昔話
ᴍᴜᴋᴀᴅᴇ
DOODLE誰デザ昔話会話「もう長いこと会ってないが、古い友人にある悪魔が居てさ、デカイ図体で顔もブサイクなコウモリと蜘蛛のハーフみたいなおっかねー野郎なんだが、俺達人間には乱暴なんかしなくてよ、むしろ静かなのを好んでた」
「そいつが言うには、やつらが元いた世界には雨が無いんだと」
「それでそいつは教会を出た途端、昔話をするようにこう言ったんだ。『虫より弱くなければいけない人間を哀れんで神は泣いた。それが雨だ』って」
「そいつは傘を持ってなかったから、俺はせまっ苦しく肩をすくめなきゃなんなかった」
「仕事だ。そいつが起きたら悪魔とは絡まないよう釘刺しとけ」
270「そいつが言うには、やつらが元いた世界には雨が無いんだと」
「それでそいつは教会を出た途端、昔話をするようにこう言ったんだ。『虫より弱くなければいけない人間を哀れんで神は泣いた。それが雨だ』って」
「そいつは傘を持ってなかったから、俺はせまっ苦しく肩をすくめなきゃなんなかった」
「仕事だ。そいつが起きたら悪魔とは絡まないよう釘刺しとけ」
aoto_aousagi_sr
MEMO昔話風伊剣白鳥の恩返しあるところに伊織という名の青年がおりました。
伊織が家に帰る途中に一羽の怪我した白鳥を見つけます。
あまりにも弱って可哀想だった為に家に連れて帰り手当てをしました。
白鳥は伊織の手当の甲斐もあって日に日に元気になっていきました。
元気になって飛び立てるようになると伊織は白鳥を野生に帰しました。
その日の晩扉をあって叩く音がしました。伊織は戸を開けると美しい顔の人物が立っていました。何もかと尋ねると名はセイバーといいそして夜遅いので一晩泊めて欲しいと
伊織は今から追い返すのは可哀想だと思い一晩泊めてあげました。
朝になり伊織はセイバーに朝食を用意しもてなしました。
セイバーは用意された朝食を完食すると「美味かった。ところでイオリきみは今困っていることはないのか?」と尋ねました。
1469伊織が家に帰る途中に一羽の怪我した白鳥を見つけます。
あまりにも弱って可哀想だった為に家に連れて帰り手当てをしました。
白鳥は伊織の手当の甲斐もあって日に日に元気になっていきました。
元気になって飛び立てるようになると伊織は白鳥を野生に帰しました。
その日の晩扉をあって叩く音がしました。伊織は戸を開けると美しい顔の人物が立っていました。何もかと尋ねると名はセイバーといいそして夜遅いので一晩泊めて欲しいと
伊織は今から追い返すのは可哀想だと思い一晩泊めてあげました。
朝になり伊織はセイバーに朝食を用意しもてなしました。
セイバーは用意された朝食を完食すると「美味かった。ところでイオリきみは今困っていることはないのか?」と尋ねました。
ᴍᴜᴋᴀᴅᴇ
DOODLE誰デザ昔話神話悪魔は人に先んじて、偉大なる父の手によって創造された。
されど、それは父の望んだことではなかった。もとより、父は人を創らんとしていたのだ。
悪魔たちは父より授けられた偉大な力をもって、はじめこそ互いに助け合い、穏やかに暮らしていた。されど、時が経つにつれ、その力を己が欲望のままに振るう者が現れた。世界は乱れ、争いが絶えぬものとなった。
これを憂いた父は、彼らとは異なる新たな世界を創造し、そこへ力なき者──人を生み落とした。
人の世界は穏やかであった。力なき者として生まれた人々は、互いに知恵を分かち合い、助け合いながら生きていた。父はそれを喜び、人々の営みを静かに見守った。
しかし、悪魔たちはそれを良しとしなかった。彼らはなおも偉大なる力を持ち続け、人よりも強き存在でありながら、父が彼らではなく人を新たに創り、その世界を与えたことに不満を抱いた。
808されど、それは父の望んだことではなかった。もとより、父は人を創らんとしていたのだ。
悪魔たちは父より授けられた偉大な力をもって、はじめこそ互いに助け合い、穏やかに暮らしていた。されど、時が経つにつれ、その力を己が欲望のままに振るう者が現れた。世界は乱れ、争いが絶えぬものとなった。
これを憂いた父は、彼らとは異なる新たな世界を創造し、そこへ力なき者──人を生み落とした。
人の世界は穏やかであった。力なき者として生まれた人々は、互いに知恵を分かち合い、助け合いながら生きていた。父はそれを喜び、人々の営みを静かに見守った。
しかし、悪魔たちはそれを良しとしなかった。彼らはなおも偉大なる力を持ち続け、人よりも強き存在でありながら、父が彼らではなく人を新たに創り、その世界を与えたことに不満を抱いた。
hathiovo
SPUR MEトゥー・ユー・テンダーテンダーのふたりの昔話を小話で書きたい部分だけ書きますよっていう感じです。幼いジニアくんと現役研究員のクラベルさんのお話をちょこまか、と、書きました!
