王様
yammy883
DOODLE大王様が蕎麦に絡まれている様子…ではなくて大王様がダークマターに憑依されそうになっている図です。土曜朝にやってる国民的RPGが原作のアニメのオマージュだから安心安全の全年齢です。ほんとだよ。youl
DOODLE私の頭の中でレオフェムは熟年夫婦で2人で縁側に座って茶を飲んでるイメージなので友達から始めるイメージが存在しない。友達から始めるとどうなるの?変なところで礼儀正しい王様だからいきなり呼び捨てにはしないのでは?えんどう
DONE▽酒呑ちゃんとぐだおと王様ぐだおが酒呑ちゃんに絡まれる話▽酒呑ちゃんがいます
▽酒呑ちゃんが喋ります
▽王様はやや不在です
▽ぐだキャスギル
「あら、旦那はん」
「あれ、酒呑ちゃん。珍しいね」
昼食時でざわつく食堂。蕩けるような声に横を見れば片手にいつもの大きな朱塗りの器を持ち、小さな瓢箪を小脇に抱えた酒呑童子が立っていた。食事より酒を好む彼女が食堂にいるのは珍しい。隣に座っていいかと問われて、特に断る理由もなかったので承諾した。おおきにありがとうと笑いながら、ちょこん、と小さな酒呑童子が椅子に収まる。
「ここの弓兵はんのな、作る肴がアテにようてなぁ。たまに見繕うてもろてるんよ」
「なるほど」
真っ昼間から酒を呑むのはどうかとも思うが、常に呑んでいるのが酒呑童子だ。今更咎めてもどうしようもない。それに彼女は酔いもしない。酔っ払っているような言動は多いが、全くの素面である。のらりくらりとして掴みどころがないのが酒呑童子だった。
8049▽酒呑ちゃんが喋ります
▽王様はやや不在です
▽ぐだキャスギル
「あら、旦那はん」
「あれ、酒呑ちゃん。珍しいね」
昼食時でざわつく食堂。蕩けるような声に横を見れば片手にいつもの大きな朱塗りの器を持ち、小さな瓢箪を小脇に抱えた酒呑童子が立っていた。食事より酒を好む彼女が食堂にいるのは珍しい。隣に座っていいかと問われて、特に断る理由もなかったので承諾した。おおきにありがとうと笑いながら、ちょこん、と小さな酒呑童子が椅子に収まる。
「ここの弓兵はんのな、作る肴がアテにようてなぁ。たまに見繕うてもろてるんよ」
「なるほど」
真っ昼間から酒を呑むのはどうかとも思うが、常に呑んでいるのが酒呑童子だ。今更咎めてもどうしようもない。それに彼女は酔いもしない。酔っ払っているような言動は多いが、全くの素面である。のらりくらりとして掴みどころがないのが酒呑童子だった。
えんどう
DONE▽王様が酒呑ちゃんに絡まれる話王様と酒呑ちゃんの話▽王様が酒呑ちゃんに絡まれます
▽ぐだお不在
▽ぐだキャスギル
きらきら、きらきら、お星さん。お山の中に湧いた綺麗ぇな水溜りみたいな蒼ぉい眼ぇと、燃えたお空みたいな紅ぁい眼ぇから、きらきら、きらきら、零れて落ちる。すれ違うとき。こっそり背中を見るとき。横顔を見るとき。眼ぇを見るとき。きらきら、きらきら、零れて落ちる。
「――ほんに、きれぇやわぁ。甘そやわぁ。よっつ刳り貫いて、うちの酒に蕩かして飲み干したいわぁ」
「…………………………神出鬼没とはよく言ったものよな。貴様、我に何か用か」
随分上から見下ろされる。小僧とどっちが大きんやろか、と考えながら酒呑童子が見上げれば、つい今まできらきらと眩い星を散らしていた真っ赤な瞳は、剣呑な光を宿してこちらを見下ろしていた。なんやの、もったいない。と呟けばその光が一層鋭さを増す。
1942▽ぐだお不在
▽ぐだキャスギル
きらきら、きらきら、お星さん。お山の中に湧いた綺麗ぇな水溜りみたいな蒼ぉい眼ぇと、燃えたお空みたいな紅ぁい眼ぇから、きらきら、きらきら、零れて落ちる。すれ違うとき。こっそり背中を見るとき。横顔を見るとき。眼ぇを見るとき。きらきら、きらきら、零れて落ちる。
「――ほんに、きれぇやわぁ。甘そやわぁ。よっつ刳り貫いて、うちの酒に蕩かして飲み干したいわぁ」
