明治
okopi_to
TRAINING鶴尾/明治軸/全年齢鶴見さんが少尉で、尾形が二等卒だった頃の捏造話です。
※細かいことは気にしない方向け(兵営内の描写はとても怪しい)
※全年齢ですが匂わせがあるので、一応ワンクッション
11/11(土)にピクリエで開催する、鶴尾Webオンリー『死神の愛猫』で頒布(通頒)予定の新刊…………の、章抜粋ですが、この話は単体で完結しており前提も不要なので、読んでいただけたら嬉しいです♡ 8
manmatocat
DONEゆるい月鯉Webオンリー展示用「月までの距離」5p
部下たちと楽しそうに煙草を吸っている軍曹をみかけた鯉登の短い話です。
※考証はゆるゆるの明治軸です
11/4
完成したので差し替えました 6
fffnkn
TRAINING2023/08/22〜23夜中 明治女性の髪型わからず、古風な方なので江戸時代が舞台の「仁」綾瀬はるか参考になる。丸髷をベースにメモしているが意味ないかも知れない。構造は少しわかったので良し。kinokohaus
TRAINING明治軸ではカップリングはありません。以前に書いた話の明治軸の『朔』と同じ世界線の二人です。これだけで読めますが、続きの現パロは月鯉になっている為ご注意下さい。またここでは出ませんが将来鯉登は妻子を持ちます。月島とは恋愛とは異なる関係で強い絆を築いていきます。その過程(未完)です。この話の中では妻子は影も形もありません。よろしくお願いします。
ざざっと書いた練習作です。
彼の人物について(仮タイトル) 石油ランプの灯る文机の前で、鯉登は一人、万年筆を握っていた。ペラリと紙の綴りを一つめくり、ぶつぶつ唱えながら書きつけていく。
例の戦闘行為が中央に対する謀反ではなく露國パルチザンの攻撃による五稜郭および函館の防衛のための出撃であったと結論づけられ、ようやく連隊内が落ち着きを取り戻したころ。
鯉登も月島もやっと中央の追求の手から逃れ、通常通りの日々を取り戻しつつあった。
停年進級の時期を控え、鶴見中尉の抜けた穴は埋まらぬまま、鯉登は小隊長として、自分の小隊の考課表を作成するため自宅の文机を前に所属の人員に付いて一人一人、評定を記入していた。
考課表には入隊からの成績やそれまでの上司からの考課が至極完結に記されている。それらを読み返しながら、あの一等卒の良いところ、この二等卒のこれからに付いて書き連ねる。
2763例の戦闘行為が中央に対する謀反ではなく露國パルチザンの攻撃による五稜郭および函館の防衛のための出撃であったと結論づけられ、ようやく連隊内が落ち着きを取り戻したころ。
鯉登も月島もやっと中央の追求の手から逃れ、通常通りの日々を取り戻しつつあった。
停年進級の時期を控え、鶴見中尉の抜けた穴は埋まらぬまま、鯉登は小隊長として、自分の小隊の考課表を作成するため自宅の文机を前に所属の人員に付いて一人一人、評定を記入していた。
考課表には入隊からの成績やそれまでの上司からの考課が至極完結に記されている。それらを読み返しながら、あの一等卒の良いところ、この二等卒のこれからに付いて書き連ねる。
okopi_tk
TRAINING鶴鯉/明治軸/全年齢だけど事後Twitterで開催中の『鶴鯉版ワンドロワンライ』の第35回のお題『風鈴』で書きました。
鶴見さんに強めの愛(幻覚寄り)を抱いている人間が書いています。
鯉登が薩摩弁全開なのは可愛いからです。
※変換サイトにお世話になってます
こまけぇことは気にしない方推奨です。
PW:ちょい弱な鶴見さんでも大丈夫ですか? 9
都々古今(メトロ)
DOODLE【明治幕末神芝居】(さっき2秒で考えた)ついったの再掲というか、まとめです
色々描くだけ描いて散らかしているので、イベントがあるとこうして半強制的にまとめる機会になって良いですね ありがたいです 21
暖(はる)
