晋
r__iy1105
PROGRESS6月の晋松本。教師の高杉と生徒の松陰先生。過去に出会ったが事案。〈プロローグ・松陰視点〉
「あ、先生。こんな所に居たのですね」
蝉が五月蠅く鳴き始め、日差しが夏に変わり始めた初夏の雑木林の中だった。
幼い僕の事を先生と呼び、何処か熱の籠った目を向ける赤髪の男。
誰と聞くよりも先に、男の腕が僕に伸びていた。
逃げる間もなく、男に抱き締められて身動きが取れなくなってしまった。
「先生。僕には時間が無いんです」
僕に質問の余地はなく、男が覆いかぶさったと同時に木漏れ日が眩しくて目を閉じる。
「実力行使なんて僕らしくないですが、許してください。松陰先生」
男の声は蝉の鳴き声と一緒に溶けて、僕の脳内にこびりついて消えなかった。
気付いた時、僕は病院に居た。
「起きたのね!もう大丈夫だから!!」
972「あ、先生。こんな所に居たのですね」
蝉が五月蠅く鳴き始め、日差しが夏に変わり始めた初夏の雑木林の中だった。
幼い僕の事を先生と呼び、何処か熱の籠った目を向ける赤髪の男。
誰と聞くよりも先に、男の腕が僕に伸びていた。
逃げる間もなく、男に抱き締められて身動きが取れなくなってしまった。
「先生。僕には時間が無いんです」
僕に質問の余地はなく、男が覆いかぶさったと同時に木漏れ日が眩しくて目を閉じる。
「実力行使なんて僕らしくないですが、許してください。松陰先生」
男の声は蝉の鳴き声と一緒に溶けて、僕の脳内にこびりついて消えなかった。
気付いた時、僕は病院に居た。
「起きたのね!もう大丈夫だから!!」
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DONE【現パロ】恋敵/高雅←おうの(Fate)運命の出会いをしたと語るおうの。それが雅さんだったと知る高杉。雅さんに告白するおうの。高杉が好きだからごめんなさいとフる雅さん。雅さんに翻弄される高杉――まあそんな感じのお話です
【現パロ】恋敵 運命の人に出会った!そう僕の前で豪語するのはおうのだった。彼女が言うに通学路、学校からの帰り道に通りかかる公園のベンチでいつも本を読んでいる可憐な女性がいるのだそう。いつもその子を可愛いと思って目の保養にしていたそうなのだが――、
「ナンパに絡まれていてね?ちょっと助けるつもりで友達のふりをして振り払ったの!」
そう言っておうのはその出来事のことを語り始めた――。
「ごめんね?突然、嫌じゃなかった?」
「いえ、そんな…助けて下さりありがとうございます」
そう言って彼女は深々と頭を下げる。凛としていて所作が麗しいとおうのは語る。
「あ、あのね!私…ずっとあなたのことを気になっていて…そ、それでその…れ、連絡先交換しない!?」
2072「ナンパに絡まれていてね?ちょっと助けるつもりで友達のふりをして振り払ったの!」
そう言っておうのはその出来事のことを語り始めた――。
「ごめんね?突然、嫌じゃなかった?」
「いえ、そんな…助けて下さりありがとうございます」
そう言って彼女は深々と頭を下げる。凛としていて所作が麗しいとおうのは語る。
「あ、あのね!私…ずっとあなたのことを気になっていて…そ、それでその…れ、連絡先交換しない!?」
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DONE高杉晋作の贈った銃/高雅(Fate)史実の龍馬に高杉さんが贈ったとされる銃を雅さんが高杉さん不在の時に龍馬さんに持たせてもらう話です
高杉晋作の贈った銃 「わぁ」
龍馬から手渡された鉛の塊を持ちその重さに驚きのあまり雅子は声を上げた。
「これが晋作様が坂本様に贈ったという銃なのですね」
「ああ…本当に当時の僕は喜んだものだよ」
そう言って龍馬は笑い雅子はしげしげと銃ーーピストルを見つめた。きっとこの場に話題の中心である高杉晋作その人がおれば雅子から銃を奪うなり、龍馬に嫉妬したりするだろうが今はクエストに駆り出されておりその当の本人はいない。それをチャンスと見た雅子が龍馬に持たせて欲しいとお願いしたのだった。
「あの人は贈り物が好きでしたから…」
「まあ、気持ちは分からないでもないよ。贈り物をする時ってその人のことを考えるものだから、手紙もそうだな」
