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    ネームレス

    yama__0000

    MAIKINGセキ主♀ ネームレス
    メイン任務ほぼ完了 ポケモン図鑑未完成
    タイトルは仮

    アルセウスを始めて最初はなんとも思ってなかったのですが、途中からもうセキさんの魅力に気づいてしまって死にました。
    一旦筆がここで止まってしまったので、完成次第pixivにあげます🙇‍♀️
    やっぱりこの色男は危険だ 昔のヒスイ地方に飛ばされてだいぶ時間が経った。それでも調査隊としての「図鑑を完成させる」ことがまだできておらず、アルセウスフォンにも表示される「すべてのポケモンにであえ」という自分にしかできない「任務」もまだ達成できていない。
     自分の時代とは違う生活や文化にもちょっとずつ慣れてきて、ギンガ団の人たちも優しくしてくれて大きな不便はない。
     シンジュ団やコンゴウ団の長であるカイさんやセキさんとも話す機会が多く、ラベン博士やテルもいて、相棒たちもいるから不思議と寂しさもない。
     ……もっと言えば、セキさんとはお付き合いを始めたから、今の気持ちとしては早く完成させて現代に戻りたい、とは強くは思わなくなった。付き合う前はここにいてはいけないであろうはずの私が、この時代の人間と恋人になってもいいのか、とか悩んだけどセキさんからの告白を聞いて、両思いであることを知りながら断るなんてことはできず、悩みながらも喜んで受けた。
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    ch6ee

    DONEお疲れの七海は認知能力が落ちたりしてかわいい、とか幼い語彙を喋ってほしいな〜と思っています。そこまで働かせないであげてほしいです。※ネームレス健全夢です
    就眠儀式 ひどく疲れた出張だった。それでも予定よりも一日半早く終わり、日本にいる補助監督に有り余る無理を依頼しながら七海は飛行機のスケジュールを繰り上げさせ、今から間に合う最も早い東京行きの飛行機――羽田の終電ギリギリ時間になるだろう予約――の発券番号を手に機場に向かう。
     預入荷物の奥に鈍の刃も仕舞われ、ついでにコートを預入荷物の隙間に詰め込んで預けてチェックインすれば、変更された予約はきちんと通り、薄い冊子にハンコを押され、数時間を過ごし――最終的に告げられたのは大雪での出発遅延のアナウンスだった。シャワーを浴びてなおイライラしながら七海はグラスを傾けながら続報を待つ。
     ラウンジの新聞に飽きて適当に洋書を買い、文字を目で追いながら耳は順延のアナウンスを追う。まだ彼女にいつごろ帰れそうだ、だなんて通知を送っていなくて良かった。きっと彼女はそれを聞いたら起きて待っていただろうから、必要以上に待たされる体験は自分一人で十分だ、と七海は白く、他の情報を消してばかりの大きなガラス窓に視線を向けながら思う。
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    wui_albion9

    MAIKINGジェイ監♀、長編になるかな?と考えている小説の冒頭〜書けている部分の公開となります。

    ※完結予定時期は未定
    ※twstの世界観、魔法の歴史(魔法の成り立ち的な部分)、その設定に関しての捏造がございます。
    ※現時点ではネームレス監ですが、後々名前が出る可能性があります。

    少し推理モノっぽい風味が出せればなぁと思っているのですが、技量がそこまで到達できるかどうか…
    『幸せな終末論(仮)』 1.


     ――明日世界が終わってしまうとしたら、先輩だったらどうしますか?

     昨日の別れ際に彼女の口からこぼれた言葉は、いくら授業に集中しようとも頭から離れていかない。精密な魔法薬の調合をしていても、各国の興味深い歴史に耳を傾けていても、気まぐれな箒を操っている時でさえも、何だか妙な魔法をかけられてしまったかの様に脳裏に色濃くこびりついて、そしてその言葉が繰り返される度に何故だか鋭い痛みを伴って、心臓を薄らと切りつけていく。
     あの時、彼女の顔は見えなかった。暗がりで最後に見た背中はいつもと変わらず小さくて、唐突に伸ばしかけた手は届くことなく宙を撫でただけだ。その言葉の意味を正しく理解できないまま、しかしその言葉の裏側を知りたくて仕方がない気持ちを抱えたまま、ただひとりその場に取り残されていたのが昨晩のこと。
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