DOODLEひめごとの加筆訂正版。書き下ろしつけて本にしたい・明治大正パロディ
・tksgさんが♀でリリィ状態
・挿入はしていないが疑似性行状態
・拉致監禁状況
『ハート喘ぎ/フェラ/クン二/潮吹き/パイパン/淫語/クリ責め/快楽絶頂/騎乗位/オナニー/ごっくん/足扱き/オナニー/』
・tksgさんの年齢はご自身の倫理の許す範囲でご自由に想像してください
・嬉しション(潮吹き)描写有ります。 17819
hario11732
PROGRESS明治軸の月鯉続き。最後まで書ききれますように。
怪呼ぶ将校(仮題)2翌日、日本橋の鰻屋で、月島旧知の警察官と膝を突合せた2人は、おぞましさに顔を顰めながら話を聞いた。
初めに襲われて死んだ男は、尻を裂かれていたらしい。
「殺した死体をですね、犯そうとしとるんですわ。しかし、死体というのは固まりますでしょう。ほぐれもしねぇ小さい穴に魔羅を突っ込んだらそりゃ裂けますわな。おまけに、奴さん、かなりのデカ魔羅と見えて、丸太でも無理やり突っ込んだ見てぇに肉が裂けちまってる。肛門から背中の方までぱっくり割れとるんですわ」
「…………」
この男が幸いであったのは、これらの残酷な所業が全て死んだ後に行われたということだった。2人目の被害者には息があったのである。
「2人目は、男娼崩れの年増男でしたよ」
3427初めに襲われて死んだ男は、尻を裂かれていたらしい。
「殺した死体をですね、犯そうとしとるんですわ。しかし、死体というのは固まりますでしょう。ほぐれもしねぇ小さい穴に魔羅を突っ込んだらそりゃ裂けますわな。おまけに、奴さん、かなりのデカ魔羅と見えて、丸太でも無理やり突っ込んだ見てぇに肉が裂けちまってる。肛門から背中の方までぱっくり割れとるんですわ」
「…………」
この男が幸いであったのは、これらの残酷な所業が全て死んだ後に行われたということだった。2人目の被害者には息があったのである。
「2人目は、男娼崩れの年増男でしたよ」
hario11732
PROGRESS明治軸むずー。設定、キャラ観、時代考証、どれも甘め。勉強不足が否めませぬ。
怪呼ぶ将校(仮題)東京へ来い、という唐突な中央からの呼び出しは、部隊を預かってからというもの幾度となく経験してきたのだが、今回の1ヶ月間の拘束は過去に類を見ないほど理不尽なものだった。
「大方、我々がいない間に旭川のガサ入れでもするのでしょう」
というのが月島の見解だったが、既に東京へ出向いてしまった以上、2人にはどうすることもできない。探られて痛い腹はないが、でっち上げに合う可能性もある。そうなれば今、下手に抵抗するより好きにさせた方が得策であると判断した鯉登は、大人しく滞在の要求を呑んで引き下がった。
長期引き留めの建前は、以前鯉登が提出した書類の聴取のため、というので、有って無いような取り調べを受ける日が幾日か続いたが、他はろくな制約もなく、鯉登と月島は知る者のない東京で無為な日々を持て余すことになった。
5704「大方、我々がいない間に旭川のガサ入れでもするのでしょう」
というのが月島の見解だったが、既に東京へ出向いてしまった以上、2人にはどうすることもできない。探られて痛い腹はないが、でっち上げに合う可能性もある。そうなれば今、下手に抵抗するより好きにさせた方が得策であると判断した鯉登は、大人しく滞在の要求を呑んで引き下がった。
長期引き留めの建前は、以前鯉登が提出した書類の聴取のため、というので、有って無いような取り調べを受ける日が幾日か続いたが、他はろくな制約もなく、鯉登と月島は知る者のない東京で無為な日々を持て余すことになった。
tsr169
MEMO※名前のついたオリキャラ色々でてきます※雰囲気明治時代パロ
※倫理観がガバな巽がいます
※その内R18
明治時代パロのたつまよ(途中まで) 日差しが暖かい。神社の石段を木漏れ日がさざめきながら光をあちらこちらに照らしている。
