Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    飯テロ

    seki_shinya2ji

    DONE北組ネタ
    今日は特別暑かったから飯テロになれば……
    因みに今日は白ジャコの酢漬けでした。旨で馬でした。
    【北組】素麺と鯵の南蛮漬け思った以上に夏は、夜になっても寝苦しいくらい暑い。日中雨が降っても湿気の多い日本の夏は夜まで暑く感じる。西日がよく差し込む台所に居たのは治だ。
    治は料理が好きだ。料理人のように料理ができる訳ではないが、北組の中では台所の責任者である。衛生法を気にすることなく、好きな料理が出来るのは自由で楽しいのだ。いうなれば自由業の人間が極める自由が、料理なのだ。
    毎日料理をしている訳では無くても、この時間は直接的に北にも侑にも関われる時間だ。自分が好きな人は侑、そしてその侑は北が好き。好きという高校生同士の恋愛のようなモノではなく、魔獣を飼い殺しているような気持ちだ。治としては出来損ないの哀玩具が感情を持ってしまって魔獣になっているだけ、と理解している。そのため防波堤として料理があるのだと思っている。料理にはたくさん手順があり、没頭しやすい。アレをあ~してこ~して、とアレコレ考えている間に時間は過ぎてモノは完成する。そして完成したモノでみんなハッピー。怠惰を極めた料理で満足感を覚えるくらい、自分は駄目な人間になってしまったんだ、と諦めるのだ。
    7266

    真砂長文倉庫

    DONE某さんの誕プレ。
    目指したのは「飯テロ」ならぬ「飲みテロ」です。(は?)

    相変わらず左右と括弧と四則演算がカオスですので、ご自由に解釈していただいて構いません。(え?)

    捏造設定:
    三人が24歳くらいのイメージです。其々ボーダーに就職しています。


    年齢制限部分は大した内容ではありませんが、棲み分けも必要かと思いますので別にします。


    (初出:20230903)
    飲み会王蔵水「飲んで、絡んで、楽しんで」「やぁ、お待たせ」
     三門駅前のオブジェの前で王子が軽く片手を挙げる。それでも約束の時間の五分前である。蔵内は穏やかに笑んで応じた。
    「いや、俺たちも今来たところだ」
     その傍らに佇む水上は、琥珀色の双眸に温度を宿らせずに補足した。
    「蔵っちの“今”は十五分前なんやと」
     代赭色の前髪に隠されている眉間に刻まれた皺を視認した土耳古石は、輝きを増して更なる補充を促す。
    「で、その間にまた逆ナンされた訳だね。今日は何組?」
    「……三組」
     軽く眉宇を顰めた蔵内が、声量を抑えて答える。直後、三センチ下に和やかな柘榴色の瞳を向けた。
    「でも、すぐ水上が来てくれたから」
    「いやいや、その五分間で二組来てんのが既におかしいんやないかい。しかも俺が来てからも猛者が押しかけてきたんやで」
    9047