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    五条

    xxshinopipipi00

    SPUR ME7/30新刊サンプル第4話です。
    当主×呪専の五夏、唯一の1年生すぐるくんが五条家の当主様に気に入られる話。
    すぐるくんが五条のおうちに行く回です。モブが若干でしゃばる。

    前→https://poipiku.com/532896/9061911.html
    イカロスの翼 第4話 目の前に聳え立つ大きな門に、夏油はあんぐりと口を開けた。
     重厚な木の門である。その左右には白い漆喰の壁がはるか先まで繋がって、どこまで続くのか見当もつかない。
     唖然としている少年の後ろから、五条はすたすたと歩いてその門へと向かっていく。
     ぎぎ、と軋んだ音を立てて開く、身の丈の倍はあるだろう木製の扉。黒い蝶番は一体いつからこの扉を支えているのか、しかし手入れはしっかりされているらしく、汚れた様子もなく誇らしげにその動きを支えていた。
    「ようこそ、五条の本家へ」
     先に一歩敷地に入り、振り向きながら微笑んで見せる男。この男こそが、この途方もない空間の主であった。
     東京から、新幹線で三時間足らず。京都で下車した夏油を迎えにきたのは、磨き上げられた黒のリムジンだった。その後部座席でにこにこと手を振る見知った顔に、僅かばかり緊張していた夏油は少しだけその緊張が解けるように感じていたのだけれど。
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    akiran_ss

    MOURNING日焼け跡の皮剥きって楽しいですよね?私昔から赤くなるタイプで自分が皮が剥けることがない為、日焼け跡の皮剥きを父親とかのやつをついつい剥かせてもらっていたのを覚えています。

    皮を剥く、という言葉に下ネタがあるのに気づいて書き上げた、アオハルさしす歌の話。

    下品です。
    五条がち〇こ、とか言ってます。
    そしてネタがめちゃくちゃそういうネタです。
    苦手な方はそっと閉じてください。
    黒くなるか赤くなるか 七月夏真っ盛り。
     その日五条悟は単独任務の為、一人遠方に行っていた。
     任務は秒で終わったものいかんせん距離が遠く、五条が高専に戻ってきたのは夜の八時を越えていた。
     部屋に戻ることなく五条が向かったのは女子寮と男子寮の間にある食堂兼談話室。
     この時間なら任務を終えた生徒は自室かそこにいることが多い。
     親友の夏油傑と、同期の家入硝子、それに三歳年上の庵歌姫がだべっているだろうと考えて向かったのだ。
     入り口に立った時、いつもの定位置にいたのは、親友の夏油と歌姫だった。
    (……二人だけって珍しいな)
     二人は向かい合わせではなく入口に立つ五条に背中を向けるように横並びに座っている。
     楽しそうに笑顔を見せる歌姫と、困ったような笑みを浮かべる親友と。
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    とふゆ

    DONE津美紀視点の五伏(未満)
    津美紀と五条が喋っていて、ショ恵は寝てる。
    五伏左右相手ド固定が書いた後に五伏になる五と伏なので五伏です。

    弟をとても大切に思っている津美紀は、突然現れた胡散臭いほど綺麗な顔立ちの男がいつか恵みを連れて行ってしまうのではないかと内心怯えていて……。

    ※web再録『今日をおしえて』内の「トイレットペーパー革命」後の話ですが、そちらを読んでいなくても特に影響はありません。
    彼とあの子「五条さん」
     うん? と振り返った五条の視線が宙をさまよう。思い出したように視線を下ろす様を見て、自分はもとより彼の眼中にないのだろうと津美紀は思う。
    「なぁに? 津美紀ちゃん」
     五条の口元が一瞬で笑みの形に変わる。真っ黒な眼鏡で隠されたままの瞳はどんな表情を浮かべているのだろう。津美紀の目線に合わせるように膝を折った五条を見つめながら、津美紀はもう一度固い声で男の名を呼んだ。
    「五条さん」
     軽く首を傾げた五条がサングラスを親指で持ち上げた。露わになった宝石のような瞳が津美紀の瞳とかち合い、瞬き、ふと表情を改めた。そしてサングラスをはずし胸ポケットに納めながら、五条が問う。
    「どうしたの。津美紀ちゃん」
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