「もうすっかり春ですな」
返事が返る事はなく、巽の独り言は静かに朝の陽ざしに溶け込んでいく。静かないつもの朝、だというのに、巽の心は少々穏やかではなかった。
というのも、今朝がた母から唐突にお見合いの話が降って湧いたのだ。もう成人して数年が経つ。そろそろ妻を娶ってもおかしくないというわけだ。
「ご縁ですか」
差し出された額縁の写真の中には、たおやかに微笑む女性がいる。ああ、ついに俺にもその時が来てしまったのですね、というこの感情はどちらかといえば諦めに近い。信徒として神社に通っているご夫婦から丁度妙齢の女性がいるということで、親同士盛り上がって貰ってきてしまったらしい。
10016「もうすっかり春ですな」
返事が返る事はなく、巽の独り言は静かに朝の陽ざしに溶け込んでいく。静かないつもの朝、だというのに、巽の心は少々穏やかではなかった。
というのも、今朝がた母から唐突にお見合いの話が降って湧いたのだ。もう成人して数年が経つ。そろそろ妻を娶ってもおかしくないというわけだ。
「ご縁ですか」
差し出された額縁の写真の中には、たおやかに微笑む女性がいる。ああ、ついに俺にもその時が来てしまったのですね、というこの感情はどちらかといえば諦めに近い。信徒として神社に通っているご夫婦から丁度妙齢の女性がいるということで、親同士盛り上がって貰ってきてしまったらしい。
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TRAININGむざこく30本ノック③延長戦
明治〜大正あたりのいいとこのお坊っちゃん月彦✕女中のみちかさん♀
明治〜大正あたりのいいとこのお坊っちゃん月彦✕女中のみちかさん♀ 今日も良い天気だ。
洗いたての白いシーツを物干し竿に掛け、皺を伸ばしていると軽やかな足音が聞こえた。
「みちかさん」
「……若旦那様……」
洗濯を干す、この僅かな時間、この家の一人息子である月彦と会える貴重な時間であった。
すらりとした長身の美男子で、旧制高等学校の制服である詰襟姿がとても凛々しく、みちかは名前を呼ばれるだけでも恥ずかしくて顔を真っ赤にして俯いていた。
毎朝、登校するこの時間にみちかが洗濯を干していることに気付いた月彦は、必ずここを通ってから家を出ているのだ。
「みちかさん、今日も有難う」
にっこりと微笑む笑顔は爽やかな朝の太陽のようで、みちかの顔は益々赤くなる。
「行ってきます」
「行ってらっしゃいませ」
3904洗いたての白いシーツを物干し竿に掛け、皺を伸ばしていると軽やかな足音が聞こえた。
「みちかさん」
「……若旦那様……」
洗濯を干す、この僅かな時間、この家の一人息子である月彦と会える貴重な時間であった。
すらりとした長身の美男子で、旧制高等学校の制服である詰襟姿がとても凛々しく、みちかは名前を呼ばれるだけでも恥ずかしくて顔を真っ赤にして俯いていた。
毎朝、登校するこの時間にみちかが洗濯を干していることに気付いた月彦は、必ずここを通ってから家を出ているのだ。
「みちかさん、今日も有難う」
にっこりと微笑む笑顔は爽やかな朝の太陽のようで、みちかの顔は益々赤くなる。
「行ってきます」
「行ってらっしゃいませ」
northsnow3891
DONE明治軸でフォトウェディング(?)する鯉月20230603-0604 『こいびとは上官につき』展示作品
写真の中なら、許してね「軍服以外もなかなか様になるではないか、月島ァ」
明らかに上機嫌な鯉登少尉の言葉に、どんな皮肉だと鼻白む。
長い手足に、上背もある。顔立ちも整っている。左頬に刻まれた向こう傷は美観を損ねるどころか、凛々しさを際立たせるの一役買っていた。
黙っていれば美丈夫で通る年下の上官に「様になる」など言われた三十路の下士官がささくれだった気持ちになるくらいは許して欲しい。