と言う龍馬に雅子も頷いた。生前、その夫はその両方をよくしてくれたものだと雅子にとっての生涯の宝物を思い返しそして満足した雅子は龍馬に銃を返した。
1412龍馬から手渡された鉛の塊を持ちその重さに驚きのあまり雅子は声を上げた。
「これが晋作様が坂本様に贈ったという銃なのですね」
「ああ…本当に当時の僕は喜んだものだよ」
そう言って龍馬は笑い雅子はしげしげと銃ーーピストルを見つめた。きっとこの場に話題の中心である高杉晋作その人がおれば雅子から銃を奪うなり、龍馬に嫉妬したりするだろうが今はクエストに駆り出されておりその当の本人はいない。それをチャンスと見た雅子が龍馬に持たせて欲しいとお願いしたのだった。
「あの人は贈り物が好きでしたから…」
「まあ、気持ちは分からないでもないよ。贈り物をする時ってその人のことを考えるものだから、手紙もそうだな」
と言う龍馬に雅子も頷いた。生前、その夫はその両方をよくしてくれたものだと雅子にとっての生涯の宝物を思い返しそして満足した雅子は龍馬に銃を返した。
NaclcaN
DONE→続き描いた!⚠️松晋読書に集中しすぎて反応が鈍くなる先生と、
聞こえてない前提で言いたい放題してたけどしっかり聞かれてた弟子
先生は有言実行の男なのでこの後じっくりヨシヨシしてくれるよ
イベントで出てた、ダメージ差分の髪解けてる社長好きだな!
髪の毛サラサラで描いてて楽しかった
NaclcaN
DONE⚠️松晋周回手伝ったら先生すごい褒めてくれるよ!
そんな訳でポカの黒曜周回に社長連れ回してるんですが
あまりにつらいので松晋妄想しながら頑張ってます
マスターの知らないところでこんなやりとりがあったに違いない!
えっ松先生?うちのデアにはもちろん居ますけど…?(強い幻覚を見ています
NaclcaN
DOODLE⚠️松晋 NSFW彼シャツ二番煎じかもだけど、どうしても着て欲しくて描いちゃった!
つか、あんなに特徴あってひと目で誰の服か分かるようなシャツ、受に羽織らせて匂わせする以外の使い道あるんですか???ないよね…!?!?
3枚目は、肌色陰影と汁追加した表情差分です
そんなに大したことないけど、念のためワンクッション置いています 3
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DONE君は僕の癒しスポット/高雅(Fate)洗濯物を担ぐ雅さん絶対美人だよな見てえ~という妄想から生まれたお話です。英霊同士の高雅
君は僕の癒しスポット「ったく、マスターくんと言えど人使いが荒くないかい?」
ぶつくさと呟きながらも種火パーティーの奴らよりはマシだなと思いつつ廊下を歩く。歩いていると何やら大きな荷物を抱えた僕の妻ーー、雅子の姿を見つけ声をかけた。
「雅!」
「!し、晋作様…おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま…っていや、今はそういうのじゃなくて…すごい荷物だけどどうしたの?」
籠の中に入っているのはシャツやらシーツやらそういった類のもので問えば困ったように雅は眉を下げた。
「カルデア職員様たちの洗濯物でございます。英霊のも、職員様のもこの大所帯ですからかなり出るようで…時間を持て余していたので代わりにしていたのですけれど…」
そう言って雅は汗を拭った。
1362ぶつくさと呟きながらも種火パーティーの奴らよりはマシだなと思いつつ廊下を歩く。歩いていると何やら大きな荷物を抱えた僕の妻ーー、雅子の姿を見つけ声をかけた。
「雅!」
「!し、晋作様…おかえりなさいませ」
「ああ、ただいま…っていや、今はそういうのじゃなくて…すごい荷物だけどどうしたの?」
籠の中に入っているのはシャツやらシーツやらそういった類のもので問えば困ったように雅は眉を下げた。
「カルデア職員様たちの洗濯物でございます。英霊のも、職員様のもこの大所帯ですからかなり出るようで…時間を持て余していたので代わりにしていたのですけれど…」
そう言って雅は汗を拭った。
r__iy1105
DONE晋松。亡くなった人の声ではなく姿を忘れるのに、声だけは何時までも忘れられない高杉人は、亡き人の声から忘れると言うらしい。
