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    実家

    7nka29tteru4

    MOURNING以前まじで忙しかった時に現実逃避したくてちまちま書いていた嫁ポケたちと生活する話です。途中で終わってますが書き終わる見込みが無いので供養🙏
    ちなみに作中の「私」は実家を出て六年以上経ってそこそこ広い部屋に住んでいますが、現実の私(2021年現在)は実家を出て六年も経っていない上に完全に独り身or学生用のめっちゃ狭い部屋に住んでいます。
    理想の生活 朝、強い日差しを感じて目を覚ます。真っ先に感じるのは程よくぷにぷにでふわふわした、ライチュウの柔らかい身体だ。滑らかな毛皮の身体は、私の隣で気持ちよさそうな寝息を立てている。起こさないようにそっとコッペパンのような手をにぎにぎして、電気袋に触れないように気をつけながら小さな頭を撫でてベッドを出た。
     立ち上がって伸びを一つ。日が照っている方を見れば、ベランダで仲睦まじげに肩を並べる二匹。リーフィアとキュウコンだ。天気が良いとすこぶる調子が良くなるリーフィアと、晴れ男のキュウコンは相性が良い。バトルやタイプ的な相性だけでなく、性格的にも相性が良いのだろう。二匹は姉弟のように仲が良く、いつも一緒にいる。ベランダで朝の日差しを浴びるのは二匹の日課であり、あの日差しに私はいつも起こされている。
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    ムー(金魚の人)

    DONE同道後、1年くらい
    実家に帰らせていただきますと書き置きを残して消えたチェズレイを追ってヴィンウェイに来たけど見つからず途方に暮れたモクマさん
    実はミカグラ島の海岸にいたチェズレイ
    のモクチェズ(まだ付き合ってない)
    だいぶ書き散らかしてる。
    初夜の前に結婚させな!
    ヴィンウェイ国 とある酒場 店内――
    身が痺れるような真冬の寒さをアルコールで癒そうと度数の高いお酒が次々と注文される。
    注文を受け取った店員が大きな声で復唱するのをモクマはぼうと眺めた。
    目の前にはウイスキーロックが注がれている。
    手慰めにグラスを揺らした。琥珀色の液体が波打つ。
    ガタリと、隣の席が引かれる。
    あ、そこは相棒の席だから――と言いかけて口をつぐんだ。
    モクマの相棒はこの店には居ない。いや、この国にもいない――
    「おーおー、今日もダメだったのか?おっさん」
    モクマの隣に座った筋肉質の男が項垂れるモクマへ声をかけた。
    既に見知った間柄だ。この店に何度か通ううちに仲良くなった。人生相談もした仲だった。
    だから、モクマは緊張を解いて唇を尖らせた。
    「もう途方にくれちゃう……。俺、あいつのこと何も知らないなあって」
    「ははは」
    快活な笑い声に怒る気力も湧かなかった。
    「その人、知り合いですか?」
    筋肉質の男の脇からぴょこりと眼鏡の若い男が顔を出した。初めて見る青年だ。どうやら筋肉質の男の後輩らしい。
    「飲み仲間だよ。実家に帰るって書き置き残したヤツを探してるんだと」
    先輩のざっく 6507