龍神
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DOODLE龍神パロ⑥驟雨【オル相】 そういえば、くらいの気持ちだった。
思い出はあるが恨みはない。神に贄を捧げてまで守りたかった、俺を排除した村が今どうなっているのか見てみようと思って頼まれごとの帰りにほんの少し寄り道をした。
村の入り口は開放的で旅人らしき姿も多く、俺は記憶の中の道を思い出しながら当てもなくふらふらと歩いた。何年も経っている。見知った建物はあったが随分と年季が入っていて、村長の家は建て直したのかえらい立派になっていた。
突っ立ってぼんやりと眺めていると、背後から声が掛かる。
「うちに何かご用……」
振り向いた先にいた婦人に見覚えはなかった。村長の奥さんに似ている気がしたがよく覚えていない。
「いえ。失礼します」
厄介ごとになる前に自分からそう告げて五十は超えているだろう婦人の横を通り過ぎた時、彼女が訝しげに振り返った。
3584思い出はあるが恨みはない。神に贄を捧げてまで守りたかった、俺を排除した村が今どうなっているのか見てみようと思って頼まれごとの帰りにほんの少し寄り道をした。
村の入り口は開放的で旅人らしき姿も多く、俺は記憶の中の道を思い出しながら当てもなくふらふらと歩いた。何年も経っている。見知った建物はあったが随分と年季が入っていて、村長の家は建て直したのかえらい立派になっていた。
突っ立ってぼんやりと眺めていると、背後から声が掛かる。
「うちに何かご用……」
振り向いた先にいた婦人に見覚えはなかった。村長の奥さんに似ている気がしたがよく覚えていない。
「いえ。失礼します」
厄介ごとになる前に自分からそう告げて五十は超えているだろう婦人の横を通り過ぎた時、彼女が訝しげに振り返った。
Sachi
DOODLE鯉月🐲🐰https://poipiku.com/159168/9879829.html
坊は元服したら即メ島を迎えに行くわけですが。
鯉は神様の一族なので基本的に死なないです。
伴侶の月も鯉と契りを結んでいるので
鯉の身に何もない限り死なないです。
でも鯉に何かあれば共に逝く。
2枚目
メ島(10代髭なし/月に住むうさぎ)は帝釈天的な神様の鶴見から龍神様一家に派遣されて来たメイドちゃん。 4
Kisa
PROGRESS愛ジェリ5の展示です。龍神様と呼ばれるジェイド(人魚体)とその贄に選ばれたリドル。
ほんのりジェイドの食人を仄めかす描写があります。
因習村っぽい。
パスワードは愛ジェリ5共通パスをご使用ください。 8362
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DOODLE龍神パロ⑤④の続き。
春の海【オル相龍神パロ】「着いたよ」
景色を楽しむ余裕なんかないまま、どのくらいの距離を駆けたのか八木様は俺を大きな池の辺りに降ろした。砂浜が広がり、風は強くないのに寄せては返す波が小さくとも収まる気配はない。
鼻につく塩っ辛いような臭いに眉を寄せると、消太は海を見たことがなかったい、と八木様が驚いた。
「ああ、これが海なんですか。池にしちゃ対岸が見えないと思ったところです。書物では読んだことがありますが、実物を見るのは初めてですね」
その大きさに圧倒され、水際に近寄ってしゃがみ込む。押し寄せた波を右手で掬ってみる。
「八木様!」
溌剌な少年の声が聞こえたのはその時だ。
俺が振り返った先で、どこからか爆走して来た緑色の髪の少年が八木様に突進する勢いで詰め寄り、ぎりぎり触れない位置で礼儀正しく腰を直角に折った。
2397景色を楽しむ余裕なんかないまま、どのくらいの距離を駆けたのか八木様は俺を大きな池の辺りに降ろした。砂浜が広がり、風は強くないのに寄せては返す波が小さくとも収まる気配はない。
鼻につく塩っ辛いような臭いに眉を寄せると、消太は海を見たことがなかったい、と八木様が驚いた。