声から忘れて何を忘れるのかは、僕も分からない。
「……声から、か」
ベベンと三味線を鳴らして、深い溜息を付きながら煙管に手を伸ばす。
声から忘れられたら、それはそれで切ないのだろう。
煙管を咥えて紫煙を吐き出すと、煙さに眉を寄せる松陰先生を思い出す。
先生は煙草が好きではなかったし、僕の肺の弱さについても知っていた。
「晋作、またそんな物を吸っているのですか」
今でも鮮明に聞こえる先生の声に、手にした煙管を煙草盆へと置く。
「辞めさせたいのなら、口吸いの一つくらいしてくれても良かったじゃないですか」
今なら幾らでも軽口を叩けるのに、そう言いたい先生はもう居ない。
記憶を呼び起こしても、先生の姿は思い出せるのに顔がボヤけてしまう。
562声から忘れて何を忘れるのかは、僕も分からない。
「……声から、か」
ベベンと三味線を鳴らして、深い溜息を付きながら煙管に手を伸ばす。
声から忘れられたら、それはそれで切ないのだろう。
煙管を咥えて紫煙を吐き出すと、煙さに眉を寄せる松陰先生を思い出す。
先生は煙草が好きではなかったし、僕の肺の弱さについても知っていた。
「晋作、またそんな物を吸っているのですか」
今でも鮮明に聞こえる先生の声に、手にした煙管を煙草盆へと置く。
「辞めさせたいのなら、口吸いの一つくらいしてくれても良かったじゃないですか」
今なら幾らでも軽口を叩けるのに、そう言いたい先生はもう居ない。
記憶を呼び起こしても、先生の姿は思い出せるのに顔がボヤけてしまう。
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DONE愛しい愛しい君の寝顔/高雅(Fate)三千世界〜ネタ。雅さんの寝顔大好きな高杉さん可愛いよね…うちの雅さんは第二の生で喧嘩っぽいこともして吹っ切れてるのであんまり取り繕ったりしてないです
愛しい愛しい君の寝顔 朝、目が覚め隣ですやすやと眠る雅を見て雅を起こさないように僕は小さくガッツポーズをした。生前、雅は僕に寝顔を見られるのは恥ずかしいだとか無様だとかなんとか言って初めて寝顔を見た以降は僕の後に寝て僕より先に起きるということを徹底していた。元々、僕があまり雅の側にいなかったせいで本当にあの可愛い安心しきった寝顔を見ることができたのが一度きりというのは小さな僕の未練の一つだった。しかし、カルデアで再会し第二の生。もう僕の妻ではないと言い、自分は悲しむし怒るし泣くし嫉妬もする。もう我慢はしないと宣言した。そして宣言の形として僕の隣で眠ってくれることが何よりもの報酬だった。僕が雅を傷つけ悲しませたのは事実でそれは戒めとして僕の中には残り続けるもの。けれどそれ以上にこの笑顔を独占できるのはやっぱり嬉しいと思ってしまう。
1115pagupagu14
DONE例え先生が相手だとしても/高雅+松蔭(Fate)松蔭先生がやってきて嫉妬する高杉さんの高雅です。高杉さんにとっての執着する相手というのはストッパーになりそうだなと思って…
例え先生が相手だとしても 吉田松陰が召喚に応じ、カルデアにやってきた。それは同じ時代を生きたものたちにとっては喜びを表すもので特に松陰を人生の師と仰いだ高杉晋作はとてつもなく喜んだ。
「松陰先生!僕は先生の教えにならい、すばらしい妻を迎えました!彼女がその妻です」
そう紹介され雅子は深々とお辞儀をした。
「晋作の妻にしては出来すぎた娘ですね」
「でしょうでしょう!」
自分のことのように喜び、高杉は自慢げに胸を張った。
「ありがとうございます。松陰様のことは夫からよく話を聞いていました」
「ほう?」
「べ、別に変なことは言ってないですよ!?」
「ええ、変なことはなにも。晋作様が義父様の反対を押し切り、嘘を吐いてまで通う価値のあった塾だったことや、今の自分があるのは松陰様のおかげであること、あなたが妻をとれと言うから私はくじを引き彼を引き当てたのだと思うと…私個人としても感謝しかありません」
1458「松陰先生!僕は先生の教えにならい、すばらしい妻を迎えました!彼女がその妻です」
そう紹介され雅子は深々とお辞儀をした。
「晋作の妻にしては出来すぎた娘ですね」
「でしょうでしょう!」
自分のことのように喜び、高杉は自慢げに胸を張った。
