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    昔話

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    TRAININGお題:「昔話」「リラックス」「見惚れる」
    盗賊団の伝説を思い出すネロが、ブラッドリーとの初めてのキスを思い出すお話です。軽いキス描写があります。
    かつての瞳 ブラッドは酔うと時折、本当に時折昔話をする。
     普段はそんな様子など見せないくせに、高慢ちきな貴族さまから後妻を奪った話だとか(彼女はただ可哀想な女ではなく女傑だったようで、しばらく死の盗賊団の女神になり、北の国の芸術家のミューズになった)、これもやはり領民のことを考えない領主から土地を奪い、追いやった後等しく土地を分配したことなど、今でも死の盗賊団の伝説のうちでも語り草になっている話を、ブラッドは酒を飲みながらした。俺はそれを聞きながら、昔の話をするなんて老いている証拠かなんて思ったりして、けれど自分も同じように貴族から奪った後妻に作ってやった料理の話(彼女は貧しい村の出で、豆のスープが結局は一番うまいと言っていた)や、やっと手に入れた土地をどう扱っていいのか分からない領民に、豆の撒き方を教えてやった話などを思い出していたのだから、同じようなものなのだろう。そしてそういう話の後には、決まって初めて俺とブラッドがキスをした時の話になる。それは決まりきったルーティーンみたいなものだった。
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    sadachbia7789

    DONEK富♀+小也、昔話をする大学生也
    このK富は成立してます。
    人先生は暴の力やお神酒、富は塩で怪異と戦います。二人は慣れすぎてバスター化してる。
    小也を守るK富が書きたくて……。あと前衛で守る人先生と後衛で小也を抱き締めて守ろうとするにょた富も詰め込みました。
    川の字で寝た事が嬉しくて怪異の記憶が薄い也くん大学時代、グループで話の流れで怪談話が始まり、話を振られる也くん
    うちの也くんは自身が強すぎる光のため、怪異は見えない設定なので「うーん……そういうのは無いなぁ」となる訳ですが、そういえばと思い出したことがあった。
    村に来てしばらくして慣れ始めた頃、高熱を出して寝込んだことがあった。当時小学生だったし、精神的な疲れもあるだろう、今日はゆっくり寝ているように、と寝かしつけられたがなんとなくK先生がおこっているように見えて怖かった。合間に富永先生が様子を見にきてくれて濡れタオルを新しくしてくれたり、水分補給を促してくれたりした。だからぽろっとK先生が怒っているのか聞いてしまった。富永先生はびっくりした顔をして、どうして?と聞き返した。僕は自分が体調を崩した事が原因じゃないかって思っちゃったんだよね。K先生がそんな事で怒るはずもないのに。そしたら富永先生は頭を撫でて「大丈夫だよ、Kが怒ってるのは別の事さ」と慰めてくれた。
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