「…………………………神出鬼没とはよく言ったものよな。貴様、我に何か用か」
随分上から見下ろされる。小僧とどっちが大きんやろか、と考えながら酒呑童子が見上げれば、つい今まできらきらと眩い星を散らしていた真っ赤な瞳は、剣呑な光を宿してこちらを見下ろしていた。なんやの、もったいない。と呟けばその光が一層鋭さを増す。
えんどう
DONE▽フランちゃんと王様フランちゃんと王様が会話するだけの話▽フランちゃんがちょっと喋ります
▽ぐだおは出ないけどぐだキャスギルです
真っ白なドレスに真っ白なヴェール。鋼の踵を鳴らして闊歩する、花嫁を模した人造の少女。人間によって造られた不完全な人間の似せ物。可愛らしい容貌に似合わず戦う様は獣のソレだが、自在に電流を操る彼女は確かに強い。己より後にカルデアに召喚され、己より先に、聖杯を捧げられた女。まあ、先にすべてを捧げられたのは我だが、などと思考するギルガメッシュの内心など知る由もないフランケンシュタインはカツカツと踵を鳴らし、軽やかにヴェールを翻す。
その背を眺めるでもなしに眺めていれば、歩けど歩けどその背は前にいる。どうやら向かう先は同じらしい。歩幅の違うフランケンシュタインとの差は自然と徐々に縮まっている。残り数歩で追いつく、というところで突然フランケンシュタインが立ち止まった。あわや激突、とならないのはギルガメッシュの身体能力の賜物であろう。
1621▽ぐだおは出ないけどぐだキャスギルです
真っ白なドレスに真っ白なヴェール。鋼の踵を鳴らして闊歩する、花嫁を模した人造の少女。人間によって造られた不完全な人間の似せ物。可愛らしい容貌に似合わず戦う様は獣のソレだが、自在に電流を操る彼女は確かに強い。己より後にカルデアに召喚され、己より先に、聖杯を捧げられた女。まあ、先にすべてを捧げられたのは我だが、などと思考するギルガメッシュの内心など知る由もないフランケンシュタインはカツカツと踵を鳴らし、軽やかにヴェールを翻す。
その背を眺めるでもなしに眺めていれば、歩けど歩けどその背は前にいる。どうやら向かう先は同じらしい。歩幅の違うフランケンシュタインとの差は自然と徐々に縮まっている。残り数歩で追いつく、というところで突然フランケンシュタインが立ち止まった。あわや激突、とならないのはギルガメッシュの身体能力の賜物であろう。
えんどう
DONE▽王様がやきもちを焼く歓迎会とやきもちの話▽他の鯖の歓迎会が盛大で歓迎会なかった王様がちょっとやきもちを焼きます
▽不夜キャスさんとニトちゃんの歓迎会なので二人がちょっと喋ります
▽ぐだキャスギル
シェヘラザードと、ニトクリスが弊カルデアにやって参りました。
「おめでとうデザートビューティー 待ってました おめでとうシェヘラザードにニトクリス 種火なくてごめん しばらくは二人でお茶会してて」
「はい……戦場から遠ざかるのは……それは死より遠ざかる事なので……構わないのですが……」
「幾ら私が未熟とは言えファラオへの貢物がないとは何事ですか! 恥を知りなさい! 恥を!」
あからさまに嬉しそうなシェヘラザードに、おこと言う言葉が似合う怒り方をしているニトクリス。しかしやはりニトクリスもどこか嬉しそうに見える。頭上のウサ耳のような飾り?がピコピコと揺れているし。夏の駄女神によるトンチキイベントでお互いを相棒と呼ぶまでに信頼を深めた二人であるからこそ、やはり嬉しさは隠し切れないのだろう。二人(主にニトクリス)をまあまあと宥めながら食堂の椅子へ座るよう促す。そこにはこの時のために用意してもらった彼女たちの国の料理が並んでいる。所謂歓迎会というやつだ。話を聞きつけた宴会好きのサーヴァントたちもわらわらと集まってきている。なかなかに賑やかな歓迎会になって立香は満足気にその様子を眺め、一人輪の外にいるギルガメッシュの傍へ歩む。
