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    メンタル

    HakuKamijyo

    DONE444の時の病引、番犬に連れられて散髪するの巻。
    拙宅引は444時マジ病み1000%なので髪の毛伸びてたりメンタルを壊している。

    空にいるときに邪魔にならないようにとか言われて短くされる。
    切ってちゃんと人の顔を見るようになるトリガーと、はじめてトリガーの顔を見た番犬。
    という落書きのラフだけあってこっちが先にできたが勢いだけで書いて今日読み直してなどない(くそ
    散髪 懲罰部隊にやって来た『新入り』の顔を二度と見ることなどないだろうと、作戦初日に罪人共の賭けに乗った。
     偶然にも他の囚人たちと違い、連行される男の姿を一目見た優位性があったのだ。
    俯き、丸まった背のまま歩みを進める姿は生きるという意思を手放した、今にも絞首台に歩み出しそうな。まさに生きる屍のようだと感じたからだ。
     しかし空での彼は、指示も出さないうちから敵性航空機の背後を取り、丸腰状態でも臆することなく追尾し、攻撃の許可を出せばどの囚人よりも的確な働きを見せてのけ、『新入り』は罪線の数に違うことなく敵を葬り去り陸の牢へ帰還した。
     結果、バンドッグの財布の中身は囚人たちの懐へと消えた。
    トリガーと呼ばれた、その『新入り』はバンドッグの記憶にしかと刻まれることになった。
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    su2vu

    MAIKINGお笑い芸人の直哉が場末のショーパブでステージに立つ甚爾を見て「一緒に漫才やらへんか」と誘い、本気でM1チャンピオンを目指すも、どつ本のカリスマ的面白さに打ちのめされてメンタルブレイクする話 たぶん続きます
    タイトル未定 甚直お笑いパロ 1 今年あかんかったら辞めよか。毎年毎年、浮かんでは消えていくその一言が言えんまま、五年の月日が経った。

     無所属のピン芸人が場末のショーパブでシノギを削っている。そんな噂を聞きつけた先輩が、俺に声を掛け、退屈をまぎらわせるために興味本位で飲みに行ったのが、全ての元凶やった。その頃の俺は高専時代の同級生と一緒に入学した養成所を卒業して三年、満足いくネタも作れん、バイトに追われてネタ合わせも出来ひん、そんな箸にも棒にもかからん日々を過ごしとった。そんな毎日をぶち壊してくれたのが、ショーパブのスポットライトを浴びる甚爾くんやった。
     なんていうか、第一印象は「なんでこの人お笑いやってんの?」やった。整った顔立ち、恵まれた肉体。女誑かして金巻き上げる仕事か、オッサンびびらして金巻き上げる仕事の方が似合うやろ、と思った。黒くてピチピチのシャツに、民族衣装みたいな綿のズボン。なんやこいつ。でも、気になる。目ェ離したら、知らん間にオモロいこと起きてまうんちゃうか、みたいな不思議な魅力があった。口元の傷痕は、メイクやろか。時間にして、わずか三十分足らずのショーやった。体感十秒。気ィついたら終わっとった。瞬きすら許されんかった。それでも、間違いなくオモロかった。この人に着いていったら間違いない、そう確信した。
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    osatousarasara

    DOODLECURI●の粉雪ひっさしぶりに聞いたら降ってきたので頑張りました。センチメンタルきょうじくん冬の日の奇跡に遭遇するお話。時間無くて推敲あんまし出来なかったので誤字脱字あったらごめんなさい(普段もそんなしてないのでは???)
    君を呼ぶ雪「あ〜何度目やコレ?ま、ええか。よお狂児ィ、お勤め御苦労さんっと」
    チン、とグラスが擦れ合い歓声をあげる。ありがとうさんです、と短く揃えられた頭を下げつつ、相手のグラスの中身が自分のものに飛び込まないよう器用に避けた。
    初夏の日差しを日中たんまり浴びた喉に黄金色の炭酸酒はよく沁みるらしく、アニキ分の小林は嬉しそうに目を細めて飲み下していく。
    先の台詞の通り、成田狂児が灰色の虜囚から人間に戻って数日、あちらこちらで祝杯の誘いを有り難く頂戴し、いささか食傷気味になってきた時分を見計らったように、ちょっと付き合えやと誘われた先が、こじんまりとした小料理屋での二人きりの一席であった。
    言うて鉄砲玉になったわけでも誰ぞを庇ったわけでもなし、貰い事故みたいなもんで名誉もクソもあらしませんわ。と独りごちると、ええやん、みぃんな祝うてくれるんやから貰っとき、とドスドス脇を小突かれた。
    4800

    しんした

    PROGRESS七灰原稿
    あの世で再会した七灰(28×17)
    いろいろ思い出の中を巡る二人。最後の方はセンチメンタルな感じです。
    誤字脱字等チェックしてないのであればスルーしてください。
    夏インテ原稿(七灰)②


    夜の砂浜を歩いていたはずが、徐々にもやが立ち込めて周りの景色は朧げになっていく。そのまま進むともやさらには濃くなり、いつしか辺りは真っ白な空間へと変わっていた。前後左右どころか上も下も白一色で、足を動かしてはいるが本当に歩けているのかわからなくなった。
    「ここは」
    「境目、かな。四季の場所を繋いでるとこ」
    とはいえ、周りはただ真っ白なだけで、他の四季がどこにあるのか見当もつかない。七海がキョロキョロと視線を漂わせていると、灰原は小さく笑って言葉を続けた。
    「大丈夫だよ七海。迷子になんてならないから」
    「別にそんな心配していない」
    「ほんとに?手、繋ごうか?」
    そう言った灰原は、少しだけ悪戯っぽく目を細めて手を差し出してきて、七海は微かに瞳を大きくさせた。あの世で再会してから手を繋ぐどころか抱きしめあったりしているのだから、別に今さらという気持ちは少なからずある。しかし、なんだかこれは子ども扱いされているようで少々不服であり、きちんと自分の気持ちを伝えていない状況で灰原の提案に甘じんてしまうことは、やはりどこか悔しかった。
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