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    ドライ

    わたあめかんな

    DONEポケモンSV:タクシードライバーのマサトシ→アオイ←アオキ(モブアオイ/アオアオ)
    ※アオイがチャンピオンになりアオキと三回戦済
    アオイちゃんの一部になりたいマサトシおじさんVS大人として阻止したいアオキさん リーグの扉からアオイが外に出ると、空は夕焼け色に染まっていた。日が暮れる最中急いで坂道を下りていくと、道端に立っているタクシードライバーの男が手を振って挨拶をしてくる。

    「おーい。今帰りなのかい?」

     アオイは男に何度も会ったことがあり、初めて会った時にはポケモン勝負を挑まれたがその強さは並々ならぬものだった。男の手持ちが6体揃っていたら負けていたかもしれない、とあの時リーグに挑戦するため準備万端で挑んだにも関わらず苦戦を強いられたアオイは彼に一目を置いていた。

    「はい、今日はリーグでの会議だったんです」
    「まだ学生なのに仕事だなんてきみは偉いね。おじさんが寮まで送っていってあげようか?」

     傍らにはそらとぶタクシーの白いゴンドラが置かれ、その上には複数のイキリンコたちが羽を伸ばしている。恐らく彼はリーグを利用する来訪者や職員相手に客を取るためにいつも此処に居るのだろうな、とアオイは思った。彼の手持ちポケモンたちが強いのは数々のリーグ挑戦者たちと戦ってきたからだろうか。そう考えると、彼こそがリーグの第一関門とも言えるのかもしれない。
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    はんちょー

    MOURNINGビジネスライク・バディ書きかけ
    斎藤さんの推理パートが書きたかったらしいが気力が持たなかったメモが出てきたので供養。
    妖刀編書く前のだから雑い。

    宮内庁から盗まれた聖遺物を追っかけて山中ドライブみたいな場面だったと思う。続きはたぶん書かない。
    ビジネスライク・バディ(未完成) 聖遺物の裏取引を追う最中、小休止に立ち寄った道の駅でのことだった。


    「どーもどーも。お待たせしちゃってすんませんねぇ、渡辺さん」

     向こうからやってきた斎藤のヘラヘラ顔に、渡辺はわずかに眉をひそめた。
     正確には、彼が両手に持っているものに、だが。

    「なんかこういうトコの料理ってやたら美味そうにみえません? 僕けっこう好きなんですよね。……あ、勝手に買っといてなんですが、蕎麦でよかったです?」
    「……ええ」

     斎藤は一方的にペラペラ喋りながら、戸惑う渡辺の手前に、どうぞ召し上がれとトレーを置いた。
     湯気立つ蕎麦の中身を見つめ、渡辺はますます険しい顔になっている己を自覚する。

     駐車場に停めるなり、「ちょっと待っててくれます?」と言い残して店内に入っていった斎藤。トイレでも借りるのかとフードコートで待機するも一向に返って来ず、冷めた缶コーヒーを飲み終えるころにやっと姿を見せたと思ったら、この始末である。
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