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    ファウスト

    yuukei213648

    DONE6/18「謎めく厄災のミステリオ」にて展示の小説。
    ラスティカとファウストが西の国の貴族の屋敷に「夜になるとひとりでに鳴り出すフルート」という異変を解決しに行く話。
    パス外しました!
    カメリアローズの物語 夜になると、一人でに鳴り出すフルートがあるのだという。
     その調査のため、西の国のとある貴族の屋敷に向かうことになったのは、ラスティカとファウストだった。賢者は申し訳なさそうに、近頃依頼が立て込んでいて、手が空いている魔法使いがこの二人だけだったと言った。けれど、音楽に精通しており、西の国の貴族の生まれであるラスティカと、自身の家業である呪いだけでなく様々な分野の魔法に詳しいファウストならば、きっと異変を解決してくれるはずだとも言った。ラスティカとしては賢者にそう言われれば悪い気はせず、そのフルートが鳴らす音色にも興味を惹かれ、お気に入りの東の魔法使いであるファウストと一緒の任務だと聞いて喜んだ。ファウストはといえば、この先の苦労を思ってため息を吐いたし西の国の貴族には嫌な思いをさせられた事があったので渋い顔をしたが、他ならぬ賢者の頼みであるので引き受けた。同年代のラスティカと話が合うわけではなかったが、西の魔法使いとはいえ一対一ならば比較的なんとかなるものなのだ。
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    mgn_nao04

    DONE2022年6月4日開催の「ひかる星々の名前を教えて」展示作品です。
    もう一つの展示作品のファウスト視点になります。
    現パロ、所帯じみたファウスト、晶くんがかわいくて仕方がないファウストが出てきます。
     おやすみの挨拶とキスを交わせば、晶はほっと緩んだ表情を見せ、ベッドに潜っていく。早くもうとうととする彼の髪を撫で、僕も目を閉じた。何よりも愛する恋人との夜。心安らぐ時間は過ぎていく。
     朝は僕の方が早く起きる。朝食を作りながら、晶が起きてくるのを待つ。味噌汁の匂いで起きてくる彼は、食欲に素直で大変可愛らしい。目を擦りながら起きてくる彼を見るために朝食を作っている、というのは少々過言か。
     晶が食事を残すことはない。僕が食事を作ればいつもおいしいおいしいと言いながら頬張り、時にはおかわりまでして完食する。作り手冥利に尽きるような笑顔を見せてごちそうさまをする彼は本当にかわいらしく、ついつい世話を焼きたくなってしまう。彼自身はそれを申し訳なく思っているらしく、休日には朝食や弁当用にと作り置きのおかずを作ってくれたり、気がつけば家事をやってくれたりしている。僕は一人暮らしが長いから慣れていると言っているのに。世話をさせてくれない健気なところも、晶のいじらしい長所だ。
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    inutotori1

    MAIKINGファ&ネ全関係性内包Webオンリー『隣にいてもいなくても』開催おめでとうございます!2の開催もやったー!!
    全く間に合わず、二次会にも大遅刻ですがキリのいいところまでやっと仕上がったので上げます……。これからアフタータグを廻るぞ!

    ※ネロシノとファウストの話です。ネロとファウストの間に恋愛要素はありません。
    ※シノのみ先天性女体化、捏造設定多数あります
    罪悪感と呪いの話 いつだったかも覚えていない、何百年も昔のことだ。
     傷にも思い出にもならない、ただ通り過ぎたいつかの記憶。



     朝食の仕込みが早く終わったんで、偶には、と魔法舎にあるバーに足を向けた。
     静かに飲める雰囲気じゃなきゃ帰ろう。薄く開けたドアから様子を窺うと、ぐい、と思い切りドアが開いて勝手に中に吸い込まれる。

    「じゃじゃーん!ご開帳じゃ!」
     双子の明るい声が響いた。普段は静かな店内が、今日は随分賑やかだ。無理やり連れて来られなければ、絶対部屋に引き返してた。
     あまりバーでは見かけない若い魔法使いたちが、双子と、その前に広げられた怪しげな骨董品を囲んでる。

    「……なに?露店でも出してんの?」
     店主好みの趣味の良い調度品も今は脇に寄せられて、中央にできた空間に雑多に品が並んだ様は、さながら西の国の蚤の市のようだった。
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