戦国
IKKM_195
MEMO⚠️2枚目、さす狛の子供注意⚠️こんな子が産まれそうだなーって妄想。説明文は戦国世界線軸の話。
狡猾な忍びと本音が言えない人の子供+演劇部は絶対に本音を言わない演じるっぱなしの子になりそう。きっと、本音を見つけてくれる人が恋人になるんだね…。 2
白無地自由帳(なまえ:いずうら)
TRAINING20211017。ちょっと絵を描くネタにもいつも困るので、今日から私の好きなゲーム10選やってくわ!①!『戦国無双』シリーズ〜。はい神〜
これはアクションは爽快なのにストーリーは悲哀や情趣があり、もうハマりまくったよね。もうね。おもしろしゲームの極みですよ。
そんで私を明智光秀公フリークにしたよね。
大河ドラマ主役につけるまでに光秀公を顕彰したのはこのゲームと言っても過言ではない!
yukiji61
PROGRESS今度出す新刊の一部、「犬神宿儺と恵」。獣化です。8p。前に描いた獣化本の犬神宿儺とはパラレルワールドだと考えていただけると良いと思います。戦国時代とかその辺のイメージ...宿儺の暮らす世界を選んだ場合の恵です。(2021.10.05 追記)
後日談18p追加しました。満足〜!みんなでずっとのんびり暮らしておくれー!! 27
流浪 @阿七おいしい
DONE遙か7 阿七 √ED後、旅途中やむなく山中で野宿することになった話。最初に出たCD「運命の絆」手に入れて、そういえば七緒ちゃんが火怖い話書いたことないなぁって思い立って勢いで書いてみた。
料理IH派なら戦国結婚後は大変だろうな…。
CD色々新しい発見もできたし、阿国さん版風雲の時空も歌い方一人だけクソ可愛くて和んだし、一旦満足です(*´ω`*)ホクホク
2021.10.5
山の一夜 ──しくじった…。
日没も近く、木々を通して辺り一面長い影と夕焼けの橙に染まる山中、足許に落ちる乾いた枯れ枝を選んで拾い集めながら、阿国は嘆息した。
──これまでさんざ気を付けていたのに、仕方ないとはいえあれさえなけりゃ…。
忌々しく枝葉の隙間から覗く、夏より短くなった秋の夕空を睨む。どこからか山に帰ってくる鴉の鳴き声が聞こえる。それで改めてまざまざと日没を知らされて、諦念半分、しかしいつまでも消えない口惜しさに鬱々としてしまう。
「…まぁとにかく、早く戻らないとね。いつまでも一人待たせておくのは危険だ」
空から視線を切って溜息をこぼすと、それで一旦後悔は横に置いて、一抱えほどの十分な量になった枯れ枝を小脇に抱え直すと、阿国は来た道にならない道を目的の場所に向けてまた引き返した。
4418日没も近く、木々を通して辺り一面長い影と夕焼けの橙に染まる山中、足許に落ちる乾いた枯れ枝を選んで拾い集めながら、阿国は嘆息した。
──これまでさんざ気を付けていたのに、仕方ないとはいえあれさえなけりゃ…。
忌々しく枝葉の隙間から覗く、夏より短くなった秋の夕空を睨む。どこからか山に帰ってくる鴉の鳴き声が聞こえる。それで改めてまざまざと日没を知らされて、諦念半分、しかしいつまでも消えない口惜しさに鬱々としてしまう。
「…まぁとにかく、早く戻らないとね。いつまでも一人待たせておくのは危険だ」
空から視線を切って溜息をこぼすと、それで一旦後悔は横に置いて、一抱えほどの十分な量になった枯れ枝を小脇に抱え直すと、阿国は来た道にならない道を目的の場所に向けてまた引き返した。
takatowasi
DONEお題のやつその2 現パロ光鹿シャチの抱き枕 夕食後のひと時。
リビングのソファでゆっくりテレビを観ていた鹿介に光秀が隣に座って話し掛けた。
「今度休み取れたから旅行に行けるぞ。鹿介」
「ほんと?よっしゃ!温泉行こう、温泉!」
昨日、温泉旅行二人で行きたいなと、たまたま旅行番組を観ていた鹿介からお願いされた光秀は、その願いを叶える為に早々に休みを取って願いを約束に変えた。
光秀は誰かとの会話の内容をしっかりと覚える位に記憶力が良く、特に鹿介との会話の内容は完璧なまでに覚えている。
「光秀は絶対俺の言ったこと忘れないよなー。俺なんてたまに昨日の昼飯忘れるのに」
「お前は忘れっぽいからな。ちなみに昨日の昼はきのこの和風パスタだったぞ」