「ああ、これが海なんですか。池にしちゃ対岸が見えないと思ったところです。書物では読んだことがありますが、実物を見るのは初めてですね」
その大きさに圧倒され、水際に近寄ってしゃがみ込む。押し寄せた波を右手で掬ってみる。
「八木様!」
溌剌な少年の声が聞こえたのはその時だ。
俺が振り返った先で、どこからか爆走して来た緑色の髪の少年が八木様に突進する勢いで詰め寄り、ぎりぎり触れない位置で礼儀正しく腰を直角に折った。
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DOODLE龍神パロ④しょうたくん、ちょっとナーバスになるの巻。
所有物【オル相龍神パロ】 最近の八木様はやたらどこかに出かけて行く。なんでも、若い後継者の育成をしなければならないらしい。八木様の力は本人曰く衰えて行くばかりらしいから、その補佐か穴埋めにと言うことらしい。
神様の世界は俺にはわからない。
力が衰え続けたら、それはつまり死ぬと言うことですかとは怖くて聞けずにいる。
「じゃあ行ってくるね」
「はい」
「消太、最近浮かない顔をしてるね。あっ?!私が少年に稽古をつけているからと言ってそれは浮気じゃないからね?!」
「……あなたが俺以外の誰かを気にかけて愛したとして、俺はそれを咎められる立場にありませんから」
顔も上げずに漏らした本音に八木様は黙り込んでしまった。
「それは……どういう」
835神様の世界は俺にはわからない。
力が衰え続けたら、それはつまり死ぬと言うことですかとは怖くて聞けずにいる。
「じゃあ行ってくるね」
「はい」
「消太、最近浮かない顔をしてるね。あっ?!私が少年に稽古をつけているからと言ってそれは浮気じゃないからね?!」
「……あなたが俺以外の誰かを気にかけて愛したとして、俺はそれを咎められる立場にありませんから」
顔も上げずに漏らした本音に八木様は黙り込んでしまった。
「それは……どういう」
Sachi
DOODLE🎏🌙🐲🐰🐰🌙「はいチーン」
坊メ(初めて描いた)で龍ツノでうさ耳でメイドで坊ちゃんで年齢操作で女装で…
2枚目
⚠️尻注意🍑
坊ちゃん成長しています。
🎏
『わいん尻まで見てしもたでには
責任を取らんにゃならん
おいとといえしたもんせ』
襟紐の結び方を幾つか描いたのでリサイクル♻️
菊綴もつけたら可愛いと思うんだ〜
ちゅきしまは龍神様のお家で働くうさぎメイドさん🐰 4
T_S_ERURI
DONE2024年謹賀新年たいへん遅くなりました!! 明けましておめでとうございます!!!
今年も元気にどっぷり太刀二ワールドに浸りたいと思います。
1冊再録を出せたらいいな〜というなんとなくの目標が叶えられるように頑張ります!!
ちなみに太刀川さんは人間で二宮さんは龍神という設定です。
2〜3枚目はキャラごと(クリスタで作成)。
4枚目イラレで作成したもの。
5枚目フォトショに移行して加工したもの。 5
ユウナ
MAIKING1枚目→ゲ謎、ナンジャコラボしろ(ナンジャコラボValkyrie目トレス)2枚目→スカウト!黄金天 龍神みか(父)×スカウト!十二支 辰宗くゅ(水キ)
3枚目→スカウト!十二支午みか(👹)×辰宗くゅ(💧)
4枚目→スカウト!ノクターン ノクターン衣装創(🪦👹)×墓守様宗くゅ(🪦💧)
完成してないけど、描いた気になろうキャンペーンです。多分いつか完成します。(わたしが楽しいので) 4
ankounabeuktk
DOODLE龍神パロ③幻の酒【オル相龍神パロ】 ただいまあ、という声に返事がない。
いつもなら家のどこにいようとも走って駆けつけておかえりなさいと言う消太の姿が見えなくて、八木は玄関でお迎えを待ってしばらく立ち尽くしてしまった。
湯が沸くくらいの時間を待ってみても出迎えは姿形もなければ、足音も聞こえない。
(おかしいな。結界が破られた気配はなかったけど……寝てるのかな?)