「ありがとうございます。松陰様のことは夫からよく話を聞いていました」
「ほう?」
「べ、別に変なことは言ってないですよ!?」
「ええ、変なことはなにも。晋作様が義父様の反対を押し切り、嘘を吐いてまで通う価値のあった塾だったことや、今の自分があるのは松陰様のおかげであること、あなたが妻をとれと言うから私はくじを引き彼を引き当てたのだと思うと…私個人としても感謝しかありません」
暖(はる)
DOODLE長晋ワンライ初挑戦。過去のお題お借りしました。
特殊性癖:高杉さんの霊基異常生理ネタおよびそれに伴う血の描写があります。
NOT女体化
高杉さんが生前に奥さん、付き合っていた人いたと地の文で語っている。
医療サーヴァント、ダ・ヴィンチさんが登場してます(動いているのは後者)
長→←晋ですが、キス描写有ります
第59回 血 部屋の空気を循環させるモーターの音が、普段は気にもしないのに今日は煩い。
唸りながら躰を丸めるが異常となった躰は少しも良くはならない。
早く良くなりますようにと、マシュから渡された猫型湯たんぽを、ないはずなのにある胎へ当てればじんわりとした温もりに少しだけ呼吸が楽になる。
カルディアに召喚されて数ヶ月、例えば語尾に、だっちゃ☆と鬼娘よろしく可愛く振る舞うハメになった岡田や、斎藤と沖田の性別が入れ替わるなどトンチキ霊基異常を一通り拝見し、笑い転げていた高杉だったがまさか自分にも降りかかるとは思わなかった。
それに気づいた瞬間高杉は悲鳴を上げた。生前、上海で見た、清朝風仕立ての紫檀寝台が洒落ていたという理由で、「和室も出来るよ、」という藤丸に断りベッドにして貰った。
3762唸りながら躰を丸めるが異常となった躰は少しも良くはならない。
早く良くなりますようにと、マシュから渡された猫型湯たんぽを、ないはずなのにある胎へ当てればじんわりとした温もりに少しだけ呼吸が楽になる。
カルディアに召喚されて数ヶ月、例えば語尾に、だっちゃ☆と鬼娘よろしく可愛く振る舞うハメになった岡田や、斎藤と沖田の性別が入れ替わるなどトンチキ霊基異常を一通り拝見し、笑い転げていた高杉だったがまさか自分にも降りかかるとは思わなかった。
それに気づいた瞬間高杉は悲鳴を上げた。生前、上海で見た、清朝風仕立ての紫檀寝台が洒落ていたという理由で、「和室も出来るよ、」という藤丸に断りベッドにして貰った。
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DONE【現パロ】梅と菊/高雅(Fate)現パロ高雅の朝チュンのお話。菊を好きになってくれたら雅さんめっちゃ嬉しいと思うんだよな~~いかがわしさはゼロです
【現パロ】梅と菊 「今生は雅の出産に立ち会いたいなあ」
朝寝をした後、晋作はぽつりと独り言のように口にする。隣で寝ていた雅子はその言葉を聞きくるりと晋作の方を向いた。
「出産ですか?」
「ああ、前世は僕はそばについて励ましてやることも出来なかったからな」
「その変わり義母様たちが傍についていてくれましたよ」
「でもさあ…結構僕としては後悔の一つなんだよなあ」
「…晋様も後悔なんてするんですね」
「するとも!というか後悔ばっかりだよ」
そう言ってからからと笑って晋作は雅子の肩を抱いた。素肌が触れ、雅子は熱いくらいだった。
「後悔しないようにはしていたけど後悔はしたさ。それこそもっと長生きしたかった…とかね」
ウインクして言うが笑って言うようなことではなく思わず雅は頬をつねった。
933朝寝をした後、晋作はぽつりと独り言のように口にする。隣で寝ていた雅子はその言葉を聞きくるりと晋作の方を向いた。
「出産ですか?」
「ああ、前世は僕はそばについて励ましてやることも出来なかったからな」
「その変わり義母様たちが傍についていてくれましたよ」
「でもさあ…結構僕としては後悔の一つなんだよなあ」
「…晋様も後悔なんてするんですね」
「するとも!というか後悔ばっかりだよ」
そう言ってからからと笑って晋作は雅子の肩を抱いた。素肌が触れ、雅子は熱いくらいだった。
「後悔しないようにはしていたけど後悔はしたさ。それこそもっと長生きしたかった…とかね」
ウインクして言うが笑って言うようなことではなく思わず雅は頬をつねった。