時系列バラバラで書いてくから短編として読んでいただけたらと思いまーす!
どうか正しく導くために「困りました」
青ざめた顔で居るのは果たして睡眠を削り不健康に重ねた夜のせいだろうか?
それとも寄る年波に勝てなかったか……果たして。
出来れば早めに話を切り上げたい……頓挫しているテラ計画の資料を纏めたいし大穴に向かうための資金繰りについても考えねば。
しかし恐らくは聞き返してもらえると思っているだろう今回のプロジェクトの相棒の顔色を見てフトゥーはため息をひとつ。
仕方がない。これは、もう。
「……なにに困っているんだ?」
クラベルの前に座りなおしたフトゥーが用意していた紅茶を差し出し、クラベルが望んでいたとおりの水をかけてやれば困惑したままの表情で話し始めた。
「なにを……いや、何をというか……もう最近は全て、と言いますか……以前は彼のためにも身だしなみや礼儀作法を指導しなくてはと思ったものですが……」
5785青ざめた顔で居るのは果たして睡眠を削り不健康に重ねた夜のせいだろうか?
それとも寄る年波に勝てなかったか……果たして。
出来れば早めに話を切り上げたい……頓挫しているテラ計画の資料を纏めたいし大穴に向かうための資金繰りについても考えねば。
しかし恐らくは聞き返してもらえると思っているだろう今回のプロジェクトの相棒の顔色を見てフトゥーはため息をひとつ。
仕方がない。これは、もう。
「……なにに困っているんだ?」
クラベルの前に座りなおしたフトゥーが用意していた紅茶を差し出し、クラベルが望んでいたとおりの水をかけてやれば困惑したままの表情で話し始めた。
「なにを……いや、何をというか……もう最近は全て、と言いますか……以前は彼のためにも身だしなみや礼儀作法を指導しなくてはと思ったものですが……」
sirome0_0
DONEホラナイの🐛くんの昔話ちょっと⚠過去勝手にホラナイにやってくるまで捏造してます
🐛くんの幸せな場所綺麗と、言われてた。
たくさんたくさん、遊んでもらった。僕の人間のお友達。だけどある日突然いなくなっちゃった、僕の人間のお友達。
僕はもう綺麗じゃないから、遊んでもらえないの
綺麗じゃないから、綺麗···綺麗って何
初めて体が自由に動いたとき、近くにあった水たまりを覗いてみた。
ひび割れた顔に、目からは虫が飛び出ている。
それだけじゃない、顔にこびりついたこれは何
あの子と遊んでいたとき、あの子の目の中に映っていた僕とはあまりにもかけ離れた姿。
気持ち悪い、そんな言葉がふと頭の中を通った。
「キレイ、キレイ…。トッテヨ。トッテヨ、トッテ、トッテヨ」
綺麗じゃないと遊んでもらえない、綺麗じゃないと綺麗じゃないと…
551たくさんたくさん、遊んでもらった。僕の人間のお友達。だけどある日突然いなくなっちゃった、僕の人間のお友達。
僕はもう綺麗じゃないから、遊んでもらえないの
綺麗じゃないから、綺麗···綺麗って何
初めて体が自由に動いたとき、近くにあった水たまりを覗いてみた。
ひび割れた顔に、目からは虫が飛び出ている。
それだけじゃない、顔にこびりついたこれは何
あの子と遊んでいたとき、あの子の目の中に映っていた僕とはあまりにもかけ離れた姿。
気持ち悪い、そんな言葉がふと頭の中を通った。
「キレイ、キレイ…。トッテヨ。トッテヨ、トッテ、トッテヨ」
綺麗じゃないと遊んでもらえない、綺麗じゃないと綺麗じゃないと…
おたる
PROGRESSOVERへ癖をぶつけているだけ 滅茶苦茶途中です 怪異に好かれるOVいいな→怪異にわざと捕まって近づいてぶっ殺すOV書きたいなって感じの話(注意要素)なんちゃって昔話時空・モブが話しているだけ・女装描写(これから入る) 1852