無駄に広い屋敷の部屋をひとつずつ、おーい消太、消太やーいと声をかけて探して歩けば、台所にその姿はあった。
「あ、いた。ただいま消太」
子供の頃に旱の雨乞いに生贄として湖に投げ込まれた消太を拾い育てて数年になる。拾った頃は肋も浮き出る痩せこけた体だったが、すっかりと成長してみるみる背も伸び鍛錬の賜物で引き締まった肉もつき精悍な青年へと変貌を遂げた消太は現在絶賛龍神様の花嫁修行中である。
3186いつもなら家のどこにいようとも走って駆けつけておかえりなさいと言う消太の姿が見えなくて、八木は玄関でお迎えを待ってしばらく立ち尽くしてしまった。
湯が沸くくらいの時間を待ってみても出迎えは姿形もなければ、足音も聞こえない。
(おかしいな。結界が破られた気配はなかったけど……寝てるのかな?)
無駄に広い屋敷の部屋をひとつずつ、おーい消太、消太やーいと声をかけて探して歩けば、台所にその姿はあった。
「あ、いた。ただいま消太」
子供の頃に旱の雨乞いに生贄として湖に投げ込まれた消太を拾い育てて数年になる。拾った頃は肋も浮き出る痩せこけた体だったが、すっかりと成長してみるみる背も伸び鍛錬の賜物で引き締まった肉もつき精悍な青年へと変貌を遂げた消太は現在絶賛龍神様の花嫁修行中である。
nuchatea3
MEMO龍神さま、一度は描きたくて。■ゆるい設定
🐉🔵さま
普段は幼子の姿でいる(燃費がいいので)けど、大人の姿にもなれるし女性にもなれるし勿論龍にもなれる。自由自在。神なので有名人ではある。
🔴くん
🐉🔵さま見ても綺麗な幼子だと思っている激鈍脳内お花畑の青年。龍神の存在は知っているので気づいたら必死で謝るし自害で詫びようとする多分。
🐉🔵さまが🔴くんを気に入る🔴🔵話が見たい。 2
RMM
MAIKING赤司君(オレ)が蛇神様赤司君(僕)が龍神様
黒子君がただの人間のファンタジーパロ
そのうち続き書きます
誤字脱字はちょこちょこ直す
蛇神様と龍神様が人間のボクに求婚してきます!幼稚園のころ、庭で小さな蛇を見つけた。
その蛇はお腹に傷を負っていて、赤い血を流していた。ボクはその赤い血がとても怖かったけれど、蛇が死んでしまうのが可哀想で、両親やおばあちゃんに内緒で部屋に持って帰り、どうにかして助けようと絆創膏を貼って水をあげてお世話をした。蛇は抵抗する元気もないのか、箱にティッシュを詰めた中でおとなしくじっとしていた。毎日お世話をしていたら、血は止まり二週間もすると蛇は動けるようになった。すりすりと手に擦り寄る蛇が、ボクは次第に愛らしくなった。そして、蛇は毎晩ボクのパジャマの中に潜り込んできては、暖をとるようにくっ付いてきて、一緒に眠るようになっていた。影が薄くて、友達があまりいなかったボクに出来た初めての友達だった。
4011その蛇はお腹に傷を負っていて、赤い血を流していた。ボクはその赤い血がとても怖かったけれど、蛇が死んでしまうのが可哀想で、両親やおばあちゃんに内緒で部屋に持って帰り、どうにかして助けようと絆創膏を貼って水をあげてお世話をした。蛇は抵抗する元気もないのか、箱にティッシュを詰めた中でおとなしくじっとしていた。毎日お世話をしていたら、血は止まり二週間もすると蛇は動けるようになった。すりすりと手に擦り寄る蛇が、ボクは次第に愛らしくなった。そして、蛇は毎晩ボクのパジャマの中に潜り込んできては、暖をとるようにくっ付いてきて、一緒に眠るようになっていた。影が薄くて、友達があまりいなかったボクに出来た初めての友達だった。
伊百都
DONEばにー🐙氏のtkbを💀さんが舐るだけのヘキを詰め込んだやつ〜敢えて2コマ分のアップも添えて〜3p目は画面横にして見てください。🐙ちゃんは気持ちいいのから逃げたくて体を後ろに引きたいんだけど、背中に回ってる💀さんの手が逃がしてくれないので、ただただしがみついて堪えるしかないんですよね……
おまけ:🐙衣装全体図と、干支に絡ませて龍神にしようかと思ってた💀(干支に因んだバニーだったので… 5
出汁醤油
DOODLE🧧らくがき詰め⚠︎色々な捏造と強い妄想です
解釈違い等ありましたらそっと教えてください
︎︎︎︎︎︎1︎︎︎︎︎︎☑︎龍神様と人間
龍のお姿が不明なのでぼやかしてます
2︎︎︎︎︎︎☑︎お正月っぽいバディ
詳細が不明な点(尻尾)の描写があります
3︎︎︎︎︎︎☑︎しょたてんじくさまと比角
前抱っこさせて頂いてます
4︎︎︎︎︎︎☑︎3の表情差分
幸せ溢れるいい年でありますように。 4
ankounabeuktk
