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    アカリ

    TRAINING微ホラー話ふたつめです、前より長くなって出し所迷ってました。起承転結の結が曖昧なホラー好きが書いたものなのでゆるっと楽しんでいただければ幸いです。
    東京奇譚.二「えぇ、それは確かに居ました」

    女は頬に手を添えて──うんうんと小刻みに何度も頷いて周囲を忙しなく伺っている。KKと暁人にしてみればその挙動の方が不気味で「続き良いか」とKKが促すまで女は天井、壁、床をひたすらジロジロと見続けていた。

    「あ、あぁ、はい…すみません、すみません。私ときたらいつもこうで。そのせいで受付嬢のクセに落ち着きがないのだと弊社の方々にも何度も言われて──また逸れましたね。申し訳ございません」

    女の手は小さくカタカタと震えている。恐怖のせいかと暁人が声をかけようとしたのをKKはそっと片手で制してきた。
    オフィス街にある某ビル。そこはテナントなどではなく一階から最上階まで全てその会社のビルであり、都内でここまでしっかりとしたオフィスを構えるのはなかなかのものであろう。しかし今まであまり聞いたことのない企業だと暁人が頭を捻っていると凛子とKKは「あまり詳しく詮索しない方がいいかもな」と至極真面目な顔で言ってきて。表向きはマトモ、ということはもしかしたら何か裏がある会社なのかもしれない。
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    ねこメロン

    DONE初参加です。
    1h+15minくらい…

    2417ささくう。ささ←←くうな感じです。
    ささはくこのこと好きで手出しちゃうけど、ガード鋼で半ば諦めてる。
    くこは好きだからこそ、曖昧な関係は嫌ではっきりさせてほしい。(でも好きだから言うこと聞いちゃうんだよね……泣)

    稚拙な文章で申し訳ありませんお目汚し失礼します…………😭
    お題「悪僧」「自分、悪僧名乗る割にはエエ子やんなぁ。ウチ来て言うたらすぐ俺んとこ来るし。ちっさい身体好きに触らしてくれるし……勝手に冷蔵庫開けてメシ食うところ以外はお利口な坊さんやで」

     時計の針が頂点を迎えようとも眩しい光につられた虫のように人々が集まる場所であれ、十五分少々車を走らせればプライベートな空間に隔離された安堵の出来る街へと景色が移ろうのだから、東都の住み心地も決して悪くはない。それに電話一本掛ければ、オオサカで一人暮らしていた頃とは違い抱き枕という名の人肌を無償で得られるのだ。抱き枕は「うぜえ」「調子乗んな」「煙草臭え」と常に悪態吐いているものの、今は大人しく家主である簓の腕に抱かれている。

    「毎晩簓さんの呼び出しを期待してんねやろなぁ思たら微笑ましいわ」
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