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DONE菊を纏う君/高雅(Fate)三千世界~を読んで新たに加わった解釈を元に書いた高雅。簡単に自分のものになって
くれない雅さんとそれでいいとどこか思ってる高杉さんの話です
菊を纏う君「菊、かぁ…」
今日の雅は菊を纏っていた。僕の好きな花といえば梅だ。梅坊には梅をつけたしおうのの尼僧としての名前にも梅をあげた。それなのに雅は、僕の妻は【菊】だった。聞くところによれば僕の父がつけたものらしくそれを当の本人は大層雅は気に入っている。以前、マスターくんに好きな花を聞かれた時僕は梅、と即答。しかし雅はそんな僕の横で「菊が好きです」と凛として答えた。僕が梅のことが好きだと知っているはずなのに。
「家で育てたことがありまして、それに義父様が私に菊という名を下さって…それから一等大好きに」
ふふ、と笑って僕の父の話をする雅。君の夫は僕だろう!?と思わなくはないがそんなふうに騒ぎ立てるのがどうも子供っぽい気がして僕は口を閉ざすのだった。
1035今日の雅は菊を纏っていた。僕の好きな花といえば梅だ。梅坊には梅をつけたしおうのの尼僧としての名前にも梅をあげた。それなのに雅は、僕の妻は【菊】だった。聞くところによれば僕の父がつけたものらしくそれを当の本人は大層雅は気に入っている。以前、マスターくんに好きな花を聞かれた時僕は梅、と即答。しかし雅はそんな僕の横で「菊が好きです」と凛として答えた。僕が梅のことが好きだと知っているはずなのに。
「家で育てたことがありまして、それに義父様が私に菊という名を下さって…それから一等大好きに」
ふふ、と笑って僕の父の話をする雅。君の夫は僕だろう!?と思わなくはないがそんなふうに騒ぎ立てるのがどうも子供っぽい気がして僕は口を閉ざすのだった。
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DONE晋松。戊辰聖杯戦争を滅茶苦茶にしたから、松陰先生召喚されないかなってワクワクしてたら、カルデアの方に召喚されたと言う話。なお、先生にはフラれる。流血開城をした時、もしかしたらと思う事があった。
ぐちゃぐちゃになった聖杯戦争を正しく戻すために、裁定者として僕が望んだ人が召喚されないかと。
「結構掻き回したつもりなんだけど、聖杯の基準ってわからない物だな」
マスター殺し、部外者の殺害、他にも暗殺をしてみたが、裁定者が来ることはなかった。
「他に聖杯戦争を滅茶苦茶にする手立てもないし、神が支配する場を作るのもまた楽しいか」
喚ばれないのであれば、これからを楽しむしかない。
この地を選んだのも、あの人なら裁定者として喚ばれそうだと思ったからだ。
だが聖杯が喚ばない限り、裁定者が表れる事はない 。
仕方が無いと自分に言い聞かせて、僕の計画を進めるしかなかった。
武市は不本意ではあったのか、田中君がもう一度手元に帰って来たのは喜んでいる様ではあった。
1388ぐちゃぐちゃになった聖杯戦争を正しく戻すために、裁定者として僕が望んだ人が召喚されないかと。
「結構掻き回したつもりなんだけど、聖杯の基準ってわからない物だな」
マスター殺し、部外者の殺害、他にも暗殺をしてみたが、裁定者が来ることはなかった。
「他に聖杯戦争を滅茶苦茶にする手立てもないし、神が支配する場を作るのもまた楽しいか」
喚ばれないのであれば、これからを楽しむしかない。
この地を選んだのも、あの人なら裁定者として喚ばれそうだと思ったからだ。
だが聖杯が喚ばない限り、裁定者が表れる事はない 。
仕方が無いと自分に言い聞かせて、僕の計画を進めるしかなかった。
武市は不本意ではあったのか、田中君がもう一度手元に帰って来たのは喜んでいる様ではあった。
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DONE長晋ワンライ社長のことばかりセンチメンタルにさせてる気がしたから今回は森くんに弱ってもらった。
第62回「傷」「今日はありがとう。またよろしくね」
「おお、気にくわねぇやつがいたらいつでも言えや。オレがぶっ殺してやるからよ!」