2059▽不夜キャスさんとニトちゃんの歓迎会なので二人がちょっと喋ります
▽ぐだキャスギル
シェヘラザードと、ニトクリスが弊カルデアにやって参りました。
「おめでとうデザートビューティー 待ってました おめでとうシェヘラザードにニトクリス 種火なくてごめん しばらくは二人でお茶会してて」
「はい……戦場から遠ざかるのは……それは死より遠ざかる事なので……構わないのですが……」
「幾ら私が未熟とは言えファラオへの貢物がないとは何事ですか! 恥を知りなさい! 恥を!」
あからさまに嬉しそうなシェヘラザードに、おこと言う言葉が似合う怒り方をしているニトクリス。しかしやはりニトクリスもどこか嬉しそうに見える。頭上のウサ耳のような飾り?がピコピコと揺れているし。夏の駄女神によるトンチキイベントでお互いを相棒と呼ぶまでに信頼を深めた二人であるからこそ、やはり嬉しさは隠し切れないのだろう。二人(主にニトクリス)をまあまあと宥めながら食堂の椅子へ座るよう促す。そこにはこの時のために用意してもらった彼女たちの国の料理が並んでいる。所謂歓迎会というやつだ。話を聞きつけた宴会好きのサーヴァントたちもわらわらと集まってきている。なかなかに賑やかな歓迎会になって立香は満足気にその様子を眺め、一人輪の外にいるギルガメッシュの傍へ歩む。
えんどう
DONE▽王様が猫っぽくなった話猫っぽくなった王様の話▽霊基バグで王様がやや猫っぽくなった話です
▽ぐだキャスギル
prologue.
目が覚めたら、一緒に寝ていた人の頭に猫耳が生えていた。大きな三角形の、髪の色と同じ金色の猫耳。見間違いかと思った立香は目をこすり、ついでに自分の頬をぺちぺちと叩いたが猫耳は消えないし、ささやかな痛みがあった。夢ではなさそうだ。
「ん? なんだ、起き抜けに間抜けた顔をして……我の美しさに改めて驚いたか?」
「えっ、いや、王様はいつも綺麗ですけど…………気づいてます?」
身体を起こしもせず、向かいあって寝そべっている立香は、それ、と同じく寝そべっているギルガメッシュの頭を指差す。
「気づく? 一体何に……」
ギルガメッシュは立香の指の先を追って頭を上へ向ける。しかし立香が指差した大きな三角形の猫耳は、ギルガメッシュの頭から生えているので見上げたところで見えはしない。
6758▽ぐだキャスギル
prologue.
目が覚めたら、一緒に寝ていた人の頭に猫耳が生えていた。大きな三角形の、髪の色と同じ金色の猫耳。見間違いかと思った立香は目をこすり、ついでに自分の頬をぺちぺちと叩いたが猫耳は消えないし、ささやかな痛みがあった。夢ではなさそうだ。
「ん? なんだ、起き抜けに間抜けた顔をして……我の美しさに改めて驚いたか?」
「えっ、いや、王様はいつも綺麗ですけど…………気づいてます?」
身体を起こしもせず、向かいあって寝そべっている立香は、それ、と同じく寝そべっているギルガメッシュの頭を指差す。
「気づく? 一体何に……」
ギルガメッシュは立香の指の先を追って頭を上へ向ける。しかし立香が指差した大きな三角形の猫耳は、ギルガメッシュの頭から生えているので見上げたところで見えはしない。
Reinapantera
MOURNINGI love you so, please let me go #ousamaranking #rankingofkings #王様ランキング #王ランプラス #らくがき #デスハー #Ocxcanon #meifu #kingdesha #デスハ#oc #hentai 4えんどう
DONE▽王様がご褒美をくれる話王様がご褒美をくれる話▽ちゅっちゅしてるだけの話です
▽ぐだキャスギル
カタカタとキーボードを叩く手を止め、椅子の背もたれに寄りかかり伸びをする。肩がそこそこの痛みを訴えてきて、肩に手を当てぐるぐると回す。長時間同じ姿勢でいたせいで固まっていた肩と、肩甲骨の辺りが少し痛む。画面を埋め尽くす文字軍は、見つめ始めて三日が経とうとしていた。後回しにした自分が悪いとは言え、もうそろそろ終わらせたい。実際、あと少しではある。