茶うま
DONEゆい恋2パレット企画 10. 笑顔と口紅百鬼夜行イラストを元ネタにした妖怪パロで狐に嫁入りです。🚀ちゃん女装してます注意
この絵だけだと意味不なので2、3枚目に設定を書きました。趣味です。
できればこういう設定で昔話アドベンチャーみたいな話を描きたかったけど時間が… 3
ぐるりの山
DOODLE日本昔話を描いてたんだけど、これは鬼ヶ島に行くボスと手下では…?となってボスを追加。このチビは可愛いが、無邪気に悪どいことをするゴブリン系です(上空から偵察中)
3人で鬼ヶ島バトル妄想は前からしてるんだけど、手下が一人足りないのをどうしようかとずっと考えている。
(そもそもボスは鬼ヶ島へ行かない) 2
Yatsushiro_tks
DOODLEお待たせいたしました、こちら悪友組と大喧嘩と昔話、夏祭りを添えてになります。公式とは一切関係はなく、濃厚な捏造と妄想をたっぷりトッピングしております故お気をつけてお召し上がり下さいませ。
忠告しましたよ???いいですね???
パスワード:大丈夫ですね?? yes/no
※悪友組の解釈を煮詰めていますが、前提としてちゃんとバルシャスとザガネフィがあります。描写はほぼありませんが。 7875
おえおえ
DOODLEあまーーーい墓水昔話風。書いてる人が楽しいだけのお話です
桜色男が桜に拐かされた。端正な顔立ちに、幾許か貧相で骨の浮き出る部分あれど逞しく背丈も十分と二枚目役者がごとき容姿である。
人ども初めは空言かと相手しなかったが、旅人よりあまた噂広まればもっぱらその男の物語したそうな。音に聞く美男が白い肌に淡い紅のかほりの爪で手招く様子はなんとも艶かしいのだと聞く。しかし、旅人、村の者、男、女、一目もがなと思へど、誘拐せしめんと漂う妖気に晒されてはならぬとこれを恐れるのみであった。
無論、旅人の伝える処へ訪れ、烟る霞の花々の散るに眩暈したうら若き女たちも居たが、さればこそ帰り来ず、噂はまことであると人はいっそう恐れた。
やがて、その桜、何人も立ち入ってはならぬ禁域と化した。
1975人ども初めは空言かと相手しなかったが、旅人よりあまた噂広まればもっぱらその男の物語したそうな。音に聞く美男が白い肌に淡い紅のかほりの爪で手招く様子はなんとも艶かしいのだと聞く。しかし、旅人、村の者、男、女、一目もがなと思へど、誘拐せしめんと漂う妖気に晒されてはならぬとこれを恐れるのみであった。
無論、旅人の伝える処へ訪れ、烟る霞の花々の散るに眩暈したうら若き女たちも居たが、さればこそ帰り来ず、噂はまことであると人はいっそう恐れた。
やがて、その桜、何人も立ち入ってはならぬ禁域と化した。
めーこ
DONE2024年10月16日きりしまくんbirthday&ばくご〜くん復活1周年記念webアンソロジー「暖色の恋人」の「ポスト」を担当しました。
ポスト*待ちわびる/昔話/初めて見た
15ページ、全年齢です。
二人ともおめでと〜!! 17
すみ🐕
DOODLEポップン老人会の昔話するのに、私かつてギラギラメガネ団のナカジの素顔妄想を上記のように描いていたんだけど、これはかつての描き方で今出会っていたら下記のように描いていたのでは……?と考えた保健所の中
MOURNING昔話っぽい擬イライサ①の続きですイーラくんにお手伝いさんとして家に連れ攫われた怪異イサ(イサバちゃん)の話です
イーラくんが怪異イサとの交流を始めたり怪異イサの触手を触ったりしてだんだん仲良くなる話です