朝から用があると兵舎から連れ出されてやってきたのは旭川町内にある写真館。訊けば、私用で写真を撮ると返ってくる。釣書の写真でも撮るのだろうか。であれば、俺を連れてくる必要はないだろうが、この時勢に一人で出歩くのは不用心が過ぎるので、護衛として連れてこられたのだろうと勝手に解釈する。俺であれば、他所に漏れる心配もない、という腹積もりもあるだろう。当然の話ではある。俺はこの人の右腕なのだ。
1819明らかに上機嫌な鯉登少尉の言葉に、どんな皮肉だと鼻白む。
長い手足に、上背もある。顔立ちも整っている。左頬に刻まれた向こう傷は美観を損ねるどころか、凛々しさを際立たせるの一役買っていた。
黙っていれば美丈夫で通る年下の上官に「様になる」など言われた三十路の下士官がささくれだった気持ちになるくらいは許して欲しい。
朝から用があると兵舎から連れ出されてやってきたのは旭川町内にある写真館。訊けば、私用で写真を撮ると返ってくる。釣書の写真でも撮るのだろうか。であれば、俺を連れてくる必要はないだろうが、この時勢に一人で出歩くのは不用心が過ぎるので、護衛として連れてこられたのだろうと勝手に解釈する。俺であれば、他所に漏れる心配もない、という腹積もりもあるだろう。当然の話ではある。俺はこの人の右腕なのだ。
pagupagu14
DONE頭の中の君/斎時(Fate)小説、『明治無頼伝』ネタ。中のネタバレがちらほらあります。彼女のことに言及してますがなんだかんだ時尾ちゃん一筋なのよかったなぁ、無頼伝の斎藤さん
頭の中の君 「ふぅ、」
息を吐きパタンと一冊の本を時尾は閉じる。酒盛りをし、部屋へと戻った斎藤は妻のそんな姿を見て…妻の持つその本を見て一気に酒は抜け顔は青白く染まっていた。
「と、時尾ちゃん!!??」
「あら、五郎さん。おかえりなさい」
「ただいま…じゃなくて!その本…全部、読んだの?」
「ええ、今し方」
ますます顔を青くさせた斎藤は正座をする。斎藤は新撰組の生き残りという意味でも多くの本が残っている。そしてそれは英霊としてある斎藤一を形作る一つのものとなっていて…時尾が手に持つ本の中には時尾を妻とした後のこと…時尾のいない島で、頼まれ仕方がなく一人の娘を抱いたことが書かれてあった。
「怒ってる?」
「別に、ちっとも」
1033息を吐きパタンと一冊の本を時尾は閉じる。酒盛りをし、部屋へと戻った斎藤は妻のそんな姿を見て…妻の持つその本を見て一気に酒は抜け顔は青白く染まっていた。
「と、時尾ちゃん!!??」
「あら、五郎さん。おかえりなさい」
「ただいま…じゃなくて!その本…全部、読んだの?」
「ええ、今し方」
ますます顔を青くさせた斎藤は正座をする。斎藤は新撰組の生き残りという意味でも多くの本が残っている。そしてそれは英霊としてある斎藤一を形作る一つのものとなっていて…時尾が手に持つ本の中には時尾を妻とした後のこと…時尾のいない島で、頼まれ仕方がなく一人の娘を抱いたことが書かれてあった。
「怒ってる?」
「別に、ちっとも」
kashima
DONEアンケートありがとうございました!「幸せになりたい」
⚠️明治軸 R15くらい
ゆうさくさんは兄様と2人で幸せになりたいけど、オガタは自分には幸せになる資格はないと思ってるからゆうさくさんと離れたがっていて、その2人のすれ違いを表現したかったのですが、うまく描けませんでした…😭
「もし来世があったら兄様と幸せになりたい」って台詞も入れたかったなー😂
漫画難しい…精進します。
サトリ
MEMO獄さんと寂雷先生で明治時代くらいのパロ。先生が女体化且つ土地神様的な存在で人間の獄さんと恋に落ちる話。
私はいつもと変わらず
その日も
おい、大丈夫か。
不意に声が聞こえた。
下を見ると少年が私を見上げていた。
私に向けた言葉ではないだろうとそのまま視線を先程まで眺めていた景色へ戻す。
おい!