「――終わったのか?」
ぐるぐると腕を回す立香に、ベッドの上の人影が声をかけた。首を横へ向けてそちらを見れば、カーテンのようにベッドの上部から垂れている薄い幕の向こうにいるその人の顔は見えなかった。
「いえ、あと少しです。ちょっと休憩しようかなって」
3465▽ぐだキャスギル
カタカタとキーボードを叩く手を止め、椅子の背もたれに寄りかかり伸びをする。肩がそこそこの痛みを訴えてきて、肩に手を当てぐるぐると回す。長時間同じ姿勢でいたせいで固まっていた肩と、肩甲骨の辺りが少し痛む。画面を埋め尽くす文字軍は、見つめ始めて三日が経とうとしていた。後回しにした自分が悪いとは言え、もうそろそろ終わらせたい。実際、あと少しではある。
「――終わったのか?」
ぐるぐると腕を回す立香に、ベッドの上の人影が声をかけた。首を横へ向けてそちらを見れば、カーテンのようにベッドの上部から垂れている薄い幕の向こうにいるその人の顔は見えなかった。
「いえ、あと少しです。ちょっと休憩しようかなって」
えんどう
DONE▽幼女とぐだおと王様の話幼女とぐだおと王様の話▽幼女組がいます
▽幼女視点です
▽ぐだキャスギル
マスターを探していた。優しくて、おかしくて、よく笑って、強くて、いつも一生懸命なマスター。わたしたちのマスター。探しているのに見つからなくて、みんなで手分けして探す。マスターのお部屋にもいなくて、管制室にもいなくて、食堂にもいなくて、運動する部屋も、ゲームがいっぱいある部屋も、本がいっぱいある部屋も、みんなで探したけど見つからなくて。
他のみんなと合流して、あとはどこだろうって相談した。カルデアの中はみんな探したつもり。どこかですれ違ったのかしら?と、ひとりが言う。カルデアはみんな探しちゃいましたよ、と別のひとりが言う。今日はレイシフトも聞いてないよ、と別のひとりが言う。諦める?と誰かが言った。
2776▽幼女視点です
▽ぐだキャスギル
マスターを探していた。優しくて、おかしくて、よく笑って、強くて、いつも一生懸命なマスター。わたしたちのマスター。探しているのに見つからなくて、みんなで手分けして探す。マスターのお部屋にもいなくて、管制室にもいなくて、食堂にもいなくて、運動する部屋も、ゲームがいっぱいある部屋も、本がいっぱいある部屋も、みんなで探したけど見つからなくて。
他のみんなと合流して、あとはどこだろうって相談した。カルデアの中はみんな探したつもり。どこかですれ違ったのかしら?と、ひとりが言う。カルデアはみんな探しちゃいましたよ、と別のひとりが言う。今日はレイシフトも聞いてないよ、と別のひとりが言う。諦める?と誰かが言った。
えんどう
DONE▽王様がアイスを食べる話王様がアイスを食べる話▽王様がアイスを食べます
▽空の境界?のコラボの時に書いた気がする
▽ぐだキャスギル
「なんだ これは」
誰もいない夜の食堂にて、目の前に置いた小さな円筒状のものを見下ろしながら、ギルガメッシュが問う。箱には本体とフタがあり、フタ部分には黒のマジックで『藤丸立香』と書かれているのがはっきり読み取れる。冷蔵庫にしまう個人的な食料には名前を書いておくのがここのルールだ。書いてなければ容赦なく誰ともしれない誰かに食べられてしまう事もあるし、食べられていても文句は言えない。稀に名前を書いていても食べられる事もあるが、それはそれ。さすがに立香の名前の書かれているものを盗み食いしようと思える者は少ない。
「オガワハイムで集めてたアイスですよ。一個だけ余ったので、式さんに頼んでもらってきたんです」
2319▽空の境界?のコラボの時に書いた気がする
▽ぐだキャスギル
「なんだ これは」