触手すけべは次回です 8615
tmkzsscm
MOURNING童話のようなもの(要素、区長ノベル、鳥取イベ、辺りの軽微ネタバレを含みます)
夕班を模した昔話のような何か
なんでも許せる方向け
幸福だった吟遊詩人 昔あるところに、陽の光のような美しい髪を持つ王子様がいました。
王子様は宮廷で聴いた、吟遊詩人の美しい音楽をずっと覚えていました。
王子様はその吟遊詩人を呼び立て、再び音楽を奏でさせ、また、彼から楽曲を学びました。
「うつくしい音色、キミの手はまるで魔法のようだ」
幼く、気弱な吟遊詩人は何も言えずに俯きました。王子様は続けます。
「俺に悪い魔法がかかった時、キミのその、魔法のような音楽、言葉で、俺のことを倒してほしい」
吟遊詩人は驚きました。王子様を討伐するなんて夢にも思わなかったからです。
「いいえ、王子様。僕にはそのようなことはできません」
「いいや、キミにしか頼めない。俺が闇に飲み込まれた時、キミならきっとその巧みな言葉の波と、そこに込められた音楽で、俺の負の力を壊してくれるだろう」
3423王子様は宮廷で聴いた、吟遊詩人の美しい音楽をずっと覚えていました。
王子様はその吟遊詩人を呼び立て、再び音楽を奏でさせ、また、彼から楽曲を学びました。
「うつくしい音色、キミの手はまるで魔法のようだ」
幼く、気弱な吟遊詩人は何も言えずに俯きました。王子様は続けます。
「俺に悪い魔法がかかった時、キミのその、魔法のような音楽、言葉で、俺のことを倒してほしい」
吟遊詩人は驚きました。王子様を討伐するなんて夢にも思わなかったからです。
「いいえ、王子様。僕にはそのようなことはできません」
「いいや、キミにしか頼めない。俺が闇に飲み込まれた時、キミならきっとその巧みな言葉の波と、そこに込められた音楽で、俺の負の力を壊してくれるだろう」
gureiyama
DOODLE🏔️阿絮と髭についての小話晋王との昔話と老温との今
自分の中で子舒さんはあまり髭が生えないのでは?という気がしていて
だから変装であんなに髭髭してたのなら可愛い(髭が普通の時代なんだろうけど)
「憧れのお髭✨」
以前の晋舒イベの時に書いた「子ども周」が気に入ってます
何もないけど一応パスを
パス:周子舒さんが仕えていた国の名前漢字一字 4440
©️銀 寿羅
DOODLE「…お前とこうして夜空を眺めるのも久しぶりだなぁ」🎸「は?そんな事あったか?」
🍎「忘れたのか?昔はよくお前を抱えて夜明けまで空を眺めていただろ?」
🎸「おー、やだやだ。ジジィはすぅぐ昔話をしたがる」
🍎「💢」
🎸「www」
🎸(嘘だって、全部覚えてる♡
お前がしてくれた事、くれたモノ、くれた言
葉、ぬくも りーー私だけの宝物♡)
#あまあまルシアダday 2
mochattt
PAST新ゲパラレルのような何か。あんまりほのぼのした話ではないです。書きたかったこと
・三匹がショタで幼馴染の話
・昔話系の怪談でよくある展開
グロってほど多分グロくないですけど一応グロ注意です。いつものごとくCP要素は薄めです。 9463
Chemical_W12
MOURNING不辜のサァカス ナイフノモツレ現行× 未通過×
こどもの日記念 ニカ視点の昔話
【注意要素】
・本編開始より前の捏造過去編
・自陣ルフ・サマーァのうちよそ匂わせ要素
・NPCの自己解釈
PASS:けみかえるのカスモツ最推し 2862
gureiyama
DONE葉白衣と容長青の昔話🏔️の白衣は恋に報われないけれど
その生涯はいつも幸せに包まれていたんです(言い切った)
捏造しかないよ!