DOODLE龍神パロ満つ【オル相】 旱と疫病、食べ物もなければ年寄り子供ばかりか働き手も次々死んで、煮炊きの煙より死体を焼く煙の方が多かった。親が死んで悲しみに暮れる間も無く家族三人の慎ましいあばら屋は自称親戚に乗っ取られ、祈祷師の婆さんの神託に従って村長は荒ぶる龍神様に贄を差し出すのだと成人前の子供を集めて籤引きをした。自分に向けられた萎びた藁を握る村長の表情は苦渋の選択だと匂わせている。でも俺は俺の隣にいる村長の娘が絶対に選ばれないことを知っている。
神様というものは、ていのいい方便に使われる名前でしかないから。
引き上げた先に赤い印のついた藁を眺め、嬉しさに泣き崩れる周囲の子供と駆け寄り抱き締める親の安堵の声を聞きながら、自分達が悪者になりたくないだけの意気地無しに聞こえないように、こんな茶番じゃなくて最初から俺を指名すれば良かったのにと呟いた。
2330神様というものは、ていのいい方便に使われる名前でしかないから。
引き上げた先に赤い印のついた藁を眺め、嬉しさに泣き崩れる周囲の子供と駆け寄り抱き締める親の安堵の声を聞きながら、自分達が悪者になりたくないだけの意気地無しに聞こえないように、こんな茶番じゃなくて最初から俺を指名すれば良かったのにと呟いた。
ことじか
CAN’T MAKEヒカリが龍神様なヒカテメ。あんまり深く考えずに読んでください。
ヒカテメ龍神パロ霧深い山奥のそのまた奥深い神のおわす山。私はそこに住まう龍神様に幼い頃からお世話係としてお仕えしていた。
成長し、大人となった私は色々あり、いまは龍神様に嫁入りし、神の伴侶としてこの社に龍神様、ヒカリとともに暮らしていた。
艶々の黒い長い髪を櫛で丁寧に梳かしていく。ヒカリの髪を梳かすのは、幼い頃からの私の仕事である。
「ヒカリ様…、じゃなくてヒカリ」
じっとしてください。髪が梳かせないでしょう、とこちらをちらちら見やる龍神をやんわり咎めると「まだ慣れぬのか」と彼は小さく呟く。
ヒカリ、というのは龍神様の名前である。
神様を呼び捨てするのは私はどうかと思うのだが、名を知る人間は伴侶である私ぐらいしかいないらしく誰も呼ばないのだからそう呼んでほしいと彼が言うのだ。
1423成長し、大人となった私は色々あり、いまは龍神様に嫁入りし、神の伴侶としてこの社に龍神様、ヒカリとともに暮らしていた。
艶々の黒い長い髪を櫛で丁寧に梳かしていく。ヒカリの髪を梳かすのは、幼い頃からの私の仕事である。
「ヒカリ様…、じゃなくてヒカリ」
じっとしてください。髪が梳かせないでしょう、とこちらをちらちら見やる龍神をやんわり咎めると「まだ慣れぬのか」と彼は小さく呟く。
ヒカリ、というのは龍神様の名前である。
神様を呼び捨てするのは私はどうかと思うのだが、名を知る人間は伴侶である私ぐらいしかいないらしく誰も呼ばないのだからそう呼んでほしいと彼が言うのだ。
marushio
DONE2024年辰娘-子咲志保-近所の神社にて巫女体験に龍神さま顕る皆様、何時も見ていただき有り難うございます。
昨年も大変お世話になりました。
多くの方々から色々な面で気に掛けていただき、本当に感謝しております。
お返事等でご迷惑をお掛けする事もあるとは思いますが、どうぞ今年も宜しくお願い致します。 2024年元旦 丸塩
#2024年元旦 丸塩
#うちの子 #子咲志保 #種河神社 #茅の輪 #龍神
雨露🍀☔🍀
DOODLE𝕏まとめ①20240306 寝ろまんが(時計見るな)1p
20240211 お風呂に入ろうまんが1p
20240109 マフラー親友の初詣まんが2p
20240103 クリスマスまんがの直後まんが 2p
20240102 龍神のすけが団子7つで亜の願いを叶えるまんが 9p
20231231 片想いこじらせた亜が期待しないようがんばる現パロクリスマスまんが 全21p 71
のむ*
DOODLE辰みか×辰宗お揃いマニキュアネタで書きたいところを書きたいだけ。
突然始まり突然終わる。既にお付き合いを始めているみかしゅう。
みかは人間。
色々あって退治しに来たはずの龍神の宗と一緒に住んでいます。
パス:Twitterプロフ欄の誕生日数字4桁 3575
ふじい
MEMO『十歳からはただの人』10歳まで、炎神の子として扱われるkbさんと龍神の子として扱われるkbnくん。kbさんは人になるまで魔に惑わされないように女の子の格好をしている。kbさんの周囲は厳格な信者なので強く信じさせられているけどkbnくんは宝物庫等から自分で調べて迷信だと思ってる。そんな二人が出会う話。
4EVA428開催おめでとうございます!