誰もいない夜の食堂にて、目の前に置いた小さな円筒状のものを見下ろしながら、ギルガメッシュが問う。箱には本体とフタがあり、フタ部分には黒のマジックで『藤丸立香』と書かれているのがはっきり読み取れる。冷蔵庫にしまう個人的な食料には名前を書いておくのがここのルールだ。書いてなければ容赦なく誰ともしれない誰かに食べられてしまう事もあるし、食べられていても文句は言えない。稀に名前を書いていても食べられる事もあるが、それはそれ。さすがに立香の名前の書かれているものを盗み食いしようと思える者は少ない。
「オガワハイムで集めてたアイスですよ。一個だけ余ったので、式さんに頼んでもらってきたんです」
オジヤ:OjiyAkome
DONEフォロワさんの誕生日に送らせてもらったものです。王様~~~~!超とZのいいとこ取りデザインで服は超から。
なんで超ブロの王様はもみあげと頬骨でてるんやろうか。Zはベジとそっくりだったのに。映画中にパラガスに王にそっくりだ!ってベジータに言うところいつも笑う。似てない…(主に大きさ)
ようなし
MOURNING本当は2枚セットにする予定だったけど、1枚目がど~~~~しても納得いかなかったからぼつった、ので供養。おまけで加工前。手の縁と指で目元の赤いやつ塗って欲しい~~~~ついでに、塗り切ったら目が赤くなって欲しい~~~~とかいう、妄想の末の産物です…。かっこいいデッカバ大王様が欲しいんじゃ、ワシはのお… 2
さき(供養用)
MOURNINGシャルぐだ♀生前捏造パロ。お互いの身分を隠して逢瀬する、王様シャルルと元王女ぐだちゃん。
この後は大帝モードのシャルルがめちゃくちゃぐだちゃんを探してぐだちゃんが焦ったり、シャルルが戦利品の一つから「我らの王女(仮)」的な題名で花冠を作る美しいぐだちゃんの絵を見つけて察するとかって言う展開を考えたが疲れたので供養。
無題「勝ち鬨をあげよ!ここはすでに、我らが領地なり!」
びりびりと、大地を揺らす声が響く。物陰に隠れていたリツカも、その声が聞こえていた。
───ああ、我が国は負けたのだ。
「はい、おつりね。いつもお使い大変じゃない?」
「いえ、大丈夫です」
はは、と愛想笑いで返し、紙袋とお釣りを貰う。
今の私は、家政婦だ。
「それにしても聞いた?昨日の夜、ここら辺でスパイが見つかったんですって。確か前に勝った……どこだったかしら?」
「さあ、私も忘れてしまいました」
本当は、一言一句覚えている。
私の、なき祖国。表向きに見れば、歴史の中に埋もれる敗戦国。
私はそこの、王女だった。
「ただいま帰りました、奥方様」
「いつもありがとうね。今日は……ポトフかしら?」
1536びりびりと、大地を揺らす声が響く。物陰に隠れていたリツカも、その声が聞こえていた。
───ああ、我が国は負けたのだ。
「はい、おつりね。いつもお使い大変じゃない?」
「いえ、大丈夫です」
はは、と愛想笑いで返し、紙袋とお釣りを貰う。
今の私は、家政婦だ。
「それにしても聞いた?昨日の夜、ここら辺でスパイが見つかったんですって。確か前に勝った……どこだったかしら?」
「さあ、私も忘れてしまいました」
本当は、一言一句覚えている。
私の、なき祖国。表向きに見れば、歴史の中に埋もれる敗戦国。
私はそこの、王女だった。
「ただいま帰りました、奥方様」
「いつもありがとうね。今日は……ポトフかしら?」
tohli
DONE黒灰にいれるにはフェムレオ過ぎたのでカットしたフェム→→→→→→レオな王様の話。これだけでも読めるようにはしてありますが、かなりひどい王様です。
好きな子はちょっかいかけていじめるタイプ。
断章あるいは染められぬ黒 いつもの喧騒に満ちた十三王の間。扉を潜った偏執王は、この数日見かけなかった堕落王の姿に「あらぁ?」と声を上げた。
つまらなそうな顔をしている男の隣に腰を掛け、テーブルに肘をついてその鉄色の仮面を覗き込む。