光秀と旅行に行ける事に鹿介は素直に喜ぶ。
2369リビングのソファでゆっくりテレビを観ていた鹿介に光秀が隣に座って話し掛けた。
「今度休み取れたから旅行に行けるぞ。鹿介」
「ほんと?よっしゃ!温泉行こう、温泉!」
昨日、温泉旅行二人で行きたいなと、たまたま旅行番組を観ていた鹿介からお願いされた光秀は、その願いを叶える為に早々に休みを取って願いを約束に変えた。
光秀は誰かとの会話の内容をしっかりと覚える位に記憶力が良く、特に鹿介との会話の内容は完璧なまでに覚えている。
「光秀は絶対俺の言ったこと忘れないよなー。俺なんてたまに昨日の昼飯忘れるのに」
「お前は忘れっぽいからな。ちなみに昨日の昼はきのこの和風パスタだったぞ」
光秀と旅行に行ける事に鹿介は素直に喜ぶ。
おこめ🍚
INFO【既刊】目の前が紅に染まる2021年10月16日 オンラインイベント
戦国BASARA夢オンリー【戦に花よ、恋を見よ】
幸村ネームレス夢小説集
頒布価格:1,000円
WEB再録(推敲)+ 中編かきおろし(一部WEB再録)
WEB再録のもとのお話はポイピク掲載済み
中編はイベント当日限定でWEB公開予定ですが、ページめくり位置にこだわったので、紙媒体もお手にとって頂けたら嬉しいです。 7
takatowasi
DONEお題のやつその1 現パロ就鹿エレベーター「今日の鍋何味にする?」
「ふむ…塩…だな」
「シメは?」
「ラーメン」
「ん、わかった」
買い物を終え、他愛もない会話をしつつ元就と鹿介の二人はエレベーターに乗り込む。
ボタンを押してる鹿介の横で元就は、エレベーター内の監視カメラが新しいのに取り替えられているのに気付いた。
「ようやっと変えよったか」
「ん、何?あ、やっと変えたのかこれ。全然カメラとして機能してなかったもんなこれ」
以前より壊れているから早く取り替えろとは住人から訴えはあったものの、中々管理人が動かなかったものだから半ば諦めていたが、これで少しはセキュリティも上がるなと二人は安心した。
「鹿介」
元就に呼ばれて鹿介は元就の方を見ると、元就がちょいちょいと自分の横へ来いと誘導している。
919「ふむ…塩…だな」
「シメは?」
「ラーメン」
「ん、わかった」
買い物を終え、他愛もない会話をしつつ元就と鹿介の二人はエレベーターに乗り込む。
ボタンを押してる鹿介の横で元就は、エレベーター内の監視カメラが新しいのに取り替えられているのに気付いた。
「ようやっと変えよったか」
「ん、何?あ、やっと変えたのかこれ。全然カメラとして機能してなかったもんなこれ」
以前より壊れているから早く取り替えろとは住人から訴えはあったものの、中々管理人が動かなかったものだから半ば諦めていたが、これで少しはセキュリティも上がるなと二人は安心した。
「鹿介」
元就に呼ばれて鹿介は元就の方を見ると、元就がちょいちょいと自分の横へ来いと誘導している。
KukiA_Nov
MOURNINGBASARA織田家に狂っていた頃のお市夢。研ぎ師夢主。外伝ストーリー沿いのnot恋愛、死ネタです。舞え、蝕の火 嫌な予感はしていた。
北方の一揆鎮圧に向け、遠征に出た部隊からの連絡が途切れたこと。
蘭丸さまからも濃姫さまからも音沙汰がないこと。
街道沿いに拡がる、出会ったものを斬り殺す女の噂。
――その女の姿が、聞く限りでは市姫さまそっくりであったこと。
本能寺、寺中。
私は御堂のひとつを背に立っていた。久しぶりに刀を握った手が汗でぬるぬるとする。
松明と月の光のおかげで、辺りは明るい。先ほどまで聞こえていた味方の呼び合う声もなく、しんとした庭。
耳に届いたのは、敵襲というにはあまりにも頼りない足音だった。
赤々と燃える松明の炎の向こうに現れた、見知った彼女。
「市姫さま……」
「……ひさしぶり、ね」
ゆらり、柳の枝のように揺れて一歩を踏み出す彼女の右手には、いつか私が研いで差し上げた薙刀が握られている。
3217北方の一揆鎮圧に向け、遠征に出た部隊からの連絡が途切れたこと。
蘭丸さまからも濃姫さまからも音沙汰がないこと。
街道沿いに拡がる、出会ったものを斬り殺す女の噂。
――その女の姿が、聞く限りでは市姫さまそっくりであったこと。
本能寺、寺中。
