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    ルフィ

    とーい

    DONEメラムギ展示作品


    あてんしょん!

    ●ワノ国IF
    ●サボと乗最初の別れも、頂上戦争もない世界線
    ●サボはエースと別々に海に出た後、いつしかその思想や理念に共感を覚えて革命軍に入った、という設定
    ●エースは一度断念した、ワノ国への介入を白ひげに許可されて、現状を探るためイゾウらとともに潜入中
    ●ルフィは概ね原作通りの経緯でワノ国へ(でも最後にしか出てきません)
    【メラムギ展示用】外つ国(とつくに)の三炎(はな)、ワノ国に舞い落つ 多くの人で賑わう城下町、〈花の都〉。若芽薫るあたたかな風にのり、桜花が舞う。
     都の名にふさわしいあたたかさと華やかさを楽しむ人がにぎやかに行き交う往来で、ひとりの浪人が不意に足を止めた。
     見れば、陽の光を受けて煌めく黄金に惹かれた花弁が一枚、浪人の髪に淡い彩りを添えている。
     ゆるりと波打つ金糸からつまみ取った花弁を眺める立ち姿は、どことなく身分の高さを思わせる雰囲気もあり、まるで人気役者の絵姿。わざとらしく用のない店で足を止めたり、歩調を落としちらちらと横顔を盗み見ていたりした女たちが、悩まし気な吐息を漏らした。
     ただ、端正な顔に大きく残る火傷の後や、鮮やかな青地に力強く踊る綱と紅白の紙垂をあしらった派手な文様という装いに臆し、遠巻きに眺めるだけ。
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    ranl_l

    MOURNING今回はローさん生誕祭ということで…!
    ほっこりルローのお話です。
    ルフィが海賊王になった後の設定。
    余生と言うには若すぎますが、
    冒険してる間会えなかった時間を二人でゆっくり過ごしていたらいいな〜って所から思い浮かびました。
    個人的に金木犀が大好きなのでって所も入ってます()
    相変わらず自分の脳内ルローの性格ですが広い心で汲み取って頂けると幸いです。
    なにより、
    ローさんお誕生日おめでとう!!!
    キンモクセイと金木犀海賊王という座に君臨し、世界中を旅してから幾分過ぎただろうか。



    ここ2、3年は四季に賑わうこの島でルフィは恋人であるローと思いのまま過ごしている。
    夏の暑さは身を潜め、冬に向かい身支度をする秋の冷えた風が島には吹いていた。



    基本他のクルー達は思い思いに過ごし、ごく稀に両船の数人が遊びに来て他愛もない話をする日もあった。



    この日は女性陣が遊びに来ていた。

    ローとルフィの為にフランキーが建ててくれた寝室と水周り、キッチンのみある海沿いの小さな家のバルコニーでロビンが一人読書をしている所にルフィが近づき胡座を描き隣に座る。
    何か言いたそうだが口をへの字にして首をぐりんぐりん傾げながら、性に合わず悩み続ける船長に思わずロビンが古書から顔を上げ一声掛けた。
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    hatonyan_nyan

    SPOILER暁月メインクエ後のブランシュちゃん。アルフィノくん視点
    彼が最期に狩ったもの戦いの中にあって、頬が自然と緩むのを感じる。ああ、こんなのはいつぶりだろう。
    いつからだろう。どこからだろう。国が、世界が、星が、終末が。そんな戦いばっかりで。無意味だったなんてことは絶対にないし、自ら望んだ旅ではあったけど、それでも苦しい道のりであったことは間違いない。けれどその終着には。こんな楽しい戦いが待っていた。
    あなたは楽しいだろうか。あたしとの再戦、ただそれだけを望んで、こんな天の果てまで飛んできたこの人は。いえ、きっと楽しいはず。だってあたしがこんなに楽しいんだから。そうね、今なら確信を持って言える。
    ───このひとは、あたしのともだちだ。


    *****


    あの人がラグナロクに転移してきた瞬間のことは、今でも忘れられない。最初、その場にいたほとんどの者が、それを彼女だと認識できなかった。したくなかった、のほうがより正確かもしれない。私たちとは見え方が違うヤ・シュトラが恐る恐る名前を呼んで、そこから皆ようやく金縛りが解けたかのように駆け寄った。いつも綺麗な真白い髪は血に塗れて見る影もなく、見えるところも見えないところも傷を数えたらキリがない。けれどその惨状の中で一番恐ろしかったのは、彼女が満足そうに口許に笑みを湛えていたことだった。
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