「お人形ちゃんと遊んでたんじゃないの〜?」
「時間切れで向こうの粘り勝ち」
手のひらを上にかざして、堕落王は肩をすくめた。
「三日間は充分に楽しませてもらったけどね」
「なにやったのー?」
「そりゃ」
白い布で包まれた指を一本ずつ折って数える。
「切って燃やして抉って開いて潰して、と一通り」
気に入りの『おもちゃ』をいくら誘惑してもなかなか堕落してくれない。だから向こうの望む情報を対価に、死という終わりがない苦痛と快楽を与えて侵し染め上げようとした。なのに、あの子供は耐えきってしまった。
1010つまらなそうな顔をしている男の隣に腰を掛け、テーブルに肘をついてその鉄色の仮面を覗き込む。
「お人形ちゃんと遊んでたんじゃないの〜?」
「時間切れで向こうの粘り勝ち」
手のひらを上にかざして、堕落王は肩をすくめた。
「三日間は充分に楽しませてもらったけどね」
「なにやったのー?」
「そりゃ」
白い布で包まれた指を一本ずつ折って数える。
「切って燃やして抉って開いて潰して、と一通り」
気に入りの『おもちゃ』をいくら誘惑してもなかなか堕落してくれない。だから向こうの望む情報を対価に、死という終わりがない苦痛と快楽を与えて侵し染め上げようとした。なのに、あの子供は耐えきってしまった。
えりまき
DONE🦁🐧大王様の噛み攻撃はレオガルさんから教えてもらったんじゃねぇのの妄想落書き
あー🫵またこのひとレオデデ描いてる〜
かびちゃの大きさってレオガルさんの指くらいしかねえなとぼんやり考えてたらいつのまにか筆が乗りに乗っちゃって…大王チャンいつもごめんね
今回は癖成分ふんだんに押し込んだから何きてもええよな方のみok入力おねしゃす
かすがい
DOODLEお祈りで勝利した全形態エッグ。リアムと聖王様はエッグ皆勤賞なので本当にお疲れ様でした。
陣形は虎穴陣。
リアム、聖王、ふくめん、めがみ、ジョー。
獣がなかなか鬼門で辛かったですね。
耐久アビがないジョーは戦力外だと思ってましたが、全然そんなことはなかったです。まだまだ現役ですよ!
//2枚目はジョーが樹形態で倒れたせいで最後まで戦えなかったのを悔しがってます。
2022/08/14 3
えんどう
DONE▽風邪を引いたぐだおと看病する王様の話ですぐだおが風邪を引いた時の話▽王様が看病します
▽王様の死後についての捏造があります
▽ぐだキャスギル
苦しい。息がうまくできない。暑い。熱い。身体が重い。喉が裂けたように痛い。なのに喉が渇いている。水がほしい。冷たい水。この際ぬるくてもいい。喉が渇いた。水。水。
「みず…………」
「? ……ああ、水か。そら」
すぐ近くから声がして、重い瞼を持ち上げると、目の前にコップを持つ手があった。白くて、骨ばった指が細長い。この手、は、知ってる。
「…………お、さま、」
「なんだ? 飲まぬのか。……飲めぬのか」
「なん、で」
コップを差し出しているのは間違いなくギルガメッシュだ。意識が朦朧としていても間違えるはずがない。けれど、ここにいるはずがない。熱が下がるまで他の部屋を使ってほしい、と、立香はダ・ヴィンチ伝てにギルガメッシュへ頼んだはずだ。医務室から戻った時には部屋に彼はいなかったから、聞き入れてくれたのだと思っていたのだが。
5472▽王様の死後についての捏造があります
▽ぐだキャスギル
苦しい。息がうまくできない。暑い。熱い。身体が重い。喉が裂けたように痛い。なのに喉が渇いている。水がほしい。冷たい水。この際ぬるくてもいい。喉が渇いた。水。水。
「みず…………」
「? ……ああ、水か。そら」
すぐ近くから声がして、重い瞼を持ち上げると、目の前にコップを持つ手があった。白くて、骨ばった指が細長い。この手、は、知ってる。
「…………お、さま、」
「なんだ? 飲まぬのか。……飲めぬのか」
「なん、で」
