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    子供

    Psich_y

    SPUR ME尻を叩かせてください。
    10/27オンリー発行予定


    今世は比較的「普通」に暮らせているある子供が、喋る古代遺物と出逢って運命を知る話。

    ※アベンシオ(広義)
    ※無知転生カカワ×自分をシオだと主張する対概念級古代兵器な火
    ※現代風未来+武器精霊化パロのようなもの
    ※スク→シオの匂いがする
    「知らない天井だ……」
     カカワーシャがこうして覚えのない天井の下で目覚めるのは、二回目だった。
     慣れた様子で上体を起こし、周囲を見回す。
     不思議な紋様の描かれた白い石の壁。少し湿ったような空気。左右対称に立つ、古めかしい装飾の掘られた柱たちが示す先には、閉じた石の扉がある。何らかの呪術的な紋様が施された――それは植物文様か、巨大な鳥の顔のように見えた――扉の奥からは青紫色の光が溢れていて。聳え立つそれらは、まるで美術の教科書に出てくる、古代遺跡の見本のように見えた。当然記憶はない。記憶はないが、心当たりはある。
     かたん。慎重に動かした手が、固いものに当たった。見れば、カカワーシャが寝ていたところのすぐ傍に、透明なキューブが転がっていた。中で、扉の向こうから漏れているのと同じ、青紫色の炎が、眠っているように、緩やかに揺れている。
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    07tee_

    DONEbllの無い世界線の幼馴染みseis♀。過去捏造しまくい。seさんが比較的マイルド。受けが息するように女体化してる。seis♀子供時代続編。seさん渡西済みでisg♀は一難高校でサッカーをしてる。seさんにうっすら経験あるような表現有り。
    冴が来た(2) 夏と冬の長期休暇になれば、潔家は当然のように糸師家に遊びに来た。両親よりも先に凛が飛び出して、よっちゃあん!と出迎える。りんくんだあ、ふにゃふにゃと笑って世一は凛と抱き合って、冴にもしがみついた。冴は変わらない頭のてっぺんのくせ毛を潰す様に撫でまわす。世一がふにゃふにゃあと相好を崩すまで撫でるのだ。
     三人が集まればいつも決まってサッカーをしていた。三人それぞれが地元のサッカークラブで活躍していて、サッカー一辺倒だったものだから自然の成り行きだ。朝から公園に出掛ければ、親が呼ぶまで興じるぐらいには夢中であった。ずっと、三人で、だ。他の子供達がその輪に入り込む隙間がないぐらい仲良しだった。
     一年、二年と時を重ねても、世一は鎌倉に遊びに来た。ある程度自立を覚える頃には両親抜きに来るようになり、糸師家に滞在するようになった。冴と凛の二人部屋は世一が来ると三人部屋となり、夜更けまで部屋の明かりが消えることがなく、子供のはしゃいだ声が鳴りやむことがなかった。
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