私は御堂のひとつを背に立っていた。久しぶりに刀を握った手が汗でぬるぬるとする。
松明と月の光のおかげで、辺りは明るい。先ほどまで聞こえていた味方の呼び合う声もなく、しんとした庭。
耳に届いたのは、敵襲というにはあまりにも頼りない足音だった。
赤々と燃える松明の炎の向こうに現れた、見知った彼女。
「市姫さま……」
「……ひさしぶり、ね」
ゆらり、柳の枝のように揺れて一歩を踏み出す彼女の右手には、いつか私が研いで差し上げた薙刀が握られている。
takatowasi
DONE鹿介が一氏とみつきと一緒にハンバーガーを食べるだけの話(鹿介が振り回される)鹿介と○○バーガー(一氏とみつきと鹿介) 夏はまだまだ終わらない!!
秋の空気が薄らと感じる様になってきたなと思っていた矢先の、夏をぶり返した様に気温が高く暑い日となったとある一日の出来事。
学校帰りの道中、暑さに耐えられずコンビニで買ったアイスを手に、歩く三人の高校生の姿がそこにあった。
「うーん、やっぱアイスはバニラに限るー!」
一人の少女はカップのバニラアイスを片手にうきうきと道中を歩いている。
「相変わらず元気なのな…みつき」
「うるせえだけだ、あんなの」
先頭を歩く少女、みつきを見て鹿介は素直に感想を言う。
一方でそのみつきを見て辛辣な事を言ったのは、鹿介の友人でありみつきの幼なじみでもある一氏である。
一氏は手元の二本に分かれるアイスを二つに割り、うち一つを鹿介に手渡した。
4220秋の空気が薄らと感じる様になってきたなと思っていた矢先の、夏をぶり返した様に気温が高く暑い日となったとある一日の出来事。
学校帰りの道中、暑さに耐えられずコンビニで買ったアイスを手に、歩く三人の高校生の姿がそこにあった。
「うーん、やっぱアイスはバニラに限るー!」
一人の少女はカップのバニラアイスを片手にうきうきと道中を歩いている。
「相変わらず元気なのな…みつき」
「うるせえだけだ、あんなの」
先頭を歩く少女、みつきを見て鹿介は素直に感想を言う。
一方でそのみつきを見て辛辣な事を言ったのは、鹿介の友人でありみつきの幼なじみでもある一氏である。
一氏は手元の二本に分かれるアイスを二つに割り、うち一つを鹿介に手渡した。
takatowasi
DONE鹿介が秀吉と月見バーガーを食べるだけの話(秀吉がきゃいきゃいしてる、そして長い)鹿介と月見バーガー(秀吉と鹿介) もう、今年もそんな季節が来たんだな……
大学の講義終わりの事。
帰宅中ではあったものの小腹が空いたのを満たそうかと、駅前通りまで来た秀吉が思わず足を止めて見上げたのは、ビルに併設された巨大ディスプレイに映ったとある広告だった。
【月見バーガー、今年の新作はこちら!!】
という見出しで映し出された広告は、エビパティのバーガーや、タワーチーズバーガー等の変わり種な商品をたまに販売している、個性的なハンバーガーチェーン店の広告だった。
(もう一年経つのか…)
その広告をきっかけに、秀吉の頭の中をある思い出が駆け巡る。
ちょうど一年前、あいつとおいらは……
「ひーでよし!」
「うひゃあ!?」
思い出に浸ろうとしていた秀吉を覚醒させたのは、大学に入ってからの親友、竹中半兵衛であった。
5085大学の講義終わりの事。
帰宅中ではあったものの小腹が空いたのを満たそうかと、駅前通りまで来た秀吉が思わず足を止めて見上げたのは、ビルに併設された巨大ディスプレイに映ったとある広告だった。
【月見バーガー、今年の新作はこちら!!】
という見出しで映し出された広告は、エビパティのバーガーや、タワーチーズバーガー等の変わり種な商品をたまに販売している、個性的なハンバーガーチェーン店の広告だった。
(もう一年経つのか…)
その広告をきっかけに、秀吉の頭の中をある思い出が駆け巡る。
ちょうど一年前、あいつとおいらは……
「ひーでよし!」
「うひゃあ!?」
思い出に浸ろうとしていた秀吉を覚醒させたのは、大学に入ってからの親友、竹中半兵衛であった。
takatowasi
DONE鹿介が光秀と利三の3人で月見バーガーを食べ…てない話(鹿介がきゃいきゃいしてる)鹿介と月見バーガー(光秀と利三と鹿介) 今年も、この季節がやって来た!!