コップを差し出しているのは間違いなくギルガメッシュだ。意識が朦朧としていても間違えるはずがない。けれど、ここにいるはずがない。熱が下がるまで他の部屋を使ってほしい、と、立香はダ・ヴィンチ伝てにギルガメッシュへ頼んだはずだ。医務室から戻った時には部屋に彼はいなかったから、聞き入れてくれたのだと思っていたのだが。
Enishi_da
DONE誘い受け・襲い受け・女王様系受けのシュミットくんがめっちゃ好きです。エーリッヒくんのマズルガードは鉄の理性の暗喩。心象風景的な絵です。相思相愛の小学生カップルがこんなプレイをしてたまるか、ということで。 2えんどう
DONE▽退去の日の話王様編退去の日②▽退去の日①の王様視点です
▽ぐだおは出てきません
▽ぐだキャスギル
『全サーヴァントは二千十七年十二月二十五日■■■時迄に人理継続保障機関フィニス・カルデアより退去せよ』
そう通達があるのは視えていた。そしてその先がどうなるか、人類最後ではなくなったマスターがどういった道を辿り始めるのかを。とはいえ、また何らかの力が介在するらしく先の先までははっきりとは視えなかった。全てを見知る己に視えぬものがあるのは業腹だが、視えぬものは視えぬものだ。またぞろ面倒な事になるらしい事は確かだった。とかくヒトというものは良かれ悪しかれ可能性に満ちている。その最たるものであるあのマスターの織り成すいくつもの可能性全てが視えてしまうのは、むしろ惜しく思えた。そう思える事自体、己にあるまじき事ではあるが。
2040▽ぐだおは出てきません
▽ぐだキャスギル
『全サーヴァントは二千十七年十二月二十五日■■■時迄に人理継続保障機関フィニス・カルデアより退去せよ』
そう通達があるのは視えていた。そしてその先がどうなるか、人類最後ではなくなったマスターがどういった道を辿り始めるのかを。とはいえ、また何らかの力が介在するらしく先の先までははっきりとは視えなかった。全てを見知る己に視えぬものがあるのは業腹だが、視えぬものは視えぬものだ。またぞろ面倒な事になるらしい事は確かだった。とかくヒトというものは良かれ悪しかれ可能性に満ちている。その最たるものであるあのマスターの織り成すいくつもの可能性全てが視えてしまうのは、むしろ惜しく思えた。そう思える事自体、己にあるまじき事ではあるが。
まめだぬき
DONE※特殊設定注意ヤンデレタコ類くんが、好きになった王様の司くんにアタックする話です。
類くんのタコ化、及び司くんの王様設定が含まれますので、苦手な方はご注意ください。
エアスケブ依頼、ありがとうございました!そこまでヤンデレしてませんが、目を瞑っていただけると有り難いです。
タコ類に見つかる司の話初めて彼に出会ったのは、公務で国の状態を見に行っていた時だった。国民に大きな貧富の差はないか、人々が笑って過ごせているのか、スラム街で病気が発生していないか。数週間かけて確認項目を埋めていくのだから、大勢での移動は向いていない。護衛の者を数人引き連れて、司はハードなスケジュールをこなしていた。
束の間の休息、とでも言うべきか。海沿いの街へ移動し、予め予約していた宿で荷物を下ろした後、司はこっそり海へと向かった。宿に到着した時間が予定より少し早かったため、仕事まで暇な時間が出来てしまったのだ。もちろんやるべき事は山のようにあるが、それでもやはり長期的な公務を行うには息抜きだって必要だろう、と心の中で言い訳をし、誰にも言わずに宿を出た。
5056束の間の休息、とでも言うべきか。海沿いの街へ移動し、予め予約していた宿で荷物を下ろした後、司はこっそり海へと向かった。宿に到着した時間が予定より少し早かったため、仕事まで暇な時間が出来てしまったのだ。もちろんやるべき事は山のようにあるが、それでもやはり長期的な公務を行うには息抜きだって必要だろう、と心の中で言い訳をし、誰にも言わずに宿を出た。