げる立役者の長いコンパスには思わず下敷きにしている材木を突っ込んでやりたい衝動に駆られた。
女性に事欠かない人生であり、これからもそうなのであろう男にやっかみからの悪戯心が沸き立つが、話してみるとこれが意外と愉快な人間だった。
shi_ho_do_
REHABILI・マイ武前提モブ武・名前付きのモブ(サラリーマン)が武と出会い、恋愛対象として興味のなかった武に恋心を抱くまでのお話
・今後モブ武での性描写の予定あり
・別ジャンル(HQ)のことに少し触れてますが、知らなくても問題なく読めます
フラッグシップの恋だった①side:七海
春の訪れを告げる役目も終わったとばかりに、早々と散り零れる梅花は地面にピンクの絨毯を広げてなお風流なのに、その風下三メートルのきな臭さまでは誤魔化せないでいた。
風に舞うひとひらに誘われるようにして、[[rb:七海昴 > ななみすばる]]は湿った吹き溜まりに人が倒れているのを目に留めた。
昨夜から降りだした花散らしの雨は明け方を前にやみ、小さな電気室横の水はけの悪いコンクリートは、男の金髪とたくさんの花びらを水面に漂わせている。
クライアントへの統計データの開示が予想よりも早めに終わり、直帰に選んだ道だった。
そんな偶然があるものか。
半信半疑ながらそれでも足を向けたのは、深夜の繁華街では珍しくないその光景も帰宅ラッシュを少し過ぎたばかりの都市計画公園では特異に映ったからと、もう一つ。
4676春の訪れを告げる役目も終わったとばかりに、早々と散り零れる梅花は地面にピンクの絨毯を広げてなお風流なのに、その風下三メートルのきな臭さまでは誤魔化せないでいた。
風に舞うひとひらに誘われるようにして、[[rb:七海昴 > ななみすばる]]は湿った吹き溜まりに人が倒れているのを目に留めた。
昨夜から降りだした花散らしの雨は明け方を前にやみ、小さな電気室横の水はけの悪いコンクリートは、男の金髪とたくさんの花びらを水面に漂わせている。
クライアントへの統計データの開示が予想よりも早めに終わり、直帰に選んだ道だった。
そんな偶然があるものか。
半信半疑ながらそれでも足を向けたのは、深夜の繁華街では珍しくないその光景も帰宅ラッシュを少し過ぎたばかりの都市計画公園では特異に映ったからと、もう一つ。