「はーやくー、こっちこっちー!」
「鹿介、後ろを向きながら歩くな。コケても知らんぞ」
「そんなに急がなくても商品が売り切れる事は無いから慌てるな鹿介」
学校からの帰り道、いつになくテンションが高い鹿介を見て、利三と光秀はそれぞれ声を掛ける。
放課後のことである。
鹿介が「今日はどうしても行きたい所があるんだ!」と、普段から一緒に帰宅している親友の二人に声をかけ、その二人の返事をろくに待たずに二人を引っ張って、とある場所に向かっているのが今の状況であった。
こうした鹿介の行動には親友二人も慣れたもので、いつものように鹿介に引っ張られている。
「つーいたー!ここここ!」
そう言って鹿介が連れて来た場所はフライドチキンで有名なチェーン店であった。
2760「はーやくー、こっちこっちー!」
「鹿介、後ろを向きながら歩くな。コケても知らんぞ」
「そんなに急がなくても商品が売り切れる事は無いから慌てるな鹿介」
学校からの帰り道、いつになくテンションが高い鹿介を見て、利三と光秀はそれぞれ声を掛ける。
放課後のことである。
鹿介が「今日はどうしても行きたい所があるんだ!」と、普段から一緒に帰宅している親友の二人に声をかけ、その二人の返事をろくに待たずに二人を引っ張って、とある場所に向かっているのが今の状況であった。
こうした鹿介の行動には親友二人も慣れたもので、いつものように鹿介に引っ張られている。
「つーいたー!ここここ!」
そう言って鹿介が連れて来た場所はフライドチキンで有名なチェーン店であった。
takatowasi
DONE一氏が半兵衛の部屋の掃除をお手伝いするだけの話尊敬していた人が予想以上に以外だった件 とある昼下がりのこと。
特にするべく事もなく、夕方頃まで城下を見回ろうかと一氏は支度を整え、いざ城門を抜けようとしたその時であった。
「待って、一氏くん!」
呼ばれた声に反応はするものの、一氏はその場を振り向くこと無く相手の動向に身を委ねた。
忍たるもの背後を易々と取られるとはと思うのだが、自分の腰に手を回し抱きついてくるその人が、自分にとって敬愛すべき人物とあれば話は別だ。
「どうしました?軍師」
自分に抱きついている軍師こと、半兵衛の方を振り向きながら一氏は声をかけた。
「君に手伝って欲しい事があるんだ…だめかな?」
互いの背の関係から、少し上目遣いになって見つめてくるその瞳はまるで子鹿の様にも見えてしまい、これを見ても断ろうものならとんだ冷血漢だなと、そう思いつつ一氏も主君である秀吉の様に、つい半兵衛を甘やかしてしまう事を自覚し、一つしかない返事を返した。
5379特にするべく事もなく、夕方頃まで城下を見回ろうかと一氏は支度を整え、いざ城門を抜けようとしたその時であった。
「待って、一氏くん!」
呼ばれた声に反応はするものの、一氏はその場を振り向くこと無く相手の動向に身を委ねた。
忍たるもの背後を易々と取られるとはと思うのだが、自分の腰に手を回し抱きついてくるその人が、自分にとって敬愛すべき人物とあれば話は別だ。
「どうしました?軍師」
自分に抱きついている軍師こと、半兵衛の方を振り向きながら一氏は声をかけた。
「君に手伝って欲しい事があるんだ…だめかな?」
互いの背の関係から、少し上目遣いになって見つめてくるその瞳はまるで子鹿の様にも見えてしまい、これを見ても断ろうものならとんだ冷血漢だなと、そう思いつつ一氏も主君である秀吉の様に、つい半兵衛を甘やかしてしまう事を自覚し、一つしかない返事を返した。
takatowasi