殺すのはやめてね、なんてどうにも甘い言葉を告げた現在の主を見送る。ブリーフィングルームに向かった二つの背中は主従関係があるようにはとても見えない。マスターとサーヴァントであり、先輩と後輩でもあるらしい。先輩と後輩というのはよくわからないが、明確な主従を示した方が何事も便利だというのに今の主はそれをしたがらなかった。他のサーヴァントに対してもあくまでも対等な関係を築こうと努力している姿をよく見受けられる。実際信長が仕えていると聞くと違和感があるものだし、今まで上に立ってきたもの達が多いここでは主従に拘らない姿勢は正しく受け入れられているようだ。
1540「おお、気にくわねぇやつがいたらいつでも言えや。オレがぶっ殺してやるからよ!」
殺すのはやめてね、なんてどうにも甘い言葉を告げた現在の主を見送る。ブリーフィングルームに向かった二つの背中は主従関係があるようにはとても見えない。マスターとサーヴァントであり、先輩と後輩でもあるらしい。先輩と後輩というのはよくわからないが、明確な主従を示した方が何事も便利だというのに今の主はそれをしたがらなかった。他のサーヴァントに対してもあくまでも対等な関係を築こうと努力している姿をよく見受けられる。実際信長が仕えていると聞くと違和感があるものだし、今まで上に立ってきたもの達が多いここでは主従に拘らない姿勢は正しく受け入れられているようだ。
10co
DOODLE個人的松晋イメソン個人的松晋イメソン。
単体のようなのだったりイベント後だったり解釈に幅がある仕様。
「stone cold」FictionJunction
「ことのほかやわらかい」FictionJunction
「荒野流転」FictionJunctionYUUKA
「survivor」BLUE ENCOUNT
「僕たちの行方」高橋瞳
「風が吹く街」ラックライフ
「融雪」THESIXTHLIE
「モザイクカケラ」SunSet Swish
「空色デイズ」中川翔子
・Kalafinaが大好き
「夢の大地」
「アレルヤ」
「blaze」
「星の謡」
「ARIA」
「満天」
「百火撩乱」
288単体のようなのだったりイベント後だったり解釈に幅がある仕様。
「stone cold」FictionJunction
「ことのほかやわらかい」FictionJunction
「荒野流転」FictionJunctionYUUKA
「survivor」BLUE ENCOUNT
「僕たちの行方」高橋瞳
「風が吹く街」ラックライフ
「融雪」THESIXTHLIE
「モザイクカケラ」SunSet Swish
「空色デイズ」中川翔子
・Kalafinaが大好き
「夢の大地」
「アレルヤ」
「blaze」
「星の謡」
「ARIA」
「満天」
「百火撩乱」
takihi
MOURNING松と晋とゲロとマスターの話※松先生召喚if
※嘔吐注意
吉田松陰がカルデアに召喚された。
待ちに待ったその吉報に、カルデアの高杉晋作は歓喜の声を上げ三味線を掻き鳴らし、歓迎パーティーのため厨房に自ら赴きメニューを考え、食堂に手作りの飾り付けまでこしらえた。
あのSAITAMAの地で言葉を交わした彼とは別の霊基だったとしても、師と再び同じ時を過ごせることを何よりも望んでいた弟子だったのだ。
ゆえに、祝いの席で傾ける杯のペースがいつもより早くなってしまったのも、また必定。
「せんせぇ~、僕はねぇ、わかっているんですよぉ」
主賓席に静かに座っていた松陰にくだをまいて絡んでいるサーヴァントがいると思ったら案の定それは高杉だった。
「うわっ、社長どうしたんですか、大丈夫ですか?!」
2018待ちに待ったその吉報に、カルデアの高杉晋作は歓喜の声を上げ三味線を掻き鳴らし、歓迎パーティーのため厨房に自ら赴きメニューを考え、食堂に手作りの飾り付けまでこしらえた。
あのSAITAMAの地で言葉を交わした彼とは別の霊基だったとしても、師と再び同じ時を過ごせることを何よりも望んでいた弟子だったのだ。
ゆえに、祝いの席で傾ける杯のペースがいつもより早くなってしまったのも、また必定。
「せんせぇ~、僕はねぇ、わかっているんですよぉ」
主賓席に静かに座っていた松陰にくだをまいて絡んでいるサーヴァントがいると思ったら案の定それは高杉だった。
「うわっ、社長どうしたんですか、大丈夫ですか?!」