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    矛盾

    せんべい

    DONE翼を広げてる(人の姿のまま)お話。というお題をいただき書いた話です。鍾魈の二次創作小説です。沢山の捏造設定を含みます。矛盾点などあるかと思います。申し訳ありません。雰囲気で読んでいただけると助かります。お題、ありがとうございました!!
    はねる.






    「このような事態になり申し訳ございません。暫くこちらでお世話になります」
     そう言って魈は腰を折り曲げて深々と頭を下げた。それは対面する鍾離から背中が見えるほどの深さで、鍾離の視線は自然とその背中へ向かった。魈の装束は背中の、肩甲骨の間が菱形に布がなく、そこから露出した肌が見える。けれど今は魈の髪と同じ色の羽のようなものがその肌を隠す。鍾離はその根元を束の間観察した。
    「そのように頭を下げるな。そう畏まられては円滑に行くものも行かなくなる。このような事態ではあるが、要はただの共同生活だ、普段通りにしていれば良い」
    「は、はい」
     魈は緊張の面持ちで顔を上げた。まるでその魈の機微に呼応するかのように背中のハネもまた小さく折り畳まれ、じっと身を潜めていた。魈が上半身を起こしたことで見るものを失った鍾離はほんの一瞬視線を彷徨わせるが、すぐに気を取り直して魈の目に視線を定める。
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    銀鳩堂

    PROGRESSヤンクロ14話「決戦」TEXT版
    魔力が暴走しドラゴンへと化身したマレフィセント。魔法の武具を手に入れたフィリップ王子。二人の激突が迫る。

    ※クロウリー学園長の過去話(捏造200%)連載中。このパートのインスパイア元は映画「マレフィセント」ですが独自の世界線へ入ったため捏造特盛。ツイステ要素あり。何でも許せる人向け。
    ※第一話と被る内容あり。矛盾も発生しているので統合版で要調整です。
    ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第⑭話「決戦」 フィリップ王子と三人の妖精たちが城の前に駆けつけた時、城の人々は既にみな眠りに落ちていたが、ドラゴンと化したマレフィセントはなお咆哮を上げ魔力を解き放ち続けていた。
     毒々しい黄緑の霧が城門から吹き出し、爆風の余波に乗って吹き付けてくる。が、王子が美徳の盾を掲げると霧は盾に跳ね返されて消えていった。
     フォーナが目に涙をためてつぶやく。
    「マレフィセント……。なんてことなの、あんなに魔力を使ったら死んでしまうわ……」
    「もう遅いわ……。あれじゃもう元には戻れない……。王子、せめて彼女を止めてあげて下さい」
     と、メリーウェザーが言った。
    「そんな! もう望みは無いというの!?」
     とフォーナが言い返す。
     その時、皆の前に飛び出した小さな影があった。
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    ParAI_t

    DONE※いつも以上に原作の行間にクロアスをねじ込んでいます
    ※※特に本筋ではないのですが、若干ガレル・パレル編のネタバレを含みます

    オトメ勇者初恋Webアンソロジー寄稿作品になります
    ほぼほぼ謎の青年C(AとBがないのが作為的とか言わない)が活躍しているクロアス(?)な雰囲気ですが、お楽しみいただければ幸いです
    今週のクリスタニア編と矛盾しないといいなあ…(直し入るとめんどいなという顔)
    キャンディタフトは甘やかに揺れる / クロアス----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
















     その名の通りに飴で出来ているかのように、小さな白い花は甘く香っていた。

    「クロービスさん。頼まれてたもの持ってきましたけど、どこに置いておきますか?」
    「ああ、机に空きがあるだろう。そこに頼む」
    「はーい」

     年代物の深緑の図鑑から目を上げ指示を出したクロービスは、すぐに意識を机に戻すとリストへチェックを入れる。本日この時間のクロービスの業務は、実験室での魔法薬の調合だった。王城に併設された植物園から運んできた花の色と香りに、何かを思い出したアステルはなんの気なしに口にする。
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