DONE鹿介と元就が月見バーガーを食べるだけ(冗長である)鹿介と月見バーガー(元就と鹿介) 今年も、あの季節がやってくる───
今宵は綺麗な満月だった。
風情溢れる和の邸宅の、整えられた庭が眺められる縁側で一人、元就は月見酒を嗜んでいた。
(そういえばそろそろか…)
テレビのCMで連日流れていた、今の時期に毎年発売される新作のハンバーガーの事を思い出す。
「今年も、来てくれるだろうか…」
一人ごちたその時、玄関のチャイムが大きくなり響いた。
「よう、久しぶりだな!生きてたか?」
元就は久しぶりの再会となる、自分に対し軽口を叩く青年を玄関で出迎えた。
青年の手には、先程思い出していたCMの商品が入っているのだろう、かの有名なハンバーガーチェーン店の袋を持っていた。
(ああ…)
今年もまた、共に過ごせるのだなと思うと、元就は少し笑みを浮かべた。
3428今宵は綺麗な満月だった。
風情溢れる和の邸宅の、整えられた庭が眺められる縁側で一人、元就は月見酒を嗜んでいた。
(そういえばそろそろか…)
テレビのCMで連日流れていた、今の時期に毎年発売される新作のハンバーガーの事を思い出す。
「今年も、来てくれるだろうか…」
一人ごちたその時、玄関のチャイムが大きくなり響いた。
「よう、久しぶりだな!生きてたか?」
元就は久しぶりの再会となる、自分に対し軽口を叩く青年を玄関で出迎えた。
青年の手には、先程思い出していたCMの商品が入っているのだろう、かの有名なハンバーガーチェーン店の袋を持っていた。
(ああ…)
今年もまた、共に過ごせるのだなと思うと、元就は少し笑みを浮かべた。
tsukiko1st
DONE犬神ゆきたくさんと作らせていただいたうちよそcpの片割れ・雪村 勇武(ゆきむら いさむ)先生です👨🏫担当教科は社会🌎でもって戦国時代オタク🥷このCPはなんと華弥初のBL😳でもってこの先生が攻めを担当(?)しております😏
rikka223
MOURNING慶兼戦国無双2軸
2006年くらい
2009年くらい改稿
春を待つ 桜も咲こうかという頃、柔らかな雪が薄く雲のかかった米沢に舞った。冬の忘れ形見はいかにも頼りなく、衣に落ちると染みだけを残して消えた。
「名残の雪だねえ」
こんな時季に、と笑い、慶次が縁から手を伸ばした。冷えた粒が指先で音もなく溶ける。傍らの兼続は僅かに口元を綻ばせ、風で揺れる髪を押さえた。
伏せた睫毛が横顔に影を落とす。――嗚呼。彼らのことを考えているのだろう。先の戦を終えてから、兼続はよくこのような顔をするようになった。気付かないふりをしながら、慶次は俯く肩に触れる。
弾かれたように上がったおもてには、もう微笑みが貼り付いていた。
「寒くないかい」
「私は慣れているからな、大丈夫だ」
かつてはよく通る明朗な声で、危ういほど真摯に得意の演説を行っていた唇からは、今は穏やかな言葉しかこぼれない。そして少しだけ、彼は無口になった。
818「名残の雪だねえ」
こんな時季に、と笑い、慶次が縁から手を伸ばした。冷えた粒が指先で音もなく溶ける。傍らの兼続は僅かに口元を綻ばせ、風で揺れる髪を押さえた。
伏せた睫毛が横顔に影を落とす。――嗚呼。彼らのことを考えているのだろう。先の戦を終えてから、兼続はよくこのような顔をするようになった。気付かないふりをしながら、慶次は俯く肩に触れる。
弾かれたように上がったおもてには、もう微笑みが貼り付いていた。
「寒くないかい」
「私は慣れているからな、大丈夫だ」
かつてはよく通る明朗な声で、危ういほど真摯に得意の演説を行っていた唇からは、今は穏やかな言葉しかこぼれない。そして少しだけ、彼は無口になった。