自分の書く白衣ものはそれぞれがつながっているような、つながっていないような…そんな感じです
My Way 日頃、誰よりも態度の大きな葉白衣が躊躇いがちな仕草で戸を開けた。
「帰ったか、白衣」
居室の真ん中、卓に向かい本を開いていた容長青が笑みを浮かべて顔を上げた。
おや? と眉を軽く不思議そうにする。
六合心法の果てに髪は白くなったが、眉は黒々としている。そのためか老いては見えない。どちらかと言うと、男が好んで着る灰色の衣が全体を落ち着きさせ[[rb:すぎる > ・・・]]と葉白衣は時に言う。
「白衣。水を飲むか」
「……ああ」
下界は雪解けがすすむ。
さほど高くない場所に建てられてはいるが、しかし長明山の二人が住む屋敷の周りは雪に包まれている。家の中に置いた甕の水は、薄氷が張るほどに冷え切っていた。
5357「帰ったか、白衣」
居室の真ん中、卓に向かい本を開いていた容長青が笑みを浮かべて顔を上げた。
おや? と眉を軽く不思議そうにする。
六合心法の果てに髪は白くなったが、眉は黒々としている。そのためか老いては見えない。どちらかと言うと、男が好んで着る灰色の衣が全体を落ち着きさせ[[rb:すぎる > ・・・]]と葉白衣は時に言う。
「白衣。水を飲むか」
「……ああ」
下界は雪解けがすすむ。
さほど高くない場所に建てられてはいるが、しかし長明山の二人が住む屋敷の周りは雪に包まれている。家の中に置いた甕の水は、薄氷が張るほどに冷え切っていた。
寝れる時に寝る
DOODLE東京四凶 未通過❌比義と七日町さんの昔話
青葦歌「浅からぬ多少の縁があり、相手に何かあった時には助けようと思える関係だとよいだろう。」→あ!ない!→KPの許可をもらって捏造 5
おすし(半額)
DOODLE捏造961もどき・雑談するだけシリーズ(?)題:騎士と昔話
『Sword and oath, And all you need!』 しゅ、しゅ、と目の粗い布と剣の腹が擦れる音が目の前で立てられるのを、ロイドはずっと見つめている。
右から左へ──向こうにとっては反対だ、ゆっくりとした、だが決して軽くはない手の動きが繰り返されるのを、ただ、ずっと見つめている。
その手を見るのが好きだった。この時間が。目の前のひとの、剣士としての父の立ちふるまいを見ているのが。
少し距離を空けて並んだ寝台にどちらからともなく向かい合うように腰掛けて、いや、大抵の場合はロイドのほうが先だ、夜の他愛もない時間を過ごすのが常だった。風呂も済ませて服を着崩していつでも寝てしまえそうな格好のロイドとは違い、クラトスはまだ旅装を少し解いた程度だ。
剣の手入れをするクラトスの手元、それから表情をまじまじと眺めていられるのは、自分のぶんを早々に終えてしまった時の特権だ。
6176右から左へ──向こうにとっては反対だ、ゆっくりとした、だが決して軽くはない手の動きが繰り返されるのを、ただ、ずっと見つめている。
その手を見るのが好きだった。この時間が。目の前のひとの、剣士としての父の立ちふるまいを見ているのが。
少し距離を空けて並んだ寝台にどちらからともなく向かい合うように腰掛けて、いや、大抵の場合はロイドのほうが先だ、夜の他愛もない時間を過ごすのが常だった。風呂も済ませて服を着崩していつでも寝てしまえそうな格好のロイドとは違い、クラトスはまだ旅装を少し解いた程度だ。
剣の手入れをするクラトスの手元、それから表情をまじまじと眺めていられるのは、自分のぶんを早々に終えてしまった時の特権だ。