苛立った声が再び下から聞こえる。
私のこと……かい?
自分を指差し、小首をかしげると少年はうめき声を上げた。
あんた以外に誰がいるんだよ!この状況を見ればわかるだろ!
何百、何千とこの地に宿り続けて人間に声をかけられたのは初めてだった。
私の姿を見た者は皆、幻だと気に留めず去るか物怪の類だと逃げ失せる者ばかりだった。
豪胆な人間もいるものだと私は少年を興味深く思った。
さっきからずっとそうしてるけど降りられねーのか?
降りられない訳ではないよ。
769その日も
おい、大丈夫か。
不意に声が聞こえた。
下を見ると少年が私を見上げていた。
私に向けた言葉ではないだろうとそのまま視線を先程まで眺めていた景色へ戻す。
おい!
苛立った声が再び下から聞こえる。
私のこと……かい?
自分を指差し、小首をかしげると少年はうめき声を上げた。
あんた以外に誰がいるんだよ!この状況を見ればわかるだろ!
何百、何千とこの地に宿り続けて人間に声をかけられたのは初めてだった。
私の姿を見た者は皆、幻だと気に留めず去るか物怪の類だと逃げ失せる者ばかりだった。
豪胆な人間もいるものだと私は少年を興味深く思った。
さっきからずっとそうしてるけど降りられねーのか?
降りられない訳ではないよ。
りうさき@
DOODLE月島の欲しいものの話。最終回後、明治軸執着 桜の散ってしまった並木道の道すがら、一歩前を歩いていた上官がふと肩越しに振り向く。口の端についているのは先刻食べていたみたらしかと短く溜息を吐いた月島に、鯉登が楽しそうに問い掛けた。
「なあ、月島は何か欲しいものはないのか」
突拍子もない質問を投げかけて来るのはこの子供にはよくあることで、特に今更驚きはしない。ただ頭の中で質問を反芻して、理解してから出た答えはただ「はあ」という短い、溜息にも似た音だけだった。明らかにむっと眉を寄せた鯉登が身体ごと振り向いて月島に向き直る。
「何かこう、どうしても欲しい! というものだ。ないのか? 何でもいい」
「何故そんなことを訊くんです?」
質問に質問を返しながらハンカチを差し出して自分の口許をつつくと、何を示されたのか理解したらしい彼がそそくさと受け取ったそれでみたらしを拭った。
2051「なあ、月島は何か欲しいものはないのか」
突拍子もない質問を投げかけて来るのはこの子供にはよくあることで、特に今更驚きはしない。ただ頭の中で質問を反芻して、理解してから出た答えはただ「はあ」という短い、溜息にも似た音だけだった。明らかにむっと眉を寄せた鯉登が身体ごと振り向いて月島に向き直る。
「何かこう、どうしても欲しい! というものだ。ないのか? 何でもいい」
「何故そんなことを訊くんです?」
質問に質問を返しながらハンカチを差し出して自分の口許をつつくと、何を示されたのか理解したらしい彼がそそくさと受け取ったそれでみたらしを拭った。