未完での参加で申し訳ありません……。
十歳からはただの人城の壁のそばで小さくうずくまっている真っ白い布の塊を最初、ゴーストかと思った。布はそよ風にゆらゆらと揺れて、そのはためく布の端からチラチラと見える小さな指先が地面を掻いているのが見えた。
ナックルシティは古い街だし、ナックル城は昔からゴーストがいると言われていたから、やっと会えたのかとワクワクした。音をたてないようにそっと歩いて布の塊に近づく。そぅっと、そぅっと……。
「捕まえた!」
「うひゃあ!?」
体全体で体当たりをするように白い布の塊に突っ込んで、逃がさないように両手でぎゅうっと抱き締めた。途端に、甲高い悲鳴をあげる塊。そして自身の手や胸やくっ付いたところ全部にポカポカとした熱を感じ、オレは首を捻った。
11365ナックルシティは古い街だし、ナックル城は昔からゴーストがいると言われていたから、やっと会えたのかとワクワクした。音をたてないようにそっと歩いて布の塊に近づく。そぅっと、そぅっと……。
「捕まえた!」
「うひゃあ!?」
体全体で体当たりをするように白い布の塊に突っ込んで、逃がさないように両手でぎゅうっと抱き締めた。途端に、甲高い悲鳴をあげる塊。そして自身の手や胸やくっ付いたところ全部にポカポカとした熱を感じ、オレは首を捻った。
イル🕶️
MOURNING「雨続、君と」ー 萩松前世は龍神様の松田の話。
※今世の二人は人間です
※DCとは別時空
元々本にするための原稿ですが、納得できなくて没になりました。
一応完成済です。
元々廃棄するかと悩んだものなので、誤字脱字あるかもしれません。
雨続、君と 小さい頃はオカルト的なことを信じてなかった。見えないものよりお姉ちゃんの方が怖かった。幽霊の類なんて見たことないし、心霊現象にも体験したことはなかった。今思うとむしろそれが不思議だった。近所の有名な心霊スポットに行ってもオレが居ると何も出ないらしい。いつもは絶対心霊現象が起こるところも、オレがいると嘘のように何もでない。小学生の合宿でみんながなにかしら見たと言っていたのにオレだけ朝まで爆睡した。自称霊感ある友人曰く、多分特別の力に守られていると。それならラッキーだなと思っただけでオカルトに興味はなかった。中学生になるまでは。
中学生になって、クラスの窓から近くの森が見えると気付いた。丁度席は窓際にいた。授業に集中できない時は窓から風景を眺めていた。ふっと緑の中に白い何かが見えた。よく見たら小さい鳥居だった。とても綺麗と感じた。なぜか目を離せなかった。そのせいで先生に怒られた。それでもオレの脳内はその鳥居でいっぱいだった。
11113中学生になって、クラスの窓から近くの森が見えると気付いた。丁度席は窓際にいた。授業に集中できない時は窓から風景を眺めていた。ふっと緑の中に白い何かが見えた。よく見たら小さい鳥居だった。とても綺麗と感じた。なぜか目を離せなかった。そのせいで先生に怒られた。それでもオレの脳内はその鳥居でいっぱいだった。