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    ファウスト

    tono_bd

    DOODLEある時から女体化の変身魔法を続けているファウストについて、ヒースクリフ視点で語ってもらいました。
    妊娠・出産の話です。

    ※ある年の大いなる厄災の襲来で犠牲者が出ている旨の表記有り。誰が死んだとかは明記しておりませんが、死ネタを含んでいます。苦手な方はお気を付け下さい。
    ※フィガロのフィの字も出ません。
    ヒースクリフによる独白 暫く前からファウスト先生が女体をとっている。
     普段から体型の出にくいキャソックにマフラーを掛けていたから見た目には大きな違いが無いが、僅かに縮んだ背丈や一回り小さくなった手の平、喉仏が消えて高くなった声は隠せていない。そもそもファウスト先生本人は隠そうとしていないのだと思う。ただいつも通りに振舞っているだけなのだ。ファウスト先生は何もその体の事を説明はしなかったけれど、俺達も無理に聞き出そうとはしなかった。いの一番に問い詰めそうなシノですら、「変身魔法のやり方を教えろ」と講義を希望するだけだった。
     俺達は東の魔法使いだから。突然の変化に驚いたり、騒ぎ立てる事はしない。でも西の魔法使い達だって、ファウスト先生の体の事は誰も核心の部分は触れなかった。変身魔法が得意なムルは面白がって一時期女体で過ごしていたが、それも半月もすれば飽きてしまっていた。
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    13_rooms

    DONE学生ネロ×作家ファウストで、ネロがファウストに自分の片腕をひと晩貸してあげる話。設定は川端康成の「片腕」のパロディです。
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    ネロ×ファウスト現パロwebオンリー「ネオンの現に祝杯のファセット」開催おめでとうございます!遅刻してすみません!
    アンディーヴと眠って「先生、眠れないの?なら片腕をひと晩貸してやろうか」

     先生、と僕を呼ぶ彼は、右腕を肩からはずして、それを参考書のうえに置いた。僕はおもわずあたりをみわたす。旧い喫茶室は昼間でも薄暗く、煙草の煙で視界がわるい。おまけに狭い店内のあちこちによくわからない置物や観葉植物が置かれているせいで、僕らの席は完全に死角になっているようだった。(もっとも、この店の主人も客も、他人に興味を払うような性質ではないのだけれど)
     ネロは残ったほうの手で頬杖をつき、僕のほうをじっとみつめた。都内の私立にかよっているという彼は、大抵学校帰りの制服姿でこの店にやって来る。着崩した指定の上着となにかのロゴがはいったTシャツ、フィラのザック、履きつぶしたコンバース。けれども今日はそのシャツの片袖が、萎れた花みたいにうなだれている。僕はテーブルに置かれたものに眼をやった。どこをどうみても、それはやっぱりネロの右腕だった。中指にできたペンだこはみなれたものだったし、手首につけたリストバンドはいつも彼がしているものだ。だというのに、彼の手を離れたそれは、酷く馴染みのない置物のようにみえた。例えば博物館の硝子ケースに飾られた化石や恐竜の骨みたいに。いや、この場合、文字通り手が、離れたのか。ぼんやりとした頭で、つい、くだらないことを考える。
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    ngw

    DOODLE現パロオンリー用の展示です。捏造しかないです。
    大学生ネロ×吸血鬼ファウスト。
    全年齢の軽いギャグコメディです。お好きな方はよろしくお願いします!
    注意:ファウが嘔吐します。お気をつけください。そして、フィガロに対してめっちゃ弟子です。

    読んだよ!とか、一言もらえるととても喜びます😂
    https://odaibako.net/u/nigawam
    狭いけどゆっくりしてってよ 生まれてこの方見舞われたことのないほどの空腹を感じながら、僕は夕暮れの街を飛んでいた。
     何の変哲もない住宅街はオレンジ色に染まって輝いている。コウモリの飛翔はもともと安定しているとは言い難いが、力が入らなくていつも以上に上下左右にぶれてしまう。エネルギー切れで目がかすみ、真下の道路を走る選挙カーのウグイス嬢の大音量の囀りが頭痛を誘っていて、いよいよ絶体絶命であることを悟る。そろそろ何かを食べなければ。だがこの街には食べるものがない。回らぬ頭で、なんとか垂直落下は避け、手近なところにあったマンションのベランダに飛び込む。誰かが住んでいる部屋のベランダだといいが、空室だったら、本当にもう終わりかもしれない。誰かがやってくることを祈りながら、僕は物音を立ててベランダの冷たいコンクリートの上に落下した。
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